御嶽山 濁河温泉⇔摩利支天山 〜エクスリーム正月登山〜
- GPS
- 08:19
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,193m
- 下り
- 1,215m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:29
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道中は、除雪はされているものの場合によっては、通行止めになるため、よく確認が必要。今回は、4WDのスノーだけでも良かったが、チェーンは保険で持っていくほうが良い。帰りはところどころスリップした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜森林限界:トレースあり。大変助かりました。 森林限界〜五の池小屋:トレースはすぐに雪によって埋まる。積雪量も中途半端だったのでかなり図ぼります。また、積雪量によって雪崩の危険性があります。今回だと、表面雪崩の危険性がありました…。ワカンは使用した。 五の池小屋〜摩利支天山:四の池、三の池方面に落ちないように気を付けること。アイゼン必須。 |
写真
感想
新年一発目の登山として、御嶽山に行ってきました。
ちょうど冬型で、独立峰でもあることから、なかなかなエクストリームを楽しむことができるのかとワクワクしていました。
また、記録を見ていると、この時期は、なかなかのラッセル地獄のため、より一層駆り立てられました。
実家から長野へ戻る途中による形で、夜中に駐車場に着き、車中泊をしました。
道中、コンビニやすきやによりましたが、新年早々、お店を開けていただいている方には感謝がつきません…
朝3時半ごろに一度起き、耳を澄ませると雪を踏みしめる音がし、何か動物がいるのかなと思いつつ、4時前から支度を行い始めました。
支度が済み、外を出て、動物の正体を確認しようと思い、見渡すも足跡は無し…。ザックを背負って、車から歩き出したところでトイレのほうからガタッという物音がし、思わず凍り付いてしまいました。
自然の仕業であればいいのですが、明らかに状況を考えると心霊現象な気がします…。
ということで、通常の山の寒さプラス嫌な体験をしてしまった寒気に鳥肌が立ちっぱなしの状態でスタートを切ることになしました。
登山口からは、トレースが伸びており、おそらく年末につけられたものかと思います。今回は、腰ラッセル、胸ラッセルを少し期待したのですが、それほど雪も積もっていなく、しっかりとしたトレースがついていたので快調に八合目まで進むことができました。
敗退してもいいので、ラッセルを楽しみたかった気持ちも少しありますが、快調に山頂へ立てそうな見込みも出てきて、ホッとすることができました。
森林限界を超え、開けてくる地点まで来ると周りは明るくなっていましたが、風雪とホワイトアウトにより、何もわからない状態。
夏道をひとまず行こうと思い歩き始めますが、かすかに見える周りの地形を見ると雪崩地形ばかり。夏道のトラバースは、いくつかの雪崩の走路を渡ることになるため、非常にルーファイが難しかったです。
また、かなりの確率でハイマツの踏み抜きもあり、かなり苦戦を強いられました。
山頂までは、爆風との戦いで、風が強いよりも冷たいが一番厳しかったです。
バラクラバも息で凍り付き、満足な呼吸ができない状態でひたすら前に進みました。
また、指先もかなり冷えてしまい、とにもかくにも寒さとの戦いでした。
分岐で少し風が和らいだので少し落ち着き、あとは山頂まで。
最初は、夏道側から行きますが、岩峰を巻いたらあとは基本的に北側を進むとよいです。無理に夏道に行くと、ずぼったり、変なトラバースが出てきたりなどします。
山頂に立つも、眺望は一切なく、数枚写真を撮ってすぐに退散しました。
下山は、とにかく迅速に帰りたかったため、分岐で少し休憩後、八合目までノンストップで下りました。森林限界のあたりで晴れ間が一瞬見え、安堵することができました。
駐車場まで無事降りてきましたが、結局一瞬晴れ間が見えたものの、それ以降は曇った天気でした。
下界に戻り、世間は正月。温泉や食事処によるもどこも人だかりで、混んでおり、一気に現実に戻されますね。
ラッセルはほとんどなかったものの、風雪は、なかなかのエクストリームで久しぶりにひりひりした登山を楽しむこともできました。
今年も、たくさんの登山を楽しみたいと思います。
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