記録ID: 5061650
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ハイキング
九州・沖縄
日の出る国のアルプス6Mtフル縦走〜!(^^)!
2023年01月03日(火) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 06:13
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 1,160m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:13
距離 27.1km
登り 1,161m
下り 1,160m
天候 | ほぼ快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
下山後、JR豊後豊岡駅=JR暘谷駅間は電車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【実家(a)〜横津神社】 昔は田んぼだった新興商業地・住宅地を抜けて、城山の山腹にある横津神社(名君だった日出藩・三代藩主を祀る)まで一般道や人用の小径を登り、正月のご参拝。ここまで全て舗装。 【〜△城山】 横津神社で年賀の“おしるこ”缶をいただいたら、北側の道から城山への登山道へ(鹿鳴越連山周遊道)。 緩めの太い道は少しずつ傾斜が上がり、途中で西側からの林道(舗装)の屈曲点に合流する。 屈曲を2回過ぎたところで表参道(登山道)へ分岐し、ちょいとキツメの坂を登ると、かつては山城があった山頂の展望空間に出る。 日出町一帯・別府湾の全貌・豊後水道の向こうに四国までを見渡すことができる絶景ポイント。 豊後国の戦国武将・大友義鑑公が築いた「真嶽城」の名残に石垣と石段があり、最上部には荼吉尼天さんやお地蔵さんの仏像が赤い前掛けをして点在している。 ちなみに、大友氏が島津軍に攻め込まれた際、自然の要塞であるココの城は攻め落とすことができなかったそう。 【〜△百合野山〜東ノ峠】 城山の広めの頂上尾根を縦走し、林道(舗装)終点の広場へ下ったら、一旦下って百合野山方面の林道(ダート)へ分岐する。 少しばかりダート林道を歩き、まもなく登山道へ分岐して尾根筋になるが、再び林道(ダート・廃道状態)へ合流する。尾根縛りで行く細道もあるが荒れ気味なので、樹林が生え始めた林道のほうがオススメ。 林道終点から再び尾根縛りの山道となり、ヤセ始めてから岩稜尾根になったり、急登(ロープ有り)を攻めて東南側がパックリ開いた百合野山ピークに至る。昨年5月に登った時には木々の各所から毛虫がぶら下がっていたが、この時期は清浄な空間。 下りに入って小刻みなジグザグ調で東ノ峠(殿さま道)へ下る。 この区間は、8年前の冬に逆側から登ったときは荒れ放題で途中撤退したほどだったが、今はキレイに整備されており、荒れた時代の様相は微塵もない。 地元の登山愛好家に愛されているのだね。 【〜古城分岐(b)〜△古城山〜(b)】 東ノ峠から殿さまが参勤交代で通った道を少し北上し、日出アルプスの縦走路へ分岐する。 樹林の道は太めの植林帯に変り、途中で古城山の分岐に出会う。植林帯の支路は緩めの坂がピーク手前でちょいキツくなり、山頂からは太い樹の向こうに別府湾と日出の街が拝める。 来た道を分岐点まで戻る。 【〜△板川山〜△七つ石山〜西ノ峠】 太く立派な植林帯の底を歩きつづけ、傾斜のキツさとともに笹(もしくは篠?)の回廊となり、私の好きなハイキング道の様相を呈してくる。 板川山はその中のポッカリ空間でこじんまりした展望広場。 そのまま通り抜けて、笹の回廊を登り詰めて日出町最高峰の七ツ石山ピークの広めの広場に七つほどの大石が並ぶ展望場となる。 ここからの南面の眺望は東から西へゆーくりとパノラマ写真を撮りたくなる。 西ノ峠への下り道は西南の陽射しがよく当たるので霜柱げ溶けててズルズルといく箇所がある。 やがて、フランシスコ・ザビエル師が豊後府内に向かう時に通った西鹿鳴越道との交差点・西ノ峠に至る。 【〜△経塚山】 西ノ峠から経塚山へは、以前は一般車道へ出て通信会社等のアンテナ施設への引き込み道(Aルート)を行くしかなかったが、2ヶ月前に新道が2ルート(山腹道:Bルート、尾根筋道:Cルート)が開削されている。 前日にCルートを下ったので、今回はBルートから登り、笹を切り開いた真新しい道をジグザグ登って、旧無線中継所の跡地(更地)へ出たら後半はCルート(笹の肩を周回)から経塚への登山道へ入る。この新道はまだ笹の基部が残っているので踏み心地は良くないが、景観等の心地よさはバツグンなので、ここを作ってくれた地元の愛好会の皆さんには感謝&感謝である。 広い山頂にはゴールデンウィーク帰省の時にまた来たいものだ。 【〜鳥屋分岐〜ポケットパークひじ〜南端地区】 一般車道をゆるゆる下っていく。ポケットパークを過ぎてから西ノ一から豊岡駅へ下る予定だったが、昔、遠足に行った南端エリアの小中学校が生徒減少で休校になったので、南端地区の様子を見るためにアスファルト道を大回り。 南端地区の支所あたりを中心部と勘違いして下り始めたので、休校中の学舎は見れていない。 【〜三川渓谷〜JR豊後豊岡駅】 南端からは一方的に下る車道だが、歩道が無い対面道路で交通量がまずまずあるのでちょっと怖い。 ハイキングにはオススメしないが、中学時代に遠足で来た記憶がある。 道の右手に細くて浅い渓谷が始まり、それは一気に切れ落ちて一気に広がった大きな大きな渓谷に変わる。車に幅寄せされて転落したら即死間違い無しの高さかな。 豊岡地区の中心部に至る道に入り、昭和が懐かしくなるような街並みと新築が混沌とした小さな街から小さな駅へ至る。 【=JR暘谷駅〜(a)】 5分以内に電車が来るので、お隣まで乗車。 双方無人改札だがICは利用できて170円。 暘谷からは5分で実家。この駅が出来てから便利になった。学生時代にほしかったなー |
その他周辺情報 | 【買物】 出発してからすぐの商業エリアのみ。横津神社の手前〜ポケットパークの先まで自販機もない。 【温泉】 無し。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック:バーサライトパック20
靴:ツォロミー1(実家への置靴)
|
---|
感想
『日の出る国のアルプス6Mtフル縦走〜!(^^)!』
1/3(火)、やさしい冬陽にちょっと冷たい風が走る故郷の尾根を歩き、育った小さな街と別府湾の美景を見渡しながら、長い道程をゆらりゆらりと巡ってみました(^^)
Zero to Summitのルートは、藩主ゆかりの神社、殿さまが参勤交代で越えた峠、ザビエル師が来国した道などなど、近世の営みがひっそりと跡を伺わせる細道を行く。
森を抜けた笹が揺れるピークでは、別府湾の海と山が相俟った美形が広がって、また帰ってきたくなるよねヘ(^o^)/
【山行記】
強者たちの砦の跡から四国を臨み
百合をいただく頂から国東を拝み
殿さまの上洛の峠から古道を佇み
古城を取り巻く森から息吹を呑み
笹が囁く回廊の道から冬音を聴き
七つ居並ぶ石の天から神秘を感じ
伴天連が越えた峠から近世を偲び
深山霧島の経の丘から美景に笑む(^-^)
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コメント
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数年前の正月、自転車で国東半島付近も含めた日出周辺の神社の参拝を行った機会に横津神社を訪れたことがあります。地域に根ざした神社の正月風景はいいものだと感じていました。
改めて経塚山付近でニアミスしていたのですね!横津神社まで行こうかとも思いましたが最近の速度では若干不安で次回にしてしまいました。
レコを拝見させていただきましたが、経塚でも豊岡駅でもニアミスでしたね。
ここの良さを知るkichichanさんと、ぜひ、お会いしたかったです。
ここは故郷ですが、就職で離れる前の少年時代は全く登っておらず、せいぜいクワガタとカブトムシを捕りに里の上あたりをウロウロしたくらいでしたが、登山趣味を得た中年になってから帰省した際に同級生からのススメで歩き、ここの良さを知りました。
kichichanさんが歩かれた大山積神社からは1月2日に歩いてみました。あの城砦のような神社も初めてで、地元の神社の良さを改めて知りました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5052099.html
これまで正月は混むってこともあって帰省は避けていましたが、両親が高齢なこととテレワークを絡ませれば長く逗留できることもあって、昨年は30数年ぶりに正月帰省しました。
昨年の初日の出はポケットパークでしたが、今年は城山を選んで大正解でした!!
以前から城山・横津神社は歩いてて、12/30にも歩きましたが、遠くに行くよりも、地元のココが最もキレイに見られる場所かもしれませんね。
kichichanさんはプロフでは関東の在住で、奥多摩方面にもよく登っておられますが、大分は故郷なのでしょうか?
私は18歳から神奈川に住んでおり、今は札幌に単身赴任しています。
夏にも来年の正月にも日出に帰ろうと思っています。
住まいは遠いですが、お互いに大分にご縁がありそうなので、どちらかでご一緒したいですね(^^)
私の気に入ったコースは、石鎚神社直前の脇道から山道に入って石尾根通しに城山に上がり、横津神社を確認して暘谷駅のトキハでアルコールを購入して海岸でのんびりすることでした。この石尾根は冬には駅からよく見えますが、夏になると緑の中確認が難しいことを最近気付きました。
最近大分滞在期間も多いので時間が合えば是非ご一緒したいものです。今後ともよろしくお願いします
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