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Yamareco

記録ID: 5066126
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

駒ヶ岳ロープウェイ〜宝剣岳〜檜尾岳〜檜尾尾根

2023年01月05日(木) ~ 2023年01月06日(金)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:00
距離
18.3km
登り
791m
下り
2,576m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:42
休憩
1:24
合計
6:06
距離 6.2km 登り 660m 下り 630m
9:44
45
10:29
10:36
2
10:38
10:42
0
10:42
15
10:57
4
11:01
11:05
1
11:06
11:19
6
11:25
11:43
18
12:01
12:04
2
12:06
12:07
4
12:11
12
12:23
12:34
77
13:51
14:02
89
15:31
15:43
7
15:50
2日目
山行
5:04
休憩
0:48
合計
5:52
距離 12.1km 登り 134m 下り 1,970m
9:56
5
10:01
10:10
96
11:46
11:53
52
12:45
13:03
82
14:25
14:36
1
14:37
14:40
68
15:48
ゴール地点
視界不良の中。最初間違えて中岳にいってしまった。元々の地図を把握していなかったのが悪い
二日目の下山はトレースが薄く、新雪の部分のルートファインディングやラッセルが度々訪れて思ったより時間がかかった。
天候 1/5:ガスに包まれて真っ白,終日強風(25m/sぐらい),
   避難小屋内-15度(夕方)、稜線体感-30℃程度(予報)
1/6:晴れのち薄曇り、太陽が出ると風は徐々に穏やかに
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・ロープウェイ駅までは自家用車アクセス不可、バスセンタでバスに乗り換え
・バス \830,ロープウェイ \1370(片道)、※往復だとモンベルカードで割引あり
・下りのバス(檜尾橋〜バスセンタ \570)は、タイミングが悪かったのと、財布に一万円札しかなかったので遠慮して徒歩で下りました。
コース状況/
危険箇所等
宝剣岳北稜、南陵ともになんとか鎖は出ているが、風邪による雪で消えたりたりする
スタートからゴールまで積雪あり(車道は除雪されています。)
バスセンタにて自家用車からバスに乗り換え
始発バス出発10分前に並んでいたのはこの程度
バスセンタにて自家用車からバスに乗り換え
始発バス出発10分前に並んでいたのはこの程度
暗雲立ち込める千畳敷駅を出発
暗雲立ち込める千畳敷駅を出発
様子を見ていたが、あきらめて登り出す登山者の列に加わる
様子を見ていたが、あきらめて登り出す登山者の列に加わる
乗越浄土より千畳敷を見下ろす。
上部は固かったので、ここまでワカンで上がってきたのはちょっと危険だった。
乗越浄土より千畳敷を見下ろす。
上部は固かったので、ここまでワカンで上がってきたのはちょっと危険だった。
中岳でみた一瞬の青空。
稜線にガスがかかっているだけのようだ
そして間違えて中岳まで来てしまったので、戻る
中岳でみた一瞬の青空。
稜線にガスがかかっているだけのようだ
そして間違えて中岳まで来てしまったので、戻る
宝剣岳直下の鎖場。まだ鎖はなんとか出ている
宝剣岳直下の鎖場。まだ鎖はなんとか出ている
宝剣岳頂上
宝剣岳の南陵、縦走ルートへ進む。こちらも鎖はなんとか出ている。
宝剣岳の南陵、縦走ルートへ進む。こちらも鎖はなんとか出ている。
慎重に下ります
痩せ尾根地点を通過。鎖はあるのか?出ていないので慎重に通過
強風のため、風が弱くなる瞬間を狙う。
痩せ尾根地点を通過。鎖はあるのか?出ていないので慎重に通過
強風のため、風が弱くなる瞬間を狙う。
宝剣岳を振り返ると一瞬晴れた!でも一瞬だけ
宝剣岳を振り返ると一瞬晴れた!でも一瞬だけ
爆風の稜線を歩く。春靴だけど、新装備の靴用ホッカイロのおかげで足先はちょっと悴む程度。むしろ手がやばい。
爆風の稜線を歩く。春靴だけど、新装備の靴用ホッカイロのおかげで足先はちょっと悴む程度。むしろ手がやばい。
何も見えないし強風で余裕がないので、ここまでの写真なし。
やっと見えてきた頃には濁沢大峰から見る檜尾岳と小屋

1
何も見えないし強風で余裕がないので、ここまでの写真なし。
やっと見えてきた頃には濁沢大峰から見る檜尾岳と小屋

ここまで来ると標高が下がってきたからかガスの下に出たようだ。南アルプスは晴れてるじゃないか(怒)
ここまで来ると標高が下がってきたからかガスの下に出たようだ。南アルプスは晴れてるじゃないか(怒)
檜尾岳へのこの登り返しよ。。。
2
檜尾岳へのこの登り返しよ。。。
山頂へラストスパート
山頂へラストスパート
檜尾岳山頂!
檜尾小屋へ下る。油断したらこの下りがもふもふのトラバースで地味に怖かった。
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檜尾小屋へ下る。油断したらこの下りがもふもふのトラバースで地味に怖かった。
檜尾小屋と背後に檜尾岳(これは翌朝の写真です。)
檜尾小屋と背後に檜尾岳(これは翌朝の写真です。)
檜尾避難小屋内部の温度計-14度ぐらい。
幸か不幸か貸切でした。
檜尾避難小屋内部の温度計-14度ぐらい。
幸か不幸か貸切でした。
夕焼けの南アルプス(だからなんであっちは晴れているの。。)
夕焼けの南アルプス(だからなんであっちは晴れているの。。)
空木方面。中央アルプスはこんな樣
空木方面。中央アルプスはこんな樣
寒くて寝れないので、駒ヶ根の夜景を見た。
一晩中風が吹き荒れていた。
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寒くて寝れないので、駒ヶ根の夜景を見た。
一晩中風が吹き荒れていた。
朝焼けの空木岳
夜も吹き荒れていた風は徐々に穏やかに
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朝焼けの空木岳
夜も吹き荒れていた風は徐々に穏やかに
富士山脇からのご来光!、、がイマイチ雲が多い。
富士山脇からのご来光!、、がイマイチ雲が多い。
朝日に照らされる宝剣、木曽駒ケ岳方面
逆回りルートにしておけばよかった。天気予報をみてもガスの予測までは難しいです。
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朝日に照らされる宝剣、木曽駒ケ岳方面
逆回りルートにしておけばよかった。天気予報をみてもガスの予測までは難しいです。
熊沢岳方面
冬季小屋にお礼を言って去ります。
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冬季小屋にお礼を言って去ります。
子檜尾岳を目指して下山開始。
子檜尾岳を目指して下山開始。
子檜尾岳からの檜尾小屋と檜尾岳
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子檜尾岳からの檜尾小屋と檜尾岳
雪が多くてワカンを装着。
トレースはあるが、雪が多い区間は消えている
雪が多くてワカンを装着。
トレースはあるが、雪が多い区間は消えている
シャクナゲのピークまでくると眺望がいまいち
シャクナゲのピークまでくると眺望がいまいち
赤沢の頭、特に何もない。標識が綺麗に整備されている
赤沢の頭、特に何もない。標識が綺麗に整備されている
下山直前に出会ったカモシカ。これ40mmレンズなので、相当目の前まで来ましたよ!
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下山直前に出会ったカモシカ。これ40mmレンズなので、相当目の前まで来ましたよ!
下山ー。
一時間おきのバスは行ったばかりなので歩きます。
下山ー。
一時間おきのバスは行ったばかりなので歩きます。
途中、カモシカ撮影に来られている方に会いました。
宝剣岳に向かってから人に初めて会いました。
途中、カモシカ撮影に来られている方に会いました。
宝剣岳に向かってから人に初めて会いました。
なかなか見事な氷瀑が成長中です。
なかなか見事な氷瀑が成長中です。
帰ってきました。
いつの間にか高曇りに。
帰ってきました。
いつの間にか高曇りに。

装備

個人装備
GARMIN fenix 6 Sapphire OLIMPUS OM-D E-M10mkII<br /> 寝袋 マット 防寒着
備考 ライター?(-15度下(恐らく両線の風に一日吹かれてもっと冷えていた)、スノーピークのパワーガスが、ストーブ付属の点火器で着火しなかったです。一晩懐で温めてやっと着火しました。ライターがあればできた?)

感想

いつかのアルパイン登攀の事も考えてて、40Lザックで縦走と冬季避難小屋泊をテスト
初日は強風の稜線、これは覚悟していたが、残念なことに上部はガスにまかれて視界がなく、楽しいものではありませんでした。寒気の残りもあり強風と相まって寒く、休むチャンスもほとんどなくあまり飲食せずに進まざるを得ないのはつらかったです。

檜尾小屋は避難小屋を利用させていただいた。避難小屋は私一人だけでした。
両線の風に一日吹かれた為か、ガスが着火しなくなり、食事どころか、水を作れない事件が発生し、非常に寒い思いをしました。
また、エアマットもシールが弱くなったのか、地味に空気が抜けているようでした。

曇ると予測されていた、二日目は天気が良く予報通り風も穏やか。空木岳への縦走も考えたが、ガスが点かない問題と、ここまでの稜線の様子からルートファインディングに時間がかかる危険性、また、池山尾根の下山は過去の記憶では危険個所があって状態がわからないという懸念があり、予定通り檜尾尾根を下山。おかげで檜尾小屋で朝ゆっくりとすすことができました。
桧を尾根の下山は踏み後はあるものの、風が吹くところなどは踏み後が消えていてルートファインディングが必要でした。

眺望はともかく、寒気の残る極低温、強風下の稜線を一日歩く経験ができてよかったと思います。
今後、ストーブ不着火対策が必要と思いました。ガソリンストーブを持ってくるべきか(今回は軽量化のためパワーガスで対処したのがまずかった?)、ストーブに装備された着火装置ではなく、火種(ライタ)があれば着火したのか?どなかか対策があれば教えてください。。。

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訪問者数:366人

コメント

yamatavi様、
初めまして、長野県の中山と申します。
3月に避難小屋泊で檜尾岳を計画していて、こちらの記録に辿り着きました。
私は今季に破風山避難・十石峠避難小屋・平標山ノ家の避難小屋を利用しました。
私も過去に寒さでガスコンロの着火装置で点火ができず、予備の100円ライターも使えず冷たい食事をした事があります。
この経験からガスコンロ・パワーガス・着火装置に加えてバックアップでライター・マッチ・固形燃料(25g×3個)をメスティンに入れて携帯しています。
いつも単独登山で食事は原則レトルトを温めるかお湯を沸かすだけです。食器を汚したくないのでの積雪期のメニューはハンバーグ(100g)・豚汁(240g)・お汁粉(150g・餅2切れ)・棒ラーメン(2食入×2袋)です。
特に固形燃料はガスコンロ+ガス缶に比べて軽くて(登山では軽さは正義)火種があれば必ず燃えます。使用後は銀カップだけ回収するだけで、荷物が減ります。また冬期の避難小屋には薪ストーブがある時には、湿った薪でも固形燃料は1個20分〜25分燃焼するので役立ち(破風山避難小屋で活躍)予備も含めて1泊2日の山行ならば6個(1袋3個入り)もあれば十分にお湯が沸かせます。もちろん購入先はDAISOです。
他にガソリンストーブもありますが、飲料水と同様に液体燃料が漏れる懸念が払拭できないので携帯しません。高額な山道具を汚したり破損すると雪山では命に関わるからです。
長々とコメントしましたが、私はガスコンロ+固形燃料、着火装置+ライター+マッチで積雪期を乗り越えています。
長文失礼しました。
2023/3/9 20:01
greenpowerさん、コメントありがとうございます。
やはり寒い日は着火しない事が起こるのですね。予備でアルコールストーブなどを考えていましたが、ガソリンと同様燃料管理が面倒だなと思っていたところ、固形燃料は思いつきませんでした!
固形燃料はレストランで小鍋を温める青色のものですよね。これで冬山でお湯を沸かしたり、雪を溶かして水を作る事が出来るものでしょうか?

気をつけて行ってきてください。
私も3月かそれ以降にサギダル尾根の計画が浮上しているので、ひょっとすると避難小屋でお会いする事もあるかもしれませんね。
2023/3/10 20:59
yamatavi様、
ご無沙汰しております、長野県の中山です。
私は固形燃料1個で2合のメスティンで0.5L〜1Lのお湯を沸かしたり、雪水を作ります。1人分なので固形燃料で問題なく、冬山で固形燃料を使い始めて2〜3年目になります。
しかし、複数パーティーで食事当番になり大型のコッヘル・鍋でお湯を沸かす場合は固形燃料が多く必要になります。
特に冬山は荷物がかさ張り重くなるので、私は重量17kg未満ならばガスコンロ、20kg以上の場合は固形燃料のみで軽量化をします。
固形燃料は飲食店で出てくる青い物で、私はいつもDAISOで購入します。SeriaよりDAISOの固形燃料が燃焼時間が長く感じます。
2023/3/10 21:25
greenpower様

大変有用なアドバイスありがとうございます。
寒いとところでもガソリンのように安定するんですね。
DAISOの固形でも、とても信頼されているということで、もう暖かくなってしまいましたが、私も一度試して見ようと思います。

ガソリンストーブ所有してますが重いし手間だしで、よっぽど重量余裕があるとき+信頼性がいるときしか使用できなく、困っていました。
ありがとうございます!
2023/3/11 22:20
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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