アコンカグア
- GPS
- 62:46
- 距離
- 66.7km
- 登り
- 5,896m
- 下り
- 4,676m
コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:15
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 5:56
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:02
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:43
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:48
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 5:01
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:39
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:26
- 山行
- 15:30
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 16:20
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:18
下山時、プラザ・デ・ムーラスから登山口までは、ヘリコプター利用(260Kgまで1,565スイスフラン)。約12時間かけて登ってきたところを、わずか6分で下山!
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
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アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
例年の状況は分からないが、話に聞くと、今回のアタック時の雪の多さはかなり珍しい状況とのこと。 インディペンデンシアまでは特に危険個所はないが、その先は急傾斜のため滑落の可能性もある。特に下山時、私は単独で下ったが、ガイドとショートロープで下っている人もちらほら見られた。 |
その他周辺情報 | 登山口周辺には、チリ方面へ車で10分ほどのところのラスクエバスに、宿泊施設及びレストランあり。 |
写真
装備
備考 | 下着及びベースレイヤーを6-7枚持って行ったが、着替える機会がないのと、日本と違って乾燥しており、あまり臭くならないことから、半分程度でもよかったと思われる。 ドリンクボトルは、保温性のないものを持って行ってしまったが、サーモスの山専用ボトルなど、保温性が高いものを持っていくべきだった。高度順応のために夜間も水分をとることが推奨されるが、温かいものを飲める環境があるとよい。 夜間や上部キャンプ、山頂アタック時などは、ヒマラヤや極地用までではないが、それに準じる程度の保温力の高いダウンジャケットが必要。持って行ったものでは保温力が足りず、ガイドさんの予備用ダウンジャケットを借りる羽目に。 |
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感想
日本では新型コロナの第8波が話題になっている中ではあったが、一部では緩和ムードもあり、思い切って3年ぶりの海外登山として南米最高峰のアコンカグアを選択した。
2022/12/24
登山口(約3,000m)から最初のキャンプ地であるコンフルエンシア(約3,400m)へ。この日は2−3時間程度の軽いトレッキング。
アコンカグアでは複数の会社が登頂に必要なサービスを提供しているが、今回はそのうちアコンカグアビジョンという会社のサービスを利用。コンフルエンシアでは、アコンカグアビジョンは大きなダイニングテントやシャワー、Wifiも提供してくれており、快適なキャンプ地。宿泊も、2段ベッドが6つも入る大きなテント。
2022/12/25
朝起きたら霧で真っ白。
高度順応のため、アコンカグア南壁方面へトレッキング。約4,000mまで高度を上げる。南壁方面に進むにつれて天候が悪化し、最終的には軽い吹雪に。
コンフルエンシアに戻って、夕方、医師のメディカルチェック。特に問題なくパス。
2022/12/26
夜明け前に起きたら、星空がきれいだった。
ベースキャンプとなるプラザ・デ・ムーラス(約4,300m)へ。20km以上の長距離移動。半分くらいまでは余裕で歩いていたが、後半は天候が悪化して吹雪になり、さらに最後の急斜面の登りで完全にバテバテ。疲労困憊でプラザ・デ・ムーラスにたどり着き、こんな状態で山頂に行けるのか心配になる。
プラザ・デ・ムーラスもコンフルエンシアと同様、大きなダイニングテントやシャワー、Wifiもある。ただし、宿泊は一人ひとりのテント。
2022/12/27
プラザ・デ・ムーラスで1日休養。ベースキャンプ内を散策しようと思っていたが、昨日の疲れで動く気が起きず、テントでだらだら。
頭が痛くなったり痛くなくなったり。高度順応のために水分は大量に摂取する。
2022/12/28
だいぶ体調も良くなってきた。高度順応のため山頂方面へ。約4,800m地点まで登ってプラザ・デ・ムーラスへ戻る。
夕方、医師のメディカルチェック。SPO2が若干低く、血圧が若干高かったものの、チェックはパス。ただし、塩分は控えるように言われる。
2022/12/29
引き続き高度順応のため、プラザ・デ・ムーラスからキャンプカナダ(約5,000m)へ。今日はキャンプカナダに宿泊。
キャンプカナダに到着したときは体調に問題はなかったが、ゆっくりしているうちに頭痛がしてきた。ロキソニンを飲んで寝る。
2022/12/30
朝起きたら、体調は良くなっていた。
キャンプカナダから、高度順応のためにニド・デ・コンドレス(約5,500m)まで登ってからプラザ・デ・ムーラスへ戻る予定だったが、天候が悪化して吹雪となり、5,300m地点で引き返し。プラザ・デ・ムーラスへ戻る。
2022/12/31
休養日。前日の雪でベースキャンプも真っ白。
大型のダイニングテントでだらだらと過ごす。新年ということで、外人のグループがカウントダウンで夜遅くまで騒いでいた。
2023/01/01
山頂アタックにむけて、ニド・デ・コンドレス(約5,500m)へ。出発時にはアコンカグアビジョンのスタッフ等が激励してくれる。
途中で休憩していたこともあるが、ニド・デ・コンドレスまで8時間半もかかる。結構クタクタ。だが、頭痛がしたり体調が悪かったりはなく、しっかり高度順応できている。
夜はものすごく風が強かった。これがビエント・ブランコと呼ばれる強風か。
2023/01/02
ニド・デ・コンドレスで休養。休養といっても5,500mなので、深呼吸や水分摂取を心掛け、高度の影響が出ないようにする。ベースキャンプ等でもそうだが、夕方から朝は寒いが、日が当たってくるとテント内は暑いくらい。
キャンプ地のはずれの岩山に登ると、向こう側に広がる氷河やアンデス山脈の雄大な景色に、しばらく見惚れていた。
夜は前日同様の強風。こんな風で山頂にたどり着けるのだろうか。
2023/01/03
今日は最終キャンプのキャンプコレラ(約5,950m)へ。
遅い朝食後、12時を過ぎてから出発。この標高になってくると、登りの際に呼吸が追い付かず、ゆっくり歩いても何度も休憩をはさむ必要があり、短い距離なのに5時間弱もかかって到着。
夜は、意外にも前日までとは打って変わってほぼ無風。これは非常にラッキーな状態なのでは!?
2023/01/04
いよいよ山頂アタック日。4時過ぎにヘッドランプを付けて出発。風はほぼなく、気温もそこまで低くない。コンディションとしてはベストといっても過言ではない状況。
6時ごろに夜が明けてくる。空がすごくきれいな色。
8時ごろ、インディペンデンシアに到着。しばらく休憩。このくらいから日があたりはじめ、少しずつ暑くなってくる。
インディペンデンシアから急斜面を登り、9時ごろに最難所のグランカナレーターが見えてくる。・・見えてくるが、なかなか近づかない。グランカナレーターの入り口となる岩屋に到着したのは11時ごろ。
グランカナレーターを登り切れば山頂だが、急傾斜のためなかなかスピードが上がらない。ようやく山頂についたのは15時過ぎ。ほんのちょっとの距離なのに、ものすごく時間がかかった。
午前中は良い天気だったが、グランカナレーターを登っているときに天候が崩れ始め、山頂ではほぼ視界なしだったのが残念。ちらっとだけ南壁が見えたのが不幸中の幸い。
下山は比較的スムーズだったものの、インディペンデンシアからキャンプコレラまでで道に迷い、若干のタイムロス。疲労困憊の状態でのロスは命取りになりかねないが、なんとか暗くなる前にキャンプコレラに到着。夕食をとる気力もなく、スープだけ飲んで早々に就寝。
今日は、登り11時間、下り4時間、計15時間の行動だった。
2023/01/05
朝はゆっくり起床。睡眠時間は十分とったものの、5,950mという標高では疲れは取れない。朝食をとって昼頃から下山。
登りはジグザグと九十九折で登ってきたところを、下りはまっすぐに降りる。最後の力を振り絞って、プラザ・デ・ムーラスまで4時間弱で到着。プラザ・デ・ムーラスに到着すると、待っていたのは登頂祝いの大きなステーキ!登る前は全く歯が立たなかった大きなステーキだが、現地の環境に慣れたからか、登頂して気分が高揚しているからか、不思議なことにペロッと完食。
2023/01/06
プラザ・デ・ムーラスから登山口までの下山は、歩くか、ムーラに乗るか、ヘリに乗るか、という選択肢があったが、今回は大枚をはたいてヘリを選択。というか、疲れ果てていてそれ以外の選択肢を選べない。
朝7時からヘリが来るのを待機し、9時半ごろ、ヘリで一気に登山口へ。アコンカグア登山の締めくくりは、揺れもほとんどなく、快適な6分のフライト。
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