アコンカグア
- GPS
- 67:43
- 距離
- 60.5km
- 登り
- 4,926m
- 下り
- 4,696m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:55
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:37
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:49
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:39
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:01
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:56
- 山行
- 3:12
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:12
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 11:08
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
|
その他周辺情報 | 12/30-31のログはなし |
写真
感想
2023.12.21〜1.4
アルゼンチン🇦🇷
アコンカグア🏔️登山
南米最高峰のアコンカグア6960m
に登って来ました。
12月22日に入山し
年明け1月2日の14:30に念願の登頂✨
2017年12月にキリマンジャロを登って以来、
いつかと思い続けて、、はや6年。。
ついに夢の頂上に立つことができました〜
感無量です‼️
頂上では最高の天気のもと、
世界最長のアンデス山脈を眼下に
最高の景色を眺めることが出来ました。
心配していた高山病は
お腹がゆるくなったぐらいだけど、
6000m超の空気の薄さは
想像以上にきつかった💦
登頂出来たのは
同行の佐藤ガイド、
現地ガイドのニルス、ゴンサロの
手厚いサポートや、
渡航前の三浦ドルフィンズでの
低酸素トレーニングのおかげですね。
そして、
いつも応援してくれている
家族や友達に感謝です♪
以下、日記です。
12.19〜20
京都〜メンドーサ
12/19京都から新幹線で新横浜、リムジンバスで羽田空港ヘ午後4時に到着。佐藤ガイドと参加者8名中7名と合流してエアカナダでトロントへ。出発が1時間半ほど遅延したけど12時間半ほどかけてトロントには予定通り午後5時ごろ到着。次は飛行機を乗り継いでチリのサンチアゴヘ10時間半。着いたら現地の朝7時。南半球なので季節は夏で日差しは強いが気温は10数度ぐらいで風が冷たくて肌寒い。現地ガイドのニルスとゴンサロと合流してマイクロバスでアルゼンチンのラスクエバスへ。アンデス山脈を越える山道やトンネルを通って行くが物流トラックが多い上に工事中の片側通行でしばしば渋滞した。ここではいつものことらしい。車窓は見渡すかぎり灌木の草原や広大なブドウ畑。背景は長い地平線と切り立った岩稜の山々。青い空。4時間ほどでラスクエバスに着いたらアルゼンチン入国審査。車を降りて1人ずつなのでここでも1時間ほどかかった。その後は途中のカフェで午後3時に遅めのランチ。ハンバーガーを食べた。まあまあのボリューム。その後は宿のあるメンドーサへ移動。宿のホテルヌチバラに到着したのは12/20の午後5時半ごろだった。車移動は結局8時間。ここでブラジル在住の参加者1名と合流。日本から30時間ほどの移動だったが、座りすぎて腰が疲れた以外は大丈夫だった。シャワーを浴びて午後7時から歩いて15分ぐらいのパブで夕食を取りながらビールをジョッキで3杯飲んだ。ローカルフードのエンパナーダをいただいた。チーズとツナをパイ生地で包んで揚げたもので美味しかったがランチのハンバーガーでお腹が膨れたのであまり食べれなかった。宿で就寝したのは午後11時だった。
12.21
ラスクエバス
メンドーサの宿で朝7時に起床。前夜の酒が少し残ってる。朝食はブッフェだがパン、チーズ、フルーツのみで結構シンプル。朝食後、9時から参加者各自の装備チェックを1人づつガイドが行う。ベッドの上に並べて不足があれば街でレンタルするらしい。私はシュラフがモンブランのダウンバガー#0だったが、上部キャンプでは寒いので厚着で寝るように言われた。エクスペディションのものが必要だったみたい。あとはオッケーだった。その後、2名が高所靴などをレンタルするのに街に行くのでみんなでメンドーサの街で買い物に出かけた。私は友人から頼まれたアルパカの帽子を探したが、高級品なので都会の街に行かないとないとガイドのゴンサロに言われ、ハンドメイドのお店で同じ種類のミャマの帽子と帽子を探してもらった。各2つで42USDだった。一旦、宿に戻ったのち、ロビーでたまたま居合わせた6名で近くのレストランでランチ。チキンサラダのワンプレートと缶ビールで5200ペソ、ほぼ素材の味だった。本来なら登山許可を得るために現地事務所に出向かなければならないところだがニルスが全て引き受けてくれて許可はすでに出ているらしい。午後3時ごろ宿を出て車で登山口近くのラスクエバスの宿へ4時間かけて移動。ポサダデルグレイシャーという小さな宿に着いて各自でベッドメイクしてからまもなく夕食。この宿の標高は3100m。気温が低いので肌寒い。パタゴニア のビールとメベックのワインで乾杯。エンパナーダ、チョリソー、ビーフステーキを食べた。今日のエンパナーダの中身は牛ひき肉。ステーキは赤身肉で十分旨味があって美味しかった。明日からいよいよ登山開始なのでお酒は控えめにした。食後はこの宿に残す荷物、明日泊まるコンフェルシアキャンプへ運んでもらう荷物、さらに上のベースキャンプに運んでもらう荷物、明日自分で担ぐ荷物の四つに荷分けした。各キャンプへはロバが荷物を運んでくれるのでありがたい。なんやかんやしてたら就寝は午後11時になり就寝した。
12.22
コンフルエンシア
朝7時起床。天気は快晴。水分補給をかなり勧められているので朝食前には熱いお茶をしこたま飲んでから遅めの9時に朝食。食後はゆっくりしてお昼12時に宿を車で出発。レンジャーステーションのある標高2800mの登山口で登山の登録をしていよいよ午後1時出発。風は強いがそれほど寒くはなく、お昼からは気温も上がり長袖Tシャツで十分だった。コースは緩やかだが今日のゴールのコンフェルシア標高3400mまで600mの登り。ゆっくり3時間ほどかけて午後4時に到着。アコンカグアビジョンの大きなリビングテントにびっくり。ホットシャワーもあって気持ちよかった。午後8時から夕食で赤かぶのスープにミートパスタ、デザートはアロスコンレチェという甘いお米のローカルフード。ワインも舐める程度に少しだけ頂いた。その後ガイドさんたちと談話後に10時には就寝した。
12.23
コンフルエンシア
天気は曇りのち晴れ。朝8時に食事後、9時に出発。今日は高度順応のためにコンフルエンシアから北にある4400mのプラザフランセスまで往復する約6時間の行程。オルコネス氷河下部沿いのモレーンを歩くが標高差が600mあるので少し呼吸がキツく感じる。3時間ほどで氷河の展望スペースらしきところに到着してランチのサンドイッチを食べる。この氷河はアコンカグアから流れる2つの氷河の1つで昔はコンフルエンシアで合流していたらしい。今は温暖化で氷河が短くなってしまったので繋がってはいない。氷河の幅は約1.5km、深さは約80mでかなり壮大な景色。これから登るアコンカグアをバックにみんなで記念写真をたくさん撮った。そこからは2時間半ほどかけてコンフルエンシアまで戻って終了。今日もシャワーを浴びて、午後6時半からキャンプ内の事務所でメディカルチェックを受けた。結果は無事合格。
晩御飯は野菜スープ、マッシュポテトとチキンと野菜の煮込、デザートはチョコトルテだった。
12.24
プラザデムーラス
朝6時朝食、朝7時半ごろ出発。天気は快晴。今日はコンフルエンシアからプラザデミューラスまで22km10時間の道のり。3400mから4300mまで標高差900m。引き続き日差しは強いが風が冷たい。歩くにはいい気温だが標高が上がっていくので呼吸はキツくなる。登山者はまあまあ多く。ツアーの行列が目立つ。だいたい1時間から2時間間隔で休憩をとりながらオルネスコ上部氷河の川沿いに進み、後半は斜度がキツくなりゆっくり進む。ペニテンテラという雪の氷筍があちこちにあった。ゴールのテントが見えてくるがなかなかつかなかったが予定通り10時間ほどかけて午後5時に到着した。テントは2人でマットも敷いてあって快適。夕食はアサードというステーキだった。ボリュームがあって香ばしく美味しかった。キャンプではクリスマスの宴会が行われていた。
12.25
プラザデムーラス
朝7時にサーキュレーションチェック、SpO2は76。9時朝食。今日は休憩日なので11時からキャンプ内にあるギャラリー見学。世界一標高の高いところにあるギャラリーとしてギネス登録されているらしい。日中はテントでうたた寝。お腹の調子がお昼から少し良くないので食事も少量にして安静にしておく。午後からローテーションで1日だけ1人テントとなって快適。
夕食時に明日もレストにして明後日にキャンプカナダまで登って宿泊、3日後にC1のニドデコンドレスにワンタッチしてBCまで下山とする予定が発表された。そして明日12:00に2回目のメディカルチェックを受けるとのこと。また1番高齢のIさんはペースが遅いのでキャンプカナダまでとなるらしい。
12.26
プラザデムーラス
昨夜は1人テントだったのでよく眠れた。朝のSpO2は91で良好。今日からピーボトル使用開始。スマホのSIMを現地SIMに入れ替え。
朝食後、沢向かいにあるレンジャーステーションに往復1時間ほどのトレッキング。ベースキャンプから見えるのとはまた違う角度からアコンカグアが見れて良かった。ペニテンテスも広大なものだった。雪の着いたクエルノ山が見事だった。キャンプに帰ったらすぐにメディカルチェック。問診と血圧、SpO2、胸部の聴診を受けて問題無しだった。お昼はマッシュポテトに載った大きなステーキだった。美味しかったけどすべて食べられなかった。お昼からはアイゼンの装着チェックと明日のパッキング。今回のC1のニドデコンドレスへの装備が50ℓザックにすべて入らないので今後のサミットプッシュではポーターさんの助けが要る。メディカルチェックの結果、1番若いWさんが肺気腫のため急遽ヘリで下山となった。昨夜から咳をしていたので心配していたが残念。昨日まで1番元気だったのに何があってもおかしくないのが高山だ。
12.27
BC〜キャンプカナダ
朝6:00チェックSpO2は82、昨夜は雪混じりの雨と強風だった。朝のキャンプにも少し雪が残っていた。上部キャンプのローテーションに向けたパッキング。50ℓのザックに最低限のものを限界まで入れた。諦めたのはウレタンマットとピーボトル。途中で雨に降られるかもなのでザックの外付けはやめた。今回はポーターへの荷上げ依頼はやめて、サミットプッシュ時にお願いすることにした。朝8時朝食、ガイドやポーターの準備を待って10:30出発。天気は曇り時々晴れ。キャンプ上部のペニテンテスから取り付き、今日は5050mのキャンプカナダまでの登りで標高差は750m。最初は楽勝かと思いきや標高は上がるにつれて息が上がってくる。ゆっくり歩いていても坂道ダッシュしてるぐらいの感覚。ゼイゼイ言いながらも周りの氷河の景色を楽しんでいたらキャンプに14:30ぐらいに到着。6時に夕食だがキッチンテントがないのでガイドさんが作ってくれたパエリアみたいなものとスープで食事終了
12.28
キャンプカナダ〜ニドデコンドレス
朝8:30 SpO2チェック、80だった。9:30朝食はチーズトーストとスポンジケーキ。昨夜、Iさんが外にトイレに出て迷子になり下山道を三姉妹の岩あたりまで下ってしまったらしくガイドさんたちは朝3時ごろまで捜索救助していたらしい。このためIさんは朝からベースキャンプに下山となった。 残りの6名のメンバーで10:30ごろ出発。天気は曇りで風強い10mぐらい。昨日がきつかったので今日はペースを落としてゆっくり登る。ざれたけっこうな急登でところどころ積雪がありアイゼンなしで慎重に進む。途中で雪混じりの横殴りの風に悩まされ、冷気で指が痛くなりグローブを厳冬期用に換える。ハイドレーションの水もパイプで凍ってしまい飲めなくなった。そして14:30ごろにニドデコンドレスに到着。ストレージ用の大きなテントに入って少し休憩してサミットプッシュ時用の装備などをデポした。風が強くなるのですぐに下山開始し砂の斜面を小走りで駆け降りる。途中でキャンプカナダに立ち寄ってガイドの調理用荷物を回収してベースキャンプに到着したのは4時半ごろだった。登り9時間の道を下りは2時間で下りたことになる。7時からの夕食では鶏肉と茄子のパスタ、デザートはティラミス、ワインも少しだけ
いただいた。やはりベースキャンプは最高だ。明日はレストとなった。
12.29
プラザデムーラス
朝7時チェックSpO2は80、天気晴れ。今日はレストデイなので近場のペニテンテスまで散歩したりシャワー浴びたり洗濯したり。昼食後からは明日からのポーターへの預け荷物の荷分け。あと食事の時に良く名前が出てくる奥田国際山岳ガイドが山志の人だということがわかった。夕食は400gはあろうかというステーキだった。お腹がゆるくなってきたが美味しすぎて半分以上食べてしまった。
12.30
ニドデコンドレス
朝6:30チェックSpO2は82。天候は晴れ後雪、風強く10mぐらい。朝からBCデポとポーター荷上げと自身の荷物に荷分け。C1へのポーター依頼分が60ℓサックにいっぱいになってしまった。ポーター依頼分は次のとおり、シュラフ、ウレタンマット、ヘルメット、ゴーグル、ゲイター、高所ダウン、フリース上下、ピーボトル。朝食8:00昨夜のステーキの影響なのか少しお腹が緩い。10:45スタートして4日前に
歩いたキャンプカナダへの道を登り、3日前に登ったニドデコンドレスへの登りを辿る。特にニドへの道は前回よりもキツく感じた。夕食はハンバーガー2つ。美味しかったが一つしか食べられなかった。トイレはトイレテントのみで小は野外、大はトイレテントで持参の新聞紙の上にして回収となる。調子はいいので一安心。佐藤ガイドからあまりぐっすり寝ると高山病になるので水をよく飲んで頻繁にトイレに行った方がいいとのアドバイスがあった。
12.31
ニドデコンドレス
朝9時起床。天気は快晴。昨夜は冷え込み、テント内のペットボトルの水が凍ってしまった。朝食はフリーズドライの雑炊やお味噌汁。今日はレストデイだが、各自でキャンプの近場を散策してお昼から近場の雪渓でアイゼンワークの練習をした。今後の予定として明日お昼からC2のキャンプコレラ向かい宿泊、翌日未明3時ごろからサミットプッシュとなった。いよいよ日程が明確になってきて登頂への期待が高まる。当日の装備など色々考えて過ごす。こちらのお昼の時点で日本はもう年明けを迎えていると思うと今年は特別な年だなとつくづく思う。午後6時ごろBCで一緒だった中国人チームがニドまで下りてきた。風が強く寒かったが無事数名登頂できたようだ。順応日程が短かったが一部酸素を使ったようだった。夕食はステーキと白米と味噌汁でステーキは旨味たっぷりでとても美味しかった。
1.1
キャンプコレラ
SpO2は76。体調は悪くない、お腹は少し緩いけど昨夜のステーキの影響だろう。朝8:30朝食、トルティーヤのチーズのせ。ポーターにC2に上げてもらう荷物を準備して12時ごろに出発。ニドのキャンプでずっと見上げていた斜面を九十九折りに登っていく。多くの人が登っていて抜かされる。明日風が弱まるのを期待して皆んな今夜上部キャンプ泊を狙っているようだ。振り返るとニドのキャンプが小さくなったころ、キャンプベルリンを通過、そこからちょっとした岩場を通過すると5950mのコレラキャンプに午後3時ごろに着いた。今日の標高差400mだが呼吸がきつかった。は多くこのテントがあって混雑している。晩御飯はお茶漬けとお味噌汁。
1.2
アコンカグア登頂
朝3時起床して朝食はフリーズドライの雑炊。準備して4時50分ごろいよいよサミットプッシュ、出発。天候は晴れ。高所ダウンに高所ミトンの装備なのでかなり動きガイド制限され慣れない。ヘルメットのヘッドライトを付けてゆっくり歩き始める。30分もしないうちに同行のKさんがペースについて行けなくなり離脱となった。昨日コレラにくる時もペースが遅くなっていたが高所対応が上手くいかなかったのだろうか。ここまで一緒に来たのに残念。1名減の5名とガイド3名で歩みを進めると3時間ほどで古い小屋跡があるインディペンデンシアに到着。日が上がって暖かいが標高が上がって呼吸が上がる。小休憩後大トラバースに向かう。強く冷たい西風が吹き付けてきて体感温度が一気に下がる。雪はほぼついていないが、一部雪渓があり、先行したノルウェー人チームがアイゼンを付けて歩いていたが、ガイドのニルスが時間短縮のため、雪渓を避けて下部のルートをとった。雪渓は避けたがザレザレの急斜面を登ることになり結構苦労した。途中で赤いウエアを着た人が横たわっていて休憩しているのかと思っていたが、後で聞いたら高山病で亡くなった人で明日搬送するために放置してあるらしい。ザレ場を登りきると最後の難所であるグレンカナレーターへ。雪がついていると右側をアイゼンで楽に登れるらしいが今回はところどころ雪がある程度なので、アイゼン無しで登る。ここもザレザレで雪もあり足場は不安定だが怖さはない。高度6000mを超えており、とにかくゆっくり進むが呼吸が苦しい。積極的に深呼吸しないと眠気と頭痛がすぐに襲ってくる。同行のAさんのペースが遅れ始め、ガイドのすぐ後ろなので全体的にペースが遅れる午後2時ごろになりレスキューからタイムアウトされる時刻だが、佐藤ガイドは全員同時登頂を目指したいのかグループを割ろうとしない。頂上まであと30mのところでニルスがAさん以外の先行を指示して4名で午後2時40分ごろに登頂した。Aさんもガイドニルス付き添われて後ほど登頂した。頂上には別チームも20名ほどいて賑やかだった。風も比較的少なく快晴で最高の条件で登れた。頂上からは壮大なアコンカグア南壁や氷河、見渡す限りアンデスの山々を眼下に見渡すことが出来た。そうなんだここは6960m南米最高峰なのだ。記念写真を撮ってニルスを先頭に下山開始。アイゼンを付けてゆっくり進んだ道をぐんぐん降りる。大クーロワールの手前まできて、佐藤ガイドやAさんを待つ。リグループ後キャンプコレラに着いたのは午後7時半ごろだった。キャンプでは離脱したKさんが出迎えてくれて祝福してくれた。高所特有の心肺の疲れ と15時間行動で大変なだったが充実したサミットデイだった。
1.3
プラザデムーラス
朝10時起床、BCへのポーター預け荷物を整理して午後1時ごろに出発。天候は晴れ。40分ほどでニドデコンドレスに到着。倉岡ガイドのチームがキャンプ入りしており挨拶。明日からサミットに向けて登りコレラキャンプを経由して5日登頂の予定で酸素を使用するらしい。その後ベースキャンプに向けて再出発。1時間半ほどでBCに到着した。夕食ではステーキとワイン、シャンパン、ビールで乾杯。久しぶりのアルコールが体に染みた。明日の下山は登山口のレンジャーステーションまで30km。予定通り登山口まで8時間歩く方法と、別料金でヘリで一気に降りる方法がある。550ドルと少し高いが珍しい経験なのでヘリで降りることにした。3名がヘリ利用、4名が徒歩で下山となった。
1.4
ラスクエバス
朝5時起床。天気は快晴。登山口へロバにおろしてもらう荷物をパッキングして、6時から軽い朝食。ヘリが6時半から8時半の間に迎えに来るとのことでドームテントで待機。8時ごろにヘリがやってきて乗り込み、離陸すると谷沿いに滑空していく。BCまで歩いてきた登山道はあまり良く分からなかったが、途中のコンフルエンシアのテント群ははっきりとわかった。あっという間に登山口にあるヘリポートに不時着。徒歩で8時間かかる道のりを約10分で通過してしまった。ワープしたかのようだ。ヘリポートではアコンカグアビジョンのスタッフ2名が車で迎えにきてくれていた。パーミッションを持っているかと聞かれ、持っていない、ガイドが持っていると伝えるとレンジャーステーションのスタッフがパスポートを提示して名前と番号を控えられた。その後、車で10分ほど離れたアコンカグアビジョンの事務所兼テントサイトへ移動しドームテントで今夜のラスクエバスの宿にチェックインできる時間まで待機となった。ミシェルという女性が時間があるだろうから写真家がラスクエバス方面に行くらしいから乗せてもらったらと提案してきたが、まだ宿が開いてないから断った。それから、近くのインカ橋を見学しに行ったりランチにサンドイッチを頼んで食べたりして時間を潰した。午後1時にはまた車が迎えに来るとのことだったが午後2時になっても来ないし若いスタッフにドームテントを掃除したいから外に出てくれと言われたので、ミシェルに頼んでラスクエバスまで送ってもらった。近くのレストランでワインやビールを飲んでベッドでうとうとしながら徒歩で下山してくるメンバやガイドを待っていると寝てしまった。午後10時半ごろに宿の入口が騒がしいので目を覚ますとやっと徒歩のメンバが帰ってきた。11時半に出発したが一部のメンバが脚が攣って遅くなり11時間かかったようだ。それから宿のレストランで下山の夕食兼お祝い会。お決まりのステーキやエンパナーダ、ミラノカツレツ、ワイン、シャンパン、黒ビールで乾杯。就寝は12時でした。
1.5
サンディアゴ
昨夜は遅かったが、アルゼンチンからペルーのサンディアゴへ越境する税関審査があるので早起きして朝食後、出発。ガイドのニルスとはここでお別れ、ぜひ今度はパタゴニア に行ってほしいとのことだった。頂上に連れて行ってくれてありがとう。税関の審査はツーリストバス扱いで待ち時間はあまりなくスムーズに通過出来た。荷物を全て検査するのは農業国としての水際対策らしい。その後2時間かけてサンディアゴの空港近くのホテルへ。ガイドのゴンサロとはここでお別れ。素晴らしいガイドだったし次はマナスルにチャレンジすると言うと健闘を祈ると言ってくれた。夜は久しぶりのバスタブ付きのお風呂で体を癒して夕食は空港のレストランでサンドイッチで済ませ就寝した。
1.6〜9
サンティアゴ観光と帰路の道
1/6はサンティアゴ観光として、世界遺産のバルパライソ(天国の谷)とビエノデルマール(海沿いのブドウ畑)へ。マイクロバスをチャーターして出発。ガイド兼ドライバーのサミュエルは陽気なラテン男性でずっと冗談を飛ばしている。何を言ってるかわからないけど。バルパライソは港湾から山手に拡がった色取り取りの家々の総称で、家や公園の壁や階段に描かれたアートはアーティストの表現の場にもなっている。元々はコンテナの赤色青色黄色などの鉄板を材料にバラック小屋がたくさん建てられて、色鮮やかなの街並みになったことがきっかけらしい。急勾配の坂道にはアセンソールという短いケーブルがいくつも設置されており、一回15円ぐらいの低運賃で住民の荷上げや脚になっているようだが、今は観光客のアトラクションになっている。天気は曇りで肌寒く霧がかかっていて展望はイマイチだったが、街並みのアートはどれもイケてる感じで、勝手に描かれているらしいがいいのかもしれない。その後はビエノデルマールに移動してビーチ沿いのレストランでランチ。ピスコサワーで乾杯しセビッチェというライムで和えたお刺身やシュリンプフライ、イカスミのパエリアなどをいただいた。今日はビーチの波が高く、日も差していなかったので人はまばらだったが、サミュエルの呼びかけでみんなで裸足になって久しぶりに波と戯れて遊んだ。ランチ後は一旦ホテルに戻って休憩後、今度はタクシーでサンティアゴの旧市街のバーでディナー。石畳の入り込んだ街並みは雰囲気があり、レストランの屋外席は人でごった返していた。屋内しか席がなかったので店に入ると中は大きな空間でいくつもの店がつながった作りになっていた。ここでもピスコサワーやビール、セビッチェやツナのタルタル、アボカド巻きのお寿司なども頂いた。ここでは前半に肺水腫で離脱していたWさんも合流して離脱中のイースター島での観光話を聞かせてくれた。
1/7からは帰路のフライト。朝6時半集合だったが、昨夜のお酒とフライト2時間遅れの情報で油断したせいか、二度寝してしまい30分ほど遅刻して迷惑をかけてしまった。カナダトロントへのフライトは10時間あまり。トロントでは雪が積もっており、夏から一気に冬に季節が変わったようだ。トロントではストップオーバーで空港近くのホテルで宿泊。フライトの遅れが無ければ中華街でディナーの予定だったが遅くなったのでホテルのラウンジでビールとブラッディシーザーというトマトジュースのウォッカ割りやビールとフライアンドチップスを頂いて就寝した。
1/8はトロントからバンクーバーを経由して成田へ向かうフライトだ。朝5時半集合でホテルのシャトルバスでトロント空港へ定刻で搭乗したが離陸までに機材トラブルで1時間半遅れでテイクオフ。5時間のフライトであったが機内食食無しで有料扱いだったエアカナダの国内線。バンクーバーにも到着遅延であったが、乗り継ぎは余裕があったのでラウンジでワンタン麺とビールを頂いて回復した。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
もうすでに忘れそうな思い出をありがとうです。
どうか、またお会いできる日まで、お互い安全一番で山旅を楽しみましょう。
人生は一度きり命は一つですから。
コメントありがとうございます。お久しぶりです。溜まっていた山行ログをやっと整理したところです。またどこかでお会いできたらいいですね!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する