吉田ルートからお邪魔します 〜富士山〜
- GPS
- 23:10
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,834m
- 下り
- 1,832m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 8:13
- 山行
- 4:06
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 5:51
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
登山はフリープランです |
コース状況/ 危険箇所等 |
未就学のお子さんも手を引かれて登ってらっしゃいましたが… |
その他周辺情報 | 山小屋『胸突江戸屋』さんにお世話になりました |
写真
感想
思いついたのは、春のことでした。
「今年50になるまでに、この国で一番高いところを登っておこう」
計画が近づくにつれ、期待と不安がふくらんで、急にウエイトトレーニングしてみたり、思い出したように近くの山に登ってみたり。
最近は夜行バスにも慣れて、結構快適に寝て行けます。
これが何より高山病予防の第一歩。
そして、これまたセオリー通りに五合目での高度順応。一時間ほどブラブラしたり食事したり。
さらには呼吸を意識して、いざ出発!
以前御嶽山でフラフラになった苦い経験を繰り返すまいと、スタート直後の平坦から下り坂もゆっくりゆっくり。歩みを止めなければ、必ず着ける。そんな気持ちでのんびりと進みました。
さすがに富士山、人の多いこと多いこと。下山まで誰にも会わなかった経験を何度も持つ身には、まるでお祭り騒ぎ。ただ中には「そんなんでイイの?」って、心配になるような方も確かにいらっしゃいました。
(御来光に向かう渋滞の中、パンスト、短パン、スニーカーで寒さに蹲り、動けなくなってた彼女、貴女のとなりで心配そうな顔をしてる方は、明らかに彼氏失格ですよ)
あまり景色の代り映えがしない登山道ですが、確実に高度は増して行き、雲の高さから更に標高の上がった独特の世界に、気持ちの高揚を感じながら、大切に、丁寧に登って、宿泊予定の山小屋へ到着。
ココでしばし思案…
多分ツアーの方々は、まだまだ到着されない。
明朝登る予定だけど、バスの都合で御来光だけ観てタッチ&ゴーで下山予定。
お鉢めぐりはダメでも、コースタイムなら、夕方までに登頂写真ぐらい撮って来れる。
よし、行こう!カップラーメンでのんびり…の図を打ち消して、ピーナツかじって歩き出す。
ところが、迷って歩きだしたのが悪かった。
「あれ?しんどい」
「息が切れる、足があがらない」
「引き返して、明日にするか」
何度も何度も足が止まる。あんなに沢山居た登山者もいつしか誰も居ない。
「こんな時間から登っちゃダメなの?」
最後の御来光館を過ぎると、本当に誰も歩いてなくて、途端に不安になる。
「いや、いつも一人で歩いて来たし、富士山独り占めなんて滅多にない」
フー!フー!とより大きく息を吐いてさらに進む。
白い鳥居が見える!
あ、テレビで見た事のある狛犬が見えた!
最後の一段を登りきり、浅間大社の石碑が目に飛び込んで来た時は、思わずすがりついて、「来ましたよ。ココまで来ました」とつぶやいていました。
本当に誰も居なくて、しばし感慨に耽り。後に登って来られた方と称え合い、写真を撮り合いして早々に下山。あんなに大袈裟に登ったのに、山小屋まで下りの早いこと (^_^;)
二日目早朝は、「明日は1時出発!」と豪語されたたお隣さんの寝顔を見ながら寝袋を抜け出し、3時に渋滞の列に紛れ込む。頭上の星空から日の出は期待出来そう。
どんどん冷え込んでくる登山道に、風が強くなかったのがせめてもの救い。
それでも渋滞に流されるままに登頂した時には、気温-3℃。
ハイドレーションのパイプが凍っちゃって、しばらく水分補給も出来ず。エマージェンシーシートに包まって、ただひたすらに夜明けの時間を待つ。
一番高い所から観る日の出は、言うまでもなく感動的で、闇を開け放つ力強さ、すべてに等しく照らし出す神々しさ、まるで違う次元に居るかのようでした。
興奮も覚めあらぬまま、「また来ます、次はさらに高い所へ」と心に決め、下山道を一目散。
途中思い出したように、山小屋の朝食弁当を食べ、何度折り返したか分からなくなるような九尾レを下り、6合目で登り道と合流。
「そうそう、私が行きにすれ違った人もこんな顔だった」と思いながら挨拶を交わし、満ち足りた感覚で、5合目のゴールにたどり着きました。
安直な言い方ですが、やはり凄いお山です。
いろんなスタイルをすべて受け止める大きなお山です。
お天気に恵まれた素晴らしい富士登山ですね
お写真でも伝わってくる感動。
ホントにお疲れさまでした!
筋肉痛なりませんでした?(笑)
yoyuさん、この夜明けを見ちゃったらダメですね。
後で見返したら、ほとんど写真を撮ってないんです。
ファインダーを覗くのも勿体無いくらいに、見惚れちゃってたんでしょうね。
大袈裟だけど、宇宙を感じる朝でした。
まだまだ知らない世界がありますね。
頑張ってアチコチ行ってみないと勿体無い。
初めまして。
私が見た 富士山と違って素敵過ぎです。sssss
まさしく感動ものです。
ぜひまた富士山登山と美しい景色を再チャレンジしてみます。
はじめまして。コメントありがとうございます。
一日違いの行程でらしたんですね。
初めにこんなに良い思いをさせていただいたのに、それでも忘れ物が沢山です。
「一度は…」と言われるお山ですが、きっとまた登りに行くと思います (^_^)
何処かでお会いできたら、お気軽にお声掛けくださいね
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