丹沢西端・湯船山(白凜瞭南東尾根より)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 847m
- 下り
- 832m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅⇆山口橋の往復走行距離は116.6km |
コース状況/ 危険箇所等 |
白凜瞭南東尾根の取付きは「丹沢西端・西道志登山詳細図」によれば柳島の集落の家々の間から登るように読み取れますが、勝手に敷地を通るようで気が引けました。そのため小野畑沢に沿った道路を進み家屋が立っていない処の急斜面から取付きました。尾根の下部は概ね緩やかですが、湯船林道より上部は傾斜が増してきます。枯葉の堆積が薄かったのでそれほど登り難いことはありませんでしたが、枯葉が多い場合には滑りやすくなると思います。登りでのルートファインディングでは迷うことはありませんでしたが、初めて降りに利用する場合は、枝尾根へ迷い込みやすい処もあります。なお道標や赤テープはありませんでした。 白凜瞭に出てからの稜線上の登山道はなだらかでとても歩き易い道です。 世附峠からは湯船林道から分岐する逢坂林道へ続く道を降りました。逢坂林道は天神山の東面の谷が大きく崩壊し寸断されている懸念があったため天神山経由で崩壊地を迂回しました。また湯船林道から逢坂林道へ入って行く処とその直後のルートファインディングがかなり分かり難いと思います。何故かというと、逢坂林道は国土地理院の地図では標高650mより上には通じていません。実際には、歩行できるだけの道となっています。 なお当方はGPSは使っていないのでルート軌跡は手書き入力です。 |
写真
感想
10歳代から20歳代にかけて年末年始は殆ど何処かへ出掛けていた。家庭を持った30歳代からは一転して家で紅白歌合戦を見て過ごすようになった。今では歳のせいか、寒い中を山行に出掛ける気にならなくなってしまった。ストイックさの欠片も失くしたようだ。
実は困ったことにハイジは私より山好きである。正月三が日が過ぎるとハイジの”山行こう”の暗黙の重圧が少しづつ高まってくる。陽が長くなる2月に入ってからという考えは却下され、山行に行くと事になった。何処に行こうか。どうやら週末は寒気に見舞われるらしいので気温が少し高めの南側(丹沢)と考えた。それも厳しいより気楽に登れる処が良いなと思い、昨年の今頃に登った不老山の近くの湯船山に行くことになった。
始めて訪ねる山なのでどんな趣きなのか分からなかったが、不老山から続く稜線上にあるので似たような雰囲気だろうと思った。昨年の不老山は行程の半分以上が植林と林道に終始したので、今回も全く期待していなかった。日常殆ど運動をしないので運動のつもりで出掛けた。
しかしながら予想に反し、なかなかどうして変化があり楽しく歩けた。白凜瞭南東尾根では、取付きのルーファイにドキドキし、緩傾斜ゆえルート選びの難しさ、傾斜が緩急を適度に繰り返し、突然不思議な小屋が現れた。林道を横断した後半上部は自然林が葉を落とし展望が開け気持ちよく歩けた。枯葉が思っていたより薄かったため滑りに緊張する処も少なかった。湯船山から世附峠の緩やかな稜線は周辺の山々を存分に眺め楽しみながら歩けた。それだけでも満足であったが、稜線の最後”サンショウバラの丘”で想定外の眺望が得られた。少し曇りがちだったが全方位の優れた展望を得られて爽快感が湧いてきた。下山は道迷いの心配のない湯船林道をと考えていたが、ハイジが面白くないと言い出し、天神山経由で逢坂林道に進んだ。ルーファイに集中しながらの歩きも楽しめた。最後、この楽しい山行を”山の神さま”に感謝して終えた。
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