三重のええ遺構 大杉谷森林鉄道インクライン探索

2023年01月22日(日) [日帰り]

• GPS: 08:55
• 距離: 14.6km
• 登り: 1,493m
• 下り: 1,476m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:49
• 休憩: 1:11
• 合計: 9:00

7:54 スタート地点
9:54 9:59 インクラ谷出合い
10:33 10:44 大杉谷森林鉄道インクライン中継駅
11:19 12:08 水越峠
13:39 13:42 大河内山
14:17 14:20 桑ノ木谷高
14:40 14:40 水呑峠
15:07 15:07 菅ノ峠
16:54 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道大杉海山線、奥栃橋手前　2台程度停めれるかな？
林道大杉海山線はアスファルト舗装です。
林道大杉海山線は大杉谷方向で法面作業で通行止めですが1月25日で開通の様です。

コース状況／危険箇所等

個人装備　ヘルメット、ピッケル、スリング、ガチャ物、30mロープ、熊鈴

写真3〜インクラ谷出合いまで
　概ね軌道跡水平道がりますが、山抜け、際どいトラバース、渡河が有ります。
インクラ谷出合い〜水越峠
　超急斜面と際どいトラバースあり（ピッケル使用）
水越峠〜水呑み峠
　一般的な稜線歩き
　ただし、木の幹に目新しい熊の爪痕ありました。
水呑み峠〜駐車地
　林道歩きだが・・・
　ショートカットが最悪でした。　
　激下り、懸垂降下、最後は柵、塀などで脱出困難状況になります。
　素直に、林道を歩きが早いです。
　急がば回れです。

大杉谷森林鉄道遺構探索は、超バリエーションルートです。
ルーファイ、装備とその取り扱い出来ることが大前提です。

その他周辺情報

「三重県の森林鉄道」
-知られざる東紀州の鉄道網-
片岡　監　氏
曽野　和郎　氏
著書を参考資料といたしました。

写真

1/22 7:57

大杉海山線
奥栃橋手前に車を停めました。

1/22 7:57

ここに車を停めました。

1/22 8:00

駐車地から200mほど林道大杉海山線を歩き右カーブの所から軌道跡水平道へアプローチします。
赤リボンがありました。

1/22 8:01

軌道跡水平道がありました。
大川内川左岸になります。
まだしっかりその姿が残されていました。

1/22 8:05

砂防ダム

1/22 8:13

この辺りは、直ぐ上にある林道大杉海山線造成時に埋もれたようです。
獣道程度のトラバースラインになります。

1/22 8:19

大杉海山線から離れると、また軌道跡水平道が現れます。
ここは、切通しです。

1/22 8:22

コンクリート橋があったようですが、風波の先で橋桁が落ちています。

1/22 8:23

KUさんも落ちた橋桁を見ています。

1/22 8:24

落ちた橋桁

1/22 8:26

対岸の崖をよじ登る
KUさん

1/22 8:29

対岸から、落ちたコンクリート橋桁を見ています。

1/22 8:31

軌道跡水平道

1/22 8:34

レールを発見しました。

1/22 8:42

滝？
国土地理院の地図ではここより少し手前に不動滝とあります。
少し戻って、国土地理院での不動滝の位置を確認すると砂防ダムでした。？

1/22 8:47

滝の直ぐ上流で軌道跡水平道が左岸から右岸へとなります。
橋はありません。
参考資料の「三重県の森林鉄道」により、先ほどの滝が不動滝となるようです。

1/22 8:50

砂防ダムを高巻きです。

1/22 8:54

砂防ダム上から右岸へとなります。

1/22 8:56

右岸の軌道跡水平道

1/22 9:06

渡渉して左岸へ

1/22 9:15

大きな砂防ダムを左岸から巻きます。

1/22 9:24

先に、鉄の外壁の砂防ダムがあります。

1/22 9:24

インクラ谷です。

1/22 9:26

鋼鉄外壁砂防ダムを左岸から巻きます。

1/22 9:28

砂防ダム上の体積地を左俣へ入ります。

1/22 9:35

左俣へ入ったら直ぐ左岸から黄色いテープでほぼ崖を登ります。
私たちはこれを無視して沢を歩き直ぐ、左岸30m程上部石積みを見つけて黄色いテープへ戻りました。

1/22 9:39

ほぼ崖を登って、石積みがあります。

1/22 9:39

軌道跡水平道がありました。

1/22 9:46

水平道が埋もれて、際どいトラバースになりました。

1/22 9:47

レールがあります。

1/22 9:56

インクラ谷出合いから、インクラインで使っていたと思う割れる太いワイヤーロープがあります。

1/22 10:12

流石、インクライン
この傾斜です。

1/22 10:13

インクライン起動跡
スマホアプリで斜度が35度〜45度でした。

1/22 10:20

軌道跡が無くなり、超際どいトラバースとなります。
安全確保ためピッケルを使用しました。
ピッケルでサクッと安全にトラバースしました。

1/22 10:22

際どいトラバースライン
KUさんもピッケル使用しています。

1/22 10:32

インクライン中継駅の様です。
砦の様な石積みがあります。

1/22 10:35

太いワイヤーロープでごぼう抜き登りをします。

1/22 10:36

KUさん

1/22 10:36

ワイヤーロープの先にワクワク

1/22 10:37

在りました。
インクラインの要
ワイヤーロープを巻き取るウインチです。

1/22 10:38

ブレーキペダル
ブレーキシューもしっかり残っています。

1/22 10:58

インクライン中継駅から更に急勾配になります。
インクライン起動跡

1/22 11:02

レールです。

1/22 11:19

水越峠切通し手前に飯場跡
風呂場かな

1/22 11:19

ここで生活をしていた跡があります。

1/22 11:19

レールと車輪

1/22 11:21

車輪持てるかな？
風波

1/22 11:21

KUさん

1/22 11:23

ウインチ軸？

1/22 11:24

水越峠の切通し
前回はここまで来て、先ほどの飯場跡に気づかなかったとは
トホホです。

1/22 11:25

水越峠
落ちたコンクリート橋げた

1/22 11:34

水越峠にて昼食

1/22 12:04

水越峠切通し上にあるクレーン基礎かな？
KUさん

1/22 12:09

水越峠から水呑み峠まで稜線歩きです。

1/22 13:01

午前中に通過した、鋼鉄砂防ダムと体積地が見えています。

1/22 13:10

大きなぬた場

1/22 13:32

手前のハゲ地が本日最高峰
大川内山875m
その奥、台形なのが前回登た仙千代ヶ峰

1/22 13:34

以前登った
白倉山　大熊落し　古ヶ丸山

1/22 13:39

大川内山山頂から、日出ヶ岳方向
KUさん

1/22 13:40

大川内山山頂
風波

1/22 13:50

あちらこちらに滑車が放置されています。

1/22 14:04

真新しい
熊の爪痕
テリトリーなのでしょう

1/22 14:19

桑の木高
841．7m

1/22 14:47

水呑み峠
登山口へ下りました。
後は、長いアスファルト舗装の大杉海山線を下るだけです。

1/22 14:48

水呑み峠
隧道

1/22 14:48

大杉海山線
大杉谷への通行止めは1月25日までの様です。

1/22 14:50

KUさんは舗装道路の下りは登山靴だと足裏が痛くなります。
足裏に負担が少ないサンダルへ履き替えます。

1/22 15:33

なんとか、地図上ではショートカット出来そうな所がります
風波のわがままで、ここから尾根を下りショートカットをします。
KUさんはサンダルから登山靴へ履き替えます。

1/22 15:35

最初は許容範囲の下りでしたが・・・
踏み跡？もある様に見えるのですが・・・
激下りとなり・・・
果たして時短になるか？？？？

1/22 15:57

林道が見えた所でまさかの法面です。

1/22 16:18

等高線が広い所でも、ロープが必要でした。

1/22 16:18

更に、柵があります。

1/22 16:22

柵と法面ネットの継ぎ目を下から潜りました。

1/22 16:23

法面ネットを潜っている
KUさんです。

1/22 16:29

最後はこの砂防ダムを懸垂降下が良かったかもです。

1/22 16:33

ショートカットした大杉海山線ガードレールが見えています。

撮影機器：

iPhone 8 Plus 64GB SIMフリー Apple

サイバーショット DSC-HX99 SONY

感想

風波

大杉谷森林鉄道遺構探索は2回目となります。
今回はインクライン探索と水越峠から水呑み峠への赤線繋ぎとなります。

駐車地から大杉海山線を200m程歩いて右カーブ（写真3）の所から軌道跡水平道へアプローチします。
水平道はその姿をそのままに残している所が多いですが、たまに獣道程度のトラバースラインになったり、山抜けして軌道跡が全く無し、元々は橋があった所は渡渉したりします。
インクラ谷出会い手前、大きな鉄製砂防ダムを過ぎて一度コースアウトしています。
黄色いテープを無視したためです。
黄色いテープに従い急斜面を登れは軌道跡水平道にでます。
インクラ谷出合いからは、インクライン中継駅まで太いワイヤーロープが在ります。
インクライン中継駅までのトラバースラインがそれなりにヤバかったので、ピッケルを使用しました。
インクライン中継駅から上は、超急斜面になります。
水越峠~水呑み峠までの稜線歩きは特に危険個所はありません。
水呑み峠から駐車地までの林道大杉海山線の林道歩きは長いです。
ショートカットを試み大失敗です。
激下りの後は・・・
大杉海山線への復帰には法面ネットと柵があり本当に難儀しました。
このショートカットは絶対に真似はしないでください。

ショートカット
時短のはずが
大失敗

風波トホホな山行川柳