寄より鍋割山〜雨山峠〜檜岳山稜

2023年01月29日(日) [日帰り]

• GPS: 08:51
• 距離: 16.8km
• 登り: 1,514m
• 下り: 1,509m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:42
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:42

距離 16.8km 登り 1,514m 下り 1,527m

6:40 寄神社
6:47 6:55 みやま運動広場駐車場
7:02 7:06 寄ロウバイ園
7:11 7:12 寄展望台
7:42 7:42 綱立丸
7:57 7:57 ウタノ沢ノ頭
8:24 8:39 櫟山
8:55 8:56 栗ノ木洞
9:16 9:17 後沢乗越
9:36 9:37 後沢右岸尾根分岐点
10:15 10:36 鍋割山
10:42 10:43 鍋割山荘
10:47 10:47 オガラ沢分岐
11:02 11:02 鍋割峠
11:10 11:10 鉄砲沢ノ頭
11:26 11:31 茅ノ木棚沢ノ頭
11:50 11:51 オツボ沢ノ頭
11:59 12:04 雨山峠
12:40 12:41 雨山
13:12 13:12 檜岳
14:03 14:03 中沢橋分岐
14:18 14:19 H22・H23成長の森案内図
14:52 14:52 寄大橋
15:18 15:19 宇津茂公衆トイレ
15:24 15:25 みやま運動広場駐車場
15:29 15:29 中山の大きなしだれ桜
15:32 ゴール地点

天候

晴れのち曇り
気温−5℃〜0℃
微風だが冷たい、稜線上は風速5m/s以下
12時辺りから雪雲が上空を覆い粉雪がパラつく
（丹沢に雲がかかっていただけで下界は晴れ）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

みやま運動公園駐車場はロウバイ祭り期間は登山者使用不可のため、登山者用臨時駐車場に停めた（運動公園から500mくらい手前の小学校付近）

コース状況／危険箇所等

・寄〜櫟山〜栗ノ木洞〜後沢乗越
寄集落からロウバイ祭りの会場の脇を抜け登って行くと入口がある。樹林の中をひたすら進み、林道を跨いでからが本番。
櫟山、栗ノ木洞と抜け後沢乗越へ至る道は標識なども整備され歩き易く難所も無い。
櫟山前後では表丹沢県民の森方面への分岐が複数ある。
この日は稜線上は5センチほどの積雪があったが、歩行に支障無し。

・後沢乗越〜鍋割山
鍋割山登山のメインコース。よく整備され道迷いの心配も無い。
この区間はニ俣から来る登山者がたくさん居た。
急登が1時間ほど続く

・鍋割山〜雨山峠
本山行の核心部。痩せ尾根、急登、鎖場が連続する上、雪で足元がズルズル。
たった2キロの区間の筈だがかなり消耗させられた。

・雨山峠〜檜岳〜寄大橋
雨山峠から急登を登り切ると、アップダウンはそれ程無い檜岳山稜の稜線歩きとなる。
道は分かり易く、雨山峠までの様な鎖場がなども難所も無い。
檜岳からの下りはあまり登山用の道に見えず作業っぽかったが、ピンテや標識で問題なく歩けそう。
寄大橋近くで車道と合流した後は舗装路歩きとなる

その他周辺情報

秦野天然温泉さざんか　大人土日900円　22時まで

写真

1/29 6:43

散々迷ったが、当日朝に鍋割山登山に決めた。
二年前に災害通行止めで果たせなかった寄からの鍋割山！
丁度ロウバイまつりのシーズンで公園駐車場が登山者利用禁止だった為、500mくらい手前にあった登山者用臨時駐車場に車を停めた。
ここから徒歩で登山口へ

1/29 7:07

みやま運動公園でトイレを借り、靴紐を締めたら登山開始。
まだ開いていない蝋梅園の脇を登り登山口を目指す。
蝋梅は丁度最盛期だな。

1/29 7:12

ここが入口の様だ。舗装路に別れを告げる

1/29 7:21

茶畠の中を抜けるとハイキングコースに合流した。

1/29 7:22

あれは後半に歩く予定の檜岳山稜かな。

1/29 7:23

鹿柵を潜る。
標識だらけなので道は分かり易い

1/29 7:32

人里近い山のお約束、杉の人工樹林からスタート

1/29 7:34

来る途中の高速でも良く見えた富士山が白い頭を出している。
今日は快晴だ。

1/29 7:35

正面は伐採作業のため通行止め。
右の階段が迂回路だ。

1/29 7:42

坂を登り切ると平坦な道に。
まだ人家の近い作業道といった様相でハイキング感無いな。
結構雪あるな

1/29 7:45

林道を跨ぐ様だ

1/29 7:46

道の脇に階段あり。
ここからが本番っぽいな

1/29 7:58

急な坂を登り切ると浅く雪に覆われた稜線に出た。

気温はずっとマイナスで運動量が多いシチュでは暑いが、上着を脱ぐと寒い…という微妙な状況

1/29 8:01

海が見えてきた。
しかし今日は太陽に照らされても寒いぜ〜

1/29 8:01

初めて来たが中々気持ち良さそうな道じゃ無いか

1/29 8:04

朝8時、富士山はまだ綺麗に見えてる。
まずは櫟山のピークを目指すが、ここら辺りから表丹沢県民の森へ向かう分岐が複数現れる

1/29 8:06

また坂が急になって来た

1/29 8:09

ここは右に進んでも櫟山で合流するのだが、とりあえず正面を登り稜線上を歩いてみる

1/29 8:11

チラチラ富士山が見える。
早く鍋割山山頂で見たいぜ〜

1/29 8:20

櫟山まで10分か。
登山口の鹿柵からだいたい1時間で着けそうだな

1/29 8:21

日の当たらない場所は残雪あり。
雪は数日前に降った筈だが、新しい足跡があるので昨日も歩いた人居そうだな

1/29 8:24

櫟山到着

1/29 8:24

櫟山山頂は広場になっており開放的。
ここで小休止しおにぎりを齧った。

1/29 8:46

休憩を終え先へ。次なるピーク、栗ノ木洞までは20分ほどの様だ。

1/29 8:55

10分ほどで栗ノ木洞に着いてしまった。
樹林に囲まれた地味なピークだ。
鍋割山まではまだ遠い様だ

1/29 9:05

日陰なのか雪がある程度深い。
下り坂にふわふわの雪でズルズル滑る。
しかし爪をつけるほどでは無い。
一応チェーンスパイクは持って来てはいるが…

1/29 9:13

1/29 9:15

お、正面の崖は…もしや！？

1/29 9:16

後沢乗越到着。
ニ俣からの道は歩いたことがあるのでここから鍋割山山頂までは既知の道だ。
ここまですれ違う人は皆無だったが、ここから山頂まではいきなり登山者が増え何人もとすれ違った。

1/29 9:17

箱根方面
金時山に箱根山が見える

1/29 9:17

振り返り後沢乗越

1/29 9:28

ここからは急登だ

1/29 9:30

息を切らしながらゆるゆると進む。
もし空いていたら久しぶりに鍋焼きうどんたべたあなぁ
でも混んでそうだよなあ

1/29 9:39

青空の登山が気持ち良い。
雪は薄く道もまだ泥濘んではいない

1/29 9:45

まだ今回の山行の前半戦なのだが、もう両脚は乳酸を溜め込み疲労を訴えてくる。
鈍ってるなあ〜夏山に向け鍛えなきゃな

1/29 9:53

鍋割山まで0.8キロ！

1/29 9:59

こんな天気なら両脚痛くても頑張れるわ

1/29 10:00

真鶴半島と相模湾だ。
標高を上げどんどん眺めが良くなる

1/29 10:00

後沢乗越から45分経過…意外に長いのね
6〜7年ぶりに来たから忘れてたわ

1/29 10:01

1/29 10:01

あれ…？なんか雲沸いて来てねーか？

1/29 10:02

手前の三ノ塔と奥に大山！

1/29 10:05

前方に歩荷の人がいた。

1/29 10:08

箱根の向こうに愛鷹山も見えるが、雲が多いのが気になる

1/29 10:11

あと一息

1/29 10:14

登山者カウンターが前方に見える。
いよいよゴールか

1/29 10:15

鍋割山荘着いた！
山頂付近は風が強くめっちゃ寒いんだけど

1/29 10:16

鍋焼きうどん1,500円か…しかも待機列が出来てる。
こんな寒い中待つのは辛いので持って来たインスタントを食うか

1/29 10:16

鍋割山山頂の山名標識

1/29 10:16

富士山、富士山はどうしたー！！
（本来は正面に見える筈）

1/29 10:16

南アルプスは見えてるね

1/29 10:20

これが最強のどん兵衛か…

1/29 10:29

想像以上に美味かったわ…

周りでは山荘で食べずに自分で鍋焼きうどんを作って食べてる人がいた。

1/29 10:36

太陽を雲が隠すとホント寒いわ

1/29 10:36

1/29 10:37

20分ほど山頂に滞在したが、雲が取れる気配無し…

1/29 10:42

そろそろ先へ行くか。
今回は雨山峠方面へ進み檜岳山稜を経由して寄に降る予定だ。
この先は下山まで初めての道。楽しみ

1/29 10:44

すっかり多くなった雲が太陽を隠す。
正面左側に連なる山が檜岳山稜なのかな？

1/29 10:44

富士山見ねーなー
南アルプスは見えてるが

1/29 10:44

1/29 10:45

愛鷹山も雲に覆われて来たね

1/29 10:45

1/29 10:45

雨山峠への道も足跡あるな。
雪が深すぎるという事も無さそうだしなんとかなりそうだ。

1/29 10:48

木々の隙間から塔ノ岳が見えた

1/29 10:48

尊仏山荘見えてるな

1/29 10:49

降りは結構急な上、まだフワフワの雪で油断するとズルズル滑るので注意して進むのだが、これが結構疲れる

1/29 10:52

雪の下は落ち葉でふかふかだ

1/29 10:56

降りが一旦落ち着くと西丹沢への眺望が。
正面右が蛭ヶ岳、左側に檜洞丸だ。

1/29 10:58

蛭ヶ岳の右側が丹沢山。
こちらから見たのは初めてかも

1/29 10:59

振り返ると通行注意標識が。
この時点ではそんな標識出すほどじゃ無いじゃないかと思っていたが…

1/29 11:02

鍋割峠
ここから寄方面に降りられる様だが、道は荒れているという。

1/29 11:05

足跡が複数ある。
こんなマイナーそうなルートなのに物好きは居るものだな

1/29 11:06

どんどん雲が湧いて来て気温も低下…
やる気無くなるわ

1/29 11:12

写真で見るより急な下り。
左奥に見える雨山がやけに遠い（実際の距離はそれほど無い筈だが…）

1/29 11:14

ロープが張られた下り坂。
山頂の警告標識には「ヤセ尾根や鎖場など多く、経験者向けの登山道」とあったが、いよいよ本領発揮か？

1/29 11:14

ヤセ尾根来たぞ！

1/29 11:15

からの〜鎖場！
足元が雪でズルズルなのが不安要素だなあ

1/29 11:17

結構長い鎖場。
慎重に歩を進める

1/29 11:19

緩やかにカーブしているのが嫌らしい

1/29 11:19

やっと鎖場が終わり登り返し。
左右崖で緊張する。

1/29 11:21

雪に残る先達の足跡が心強い

1/29 11:22

お、晴れ間が！出来るならずっと晴れてほしい。
寒いし

1/29 11:22

茅ノ木棚沢ノ頭…長い山名だな
鍋割山から雨山峠までの中間地点だ。

1/29 11:25

1/29 11:27

標識が豊富で助かる。
このルート、標識無いと間違えそうな場所がいくつもあった。
ここも真っ直ぐ行ってしまいそうだし。

1/29 11:29

この先も複数の鎖場が。
ここは先のヤセ尾根がヤバイ

1/29 11:30

写真だと分かりづらいが、左側は崖で高度感はかなりあった

1/29 11:30

1/29 11:36

左側の谷筋に行きそうになるが、右に行くのが正解

1/29 11:39

こちらの鎖場はあまり怖く無い

1/29 11:41

でも疲れた〜

1/29 11:45

鍋割山全景。
左側に雲が迫り塔ノ岳は呑まれそう

1/29 11:51

名前ついてそうなピークだが、山名標識などは無かった

1/29 11:52

左に降れば雨山峠か

1/29 11:54

これも急な下りだが道は良い

1/29 11:58

雪に覆われた雨山峠到着！

1/29 11:58

右に降るとユーシンロッジ方面だが、未だ通行止めな筈。
左側は非常に荒れているらしく警告されていた。
自分が進むのは正面、檜岳方面だ。

1/29 12:02

だそうです。

1/29 12:03

この階段から檜岳山稜へGO！

1/29 12:14

鍋割山以降初めて人とすれ違った。
男性の話によるとこの先に迷子の猟犬がいて、人恋しいらしく男性は5キロも付き纏われたとか。
警察に連絡済みで、首輪のGPSを頼りに持ち主が迎えに来る予定だとかなんとか。

1/29 12:18

秦野峠までは行かないが、名前が前々から気になっていた檜岳（ひのきだっか）は行っておきたい

1/29 12:39

雨山峠から30分あまりで檜岳山稜最初のピーク、雨山到着

1/29 12:40

晴れてれば気持ち良さそうな場所だが、雨山峠辺りから太陽はすっかり姿を消し、粉雪がチラつき始める始末。
寒い！
もうクライマックスは終わって消化試合ムードが漂い始める…

1/29 12:40

檜岳まで1.1キロか〜遠いなぁ（やる気減退中）

1/29 12:40

1/29 12:40

1/29 12:46

犬の足跡だ。
男性の言う通り確かに猟犬は居たようだが、無事主人と再会できたのだろうか

1/29 12:49

檜岳が見えて来た。
寒さと悪天に正直既にやる気を無くしていた私は当初計画していた伊勢沢ノ頭までは行かず、檜岳で下山してしまおうと内心決意していた

1/29 12:50

1/29 13:12

雨山から約30分、檜岳到着。
しかし地味なピークだ…

ここまでの登りは辛かっただけにご褒美なしは辛すぎる

1/29 13:25

と言うわけで檜岳から下山開始。
上空の雪雲が恨めしい

1/29 13:55

馬、バカな…14時を前にして再び太陽が顔を出す始める。
遅いぜ全くよー

1/29 14:10

丹沢上空は雲が覆い晴れたり曇ったりを繰り返していた。
一時はガスの中に姿を消していた鍋割山も復活！

1/29 14:11

下山路は退屈なのにひたすら長い…

1/29 14:20

標高を下げると雪が消え歩き易くなった。
ミツマタの花が咲くゾーンを抜けていく

1/29 14:24

成長の森として整備された一画

1/29 14:26

整備されてるから歩き易くて助かる

1/29 14:33

寄大橋まで15分！ゴールは近いぞ

1/29 14:43

おお！見えた見えた

1/29 14:45

車道に合流だ

1/29 14:48

周遊歩道入口。
ここで山道は終了、実質下山だ。

1/29 14:50

ゲートを抜け寄大橋方面へ。
登山者の車が何台か駐まっていて下山後の雑談に花を咲かせていた

1/29 14:50

寄大橋を渡る

1/29 15:10

なんかすっかり晴れたな。
もしかして曇ってたのは山上だけなのか？

1/29 15:23

ロウバイまつりで混み合うバス乗り場

1/29 15:23

駐車場も満車だ

1/29 16:28

秦野天然温泉さざんかで汗を流す

1/29 18:32

厚木のとんかつ小林で晩飯食いました

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

kukaminn

八ヶ岳に行こうか…
丹沢山へ行こうか…

イマイチぴんとくるネタを思いつかないまま朝5時起床、とりあえず丹沢に向かったは良いがコンビニで買い物してる時他の方のレコを見て「そうだ、鍋割山に行こう」と電流走る。
バカ尾根は12月に行ったばかりだし、歩いた事のないルートを歩きたい！とヤマレコで見つけた今回のルートにしてみた。

鍋割山自体5年ぶりくらい。
後沢乗越から鍋割山山頂間いがいはまだ歩いた事の無いコースで新鮮で楽しめた。
雪が意外に残っていて、足元が怖い場面がいくつかあったが、雨山峠までのルートはスリル満点で満足。
しかし雨山峠以降は寒いは眺めはイマイチだわで飽きてしまい、当初の計画より手前で下してしまった。

鍋割山といえば気になっているコースがいくつかあるのだが、その一つを歩けたのは嬉しかった。
もう一つの気になるルートは尊仏ノ平へ降り塔ノ岳に登り返すルート。
こちらもいつか歩いてみたいものだ。