黒部五郎岳
- GPS
- 15:53
- 距離
- 36.6km
- 登り
- 2,694m
- 下り
- 2,527m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 4:21
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 7:59
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
装備
個人装備 |
カッパ 1
トレッキングポール 1
医薬品 1
GPS 1
コンパス 1
地図 1
行動食 1 適量
水 1 3L
エマージェンシーシート 1
テント 1
シュラフ 1
銀マット 1
ヘッドランプ 1
ストープ 1
食器 1
|
---|
感想
二年前に雲ノ平に行ったときから気になっていた黒部五郎岳に登ってきました。
雲ノ平のときと同じく折立からの入山でしたが、今回は天候に恵まれて剱岳や薬師岳を見ながら薬師峠まで気分よく歩く事ができました。
一日目の宿泊地である薬師峠キャンプ場は今まで行ったテント場の中で一番居心地が良かったです。
きれいなトイレ・水場が近くにあり、地面が砂地でテント設営もしやすい。
テント場からの眺めもよく、日が暮れるまでテントの外でコーヒーを飲んだり夕食を食べたりしながらのんびり過ごしました。
それにしても何時間も景色を見続けてそれでも飽きないというのはちょっと不思議な感覚です。
家にいたら間違いなくテレビを付けたりスマホをいじったりしている所ですが、そういったものから切り離されて必須ではない情報を遮断できる時間が少し位はあった方が良いかもしれません。
19時過ぎにはする事もなくなったので就寝しましたが、夜中に寒さで目を覚ましました。
腕時計の温度計を見ると3℃を切るくらい。
テントの中で3℃とは人が寝る環境じゃないなぁと思いつつ、何か対策を取るのも面倒だったのでそのまま無理に寝直しました。
翌朝、目を覚まして外に出ようと思いフライをめくると、フライの感触がいつもと違う。
どうやら夜中に霜が降りたようでフライ全体が真っ白な氷に覆われていました。
パリパリに凍ったフライを雑巾で払うものの雑巾や手袋が凍ってしまってなかなか作業が進まず、出発が予定より1時間も遅れることに。
快適性を求めて2〜3人用の大きめのテントを使っていますが、この時はすぐに撤収できる小さいテントが羨ましくなりました。
どうやら薬師峠にいた人たちの多くは薬師岳か雲ノ平に向かったようで、北ノ俣岳方面へ向かうルートは人が少なく、静かな山歩きを楽しむ事ができました。
誰にも会わずにてくてくと歩き続けて平坦な北ノ俣岳山頂に到着。
山頂からは黒部五郎岳までの道をはっきりと確認することができます。
黒部五郎岳の肩に登る九十九折の道が見えたときは憂鬱になりましたが…。
実際に歩いてみると黒部五郎岳手前のアップダウンの繰り返しが地味に堪えます。
懸念していた黒部五郎岳自体の登りは楽ではないが、思っていたよりはきつくないという感じでした。
常念乗越から常念岳に登った時のほうが遥かに苦しかったです。
黒部五郎岳の肩の分岐にザックをデポして山頂へ。
寒い中しばらく待っていると何とかガスが取れて景色を楽しむことが出来ました。
山頂の標識が壊れかけてボロボロになっていたのがちょっと気になります。
せっかくの百名山なのでもっと立派な標識があっても良いのに。
肩の分岐に戻ってカールへ下ります。
カールの中は期待していた通り、良い雰囲気でした。
花の時期に来ればかなり楽しめるのではないでしょうか。
二日目の宿泊地である黒部五郎小屋のテント場は小屋から少し歩いた場所にあります。
薬師峠と同じく砂地でテントを設営しやすく、こちらも居心地の良いテント場でした。
今夜も寒くなるのかと覚悟して寝ましたが全然そんな事はなく、快適な夜でした。
三日目は一気に新穂高温泉まで下る長丁場。
黒部五郎小屋の裏手から三俣蓮華岳に登る道はなかなか急で朝イチから歩くには厳しい道のりですが、三俣蓮華岳は格好良い鷲羽岳を見ることができる絶好のポイントでお気に入りの場所です。
それを楽しみに頑張って登りました。
山頂からの眺めは期待通りで、二年前に来たときと同じく素晴らしい景色でした。
ところで山頂の標識が新しいものに変わっていましたがいつ交換されたのでしょうか。
三俣蓮華岳からは巻き道コースを通って双六山荘へ。
巻き道コースはアップダウンが少なく快調に歩くことができました。
双六小屋から新穂高温泉までは二年前も通った道で勝手がわかります。
槍や穂高を眺めながらほぼコースタイム通りに鏡平小屋に到着。
鏡池で念願の逆さ槍を見ることもでき、今回の山行で見たかった景色をすべて見ることが出来ました。
今年は7月8月と天候に恵まれない山行が続きましたが、今回は終始天候に恵まれて大満足の山行になりました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する