鳳凰三山(青木鉱泉P→ドンドコ沢→地蔵・観音・薬師→中道→P)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 2,002m
- 下り
- 1,988m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【 コメント 】
・ 紅葉が始まった鳳凰三山日帰り登山を、7年ぶりに行いました。
・ 韮崎ICから、カーナビに従って国道20号線を左折、旧道の小武川林道を進み約40分で青木鉱泉の駐車場に到着。 青木鉱泉直前区間は未舗装で、かなりの凹凸があり、車体底部をこすらないように慎重に進む。
・ 数か所に分かれた駐車場(約100台)は1割程度の駐車状態。 駐車券を宿の受付で購入(750円)、フロントガラスに添付。
・ 標高約1,150mの青木鉱泉宿前にあるトイレに立ち寄った後、中道との分岐点を、ドンドコ沢コース方面へ進む。
・ すぐに野猿の集団に遭遇、逃げ去って行きました。
・ 6年前は小武川第三砂防残務工事中でしたが、今は完了し歩き易くなってました。
・ 上流の対岸には、白ザレの沢が合わさってきている。 登山道は、右手から流れ込む枝沢を渡る。
・ やがて“南精進ケ滝50m”の標識があり、リュックをデボし、約80m先まで下り道を行くと、2段からなる水量の多い迫力のある滝が現われる。
・ 滝全景を撮影するには、やや滑りやすい岩場を登る必用があります。下りる時、慎重に。 滝のしぶきがカメラにかからない様にタイミングに注意。
・ 更に登ると、鳳凰の滝の分岐を示す標識が現れますが、ここから滝までピストンするとかなりの距離を登り返さなければならないので、二つ目の標識場まで登ってからリュックをデボ。 少々下ってから鳳凰の滝が見え始め、全体が見える位置まで渡渉しながらかなり登りましたが、水量が多く岩が苔でスリップし易かった為、全体が見える右岸へ渡れず戻りました。
・ 鳳凰の滝から白糸の滝までが最も急登の連続で、涼しくなった秋風の中でも汗をかきそうになり、団扇を扇ぎながらの登山になりました。
・ 次の白糸の滝は、平凡ですが繊細な感じのする滝で、登山道のすぐ近くから展望出来ました。
・ 20分程登ると五色の滝の標識があり、リュックをデポし滝の前まで降りていく。
・ 五色の滝は、豊富な水量でほぼ垂直に70m落下している迫力のある三段の滝で、今回の滝の中で最も迫力のある滝でした。
・ やがてドンドコ沢の上流部に達し、視界が開けると前方に白く輝いた鳳凰山のシンボル、地蔵岳のオベリスクが見え、ナナカマドやカラマツの紅葉が始まって景色を見ながら、ここで一休憩。
・ やがて鳳凰小屋に到着。 小屋前には、ヤナギランが群生していましたが、花期はほぼ終わりでした。 流しっぱなしの豊富な飲み水流し台がありました。
・ 登山道はやがてオベリスク手前の花崗岩砂礫の急傾斜地(ドンドコ沢の原頭部)に入り、ここを直登する。
・ 地蔵岳直下の白砂が眩しく光を反射しているザレの急登を、オベリスクの写真を撮りながらゆっくり登り、賽の河原最上部の多数の子授け地蔵前で記念撮影。
・ 鳳凰山のシンボル、地蔵岳のオベリスク。 大自然の風化作用により頂上には、18メートルの花崗岩の大岩柱(オベリスク)が聳え奇観を呈している。
・ このオベリスクに最初に登頂したのは、南アルプスの名付親であり、また日本の山々に登り、世界に紹介したW・ウェストンで、明治37年のこと。これが日本で最初のザイルを使ったクライミングだといわれているそうです。 石を結びつけたロープを運良く岩の切れ間に引っかかるまで何度も投げ続けて、この岩塔の初登頂を果たしたそうです。
・ 賽ノ河原からオベリスクを目指して約8割位の所まで登りましたが、オベリスクの直下の垂直岩まで行くと、ステップのない3mほどの壁となっており、その先にロープが垂れ下がっていました。 登ることは出来そうですが、残置ロープがやや色あせており、降りるのはかなり危険な感じでしたので、止めました。
・ オベリスク直下の大岩で大展望を満喫。 眼下の賽ノ河原、観音岳と、正面の甲斐駒ケ岳を眺め、写真に収めました。
・ 視界が良好ならば、富士山かや八ヶ岳等のパノラマが見れるはずでしたが、ややガスって雲が湧いてきたので今回は残念。
・ 次の目的地、観音岳に向う。一旦、アカヌケ沢の頭ピークをトレースし、地蔵岳を時々振り返りながら好展望の観音岳山頂に到着。
・ ハイマツと白砂の日本庭園のような稜線上を進み、約20分で三つ目の薬師岳に到着。
・ ここは山頂が三山で最も広く、平らな大岩の上に寝そべって、しばらく周囲の山々や空に浮んで刻々と変化している雲をユックリ眺めました。
・ 山頂のすぐ南の稜線下には薬師小屋が見え、左側に小さなピークの砂払岳が見えました。
・ 帰路は「中道」コースで出発点へ戻る。 「青木へ」の表示に従って下り始める。
・ 中道コースは樹林帯の中の登山道で展望は全くないコメツガの林を黙々と下ります。
・ 飽きてしまう頃、やがてシラカバ林、カラマツ林と変わっていき、2時間弱で水場があり、やがて林道に出る。
・ この広い整備された林道を約2k位下り、最後は近道へ入り、青木鉱泉宿の駐車場に無事到着。
・ 山頂 ・稜線登山中までは好天に恵まれ、お陰で素晴らしい展望と、例年より早めに始まった紅葉を味わうことが出来た山行でした。
* このコースは古くから利用されており、特別危険な箇所もありませんでした。
* 写真撮影を考えると登りをドンドコ沢、下りを中道コースに設定するのが良い。
* 天候の良い残雪のなくなった初夏か、涼しくなった初秋が日帰り登山に適当と思います。
* ドンドコ沢のルートは、五色の滝、白糸の滝、南精進の滝等名瀑がありお勧め。
* 南精進ヶ滝、鳳凰の滝、白糸の滝、五色ヶ滝等いずれも数十メートルの落差で日本有数の渓谷。
* 紅葉は、山頂付近で始まった状態。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する