越上山 美しきユガテから顔振峠へ
- GPS
- 05:10
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 715m
- 下り
- 671m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 5:47
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り 西武池袋線 吾野駅 帰りは、飯能からラビューです。この電車は好きなので機会があれば乗りたい。 ラビューの特急券は吾野駅で買いました。そうすると、飯能で慌てずに済みます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★金曜日に降った雪は、土日の陽気のため、ほぼ消えていました。 ★諏訪神社から雨乞塚に向かう道は大変わかりづらく、藪や倒木もあって要注意です。GPSを頻繁に見ながら進みました。 ◆東吾野駅〜ユガテ 東吾野駅の高麗川を挟んで対岸あたりにある、吾那神社の石段を登ります。吾那神社の境内の裏手から登山道が始まりました。少しつづら折りに登ってから、尾根を直登していくようになります。右側が自然林で、このあたりは常緑樹の林のようです。送電鉄塔で左右の景色が開け、再び樹林帯に入ります。道は巻いたりアップダウンを繰り返しで、橋本山の登りに入ると男坂と女坂に別れました。男坂をひと登りで橋本山の山頂。左側の展望が開けました。 山頂のすぐ先で女坂と合流。アップダウンを繰り返しながら進むと、道は車が通れる幅になり、キノコ園や、西川木楽会の工作小屋を過ぎていきます。広い道は二股になり、右を進むとユガテに入っていきました。山上の桃源郷です。 ◆ユガテ〜エビガ坂 ユガテの民家の間を登ると再び車道に出ます。その先で山道に入り、しばらく進むと再び車道と交差。更に樹林帯を登って行くと、エビガ坂の表示のあるT字路に出ます。 ◆エビガ坂〜越上山 エビガ坂から主稜線に入ります。小さなピークを越え、或いは巻きながら道は進みます。常緑樹の林の中の道となって、しっかり登るピークに立つと、茶之岳山の表示があります。地図の450mのピークです。 その後もピークを登ったり巻いたりしながら行き、林道とも寄り添います。そして登った顕著なピークは蟹穴山。その先で両側が大きく開け、鉄塔跡のような場所に出ます。奥多摩側の展望の中に、遠くに富士山の姿も見ることができました。さらに大沢山のピークを過ぎて、一旦広い道に降り立ちます。横を車道が走っています。獅子ヶ滝への分岐です。再び登って、桂木観音への分岐を経て、広い舗装された林道に降り立ちました。 ここからは、越上山への登りです。稜線上を進めば小ピークを越えながら越上山へと繋がっていくはずですが、道は尾根の左側を緩やかな巻道で登って行きます。大変歩きやすい道です。林道からの最初のピークは踏み跡があるので登ってみました。名のあるピークではありませんが、刈りはらわれていて展望がありました。緩やかに登りついた越上山分岐から越上山まではひと登りです。山頂手前で小さな岩を乗り越えます。ちょっと痩せているので注意です。山頂は展望はありませんが、少し手前に今まで歩いてきた稜線が見える場所がありました。 ◆越上山〜顔振峠 越上山分岐まで戻り、広めの立派な道を進むと、諏訪神社に出ます。諏訪神社の裏手から顔振峠に向けて幅広の立派な道が続きます。すぐに右側の藪の中に、小さな赤テープと細い踏み跡がありますが、これが雨乞塚への分岐です。表示もなく、歩いてきた道とあまりにも落差が大きいので、気を付けていないと通り過ぎてしまいます。私も、どこかのピークに行く踏み跡だろうと思って、通り過ぎてしまいました。 この踏み跡は細くて道がはっきりせず、倒木にも阻まれて、半ば廃道という感じです。藪の薄いところを進み、傾斜が出てくる手前で細い道は右に下っていきます。そして、すぐに広い作業道に降り立ちます。この作業道に沿って歩き、正面のピークの方への尾根に乗れば、急登ののちに雨乞塚に出ます。作業道も途中絡んできます。雨乞塚は切り開かれた明るいピークで石祠があり、北側が開けていました。雨乞塚からは顔振峠に向けてはっきりした踏み跡があり、これを辿れば下に顔振峠の食堂などの建物が見えてきます。 ◆顔振峠〜吾野駅 顔振峠はこのあたりの観光スポットなのですね。山上の集落と明るい南斜面の農地は広々として眺めがいい場所です。ユガテと比べると、ちょっと作られた感じはありますが、規模も大きく気持ちのいい風景です。日本の山村風景といったところでしょうか。ここからは関東ふれあいの道の標識に導かれて下っていきます。しばらく顔振峠周辺の風景を眺めながらの道が続き、その後は沢筋の樹林の中を下っていくようになります。何度か車道を横切り、顔振峠に向かっていく広い車道に出ると、後は長い車道歩きとなります。国道299号まで下ると右折し、対岸に西武線を見ながら、吾野駅入り口から高麗川を渡って駅に向かいました。(駅への車道は大回りしていくので、手前の方から上がっていける階段があります) |
その他周辺情報 | 電車待ちの時間で、吾野駅前の、奥武蔵美晴休憩所で、山菜そば720円をいただきました。 |
写真
装備
個人装備 |
冬用のものはいろいろ準備しましたが使わずでインナーだけ冬用です。
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感想
一般的なガイドブックに載っている奥武蔵のメジャーなピークは、たいがい登ったという意識でしたが、まだまだありました。越上山がありました。そして、ヤマノススメのアニメ版で「あおい」が言っていた「ユガテ」も行ってみたかったのです。ということで、ユガテ〜越上山〜顔振峠の計画をいつしか温めていました。今や早春の奥武蔵シーズンなので決行です。(読み方は、「おがみやま」、「かあぶりとうげ」)
まず、ユガテは美しいところですね。蝋梅と紅梅。そして、他にもいろいろ。日差しの暖かな山上の集落で、よく整備されています。そして何と言っても住んでいる方の手作りで、季節を演出してくれている感じがあって、素晴らしい雰囲気でした。帰りに吾野駅前の休憩所の女将さんが、友達がかつてユガテに住んでいたらしくて、その友達の話では、いろいろなものが取られていってしまうそうです。花とか山菜とか…。庭に植えたものも含め…。ということで、他にもこれは…というものもありましたが、ここには写真も文も載せないことにしました。
一方、顔振峠の方も、のどかな山村風景なのですが、こっちは規模が大きくて、いろいろな手が入っている感じですかね。より観光スポット的な感じがしました。もちろん、この伸びやかな風景には癒されます。奥武蔵と言えば最近はトレランということで、私はあまり趣味では無く、できもしなくて、この日も何度も対面したり追い越されたりなのですが、ユガテの中を3人隊列で走っている人を丘の上から眺めていて、何か風景に溶け込んで絵になっているのが面白かったのでした。
一方、もう一つの目的の越上山は展望のないストイックな山頂。私はこういったところは嫌いではないので、何故か40分も腰を落ち着けていたのでした。
雨乞塚への分岐にはやられました。分岐の度に必ず確認するのですが、ここは藪の中に入っていく赤テープがあったことは認識したのですが、今歩いている道との落差があまりにも大きくて、マイナーなピークか何かに行く道だろうと、スルーしてしまいました。ヤマレコの警告に怒られて戻りました(笑)。ずっと、なんでスルーしたのだろうと反省していました。
このコースは、登る山の標高より大きい標高差を、登ったり降ったりしながら、じわじわ高度を上げ、最後に一気に下ると言うコース。とはいっても、登りはどれも短いので、特に気になりません。いろいろな事に出会えて楽しかった一日でした。
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