百高山97座目:鋸岳(↑黒戸尾根〜甲斐駒ヶ岳〜↓釜無川ルート)
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- GPS
- 17:32
- 距離
- 41.5km
- 登り
- 3,478m
- 下り
- 3,142m
コースタイム
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 4:52
- 山行
- 10:41
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 12:12
天候 | 両日とも終日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:富士見駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・七丈小屋は今の時期は食事提供は終了で素泊まりのみです。 ・甲斐駒ヶ岳〜六合目小屋までは一般ルート並みです。 ・六合目小屋〜三ツ頭で道迷い。途中まで山腹を巻いていたのですが、 正規ルートがわからず、最後は強引に稜線に登りました。 ・中ノ川乗越〜第二高点はガレ場で落石注意。 ・第二高点〜第一高点が核心部。 信州側に大きく下って、バンドに取り付きます。 その後鹿ノ窓ルンゼの登りですが、ここは慎重に登っても絶えず崩れるような感じでした。左側が比較的岩がしっかりしていたので、ルンゼ中央でなく、そのルートを選択しました。 小ギャップの下り+登りは写真で見るほど難しくなかったです。(あくまで個人の感想) |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
百高山もいよいよ残り4座、しかしその内3座は破線ルートあるいはバリエーションルートと難関が残ってます。
今回は破線ルートの鋸岳を目指します。
鋸岳は、ヽ無川ルート:一番易しいが林道地獄、角兵衛沢ルート:日帰りできるかもしれないが蟻地獄、9暖絛陬岳縦走ルート:難易度高そう、の3つのルートがあります。
当初は,陵縦蠅任靴燭、縦走への思いを断ち切れず、で体力温存を図るため1泊で行うこととしました。
久々の電車山行、朝はゆっくりだし、この日の行程は短くいつもと違う感じ。
バス停からこんな時間に甲斐駒ヶ岳を目指す人などいるわけもありません。
黒戸尾根に入ってもほとんど歩いている人はいなくて、途中から下山の方とすれ違います。
ゆっくり行きますが、それでも14時頃には小屋到着。
時間を持て余し気味ですが、第二小屋近くの岩場で日向ぼっこ。
その後小屋で御嶽山の噴火の件を聞きます。
翌日は皆さんの準備の早さで目覚ましセット前に目覚めます。
予定より30分早くスタート、そのお蔭で甲斐駒ヶ岳山頂でご来光を迎えることができました。
鋸岳への縦走は最初は順調でしたが、三ツ頭山頂付近でルートロス。
戻ったりしてピンクのリボンを探しますが、どうしても見つかりません。
稜線までいくらもなかったので、強引によじ登りますが、
運よく山頂に出ました。
この辺りから鋸岳の険しさが目立ってきます。
中ノ川乗越でヘルメットを着用し、ガレ場を慎重に登って行きます。
この日は運よく、第二高点へのガレ場、鹿ノ窓ルンゼのガレ場ともに、
前後に人がいなかったので、精神的には楽でした。
第二高点は360度の絶景ですが、
鹿ノ窓辺りから「ラク!」という声が頻繁に聞こえてきます。
緊張感が高まりますが、ここで腹ごしらえ。
鹿ノ窓は大きな岩も含めて信用できないものが大半でした。
緊張感の中にも憧れの鹿ノ窓をくぐる喜びに浸りました。
それも束の間、続いて小ギャップの登降が待ち構えてます。
こちらは妙義山の鎖場に比べると難易度は低いと感じました。
そしてたどり着いた第一高点、こちらも360度の展望です。
先程の第二高点と違って、核心部をやり遂げた満足感でいっぱいです。
鋸岳は鎖場の難しさというよりは、ガレ場の落石、ルートファインディングなど、
総合的な判断が求められるルートでした。
この日はツアー登山2団体とすれ違いましたが、
すれ違う場所によっては時間がかかることもあり得ます。
天候と紅葉を味方につけて、また通過した時間帯が良かったのかすれ違いに苦労することもなく、最高のコンディションで百高山97座目を楽しむことができました。
なお、様々な方のレコを参考にさせていただいたので、
ルートや注意点などが概ねインプットされて大変助かりました。
コメント
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hirokさん、こんばんは。
これで2015年の100高山コンプが見えましたね!
鹿の窓は、長谷村からの南アルプスバスの車内から見ただけですが、くぐれるものなんですね。すごいです。
急な岩場、ガレた斜面。写真をみるだけで、びびってしまいます。
御嶽山。見えたのですね。
移動中に車のなかで聞いたのですが、驚きました。
sat4さん、こんばんは
車窓から見えるほどなので、どれほど大きな窓と思っていたのですが、
実際はそれほど大きくなく、意外な感じでした。
鹿ノ窓はだいぶ前にガイドブックで見ていてあこがれの場所だったので、
感慨深かったです。
これも小ギャップの鎖が設置されたからこそ決行できたので、感謝です。
夏の遅れを何とか取り戻せたので、ほっとしました。
いよいよラストが近いと思うと、ちょっと寂しい気もします。
hirokさん、こんばんは。
百高山の中の難関ルート攻略、お疲れさまでした。
鋸は前後に人がいると落石が怖いですよね。
鹿の窓は私も行ってみるまで、ルートが中をくぐっているとは思っていませんでした
お写真を拝見して、急斜面の高度感がうまく写っていてとても感心しました
私も昨年歩いたコースなので、感じが良く出ているのが分かりました。
普通に撮ると、写真では斜度感がなかなか出ないのですが
hirokさんはどうやってとっているのでしょうか。
shigetoshiさん、こんばんは
行ってみてよくわかったのですが、鋸岳の最大のリスクは、
鎖場を含む岩場でなく、落石でしたね。
幸いにもガレ場では前後に人がいなかったので精神的には楽でしたが、
下に人がいると思うと、緊張しますよね。
特に鹿ノ窓のルンゼは足元から崩れそうで、緊張感Maxでした。
写真、お褒めいただき恐縮です
でも全く普通にパシャパシャ撮っているだけです。
強いて言えば、高山は晴天時しか行かないので、陰影がくっきり映ることぐらいでしょうか。
曇りだとのっぺりして写真映えしないです。
天気予報に対する執着心は人一倍強いかもしれません
hirokさん こんばんは
百高山もいよいよ大詰めですね!
この土日は天気が良く、鋸岳は紅葉もちょうどいいタイミングだったようですね。
きれいな紅葉に目が奪われますが、鹿ノ窓前後はスゴイところです
shigetoshi さんのコメントのとおり高度感タッブリの写真で、見ているだけで足がすくみます。
((( ;゜ Д ゜)))
doppo634さん、こんばんは
百高山、大詰めはうれしさ半分、寂しさ半分です
こんなに楽しい山行が終わってしまうと思うと、一抹の寂しさが。
でも、達成後もルートを変えて登ろうと思ってます
本当は夏に行こうと思っていたルートですが、
結果的には紅葉も楽しめ、水の消費量も抑えられ、これ以上ないコンディションでした
天気の怪しかった夏に無理して行かなくて良かったです。
実際に、写真だけでなく、高度感はあるルートです。
その高度感が病み付きになっちゃうんですよね
hirokさん、こんにちは。
いや〜、鋸岳、いいですねえ。
コンディションも良く羨ましい!実は鋸岳、今年は必ず登ろうと
息子と話をしていたのですが、予定が合わず、また来年に
繰り越しになりそうです。。。
私は蟻地獄ルートで登り、甲斐駒まで縦走して北沢峠からバスで
下山する日帰りパターンで考えていました。
百高山もあと3つですか。
楽しみにしています
それにしても、実際「ラク」と頻繁に聞こえてくるルートなんて
なかなかないですよね。
youtaroさん、こんばんは
天気、涼しさ、紅葉、そしてガレ場での人の少なさ、
とベストコンディションに恵まれて、縦走楽しめました
甲斐駒ヶ岳からの縦走路は変化ありまくりで、全く飽きさせません。
第二高点〜第一高点は2組(3人)と小人数しかすれ違わなくて良かったです。
核心部から外れた所で14人のガイドツアーに会ったのにはびっくり
それなりに人気のある山なんですかね
鹿ノ窓付近で出会っていたら大変だったと思います。
第二高点では「ラク!」の大きな声と、ゴロゴロと岩が滑る音が聞こえて不気味でした。
かなり注意して鹿ノ窓は登りましたが、足元は不安定で、
ポロポロと足元から小石が落ちていく感じで、いやらしかったです。
それ以上に、大きな岩も触ると動くので、要注意ですね。
息子さんとの頼もしいコンビ、楽しみです
youtaroさんも百高山いかがですか。
空いているのに絶景のいい山ばかりです
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