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Yamareco

記録ID: 5206448
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

予報外れ天気荒天 ノートレースの地蔵尾根〜赤岳

2023年02月23日(木) ~ 2023年02月24日(金)
 - 拍手
かぶとむし その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:28
距離
17.8km
登り
1,484m
下り
1,453m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:21
休憩
2:29
合計
9:50
距離 11.2km 登り 1,450m 下り 730m
5:23
15
5:38
32
6:10
6:11
5
6:16
6:31
0
6:31
6:32
71
8:49
9:51
106
11:37
11:38
6
11:44
12:07
44
12:51
13:05
3
13:08
6
13:14
13:16
11
13:27
13:33
4
14:24
5
14:29
14:50
7
14:57
14:59
14
15:13
2日目
山行
1:47
休憩
0:18
合計
2:05
距離 6.6km 登り 34m 下り 758m
7:57
36
8:33
8:39
25
9:04
9:11
7
9:18
9:19
5
9:24
22
9:46
11
9:57
10:01
1
10:02
ゴール地点
天候 暴風雪
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八ヶ岳山荘に駐車(1日\800)。今回は赤岳鉱泉に1泊だったので2日分の駐車料金を払いました。駐車券はコーヒー1杯無料付。期限はないそうです。
コース状況/
危険箇所等
地蔵尾根森林限界より暴風雪となりみるみるトレースが消えていく状況だった。自分のつけたトレースもすぐ消えてしまう状況。急登、雪庇、視界不良もあり慎重にルートファインディングしながら進む。雪は柔らかくアイゼンの利きがとても悪かった。
その他周辺情報 美濃戸口の八ヶ岳山荘、J&Nで食事、入浴が可能。小淵沢IC近辺にコンビニ、道の駅などもあり。富士見高原エリアにもホテル等あり。
うーん…本当に天候回復するのだろうか
うーん…本当に天候回復するのだろうか
なかなかの天候
行者小屋では雪が…地蔵尾根の鎖場付近で先行者を確認
行者小屋では雪が…地蔵尾根の鎖場付近で先行者を確認
これはこれでいいが…
これはこれでいいが…
つららの列
悩みましたが天候回復を信じ進みました
悩みましたが天候回復を信じ進みました
まだトレースが確認できます
まだトレースが確認できます
傾斜が増してきました
傾斜が増してきました
同行者このコンディションに笑っています
同行者このコンディションに笑っています
森林限界。ここらへんからトレースなくなりました。横殴りの雪が吹き付けてきます
1
森林限界。ここらへんからトレースなくなりました。横殴りの雪が吹き付けてきます
同行者悪戦苦闘
雪にしがみつきます
雪にしがみつきます
トラバース
このときはまだ余裕があります
このときはまだ余裕があります
段差を登りあげます
段差を登りあげます
鎖場。岩と雪のミックスです。確実に1歩1歩進んでいきます
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鎖場。岩と雪のミックスです。確実に1歩1歩進んでいきます
同行者の余裕がなくなってきました
同行者の余裕がなくなってきました
頑張ってすすみます
頑張ってすすみます
鎖場を登りあげると凍てつく岩肌が
鎖場を登りあげると凍てつく岩肌が
しばし見惚れてしまいました
しばし見惚れてしまいました
雪庇もあるのでルートを慎重に
雪庇もあるのでルートを慎重に
しがみつきます
トラバース多めでした
トラバース多めでした
稜線を前に喜ぶ同行者
稜線を前に喜ぶ同行者
お地蔵様も寒そうです
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お地蔵様も寒そうです
尾根を見守ります
尾根を見守ります
展望荘。コンテナの裏でしばし休憩。風が最高潮に強くなり轟音をあげていました。地蔵尾根を戻るも危険。進むもホワイトアウト…二人共遭難の二文字が頭をよぎりますが口にはせず。稜線に上がってきたことを後悔してしまいました。同行者は地蔵を下りることが難しいと判断。リスクが少ない文三郎尾根を目指します。
展望荘。コンテナの裏でしばし休憩。風が最高潮に強くなり轟音をあげていました。地蔵尾根を戻るも危険。進むもホワイトアウト…二人共遭難の二文字が頭をよぎりますが口にはせず。稜線に上がってきたことを後悔してしまいました。同行者は地蔵を下りることが難しいと判断。リスクが少ない文三郎尾根を目指します。
暴風雪の中なんとか赤岳山頂へ
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暴風雪の中なんとか赤岳山頂へ
ここまで2組の登山者とすれ違ったのみ。1組はアルパインのパーティ。爆風の中ロープをしまいあっという間にいなくなりました。アルパインの方々はすごい
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ここまで2組の登山者とすれ違ったのみ。1組はアルパインのパーティ。爆風の中ロープをしまいあっという間にいなくなりました。アルパインの方々はすごい
真っ白な世界。
視界はとても悪いです
視界はとても悪いです
赤岳山頂はスルー
赤岳山頂はスルー
いざ下山。慎重に
いざ下山。慎重に
ここで先行する下山者1組あり。ホッとしました
ここで先行する下山者1組あり。ホッとしました
自信のないところはバックステップで
1
自信のないところはバックステップで
同行者頑張って食らいついていました
同行者頑張って食らいついていました
1歩1歩確実に
鎖場が終わり危険地帯をぬけました
鎖場が終わり危険地帯をぬけました
ここで同行者をまっていると…
ここで同行者をまっていると…
分岐の下にピッケルが…なぜ?同行者が落ちたかと思いヒヤッとしました。赤岳鉱泉にこのことを後で伝えると滑落の連絡はないとのこと。事故でなければいいですが…
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分岐の下にピッケルが…なぜ?同行者が落ちたかと思いヒヤッとしました。赤岳鉱泉にこのことを後で伝えると滑落の連絡はないとのこと。事故でなければいいですが…
行者小屋で無事を喜び中山乗越へ
行者小屋で無事を喜び中山乗越へ
本日の宿に到着
怖さと安堵と達成感で満ち満ちている同行者。本当に無事に下山できてよかった
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怖さと安堵と達成感で満ち満ちている同行者。本当に無事に下山できてよかった
インスタグラムのフォトコンテストで頂いた宿泊券を使わせてもらいました。ありがたやー
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インスタグラムのフォトコンテストで頂いた宿泊券を使わせてもらいました。ありがたやー
アイスキャンディ
アイスキャンディ
夕方。飛行機雲が赤く染まりました
夕方。飛行機雲が赤く染まりました
夕方の時間になり天候回復しはじめました
夕方の時間になり天候回復しはじめました
大同心が少し見えました
大同心が少し見えました
小屋の明かりが良いです
小屋の明かりが良いです
三日月もみえます
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三日月もみえます
おっ!赤岳!
不気味に浮かび上がっていました
不気味に浮かび上がっていました
夕食はステーキ!前回泊まったときはホッケだったので嬉しかったです
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夕食はステーキ!前回泊まったときはホッケだったので嬉しかったです
疲れた体に最高でした
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疲れた体に最高でした
夜には昼間の荒天が嘘だったような晴天となりました。アイスキャンディとオリオン、冬の大三角。
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夜には昼間の荒天が嘘だったような晴天となりました。アイスキャンディとオリオン、冬の大三角。
夜は晴れ渡り星夜となりました。翌日は天候回復。今日登るべきでしたね
夜は晴れ渡り星夜となりました。翌日は天候回復。今日登るべきでしたね
アイスキャンディと横岳
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アイスキャンディと横岳
お世話になりました
お世話になりました
うさぎの足跡
また来るよと言いながら後ろ髪惹かれる思いで下山しました
また来るよと言いながら後ろ髪惹かれる思いで下山しました

感想

今回天候回復を期待し稜線に上がりましたが展望荘では西風が暴風となり轟音を上げ、進む先はホワイトアウトとなり来たことをとても後悔しました。同行者が地蔵尾根を下ることは難しく、文三郎尾根を目指すしかないと2人で判断し進みました。下山後同行者と展望荘から絶望荘になったねなどと冗談が言えるくらいで良かったです。比較的降雪が少なかったのが幸いしたのかあるき始めると意外と視界はありました。風は時々体が持っていかれそうになるくらい吹付け、稜線では生きた心地がしなかったのが正直な感想です。
残念ながら夕方になるまで天候は回復しませんでした。トレースはみるみる消えていき、雪はアイゼンが利きにくいとても悪いコンディションのなか同行者と無事に歩ききり、下山できたことへの達成感や安堵感や、道中の恐怖心などからとてもおかしなテンションに2人ともなっていました。同行者を無事に下山させることができてよかったです。また天候の良い日にリベンジしたいと思います。

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利用交通機関: 車・バイク
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