金時山登山口。そこにあるトイレは一風変わっている。
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金時山登山口。そこにあるトイレは一風変わっている。
某有名アニメのデザインをインスパイアした…というか完全にタイアップか?これは。凝ったことしてるなぁ。
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某有名アニメのデザインをインスパイアした…というか完全にタイアップか?これは。凝ったことしてるなぁ。
入り口のトイレで驚いてしまったが、気を取り直してスタート!
ツ「行ってくるます!」
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入り口のトイレで驚いてしまったが、気を取り直してスタート!
ツ「行ってくるます!」
まずは登山口にある公時神社へお参りしていこう。
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まずは登山口にある公時神社へお参りしていこう。
境内にはマサカリのオブジェが奉納されていたりする。さすが金太郎縁の地だ。
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境内にはマサカリのオブジェが奉納されていたりする。さすが金太郎縁の地だ。
境内脇から続く登山道へ入る。初めは杉林の中の道で比較的平坦だ。
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境内脇から続く登山道へ入る。初めは杉林の中の道で比較的平坦だ。
途中で県道を横断する。意外と交通量が多いので車に注意。
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途中で県道を横断する。意外と交通量が多いので車に注意。
しばらく行くと「金時宿り石」という巨石が現れる。二つに割れているからてっきり金太郎が踏み割ったという岩なのかと思ったがそれは別の岩らしい。この岩は金太郎が修行中に雨風を凌いだ場所なのだとか。それで宿り石。昭和6年に突然割れたそうで、割れる前の写真も残っているという。
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しばらく行くと「金時宿り石」という巨石が現れる。二つに割れているからてっきり金太郎が踏み割ったという岩なのかと思ったがそれは別の岩らしい。この岩は金太郎が修行中に雨風を凌いだ場所なのだとか。それで宿り石。昭和6年に突然割れたそうで、割れる前の写真も残っているという。
こういうの見るとやりたくなっちゃうよね。
このつっかえ棒はいつの頃からか登山者がやり始めたもので伝承とは関係ないらしい。
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こういうの見るとやりたくなっちゃうよね。
このつっかえ棒はいつの頃からか登山者がやり始めたもので伝承とは関係ないらしい。
宿り石前後までは比較的平坦な道が続く。今朝の冷気で森の中はしんと冷え込んでいる。なかなか体が温まらない。
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宿り石前後までは比較的平坦な道が続く。今朝の冷気で森の中はしんと冷え込んでいる。なかなか体が温まらない。
岩を過ぎたあたりから登山道は斜度を増す。道は良く整備されていて歩きやすいので、ここはじっくりと登っていくことにしよう。
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岩を過ぎたあたりから登山道は斜度を増す。道は良く整備されていて歩きやすいので、ここはじっくりと登っていくことにしよう。
いい感じに体が温まってきた頃、仙石原からの登山道と合流する。登山者も増えて賑やかになってきた。
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いい感じに体が温まってきた頃、仙石原からの登山道と合流する。登山者も増えて賑やかになってきた。
洗掘が進んだ登山道は見事に補修されている。関係者の丁寧な仕事ぶりに頭が下がる思いだ。
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洗掘が進んだ登山道は見事に補修されている。関係者の丁寧な仕事ぶりに頭が下がる思いだ。
樹木が途切れ眺望が広がるようになってきた。
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樹木が途切れ眺望が広がるようになってきた。
麓の仙石原が見えた。今朝は濃霧だったので景色を楽しめるか不安だったが、少し天気は回復してきたようだ。
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麓の仙石原が見えた。今朝は濃霧だったので景色を楽しめるか不安だったが、少し天気は回復してきたようだ。
山肌を覆っていたガスも晴れてきた。
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山肌を覆っていたガスも晴れてきた。
青空ものぞいてきた。富士山、見えるといいなぁ。
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青空ものぞいてきた。富士山、見えるといいなぁ。
山頂直下はこのコース一番の急登になっている。そんなに険しくはないと思うのだが、いたるところに足元注意の看板が立てられている。過去になにか事故でもあったのかな。
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山頂直下はこのコース一番の急登になっている。そんなに険しくはないと思うのだが、いたるところに足元注意の看板が立てられている。過去になにか事故でもあったのかな。
急な登りは長くは続かない。一汗かいた頃合いで山頂に到着となる。
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急な登りは長くは続かない。一汗かいた頃合いで山頂に到着となる。
山頂にもマサカリのオブジェが設置されていた。これは記念写真に良いね。晴れていれば後ろに富士山が見えたはずなんだが…。残念!
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山頂にもマサカリのオブジェが設置されていた。これは記念写真に良いね。晴れていれば後ろに富士山が見えたはずなんだが…。残念!
大きさ的にリアルなマサカリも。こっちは手に持てる。マサカリ担いだ金太郎〜♪なのだから、担いで写真撮れば良かったなぁ。
ツ「そういう肝心なところは後から思い出すんだよね」
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大きさ的にリアルなマサカリも。こっちは手に持てる。マサカリ担いだ金太郎〜♪なのだから、担いで写真撮れば良かったなぁ。
ツ「そういう肝心なところは後から思い出すんだよね」
山頂には複数の祠が祀られている。金時山に境を持つ周辺の村々がそれぞれ設置したそうな。信仰の山なのである。
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山頂には複数の祠が祀られている。金時山に境を持つ周辺の村々がそれぞれ設置したそうな。信仰の山なのである。
富士山が見えないのは残念だが、反対側の箱根方面は雲が取れてきた。大涌谷の噴気や芦ノ湖などが見える。
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富士山が見えないのは残念だが、反対側の箱根方面は雲が取れてきた。大涌谷の噴気や芦ノ湖などが見える。
結局、富士山は最後まで姿を見せてくれなかった。でも箱根方面だけでも雲が晴れて良かったなぁ。茶屋のご主人いわく早朝はきれいな雲海に富士山が浮かんでいたとのこと。その後はあっという間に雲が上がりご覧の有様だ。
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結局、富士山は最後まで姿を見せてくれなかった。でも箱根方面だけでも雲が晴れて良かったなぁ。茶屋のご主人いわく早朝はきれいな雲海に富士山が浮かんでいたとのこと。その後はあっという間に雲が上がりご覧の有様だ。
楽しみにしていた金時娘の茶屋だが、早く着きすぎて営業時間外だった…。
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楽しみにしていた金時娘の茶屋だが、早く着きすぎて営業時間外だった…。
ところが物欲しそうにしていた我々を哀れに思ったのか、なめこ汁なら出せるよと店主が声をかけてくださった。
ツ「ありがとうございます! ありがとうございます!」
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ところが物欲しそうにしていた我々を哀れに思ったのか、なめこ汁なら出せるよと店主が声をかけてくださった。
ツ「ありがとうございます! ありがとうございます!」
というわけで、無事になめこ汁を食すことができた。心も体もぽかぽかになって下山の途につく。帰りは乙女峠を経由して行こうと思う。
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というわけで、無事になめこ汁を食すことができた。心も体もぽかぽかになって下山の途につく。帰りは乙女峠を経由して行こうと思う。
乙女峠に向かう道は基本的にはなだらかな尾根道だが、長尾山手前のコルに少々険しい場所がある。
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乙女峠に向かう道は基本的にはなだらかな尾根道だが、長尾山手前のコルに少々険しい場所がある。
多少は情景に変化があったほうが面白いよね。コルを越えて短い登りをクリアすれば長尾山は近い。
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多少は情景に変化があったほうが面白いよね。コルを越えて短い登りをクリアすれば長尾山は近い。
長尾山山頂には小さな三角点?の石柱があるだけ。灌木に囲まれて眺望もない。山名標なども無いからGPSで位置を確認してしまった。
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長尾山山頂には小さな三角点?の石柱があるだけ。灌木に囲まれて眺望もない。山名標なども無いからGPSで位置を確認してしまった。
長尾山はずいぶん冷遇されているな…と少しばかり哀れに思ったのだが、少し離れた場所にある広場に山名標識が設置してあった。
ツ「何もこんな見当外れの場所に看板立てんでも…」
茶「広い場所で休憩してくださいっていう配慮だよ、たぶん」
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長尾山はずいぶん冷遇されているな…と少しばかり哀れに思ったのだが、少し離れた場所にある広場に山名標識が設置してあった。
ツ「何もこんな見当外れの場所に看板立てんでも…」
茶「広い場所で休憩してくださいっていう配慮だよ、たぶん」
金時山もだいぶ遠くなった。
ツ「なめこ汁も遠くなった…」
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金時山もだいぶ遠くなった。
ツ「なめこ汁も遠くなった…」
このあたりまで来ると御殿場の街がだいぶ近くに見える。木々の隙間から見える街並みに手が届きそう。
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このあたりまで来ると御殿場の街がだいぶ近くに見える。木々の隙間から見える街並みに手が届きそう。
長尾山から乙女峠への道は少々岩ガラっぽいが基本なだらか。霜柱が溶けたのか泥濘になっていた。
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長尾山から乙女峠への道は少々岩ガラっぽいが基本なだらか。霜柱が溶けたのか泥濘になっていた。
乙女峠到着。峠には廃屋が一軒。乙女茶屋という茶屋があり2010年頃までは営業していたらしい。
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乙女峠到着。峠には廃屋が一軒。乙女茶屋という茶屋があり2010年頃までは営業していたらしい。
乙女峠は富士見三峠のひとつに数えられているという。
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乙女峠は富士見三峠のひとつに数えられているという。
こんなお立ち台が設置されている。
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こんなお立ち台が設置されている。
富士山の眺望に優れた景勝地だから富士見三峠。だが雲には勝てない。残念ながら富士山はその姿を見せてはくれなかった。
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富士山の眺望に優れた景勝地だから富士見三峠。だが雲には勝てない。残念ながら富士山はその姿を見せてはくれなかった。
乙女峠から仙石原に向かって下山する。周りの登山者の話を聞いていると車道の乙女峠から登ってくる人が多いようだ。
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乙女峠から仙石原に向かって下山する。周りの登山者の話を聞いていると車道の乙女峠から登ってくる人が多いようだ。
この道からは芦ノ湖や箱根の山がよく見えるが…
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この道からは芦ノ湖や箱根の山がよく見えるが…
今日たどったコース中、一番山道らしい道だ。浮き石が多いので景色に見とれていると怪我をする。
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今日たどったコース中、一番山道らしい道だ。浮き石が多いので景色に見とれていると怪我をする。
国道を走る車の音が大きくなる頃、薄暗い杉の樹林帯に突入。ここまでくればゴールは近い。…のだが、なぜかツートンが泣いている。
茶「どした? そんなになめこ汁が恋しいのか?」
ツ「花粉症だっぺ…」
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国道を走る車の音が大きくなる頃、薄暗い杉の樹林帯に突入。ここまでくればゴールは近い。…のだが、なぜかツートンが泣いている。
茶「どした? そんなになめこ汁が恋しいのか?」
ツ「花粉症だっぺ…」
無事下山。
ツ「おづがれざまでじだぁ!」
茶「あーあ、涙と鼻水でえらいことになってる…」
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無事下山。
ツ「おづがれざまでじだぁ!」
茶「あーあ、涙と鼻水でえらいことになってる…」
バスに乗って金時神社へ…と言いたいところだが、貧乏な我々は自分の足で国道を歩いて車を回収するのであった。
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バスに乗って金時神社へ…と言いたいところだが、貧乏な我々は自分の足で国道を歩いて車を回収するのであった。
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