北横岳・双子山・蓼科山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,085m
- 下り
- 1,479m
コースタイム
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 4:05
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
北八ヶ岳で取りこぼしとなっていた亀甲池、双子山、大河原峠、天祥寺原といったポイントを落ち穂拾いのごとく拾うルートを巡ってきた。ついでに蓼科山にも登頂した。
この山行の1日目にあたる2014年9月27日、木曽の御嶽山が突如噴火するという出来事があった。俺は1日目の泊地であった大河原ヒュッテのテレビでそのニュースを知った。翌28日、蓼科山の山頂に登ると、御嶽山との間には遮るものがなく、かつ天気も良かったため立ち上る噴煙がはっきりと見えた。煙ははるか東へたなびいており、静岡県にまで達しているようにも見えた。
以下山行の記録。
別に狙ったわけではなかったのだが、ちょうどこの週末、北八ツは紅葉の見頃だとかで、アプローチに使った北八ヶ岳ロープウェイおよびその山頂駅周辺の坪庭は観光客で賑わっていた。坪庭の周遊路を半周ほど観光客にまぎれて歩いたのち、北横岳へ登る。北横岳ヒュッテの近くにある七ツ池は2年前にも訪問したが、相変わらず落ち着いた良い雰囲気だった。
北横岳の山頂は多くの人で賑わっていた。そこから亀甲池に下るルートに入ってしまえば人にも会わないだろうと思っていたが、わりと多くの人が登ってきていた。大河原峠からの縦走勢か?亀甲池は半分以上干上がっていた。
双子池は北八ツでほぼ唯一のキャンプ地なので、早くもテント勢が湖岸のいい場所を埋め始めていた。湖岸に紅葉した樹木が集まっている一帯があって、湖面に色が映えていた。
双子山への登りは意外ときつかった。まあ楽勝だろうとナメていたせいだろうw双子山の山頂は、眺めが開けていて、広くて平坦で、吹く風は暑くも寒くもなく、人影もまばらで、人工物が立てる物音は何一つ無く、およそこの世にある「安心」「安堵」「安寧」といった要素を全て集めてきたような実にあずましい空間だった。思わず登山靴も靴下すらも脱いで、一時間ほども休憩してしまった。
大河原峠へは双子山からすぐ。着いたころにはガス気味になっていたが、夜に外に出てみると空には星がまたたいており、明日もいい天気になりそうだった。
翌日。予想に違わずいい天気。まずは天祥寺原へ、横岳を正面に見ながらゆるく下っていく。そこから将軍平への標高差約400mの登り。途中に涸れた沢を詰める場所があって、そこで突然紅葉した木々に出会った。人の気配もないマイナールートで、抜けるような青空をバックにした紅葉。「紅葉より新緑」派な俺だけどこのときばかりは心に感じるものがあった。
ちょうどこの紅葉ポイントに、「売店・宿泊 30分」とペイントされた石があった。こういう「小屋関係者が独自に設置した系案内」に書かれた所要時間というのは、俺にとって比較的正確であることが多いのだが、これも例外ではなく、そこから31分で将軍平に着いた。なお、大河原峠からここまで、単独のオバサン1人と遭ったのみだった。将軍平から天祥寺原へ下っていた。実に渋いコースセッティングだ。
蓼科山頂は風が強くて結構寒かった。蓼科山に登るのはこれが2回めだが、11年前に初めて登ったときは一面のガスで何も見えなかったので、リベンジも果たせてよかった。そして御嶽山。立ち上る噴煙がはっきりと見えた。その他、近くは南八ツに南アルプス、遠くは北アルプスに浅間山など。
あとは消化試合ってことで将軍平を経由して7合目登山口、そこから一投足で白樺高原国際スキー場のゴンドラ山頂駅に出、ゴンドラに乗って下山。ゴンドラ山麓駅近くにある蓼科牧場ではアルパカがいた。最近日本のアルパカ普及率たけーな。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人