鹿島槍ヶ岳〜五竜から
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,686m
- 下り
- 2,253m
コースタイム
ゴンドラリフトトップ800〜五竜小屋1300(宿泊)
9・28
出発500〜五竜岳600〜北尾根頭800〜キレット小屋1000=1030〜鹿島槍北峰1200〜本峰(南峰)1300〜冷池1430=1500〜大谷原1900
天候 | ガス〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
五竜ゴンドラ入山 |
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 9・27 5時間 9・29 14時間 合計登行 1日目 800m 2日目 1000m 下降2200m 気温 朝10度 夕方10度 山で会った人 1日目 200人 2日目 50人 森林限界 2300m 山の快適さ 紅葉シーズンで混んでいるが お勧め度 鹿島槍は最高 また行くか いきたい 日帰り温泉 ゆーぷる木崎 露天 ぬるめ コンビニ 白馬に最近はファミマが進出 帰りの渋滞 なし 東京帰宅 翌朝4時 走行距離 600キロ トラブル 五竜小屋もキレット小屋も愛想ゼロ |
写真
感想
グレートサミッツ国内編 NO109
鹿島槍ヶ岳〜五竜岳から縦走して
夏の晴れているときに、どうしても五竜からキレットを通って、鹿島槍へ行きたかった。
二か月前に五竜で泊って「明日は晴れ予報」だったのに、雨風で簡単に敗退。一体あの稜線は晴れるのかと、今回も前日の夕方は五竜では濃いガスと風。半分不貞腐れて混雑の小屋で寝たが、翌朝にドピーカン。だったら行くしかないでしょと、4時前の早い朝飯くって、5時に出る。6時に五竜の頂上は、けっこう混雑していて「百名山達成」おじさんにも遭遇したし、御岳の噴煙も見えたらしいが私は見なかった。目の前の剱、立山、薬師と、足元の唐松からの稜線とこの先の双耳峰鹿島槍に釘づけになったのも当然。
頂上から鹿島槍に踏み出すというのも、どうにも少数。昨日は200人近く宿泊したが、同行ルートは20人程度。こういう晴天の日に無理しないと、キレット通過はできないと思うのだが。
過去に真冬に通ったことがあるのだが、化石時代の話で記憶は少ない。今歩いてもなるほど、五竜から急降下のギザギザ稜線を跨いだり、繋いだりの、きわどく面白いコースだなあと、再確認。1時間少し歩いた頃に、対向者が出てきて、逆コースの方がやはり人通りが多いのだが、しかしこっちから登りたいのだから仕方がない。
地図でみれば、北尾根の頭はまだまだこちらに近いのだが、そこまでにけっこうかかる。まあそれがこの稜線の楽しみで、しかしさっきから目の前の双耳峰とか、北壁とか、見どころ満載で楽しい。昨日熟睡したから、気も軽いし、荷も軽い。
ようやく口ノ沢の最低コルでのんびり休憩し、しかし数人が通るとシーンとして、昨日までの五竜の賑わいはどこへの静かさ。さらに少しで、キレット小屋に出た。
ところが案外ここは興ざめで、裏側の谷に向かって従業員がゴルフの打ちっぱなしで、オメーラ自然破壊かと怒鳴りたくなる。ひどいんだよ、先に進むと見えるんだそれが。
さて先のキレットに向けていったん登って、急降下。いいねえ、確かに谷が細く切れて、向こう側に大跨ぎって感じで。
梯子鎖を登りながら、しかしこの稜線とは北壁の末端尾根のことで、なかなか興味がある。が、北壁も雪がなくてボサだけになると、ちょっと迫力に欠けるのは仕方がない。
斜面を大きく巻くのかと思ったら、稜線忠実にかなり上までいく。最後にちょっと避けて吊尾根の真ん中へ。
もちろん北峰に。ここは二度目だ。ちょうど12時きっかりにガスが湧いてくるっていうのも、鹿島槍の決まりのようなもんで、この日も稜線半分はガスになってきた。少しいて本峰(南峰)へ。さほど人が多くなくて、いい感じだね。南峰から先は、知っているだらだら下りで、だらだらと冷池へ。格安の500円ビール飲んで、ラーメン作って、さて後は下るだけ。4時間あれば下れる。
赤岩尾根はなぜか、柏原ハイウェーに敬遠されるけど、心配なしの一般道。それに目の前に北股本谷雪渓みえるしね。最後の方で暗くなったが、19時大谷原。ここにマイカーデポしてあったし。(入山は二台で二人だったが、後に別行動に)。
ああついに、晴れた日にキレット側から鹿島槍登頂して、長年のうっ憤晴らされた感じで満悦。
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