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Yamareco

記録ID: 522046
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳 阿弥陀南稜

2014年09月29日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
8.9km
登り
1,238m
下り
1,085m

コースタイム

日帰り
山行
9:00
休憩
0:50
合計
9:50
4:20
30
6:10
6:20
15
6:35
255
10:50
11:30
0
11:30
10
11:40
150
14:10
ゴール地点
舟山十字(25分)南稜広河原取り付き(80分)立場山(15分)青薙(35分)無名峰
(30分)P3:50分(10分)P4:60分(20分)阿弥陀岳(10分)西の肩(100分)
中央稜取り付き(30分)南稜広河原取り付き(20分)舟山十字
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
踏み跡明瞭。岩場は巻けばハイグレードハイキング程度。
その他周辺情報 通常の舟山十字路への道は通行止め中。う回路を行こう。
拾った棒でツェルと泊のゆきさん。デリケートな自分は快適車中泊でスマン。(mossan)
2014年09月28日 18:06撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/28 18:06
拾った棒でツェルと泊のゆきさん。デリケートな自分は快適車中泊でスマン。(mossan)
真っ暗
2014年09月29日 04:23撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 4:23
真っ暗
夜が明けてきた。立場山のちょい手前
2014年09月29日 05:37撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 5:37
夜が明けてきた。立場山のちょい手前
立場山。地味な道だった。
2014年09月29日 06:08撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 6:08
立場山。地味な道だった。
2014年09月29日 06:20撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 6:20
まぶしい!!4000円のフィラのサングラスじゃだめだ!
2014年09月29日 06:24撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 6:24
まぶしい!!4000円のフィラのサングラスじゃだめだ!
青ナギ。どこが青いんだい?
2014年09月29日 06:36撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 6:36
青ナギ。どこが青いんだい?
快晴。
2014年09月29日 06:39撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 6:39
快晴。
核心部
2014年09月29日 07:09撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 7:09
核心部
2014年09月29日 07:10撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 7:10
ガチャ。巻き道を行くときはヘルメットくらいでおk

自由度の高いクライミングを想定したらこんな量に…(mossan)
2014年09月29日 07:16撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 7:16
ガチャ。巻き道を行くときはヘルメットくらいでおk

自由度の高いクライミングを想定したらこんな量に…(mossan)
2014年09月29日 07:35撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 7:35
2014年09月29日 07:36撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 7:36
南西方向を振り返る。あ
2014年09月29日 07:41撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 7:41
南西方向を振り返る。あ
2014年09月29日 07:41撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 7:41
権現
2014年09月29日 07:42撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 7:42
権現
槍穂連邦
2014年09月29日 07:42撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 7:42
槍穂連邦
御嶽と中央ア
2014年09月29日 07:43撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 7:43
御嶽と中央ア
2014年09月29日 07:45撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 7:45
P2 直登可能ですがスケールが小さい為、通常のルートで左側を巻きます。(mossan)
2014年09月29日 07:50撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 7:50
P2 直登可能ですがスケールが小さい為、通常のルートで左側を巻きます。(mossan)
P3
2014年09月29日 08:03撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 8:03
P3
2014年09月29日 08:08撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 8:08
P3直登ルート卦蕕らいか。(mossan)
2014年09月29日 08:11撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 8:11
P3直登ルート卦蕕らいか。(mossan)
中級コースを行きます。
2014年09月29日 08:11撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 8:11
中級コースを行きます。
リードするゆきさんをビレイ中。セルフから距離を取って落石のフォールラインから離れた位置に立ちます。(mossan)
2014年09月29日 08:40撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
9/29 8:40
リードするゆきさんをビレイ中。セルフから距離を取って落石のフォールラインから離れた位置に立ちます。(mossan)
セカンドで登り中。最高の景色の中、気持ちの良い高度感です。(mossan)
2014年09月29日 08:49撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
9/29 8:49
セカンドで登り中。最高の景色の中、気持ちの良い高度感です。(mossan)
上部ビレイ点より
2014年09月29日 08:54撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 8:54
上部ビレイ点より
持っさん北。
2014年09月29日 08:55撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 8:55
持っさん北。
P3終了点でセカンドをビレイするゆきさん。(mossan)
2014年09月29日 08:58撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
9/29 8:58
P3終了点でセカンドをビレイするゆきさん。(mossan)
いい景色。
2014年09月29日 09:04撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 9:04
いい景色。
2014年09月29日 09:10撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 9:10
P4 ボス。
2014年09月29日 09:10撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 9:10
P4 ボス。
2014年09月29日 09:17撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 9:17
2014年09月29日 09:18撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 9:18
2014年09月29日 09:54撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 9:54
脆い岩のプレッシャーを考慮するとP4直登は元-位かも?30mいっぱい。下部左から右へ斜上し、右側の凹角状を登ります。上部ハングは右からカンテを越える。(mossan)
2014年09月29日 10:01撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 10:01
脆い岩のプレッシャーを考慮するとP4直登は元-位かも?30mいっぱい。下部左から右へ斜上し、右側の凹角状を登ります。上部ハングは右からカンテを越える。(mossan)
2014年09月29日 10:01撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 10:01
P4をトップアウト後、カムと大岩の2点でセルフを取り、ハイマツからATC-XPでセカンドをビレイ。(mossan)
2014年09月29日 10:23撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
9/29 10:23
P4をトップアウト後、カムと大岩の2点でセルフを取り、ハイマツからATC-XPでセカンドをビレイ。(mossan)
2014年09月29日 10:25撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 10:25
怖い。死ぬ。
2014年09月29日 10:25撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 10:25
怖い。死ぬ。
P4をセカンドで登るゆきさん。ガンバ〜(mossan)
2014年09月29日 10:27撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
9/29 10:27
P4をセカンドで登るゆきさん。ガンバ〜(mossan)
気持ちよさそう。 
2014年09月29日 10:26撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 10:26
気持ちよさそう。 
2014年09月29日 10:30撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 10:30
阿弥陀岳。
2014年09月29日 10:30撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 10:30
阿弥陀岳。
赤岳
2014年09月29日 10:43撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 10:43
赤岳
中岳に人が多い。
2014年09月29日 10:43撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 10:43
中岳に人が多い。
2014年09月29日 10:44撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 10:44
阿弥陀直下
2014年09月29日 10:47撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 10:47
阿弥陀直下
2014年09月29日 10:49撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 10:49
いぇーい。
2014年09月29日 10:53撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 10:53
いぇーい。
噴煙がモクモクと常に
2014年09月29日 10:55撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 10:55
噴煙がモクモクと常に
グラビィティリサーチヘルメットとK2ソロ。
2014年09月29日 11:30撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 11:30
グラビィティリサーチヘルメットとK2ソロ。
あぶねぇから入んじゃねぇだって
2014年09月29日 11:39撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 11:39
あぶねぇから入んじゃねぇだって
2014年09月29日 11:39撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 11:39
摩利支天
2014年09月29日 11:41撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 11:41
摩利支天
中央稜
2014年09月29日 11:52撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 11:52
中央稜
わかりづれぇ(・。・;
2014年09月29日 12:08撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 12:08
わかりづれぇ(・。・;
2014年09月29日 12:11撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 12:11
下部の岩場は東側から
2014年09月29日 12:14撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 12:14
下部の岩場は東側から
2014年09月29日 13:29撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 13:29
林道終点 南稜がよく見える。バイバイ
2014年09月29日 13:41撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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9/29 13:41
林道終点 南稜がよく見える。バイバイ
夜 わかりづらかった南稜の案内・
2014年09月29日 13:49撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
9/29 13:49
夜 わかりづらかった南稜の案内・

装備

個人装備
ザイル 8mm30m(1) シットハーネス エイトorATC(1) カラビナ スリング カム・ナッツ ビレイグローブ ヘルメット サングラス 読図セット 日帰り登山装備 前泊用具

感想

2014.09.29 八ヶ岳 阿弥陀南稜 快晴 もっさん

舟山十字路で前夜泊をした。
ツェルトを張ろうと思ったらストックを持ってくることを忘れたことに気づく。

しまった。

どうしようか。雨が降る気配もないのでそのまま寝るか?
などと一瞬思ったのだが いややわ。こんなクマの出そうなところ。

ここに来る途中も 凶悪そうな絵の熊に注意の看板があった。

居れた枝があったので拾ってきて それで立てることにした。
風の心配がないところならではというところか。

3時半起床。
ふむ。涼しいというか寒い。
この前、新調したマウンテンイクイップメントのパウダーヂュベ90の暖かさがありがたい。
やはり、マルイで買ったアパレルダウンとは保温力が段違いである。

4時過ぎに出発。

真っ暗やみの中、ペツル ミオRXPの灯りを頼りに広河原林道を行く。
広河原橋を過ぎると右手に看板が闇に浮いて見えた。
右へ行くと広河原へ降り、それを渡り踏み跡を見つけ南稜へ取りつく。
暗い中地道に歩みを進めていく。尾根場に出ると徐々に夜が明けてくるのが分かった。
立場山に着く頃には稜線の向こうから太陽が顔を出し 明るくなった。
青ナギあたりで下を見ると紅葉がキレイだった。赤はないがとてもきれいな黄色が眼下にあった。

無名峰まで来ると核心部が眼前に迫ってくる。

うーむ。これからあれを登るのかぁ。

無名峰は良い展望台となり権現や阿弥陀をよく眺めることが出来る。
ふと、ツルネに目をやると一人の登山者が立っていた。
今日は平日だぞ? 赤や硫黄ならともかく まさかこんな早朝のツルネに人がいるとは思いもしなかった。
八ヶ岳も人が今まで以上に増えているのだろうか?
静かな山歩きはコアな場所に行かなければできなくなってきているのだろうか…

クライミングギアを並べて取りあえずパシャリ。
もっさんが持ってきた道具も大分渡された

じゃ、ゆきさん 直登で。

はい?(゜o゜)

まさかの初見リードを言い渡された。完全にフォローのつもりでいたから不意を突かれた。
P3を目指す。P1,P2はサクッと躱していきP3基部に到着。
どうにも もっさんには足取りが重いように見えたようだが
単純に重かっただけじゃないかな。 装備が。あそこまでガチャ類を付けて歩くことなんてないから。

P3は出だしが核心かな。と見えた。4m位。そこを越えてしまえば楽になるかな?
取付いてみるとやはりそうだった。ちょうど岩が狭まっている場所が少しホールドを探したが
基本的にホールドはよくあり 登りやすかった。ただ……
高くて怖かった。( ノД`)… いや、私 高所恐怖症の気があるので 本当に勘弁。
高度に恐怖を感じながらもクリア。

設置されていた終了点が抜けていて1本のみ。あらら。どうしましょ。
ハーケンを打ってみるも決まらない。低い岩にスリングを回し少し一つ、あとは残ったボルトで確保。
そして、少し下がり岩から抜けないように位置を調整して、もっさんを待つ。
フォロービレイに慣れていないのでザイルが散らかる(-_-;)練習しなきゃなぁ。

続いてのP4直登。

いや…すぐ横にイージーコース見えるんですけど…(・。・;

直登コースは出だし核心。スタートから10m近く支点が取れない。
気休め程度と言うか気を紛らわす為に下部にカムで一ヶ所入れておく。
それに岩が剥がれやすいのでP3よりもこちらのが難しく感じる。
そして取付いてみると 数メートルで…

うぬぅ 動けん。怖い。無理。

核心が進めずにもっさんと交代。
フォローで登ってみると出だし部分はあまり登りすぎてしまうと身体が縮こまってしまって動けなくなるようだ。
難しくはないんだけれども怖い。やはり高いところは怖いなぁ。

核心後は階段状の比較的登りやすい凹状を登るのですが安定していない岩が多く注意が必要。
足を外側のフレーク状に張ろうとしたら添えただけで
ガゴッ と音を立てた。おい。勘弁しろ。一抱えほどあろう岩がそんな簡単に動くな…っ!
凹状に入ると古いハーケンが3本ほどあった。
P4を抜けてしまえば阿弥陀岳は目の前だった!

気付けば太陽は天高く輝いていた。
登ってみればあっという間だった南稜。
だけれども充実感のある登りでした!。
私のスキルでは正直 この辺りが限界。もう少しスキルアップをしなくては!

阿弥陀岳からの眺望はとても素晴らしく八ヶ岳の山々のみならず
富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス…そして あの御嶽山。
信州の名峰が見渡せた。

阿弥陀岳も平日だというのに大変にぎわっていた。まだまだ上がってきそうだ。
秋の静けさを求めて…とはいかないねぇ。

下山は中央稜。西の肩から南西方向に伸びる尾根でわりとハッキリとした踏跡があり、
相方談 御小屋尾根よりも雰囲気も良くて歩きやすい。
ただ、一部踏跡が分かりにくい場所や悪いところがあるので注意は必要。との感想。
比較的にサクサクと降って行けました。

天候にも恵まれた素晴らしい山行。山の友に感謝!
去年初めて嫁さんと登った阿弥陀南稜。踏み跡もハッキリしており、P3のルンゼ状以外は一般ルートとさほど変わらない感じですが、P3、P4を直登すれば初級のアルパインクライミングが楽しめます。前回は全てリードでしたが今回はP3をセカンド、P4をリードで登りました。2度目でも新鮮な緊張感で気持ちの良いクライミング。登山靴で登るなら自分にはコレ位が限界ですが、自分の技術を確認する意味でも毎年1回位は登っても良いんじゃないかと思います。あと、舟山十字路への下山ルートは御小屋尾根と中央稜が有りますが、去年は御小屋尾根を降り、今年は中央稜を降りました。中央稜の方が見晴らしも良く、急な分気持ち良く高度が下がりお勧めですが、それなりに慣れた人向けです。実は今年冬季に挑戦して敗退しているので、今度は是非冬季に登ってみたいと思います。

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