四阿山〜根子岳

2023年03月06日(月) [日帰り]

• GPS: 06:54
• 距離: 15.1km
• 登り: 1,235m
• 下り: 1,233m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:59
• 休憩: 0:55
• 合計: 6:54

8:07 菅平高原ダボスバス停
8:48 菅平牧場登山口
8:53 中四阿道登山口
9:53 小四阿
10:30 中四阿
10:56 長池分岐
11:06 四阿山・根子岳分岐
11:22 四阿山
11:25 四阿山三角点
11:27 11:45 四阿山
11:52 四阿山・根子岳分岐
12:22 大スキマ
12:54 鬼遊びの庭
13:03 13:33 根子岳
14:14 14:21 東屋
14:34 菅平牧場登山口
15:01 菅平高原ダボスバス停
15:01 ゴール地点

天候

・晴れ（10℃はありそうなほど暑かった）
・弱風
・雪の照り返しがキツくサングラス必須。

アクセス

利用交通機関：

バス

上田駅〜菅平高原ダボスバス停（上田バス　片道約1時間　\500）
時刻表は上田バスのサイトで
http://www.uedabus.co.jp/sugadaira/sugadaira.html

コース状況／危険箇所等

・トイレ
　バス停にあるのみ。
　菅平牧場登山口にもあるが冬季閉鎖中だった。

・バス停〜登山口
　アスファルト時々雪道。
　傾斜は一定でほぼ直線。
　8:00〜18:00まで通行可との看板があった。
　途中入山料200円の無人ポストあり。

・登山口〜四阿山
　小四阿、中四阿までは雪が踏み固められているものの
　硬くて滑りやすいのでチェーンスパイクの方が登りやすかった。
　トレースが分かれていてルートを外れる事があるので
　ピンクテープを目印にしたほうが良さそうだった。
　小四阿、中四阿は雪庇や剥き出しの岩があり慎重に進んだ。
　中四阿以降は若干雪が柔らかくなるが傾斜が少しある部分もありやはりチェーンスパイクの方が良かった。

・四阿山根子岳分岐〜根子岳
　トレースはあるがかなり急な下りで30センチくらいの積雪。
　深いところでは膝上まであり、登りは大変そう。
　鞍部まで下ってからは登り返し。
　傾斜はさほどでもないがトレース少なめで踏み抜き多数だった。
　鬼遊びの庭は岩の脇の道が狭く滑落注意。

・根子岳〜登山口
　降りはじめは急でトレースが広がっているのでピンクテープを目印にする。
　スノーシューのトレースが多いので、ツボ足では時々踏み抜く。
　下山には大きな支障なし。

写真

3/6 8:06

ダボスのバス停からスタート

3/6 8:29

牧場の入り口

3/6 8:30

ここに入山料の受付があります

3/6 8:48

振り返ると大松山のスキー場が見えます

3/6 8:53

ここからやっと登山開始

3/6 9:00

牧場脇を通るので、全く踏み荒らされていない綺麗な雪が見れる

3/6 9:48

湯ノ丸山（左）と烏帽子岳（右）

3/6 9:49

浅間山の雲がふんわりしてていい感じ

3/6 9:50

北アルプス鹿島槍、五竜あたり

3/6 9:51

槍穂のあたりはガスっていた

3/6 9:55

小四阿付近
雪庇があるので慎重に

3/6 10:19

左に槍穂が見えてきた

3/6 10:19

白馬の方は良く見えます

3/6 10:19

中四阿はもうすぐ

3/6 10:20

根子岳はこっちより全然高い

3/6 10:21

戸隠、高妻、焼山、火打

3/6 10:32

中四阿から見る四阿山方面は迫力がある

3/6 10:57

四阿山山頂が見えた

3/6 11:11

これぞ山頂ってなピークですな

3/6 11:11

樹氷ではないが雪が残ってます

3/6 11:14

あと一息

3/6 11:15

振り返って北ア

3/6 11:15

妙高山、火打山、焼山の頸城三山

3/6 11:20

霧氷もちょっとだけ

3/6 11:20

面白い付き方です

3/6 11:21

山頂は狭い稜線上にあります

3/6 11:22

着いたぞ〜

3/6 11:22

埋まってる

3/6 11:24

根子岳と白馬、戸隠

3/6 11:35

山ガール、Nア…の文字が
気の利いた下の句が浮かばなかった

3/6 11:39

山頂の手前ピークにて

3/6 11:42

牧場方面を振り返る

3/6 11:57

積雪が心配な根子岳へGO

3/6 12:16

鞍部からの根子岳

3/6 12:18

根子岳、登りのトレースがなぜか少ない
スノーシューに履き替えてるのか？

3/6 12:19

岩菅山、横手山など

3/6 12:22

シュカブラ

3/6 12:25

左が四阿山

3/6 12:48

偽ピーク
踏み抜き多発

3/6 12:48

四阿山方面

3/6 12:53

根子岳山頂見えたと思ったら一筋縄ではいかなそうな岩の連続

3/6 12:55

ツララは折れそう

3/6 13:03

やっと山頂

3/6 13:05

根子岳からの四阿山

3/6 13:31

これダボスの方に行ってしまいそうになるけど、牧場管理事務所が正解

3/6 13:36

高妻山のガスが抜けた

3/6 13:38

スキーで滑って帰りたいよね

3/6 13:59

ダケカンバの林を抜ける

3/6 14:14

東屋は山座同定しやすいように案内がある

3/6 14:21

ベンチは埋まってますね

3/6 14:26

牧場まですぐだった

3/6 14:29

気持ちいい下山でした

撮影機器：

NIKON D5500 NIKON CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 飲料 地図（地形図） 携帯 時計 タオル

共同装備

長袖シャツ ズボン 靴下 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 飲料 地図（地形図） 携帯 時計 タオル

感想

nesuuy

残雪期の四阿山。
ここ最近は暖かい日が多く、この辺りはあまり雪も降っていないようで、スノーモンスターを見てみたい自分にとってはまたしてもすれ違いとなってしまいました。
でも雪山装備を持ってないので厳冬期は避けなければならず、なかなかタイミングが難しいです。

この日は菅平高原ダボスのバス停からスタート。
ここから登山口までが結構遠くて2.6kmで250mくらい登るんですよね。
（10m進んで1m登る勾配）
今はほとんど除雪されてますけど厳冬期や夏は大変そうです。
車は良いなぁ。

登山口からは根子岳を経由するルートと小四阿、中四阿を経由するルートと分かれます。
根子岳経由の方が標高差があるので時間が少しかかります。
どっちから行っても良いのですが、根子岳から四阿山のルート上の雪が深いと聞いていたので、万が一通れなかった場合に備えて中四阿経由で行くことにしました。

土日の直後のためトレースが多く歩きやすかったし踏み抜きがあまりないところを見ると、根子岳ルートより使われている気がします。

最初は景色はそれほど見えませんが、途中から浅間山や北アルプスなどが見えます。
今朝は雲が多くて、ひょっとしたらガスガス登山になるかもしれないと思っていたので本当に良かった。
しかし北アルプスは壁のように立ちはだかってますね。
思ったより距離が近くて迫力がありました。
妙高の方も素晴らしかったです。

進んでいくにつれメインの四阿山や根子岳も見えてきて、これにも圧倒されました。
さすがは百名山。スケールが地元の低山とは比べ物になりません。
針葉樹の群生が浅間山の付近と似ていました。ここの地域の特色なんでしょうか。
樹氷になっていればもっと良かったんでしょうけど、またいつかその時期に来てみたいものです。

四阿山の山頂は痩せ尾根の一部のようになっていて、狭いながらも360度見渡せる素晴らしい眺望でした。
今日はここに来るまで誰にも会わなかったのですが、山頂付近で5.6人の方に会いました。
今は駐車場の関係であずまや温泉の方から登る方が多いみたいですね。

四阿山からは根子岳を目指します。
雪が深かったら引き返すことも考えましたが、ラッセルというわけでもなく柔らかい雪で危険も少なそうだったので行けました。
しかしこれまでのルートより雪の質が違うので、結構滑って尻餅をついたり手をついたりするので、手首に雪が入らない形状の手袋だったり撥水加工のズボンだったりは必要そうです。

鞍部からの登り返しはキツかったです。
登りで踏み抜くのは体力を奪われるので、コースタイムより時間がかかりました。
吹きっさらしの場所なので、風が強い日はさらに苦労しそうです。
ただ景色は抜群でした。
前に根子岳、後ろに四阿山。
この山の縦走路はここが一番の見せ所な気がします。
ピラミダルな根子岳はかっこよかったです。

根子岳の山頂は四阿山と違って広々としていて休憩には最適です。
アルプスもこちらの方が近いので朝の早い時間に根子岳に登るのは良いと思います。午後は霞＆ガスってしまっていたので。
山頂には小根子岳の方から来た方が何人かおられました。

下りも踏み抜きはありながらもザクザクと小気味の良い音を立てながら軽快に降り、あっという間に牧場でした。
積雪期は下りも楽しいですね。
バスに間に合いそうだったのでその勢いで舗装路は少し走りました。

ずっと前から行きたいと思っていた四阿山にやっと登る事ができて、また良い景色を眺める事ができて感無量です。
夏や厳冬期に来たら全然違う景色に出会えると思うのでそれもまた楽しみに取っておきます。