焼岳 お釜から上堀沢とトラバースして中堀沢


- GPS
- 09:38
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,544m
- 下り
- 1,547m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ・梓湖畔の湯:こじんまりとしているがくつろげる休憩所もあり良い。この時期だからか空いていて落ち着く。730円 ・十字路:メニューの多さにいつも迷う。 |
写真
感想
仕事を終えて帰宅途中の電車の中でヤマテンを確認すると、土曜の谷川岳の天気は悪い方に変わっていた。早速、元後輩に連絡して明日の行き先を変えることに。晴れマークがしっかり並んでいる焼岳へ行くことになった。
日の出は6時4分。空が明るくなってからも朝の森は結構寒かった。森を抜けると正面に焼岳の南峰と北峰が綺麗に並んで見える。下堀沢の様子を見ながら登る。雪は良さそうに見えるがどうだろうか。頂上下部の台地でアイゼンに変えて山頂へ。今回で3回目の南峰だ。山頂にてソロの方が一人追いついてきて行き先などを軽く話す。
頂上から北へ少し行ったところに、お釜へ滑り込むのにいい感じの斜面があった。雪が固ければクライムダウンでお釜に降りればいい。そういう気持ちで斜面を確認すると思いのほか、ふわっとした雪が溜まっていた。お釜へのショートルンゼに慎重に飛び込む。すでに忘れかけていたパウダーだ。お釜にて元後輩と2人で笑みが溢れた。
南峰と北峰の鞍部へ移動。近くの噴気孔からゴウゴウと蒸気があがっていて、時々硫黄のにおいがする。あまり長居はしたくない。鞍部から下堀沢へと滑り込む。お釜ショートルンゼのような雪質ではないが、モナカでもなくしっかりとターンのできる良い雪だ。霞沢岳を正面に大きな斜面を気持ちよく滑る。徐々に雪が重たくなり、下堀沢が深くなるところで雪が軽くなった。
ちょっと際どいトラバースをこなしつつ、2032付近を目指して下堀沢から第ニステージの中堀沢へ。途中の焼岳の姿が新鮮だった。天気も良いしせっかくなので、できるだけ上部まで登り返す。急な斜面でシールを剥がしたら中堀沢を滑る。斜面が広いので斜度が緩く見えるが、そこそこの斜度だ。やがて沢が深くなると雪がパウダーに変わり快適な斜面が続く。調子にのって滑っていたら小さな堰堤に気づかずそのまま突っ込んでジャンプして転けてしまった。1.5mほどの落差で柔らかい雪が下にあったので特に怪我も何もなかった。ソロでなくてもいつでも油断は禁物。
1610付近の堰堤から左の樹林帯に乗り上げて、樹林帯を進む。ほどなくして梓川が見えて終了。結局最後までストップスノーは現れず。山中で会ったのは1人だけだったが、ちょうど頃合いのいい下山時間ということで、みなさんぞろぞろと下山してきた。充実感に満たされながら上高地トンネルと釜トンネルを抜ける。天気に恵まれた良い1日でした。
今週はNTSさんと芝倉沢・武能沢。獲得標高2000mの山行に気持ちは完全に谷川一色だったのだが、天気が怪しい。風も強くなっているし、視界が悪そう。出発4時間前に急遽行先を変更して焼岳へ。焼岳なんて雪山初級ルートの朝活でしょうと思っていたら全然そんなことはなく、緊張と快楽を行き来するベスト3に入るであろう山行となった。緊張とスピードにヨレヨレになりましたが、充実した1日となりました。
焼岳に来るのは2020年以来の3年ぶり2回目。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2278583.html
中ノ湯温泉からの登りは記憶と同じく斜面硬くて滑る。嫌いなんだよな、これ。NTSさんは登っていくが、自分はクトーを出した。しばらく気持ち良いスノーハイクを楽しんだら広場に出て焼岳と武尊がどーんと。風もなく素晴らしい日だ。これをThe dayというのだろう。南峰の支尾根に乗り上げたら、シートラして山頂まで。さてそこの雪付良いところをお釜へクライムダウンして、、と思っていたら、「あそこのルンゼ滑りたくない?」とNTSさん。はっ?と思ったもののそこは後輩の性で大人しくドロップポイントまで行ってみることに。ピット掘ってみると接合良く、転がった雪の感じから表面も柔らかそうだ。というか、もうNTSさん滑ってしまったから行くしかない。慎重に1ターン目を切るととても良いではないか、調子乗ってスピード上げたら最後の1ターンだけアイスで派手に転倒した。やっぱり山で調子に乗ると良くない。双耳峰のコルに登り返し、噴煙を鑑賞しながらモードチェンジして下堀沢へ。ここは広くて安心、快適。ある程度落としたら、中堀沢へトラバース。崩れる、崩れる、ガチガチ。ウィペットをフル活用で何とか通過した。中堀沢が見えたら、せっかくなので少し登る。少しと言っていたのに沢山登った。小岩で小リッジになったところで何とかモードチェンジして中堀沢へ滑走。緊張から快楽の振り幅が大きすぎる。沢地形が顕著になってくると影になるからかパウダーが残っていた。こんな天気でも東〜北向きで標高1500mもあれば雪残っているんだなと発見だった。Co1600の堰堤で右岸の尾根に乗り移って、林間滑走を楽しんだらあっという間に橋に到着。釜トンネル出口までは、今日のルートの素晴らしさを話しながらあっという間にゴールイン。
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