戸隠西岳ードキドキの連続ー
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,267m
- 下り
- 1,247m
コースタイム
8:55P1弁慶峰 − 9:30西岳 − 10:15本院岳 − 12:15八方睨―昼食 −
12:40下山開始 − 13:30百軒長屋 − 14:10神社奥社 − 14:45鏡池着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
無念の峰から八方睨下の蟻の塔渡まで危険な所が続くので気を抜かないようにしましょう |
その他周辺情報 | 戸隠といえばそばも有名なので、唯一?の日帰り温泉「神告げ温泉」に寄り、汗を流してそばをいただいた。ここのそばは、予想通りコシが強くシャキシャキとした食感がよかった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
3年前に奥社から高妻山を歩いた後いつかは鏡池から西岳をと考え、少しづつレベルアップを図ってきた。昨年の晩秋、ほとんどの鎖が撤去された荒沢岳を経験し、今回いよいよ実行となった。
出発時はまだ暗くヘッドランプでの歩きのためスローペースはやむを得ない。渡渉地点含め、ルートはわかりやすく随所に表示があり、刈り払いもしっかりされていて、地元の方々の努力に頭が下がる思いだ。
後で写真の日付を見たら最初の数枚の日付が1日遅れていた。どうやら先日のヨーロッパ出張時の現地時間に自動調整されたままだったようだ。
草原部に出てみると、これから向かう西岳・戸隠岳がモルゲンロートに映えている。行く先のP1尾根には壁と思える部分が見え、少し緊張した。
標高1400m付近の尾根に出ると景色が開け、本院岳から延びるダイレクト尾根の絶壁がすごい。以後痩せ尾根と鎖場がP1まで続くので、けっこう気疲れする。
熊の遊び場の手前で行く手の壁が見えてくる。後で写真を良く見たら八ヶ岳の左側に富士山も見えていた。また南アルプスの山々もはっきり見える。
少し急な鎖場を越えると無念の峰に着いた。ここからはヘルメットをかぶり、スリング利用のチェストハーネスを装着して進む。
この先の下りの梯子場は、まず左足でボルトに立ち、右足で大き目の岩の凸部に立って、鎖を右側に握り替えながら梯子に移ったら、まったく不安はなかった。
すぐに蟻の塔渡りとなるが、こちらのは幅が広く普通に通過できる。
この少し後でルートミスした。右斜面のトラバースから左手に直登すべきところを、直進してしまい(けっこう踏み跡があり、ほかにも多くの人がミスったことがわかる)鎖の無い急斜面を少し登ってしまい、降りる際緊張した。バックしてルートをよく見るとピンクのリボンが見つかった。
この後は徐々に傾斜が緩くなり、ブッシュを掴みながら登っていくと、P1弁慶峰に着く。
ここの西側は木が生い茂り景色は良くない。東側にはこれから向かう西岳・本院岳・戸隠山とその奥に高妻山・黒姫山が見えている。相変わらず晴天で雲一つない。
気持ちの良い尾根歩きを楽しんでいると西岳に着いた。西側には白馬3山、五竜岳〜鹿島槍とその背後に剱岳・立山、更に左側には槍・穂高。カメラの望遠で子槍まで見える。
日差しが強いので日陰を選んで休憩する。
本院岳の少し手前に鎖場が連続する下りがある。途中一か所、適当な足場が見当たらないで少し考えたらチムニー状だったので、足と背中で突っ張って鎖でバランスを取りながら約1m降りた。本日最大の難所だった。
本院岳に着いた。いよいよ今日の最終目的地戸隠山の蟻の門渡りが確認できる。・・・がまだけっこう遠そうだ。振り返ると朝から登ってきたP1尾根からのルートがよく見える。無念の峰からここまで緊張するところが多かったので喉がカラカラだ。
ルートは鎖場が連続する大下りの後、小さなアップダウンを繰り返しながら徐々に八方睨み近づく。また日陰を探して休憩しながら進む。P1弁慶峰からルートの右側はブッシュがあるものの切れ落ちている所が多く気が抜けない。
辺りはかなり紅葉しており、紅・黄・緑の木々と真っ蒼な空・・・みごとだ。
ついに八方睨みに着いた。ここまで一人の登山者にも合わなかったが、なんとここにも誰もいなかった。振り返ると本院岳からのルートが一望できる。直下には蟻の塔渡りと鏡池がよく見える。
日陰を選んでお昼だ。今日はおにぎりとお茶で簡素に。
下山を開始して直ぐに蟻の塔渡に。前回登ってきたときは前半部のみ馬乗りになり、後半は西側の1m位下の足場を利用したが、下りではその足場まで降りるのにけっこう気を遣いそうだったので、馬乗りで通過した。そういえば前回はガスの中で高度感が無かったが、今回はバッチリで慎重に進んだ。
あとは危険な所はないので、散歩を楽しみながら下っていく。
登山口の戸隠神社奥社に着いた。とうとう誰にも合わなかった。数日前の御嶽山の噴火が影響していたのだろうか?
ここからは平日とはいえかなりの観光客だ。髄神門を過ぎて鏡池に向かう散策ルートは木道が整備されていてとても歩きやすかった。
昨夜着いたときは夜で鏡池も見なかったので、ここからの戸隠山は素晴らしい眺めだった。今日歩いたルート全体が見渡せる。
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