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Yamareco

記録ID: 5245455
全員に公開
雪山ハイキング
中国山地東部

糸白見から残雪の東山

2023年03月06日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
09:39
距離
9.4km
登り
1,036m
下り
1,027m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:04
休憩
1:36
合計
9:40
7:23
167
スタート地点
10:10
10:49
129
12:58
13:28
68
14:36
15:03
89
17:03
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
糸白見の集落へは29号線の集落北側からと南側から入る道があるが、北側から入ってすぐの分岐で右の細い方に入るのが糸白見林道。
集落を抜けるとすぐ右に広い田畑が広がるが、そこを越えた所に「開けたら閉めて」みたいに書かれた柵があり、そこを入って荒れてくる林道を行ける所まで行って駐める感じか。
コース状況/
危険箇所等
思ったより急傾斜が長く、おそらく積雪期一番雪が深い時だと上りスキーでないと厳しいのではと思われるし、逆に今回のような残雪期最後だと下りが危なくて低い里山と侮らずに万全の準備をして行くのがよかったと思う。
総じて登る時期をよく選ぶのが楽しい登山に繋がる登路と感じる。
広い田んぼの横を過ぎた所で「開けたら閉めて」って書いてある柵を通って林道奥に進み、倒木で進めなくなった所にあった路側に駐車。
この後も林道はあちこち倒木でふさがれていた。
2023年03月06日 07:24撮影 by  iPhone 12, Apple
1
3/6 7:24
広い田んぼの横を過ぎた所で「開けたら閉めて」って書いてある柵を通って林道奥に進み、倒木で進めなくなった所にあった路側に駐車。
この後も林道はあちこち倒木でふさがれていた。
唐突に現れる鳥取大学ワンダーフォーゲル部の山小屋。
もう使われていないのか、一面苔むして周りと同化してしまってて一瞬分かりにくい。
2023年03月06日 07:31撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 7:31
唐突に現れる鳥取大学ワンダーフォーゲル部の山小屋。
もう使われていないのか、一面苔むして周りと同化してしまってて一瞬分かりにくい。
幹線林道から登山道に続く作業林道への分岐の橋。
このあたりは雪もだいぶ残っているが、つぼ足だともう抜けまくり。
2023年03月06日 07:51撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 7:51
幹線林道から登山道に続く作業林道への分岐の橋。
このあたりは雪もだいぶ残っているが、つぼ足だともう抜けまくり。
橋を渡ってすぐの分岐。
左がもうしばらく林道を歩いてから山に入る一般的な登路だが、右はよく分からないが直接的に尾根に取り付けそうな気がしたし、なにより雪が多そうでスノーシュー使えそうな気がしたのでここで履き替えて右へ。
2023年03月06日 07:55撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 7:55
橋を渡ってすぐの分岐。
左がもうしばらく林道を歩いてから山に入る一般的な登路だが、右はよく分からないが直接的に尾根に取り付けそうな気がしたし、なにより雪が多そうでスノーシュー使えそうな気がしたのでここで履き替えて右へ。
ところが右の林道から尾根に乗ろうとするとだんだん傾斜きつくなってきて雪も無くなり、履いたばかりのスノーシュー脱ぐ羽目に。
2023年03月06日 08:11撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 8:11
ところが右の林道から尾根に乗ろうとするとだんだん傾斜きつくなってきて雪も無くなり、履いたばかりのスノーシュー脱ぐ羽目に。
最後はもう道でもなんでもないただの崖を少ない木の根と浮かない石手探りして文字通り這い上ってみれば雪のある綺麗な林道に。
先ほどの分岐を普通に左に行けばこの道だったと思うと馬鹿馬鹿しくて、帰りは絶対林道通ろうと思った。
2023年03月06日 08:19撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 8:19
最後はもう道でもなんでもないただの崖を少ない木の根と浮かない石手探りして文字通り這い上ってみれば雪のある綺麗な林道に。
先ほどの分岐を普通に左に行けばこの道だったと思うと馬鹿馬鹿しくて、帰りは絶対林道通ろうと思った。
確かもう一つ二つ分岐を曲がって尾根が見通せるあたりになにやら切り株で作った段のようなものが。
2023年03月06日 08:30撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 8:30
確かもう一つ二つ分岐を曲がって尾根が見通せるあたりになにやら切り株で作った段のようなものが。
近づくとどうも人がここを上り下りしたような感じがある。
結果的にはここで正解だったので、正確にはここが登山口というべきか。
2023年03月06日 08:31撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 8:31
近づくとどうも人がここを上り下りしたような感じがある。
結果的にはここで正解だったので、正確にはここが登山口というべきか。
ついに林道から山に入ってきた所。
目的の尾根は雪に覆われているが、先ほどスノーシュー履いてすぐ脱ぐ羽目になったのがまだ記憶に新しく、ここは右の雪が溶けて地面が出ている所を上れるだけ上ってから尾根に巻き上がることに。
2023年03月06日 08:35撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 8:35
ついに林道から山に入ってきた所。
目的の尾根は雪に覆われているが、先ほどスノーシュー履いてすぐ脱ぐ羽目になったのがまだ記憶に新しく、ここは右の雪が溶けて地面が出ている所を上れるだけ上ってから尾根に巻き上がることに。
ところが雪が溶けたばかりの地面は水分が多くヌルヌルに滑るし、落ち葉も多くて傾斜がきつくなってくると思ったより大変。
そこで上手く尾根にトラバースして行けそうなところでスノーシュー装着。
2023年03月06日 08:57撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 8:57
ところが雪が溶けたばかりの地面は水分が多くヌルヌルに滑るし、落ち葉も多くて傾斜がきつくなってくると思ったより大変。
そこで上手く尾根にトラバースして行けそうなところでスノーシュー装着。
この尾根で正解の標識。
このあたりは午前中陽もよく当たるのか根開けも広がっており、雪ももう30センチくらいしかないのが分かる。
まさに残雪の里山といった感じ。
2023年03月06日 09:02撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/6 9:02
この尾根で正解の標識。
このあたりは午前中陽もよく当たるのか根開けも広がっており、雪ももう30センチくらいしかないのが分かる。
まさに残雪の里山といった感じ。
尾根が細くなってきてもこのあたりはまだかろうじて雪が繋がっている。
2023年03月06日 09:05撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 9:05
尾根が細くなってきてもこのあたりはまだかろうじて雪が繋がっている。
この尾根を通じて時々出てくる丸い看板型標識。
2023年03月06日 09:24撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 9:24
この尾根を通じて時々出てくる丸い看板型標識。
陽がまともに当たって雪が無くなってしまった小さい鞍部への下り。
スノーシューだとこういうところは木の根などに引っかけそうだし横になって下りるしかないので結構慎重になる。
2023年03月06日 09:36撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 9:36
陽がまともに当たって雪が無くなってしまった小さい鞍部への下り。
スノーシューだとこういうところは木の根などに引っかけそうだし横になって下りるしかないので結構慎重になる。
なぜか途中黄色いテープが連打されてた。
このあたりはもう迷う余地もない1本尾根だが、林業用なのか、それとも結構高いところに巻かれてることが多いのを見ると積雪期用に頑張れ頑張れっていうマークなのか。
2023年03月06日 09:55撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 9:55
なぜか途中黄色いテープが連打されてた。
このあたりはもう迷う余地もない1本尾根だが、林業用なのか、それとも結構高いところに巻かれてることが多いのを見ると積雪期用に頑張れ頑張れっていうマークなのか。
上部林道のカーブミラーが見える所にも下り用と思われる標識。
このあたりは傾斜も相当で、午前中は雪もよく締まって山岳用スノーシューの前爪しっかり食い込ませてつま先立ちで上がった所も午後の下りは怖そうだなと、先週の教訓活かしてアイゼンにワカンまで担いできたのは正解だったが、それでも滑る時に備えて後ろ向きに下りれるようピッケルも持って来ればより安心だったなと思いながら上った。
2023年03月06日 10:06撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 10:06
上部林道のカーブミラーが見える所にも下り用と思われる標識。
このあたりは傾斜も相当で、午前中は雪もよく締まって山岳用スノーシューの前爪しっかり食い込ませてつま先立ちで上がった所も午後の下りは怖そうだなと、先週の教訓活かしてアイゼンにワカンまで担いできたのは正解だったが、それでも滑る時に備えて後ろ向きに下りれるようピッケルも持って来ればより安心だったなと思いながら上った。
上り着いた所でカーブミラーで自撮り。
すごく暖かいので上はもうドライレイヤーとアンダーレイヤーのみで真っ黒。
2023年03月06日 10:09撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 10:09
上り着いた所でカーブミラーで自撮り。
すごく暖かいので上はもうドライレイヤーとアンダーレイヤーのみで真っ黒。
場所も誰の踏み跡も無く陽が当たって気持ちが良いし、時間もちょうどいいので向こうに氷ノ山眺めながら軽く飯。
こういう時この椅子ほんと便利。
2023年03月06日 10:26撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 10:26
場所も誰の踏み跡も無く陽が当たって気持ちが良いし、時間もちょうどいいので向こうに氷ノ山眺めながら軽く飯。
こういう時この椅子ほんと便利。
林道で寸断されてるけど尾根末端は右の崖。
ここから直登するにはちょっと急で手がかりも無い。
登山道の続きはちょっと左に入った所。
2023年03月06日 10:36撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 10:36
林道で寸断されてるけど尾根末端は右の崖。
ここから直登するにはちょっと急で手がかりも無い。
登山道の続きはちょっと左に入った所。
カーブミラーから目と鼻の先にここから上への通路。
2023年03月06日 10:38撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 10:38
カーブミラーから目と鼻の先にここから上への通路。
ところがその通路を入ってびっくり。
上には小さくなったとは言え雪庇がずらり。
どこでも乗り越せそうで上に手がかりが無いのでピッケル持ってこなかった自分には乗り越せない。
右往左往したあげくにもっと右の尾根末端に近い所からなんとか巻き上がった。
個人的にはここがこの日の核心だったかも。
もっと雪が多くて雪庇が発達してたらどうやって乗り越えるんやろ。
やはりピッケルで切り崩して乗り越すんかな。
2023年03月06日 10:45撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 10:45
ところがその通路を入ってびっくり。
上には小さくなったとは言え雪庇がずらり。
どこでも乗り越せそうで上に手がかりが無いのでピッケル持ってこなかった自分には乗り越せない。
右往左往したあげくにもっと右の尾根末端に近い所からなんとか巻き上がった。
個人的にはここがこの日の核心だったかも。
もっと雪が多くて雪庇が発達してたらどうやって乗り越えるんやろ。
やはりピッケルで切り崩して乗り越すんかな。
一カ所だけ出てきた岩。
一見右も左も雪が落ちそうで巻けず、スノーシューのままだと面倒かなと思いながら取り付いたら右に入った所から岩の上に上がれた。
2023年03月06日 11:07撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 11:07
一カ所だけ出てきた岩。
一見右も左も雪が落ちそうで巻けず、スノーシューのままだと面倒かなと思いながら取り付いたら右に入った所から岩の上に上がれた。
それにしてもこんな所にも看板チックな標識があるって事はここって一応無雪期は登山道として整備されたことがあるんだろうか。
2023年03月06日 11:39撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/6 11:39
それにしてもこんな所にも看板チックな標識があるって事はここって一応無雪期は登山道として整備されたことがあるんだろうか。
この日尾根の樹林帯の中で唯一発見した人が通ったらしき跡。
これってどう見てもスキー跡に見えるけど、スキーの場合そもそもこの尾根を滑り降りれるとは思えず、上部の谷を滑るための登りに使われるはずで、となると後で分かるけど頂上直下雪面がすでに崩落してたのでそれ以前ということになり、もう数日以上前の跡か。
2023年03月06日 11:44撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 11:44
この日尾根の樹林帯の中で唯一発見した人が通ったらしき跡。
これってどう見てもスキー跡に見えるけど、スキーの場合そもそもこの尾根を滑り降りれるとは思えず、上部の谷を滑るための登りに使われるはずで、となると後で分かるけど頂上直下雪面がすでに崩落してたのでそれ以前ということになり、もう数日以上前の跡か。
ここを越えるとついに頂上直下雪原の予感。
2023年03月06日 11:51撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 11:51
ここを越えるとついに頂上直下雪原の予感。
出た。
もうだいぶ高温と直射日光に当たってきただろうに、ここまで上ってくるとまだこれだけ残ってる。
来て正解。
2023年03月06日 11:56撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 11:56
出た。
もうだいぶ高温と直射日光に当たってきただろうに、ここまで上ってくるとまだこれだけ残ってる。
来て正解。
こちら側から登ってるのは自分一人と思ってたらなんともう一筋東の方から真新しい踏み跡が。
これは岩屋堂の尾根からか。
こちらからは上部林道より上ではずっと見え隠れしていてなだらかで雪たっぷりに見え、あっちも登ってみたいなと思っていたところだった。
踏み跡はどうもお一人の方が上りはアイゼンで、下りはワカンで通られたように思うが、それにしてもまるで自分がここに来るまでにすでに下りて行かれたかのように新しく見える。
そんな早い時間に登られたんだろうか。
2023年03月06日 12:05撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 12:05
こちら側から登ってるのは自分一人と思ってたらなんともう一筋東の方から真新しい踏み跡が。
これは岩屋堂の尾根からか。
こちらからは上部林道より上ではずっと見え隠れしていてなだらかで雪たっぷりに見え、あっちも登ってみたいなと思っていたところだった。
踏み跡はどうもお一人の方が上りはアイゼンで、下りはワカンで通られたように思うが、それにしてもまるで自分がここに来るまでにすでに下りて行かれたかのように新しく見える。
そんな早い時間に登られたんだろうか。
なんと、先週はまったく気が付かなかったが、もう大崩落してる頂上直下の雪の大斜面。
2023年03月06日 12:07撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 12:07
なんと、先週はまったく気が付かなかったが、もう大崩落してる頂上直下の雪の大斜面。
こちら側も崩落してる一番近いあたりから見ると、向こうは落ちているがこちらはまだ切れてズレているだけのよう。
まあここ数日気温も高く直射日光もずっと当たりっぱなしだっただろうし、これからも高温予報だからあと数日もすればもっと落ちてしまうだろうが。
2023年03月06日 12:20撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 12:20
こちら側も崩落してる一番近いあたりから見ると、向こうは落ちているがこちらはまだ切れてズレているだけのよう。
まあここ数日気温も高く直射日光もずっと当たりっぱなしだっただろうし、これからも高温予報だからあと数日もすればもっと落ちてしまうだろうが。
こちらからの頂上への最後の壁。
先行の方は上りが真ん中から、下りは崩れた雪庇に近いあたりから下りられててそれがなぜそんな違う所を通られたのかは自分が下るまで気が付かなかった。
2023年03月06日 12:23撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 12:23
こちらからの頂上への最後の壁。
先行の方は上りが真ん中から、下りは崩れた雪庇に近いあたりから下りられててそれがなぜそんな違う所を通られたのかは自分が下るまで気が付かなかった。
来し方を振り返ると向こうにまだ白い氷ノ山があるのがほんとに綺麗。
2023年03月06日 12:26撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 12:26
来し方を振り返ると向こうにまだ白い氷ノ山があるのがほんとに綺麗。
頂上に上り着いてびっくり。
わかんの足跡だらけ。
それも北東からのこちら側だけでなく南からも西へも。
そのどれも結構新しく見えるが、岩屋堂からの足跡だけでなくこの全てが自分が来た時点で誰もおられないというのがよく分からない。
こんなに新しく見えるのにやはり前日の日曜に来られた足跡なんだろうか。
それに、西側にもあるということは鳴滝山に回られた方がいるのかもしれず、もしかするとハート型の周回路の起点になる南の林道が除雪されたんだろうか。
2023年03月06日 12:29撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/6 12:29
頂上に上り着いてびっくり。
わかんの足跡だらけ。
それも北東からのこちら側だけでなく南からも西へも。
そのどれも結構新しく見えるが、岩屋堂からの足跡だけでなくこの全てが自分が来た時点で誰もおられないというのがよく分からない。
こんなに新しく見えるのにやはり前日の日曜に来られた足跡なんだろうか。
それに、西側にもあるということは鳴滝山に回られた方がいるのかもしれず、もしかするとハート型の周回路の起点になる南の林道が除雪されたんだろうか。
足跡だらけなのが気になってしまったが、とりあえず先週と同じように氷ノ山をバックに山頂標識と来ましたよを1枚。
2023年03月06日 12:30撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/6 12:30
足跡だらけなのが気になってしまったが、とりあえず先週と同じように氷ノ山をバックに山頂標識と来ましたよを1枚。
少し風があったが例によって椅子を出してラーメン食べ、その後、暖かさや直射日光で緩んだ浅い雪の急斜面は滑って怖くて下れなかった先週の教訓を考えて頑張って担いできたワカンをアイゼンと両付けにして、下山準備完了。
先週の吉川からより今回の糸白見からの方が斜度が急なところが多く長かったし、もっと雪が多くてしっかり踏み込める時ならともかく、スノーシューのまま下ろうなんて考えられなかった。
もしかするとみんな分かっていてこれだけワカンばっかりなんだろうか。
でもスノーシューが使いたくて来てる自分にはこういう方法しかなかったかも。
2023年03月06日 13:27撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 13:27
少し風があったが例によって椅子を出してラーメン食べ、その後、暖かさや直射日光で緩んだ浅い雪の急斜面は滑って怖くて下れなかった先週の教訓を考えて頑張って担いできたワカンをアイゼンと両付けにして、下山準備完了。
先週の吉川からより今回の糸白見からの方が斜度が急なところが多く長かったし、もっと雪が多くてしっかり踏み込める時ならともかく、スノーシューのまま下ろうなんて考えられなかった。
もしかするとみんな分かっていてこれだけワカンばっかりなんだろうか。
でもスノーシューが使いたくて来てる自分にはこういう方法しかなかったかも。
いざ下りだそうと上ってきたところに戻ると上りの光景と違ってまるで脳天逆落としのような傾斜。
この日か前日か分からないが、岩屋堂からの方の上りのアイゼンの足跡では自分と同じく斜面ど真ん中から頂上に上がってるのに、下りのワカンになった足跡は傾斜の緩い雪庇近くから下りてる意味がやっと分かった。
自分も雪庇も怖いけどだいぶそちら寄りの傾斜が少しでも緩んだところから下ってしまった。
2023年03月06日 13:29撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 13:29
いざ下りだそうと上ってきたところに戻ると上りの光景と違ってまるで脳天逆落としのような傾斜。
この日か前日か分からないが、岩屋堂からの方の上りのアイゼンの足跡では自分と同じく斜面ど真ん中から頂上に上がってるのに、下りのワカンになった足跡は傾斜の緩い雪庇近くから下りてる意味がやっと分かった。
自分も雪庇も怖いけどだいぶそちら寄りの傾斜が少しでも緩んだところから下ってしまった。
少し下ってきて振り返ったところ。
左が岩屋堂からの方の下りのワカンの足跡だが、雪庇に近すぎてこれだけ暖かいとやばそうなので自分は少し離れたところを。
2023年03月06日 13:34撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 13:34
少し下ってきて振り返ったところ。
左が岩屋堂からの方の下りのワカンの足跡だが、雪庇に近すぎてこれだけ暖かいとやばそうなので自分は少し離れたところを。
雪原から森林帯に下りるところでおそらくこの冬ここから見る最後の光景になるであろう三ノ丸付近がまだ真っ白な氷ノ山と左はたぶん扇ノ山を。
2023年03月06日 13:44撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 13:44
雪原から森林帯に下りるところでおそらくこの冬ここから見る最後の光景になるであろう三ノ丸付近がまだ真っ白な氷ノ山と左はたぶん扇ノ山を。
アイゼンワカンでも滑った。
下りだしてみたら上ってた時危惧した以上の傾斜の上に、午前中はよく締まっていた雪もこの日の暖かさでユルユルのザラメになっており、踵をしっかり踏み込みながら相当慎重に下っていたが滑った時はもう一瞬で、せいぜい3〜4メートルと思うが滑るというより落ちる感じであっという間にすごいスピードに。
幸い目の前に木があったから方向とタイミングしっかり見定めて左足で思いっきり蹴ってなんとか止まったが、その日は帰ってからも左足首の調子がなんかおかしく、風呂入ってから寝るまでシップ薬塗りまくるハメに。
それにしても木があったのはほんと幸運だったが、大げさと思って持っていかなかったピッケルがあれば怖い所は後ろ向きに下れたのに不用心だった。
2023年03月06日 14:27撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 14:27
アイゼンワカンでも滑った。
下りだしてみたら上ってた時危惧した以上の傾斜の上に、午前中はよく締まっていた雪もこの日の暖かさでユルユルのザラメになっており、踵をしっかり踏み込みながら相当慎重に下っていたが滑った時はもう一瞬で、せいぜい3〜4メートルと思うが滑るというより落ちる感じであっという間にすごいスピードに。
幸い目の前に木があったから方向とタイミングしっかり見定めて左足で思いっきり蹴ってなんとか止まったが、その日は帰ってからも左足首の調子がなんかおかしく、風呂入ってから寝るまでシップ薬塗りまくるハメに。
それにしても木があったのはほんと幸運だったが、大げさと思って持っていかなかったピッケルがあれば怖い所は後ろ向きに下れたのに不用心だった。
上りでも核心かなと思った上部林道から上がってすぐの雪庇地帯。
下りではより末端に近い所を通って木の間をくぐり抜けてきた。
2023年03月06日 14:40撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 14:40
上りでも核心かなと思った上部林道から上がってすぐの雪庇地帯。
下りではより末端に近い所を通って木の間をくぐり抜けてきた。
すっかり陽が陰ってしまった上部林道。
一回滑ってしまったし、ここからの下り出しも結構傾斜あって怖かった。
2023年03月06日 14:41撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 14:41
すっかり陽が陰ってしまった上部林道。
一回滑ってしまったし、ここからの下り出しも結構傾斜あって怖かった。
下りてくると雪は中の方まで緩んでおり、上る時はスノーシューで全く沈まなかったのにワカンでもあちこちズボッとハマる。
2023年03月06日 15:25撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 15:25
下りてくると雪は中の方まで緩んでおり、上る時はスノーシューで全く沈まなかったのにワカンでもあちこちズボッとハマる。
林道に下りる最後の部分。
下の方に午後の陽に明るく照らされる林道が見える。
この場所、上りでは雪の消えた部分を歩いたが滑って危ないと思ったので下りではずっと雪の上を。
ところが暖かさで少し緩んで甘くなってたがどうも熊と思われる足跡が。
まだ大丈夫と思ってたがここのところすごく暖かいからもう起き出してるんだろうかと思ってちょっとビビった。
2023年03月06日 16:05撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 16:05
林道に下りる最後の部分。
下の方に午後の陽に明るく照らされる林道が見える。
この場所、上りでは雪の消えた部分を歩いたが滑って危ないと思ったので下りではずっと雪の上を。
ところが暖かさで少し緩んで甘くなってたがどうも熊と思われる足跡が。
まだ大丈夫と思ってたがここのところすごく暖かいからもう起き出してるんだろうかと思ってちょっとビビった。
林道に下りたところで午前中はあった雪が消えてしまってたのでアイゼンワカン解除。
もう完全に夕方の日差し。
2023年03月06日 16:18撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 16:18
林道に下りたところで午前中はあった雪が消えてしまってたのでアイゼンワカン解除。
もう完全に夕方の日差し。
朝は左の崖から這い上がってきた場所まで来て改めてなんでこんなところ通ったのか意味不明だった。
帰りは当然このまま林道を直進。
2023年03月06日 16:26撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 16:26
朝は左の崖から這い上がってきた場所まで来て改めてなんでこんなところ通ったのか意味不明だった。
帰りは当然このまま林道を直進。
糸白見川は雪解け水で相当な流れに。
どこかで靴など洗えたらなどと思ってたが水量多くて怖くて無理。
2023年03月06日 16:41撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 16:41
糸白見川は雪解け水で相当な流れに。
どこかで靴など洗えたらなどと思ってたが水量多くて怖くて無理。
駐車地直前で気が付いた不思議な植物。
まるでキノコが逆さまにぶら下がってるようだが、これは花なのか実なのか。
2023年03月06日 17:01撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 17:01
駐車地直前で気が付いた不思議な植物。
まるでキノコが逆さまにぶら下がってるようだが、これは花なのか実なのか。
先週の吉川からよりだいぶきつかったが、なんとか車まで帰着。
これからしばらくも暖かい予報だし、これだけ雪が楽しめるのは今期最後かも。
2023年03月06日 17:03撮影 by  iPhone 12, Apple
3/6 17:03
先週の吉川からよりだいぶきつかったが、なんとか車まで帰着。
これからしばらくも暖かい予報だし、これだけ雪が楽しめるのは今期最後かも。

感想

もう暖かい日ばかり続くようになった中、前週にはまだまだ雪たっぷり、真っ白で踏み跡も何も無く、その上大快晴で空も真っ青だった東山に味を占め、今週もまだギリギリ二匹目のドジョウを味わえるかもと今度は北側から行ってきました。
ただ、やはり気温が高いことに変わりはなく、前週の吉川からの時は行きは最高だったものの帰りは高温と直射日光で溶けた雪がズルズルで、スノーシューではとても下りれずアイゼンにしたら踏み抜きまくったのを教訓に、今回はワカンまで担いで。
とにかくスノーシューで歩きたくて雪を求めてるのでそこは少々重くなっても割り切って。
ところが今回初めての糸白見からの道は吉川からよりも傾斜が急な所が多く、しかもより長く続き、下りはアイゼンワカンでも耐えきれずに一カ所滑り落ちてしまいました。
これは勿論雪の状態がもっと良ければそうはならなかった、どころか新雪たっぷりならスノーシューでも下りれたかもしれんけどそこはやはり残雪期。
高温続きでもうだいぶ締まった薄い雪の上が直射日光でザラメ状に溶けた場所ではアイゼンでもしっかり止まれず、そんな状態の急傾斜で滑った時はもう一瞬ですごいスピードに加速し、たまたま前に木があってそこを左足で思いっ切り蹴りつけて止まることが出来たのはほんとに運が良く、左足首を軽く挫いてしまったくらいで済んだのは危機中の幸いでしたが、ワカンまで持っていってるから大丈夫だろうではなく、ここまで雪の状態が読めない時期なら最大限の準備、後ろ向きに下るためにピッケルも持っていけばよかったとマジで思い、里山を舐めていたなと反省しました。
しかしそういう事も含めてやはり雪山は綺麗で楽しく充実しており、まだ何度か楽しみたいけどこれからも天気予報は高温続きとなってるので来週はもうどこに行っても腐ってあまり楽しく歩けない雪ばかりかもしれず、最後は今一度氷ノ山に行ってみるかどうか悩み中。

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