金峰山 台風接近につき、瑞牆山は断念
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,208m
- 下り
- 1,205m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 8:30
- 山行
- 0:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:40
天候 | 10/4 曇り 10/5 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありませんが、木が張り出している部分で頭をぶつけてしまいました…。 |
写真
感想
前回登った乾徳山の山頂からは、金峰山の五丈岩がとても良く見えました。
思えば登山を始めたばかりの三年前、自分の実力も良く分かっていないまま金峰山を瑞牆山荘から日帰りし、ものすごく疲れた思い出がありました。
今回、kenboさんがぜひ登ってみたいとのことだったので、三年間の成長を確かめるのもいいかな?とご一緒させていただくことに。
台風の迫った土曜日、まずは最初に距離の長い金峰山を登ってしまおうと瑞牆山荘から歩き始めます。
日曜日の午後から雨かな?なんて話しながら進み、1時間ほどで富士見平小屋へ到着。
前回は日帰りだったので通り過ぎるだけでしたが、今回はここでテントを張ります。
この時はまだ晴れていたので、木漏れ日の差す富士見平のテント場は意外と過ごしやすそうだなと思いました。
駐車場から1時間程なので、荷物が重くても気軽にテント泊できるのがいいですね。
富士見平小屋から本格的に登って行きますが、意外と歩きづらい道が続きます。
けれど、所々に紅葉で赤く色づいた木があり、疲れた心を元気付けてくれました。
山頂に着く頃にはだいぶ曇ってしまい、景色はまったく見えませんが、山頂はかなりの人で賑わっていました。(五丈岩の上も)
山頂は混んでいるので、お昼は少し下った金峰山荘で食べることにします。
ここはこじんまりとした小屋ですが、綺麗で食事も美味しいとの評判なので宿泊する人も多そうな感じでした。
結局、お昼を食べている間にも天候は回復せず、景色は雲の中。
ちょっと残念でしたが、台風の前なのでこんなものかな?と諦めて下山です。
テント場に戻ると、意外とテントが多くてびっくり。
みなさん、明日の午前中まで雨が降らないと踏んでのテント泊なんでしょうか?
(かくいう私達も、明日は午前中に瑞牆山に登る予定なのですが。)
次の日は予想よりも早く天気が崩れ始めたようで、起きたときには結構雨が激しく降っていました。
結局、私の体調がよくないこともあり、瑞牆山には登らずに下山となりました。
kenboさんはちょっと消化不良だったようで、残念だったと思います。
「一度登ったことがあるなら案内お願い。」と言われて、「バッチコイ!」と引き受けたはいいものの、何せ三年前のあやふやな記憶なので、結局はカルガモの親子のようにkenboさんの後をくっついて歩くだけだったので、まったく案内係になれなくてすみませんでした!
でも、三年間の成長を確かめられたので楽しかったです。
天気が悪かったのが残念でしたが、今度は瑞牆山にももう一度登ってみたいと思います。天気の良い日に(笑)
先週の乾徳山から見えた、金峰山の五丈岩。
以前から登ってみたかったこともあり、お約束の瑞牆山とセットで登ることに。幸い、kazuruさんが両山とも登ったことがあるとのことなので、白馬岳と乾徳山は私が案内したから、今回はkazuruさんが案内する番となりました。
台風の進路が気になりましたが、土曜日朝の天気予報では、日曜日の午前中までは持つとのこと。このため、1日目は富士見平小屋でテントを設営後、往復に時間のかかる金峰山に登る。2日目は早くに出発して瑞牆山に登り、テントを撤収して下山という予定にしました。これなら、なんとか雨に降られずに済むはず…。
10/4
まだ暗い中央道を走行中、だんだんと明るくなるにつれて、曇り空であることがわかってきます。須玉ICに到着する頃には、周りの山の山頂から中腹辺りまで雲とガスで覆われていることが判明。
あれ?少なくとも今日は晴れるはずなのに…。
そのまま瑞牆山荘に到着しても、時折薄日が差す程度で、曇り空でした。まぁ、雨が降らないだけマシと受け止めましょう。
登山口から一部歩きにくい部分を通過して、富士見平小屋に到着。テントを設営し、受付時に小屋の方に天気予報を確認すると「明日の午後から雨が降り出すみたいね」と言われ、ひと安心。金峰山に向かいましょう。
kazuruさん曰く「登山1年目で日帰りで登った時、とても辛かった。森林限界を超えて稜線に出てから、岩岩してくる」とのこと。どのような道なのだろう?最近、岩稜帯に飢えているため、少しワクワクしてきました。
少し急登かな?と思える道を歩いていくと、ところどころ紅葉が始まっていて「綺麗ですね」とお話しながら進みます。鷹見岩に進もうか迷いましたが、踏み跡が少なかったこともあり、とりあえず目的の金峰山に行き、帰りに余裕があれば寄ることにしました。
大日小屋に到着すると、表現は悪いのですが、廃墟っぽく見えてしまいました。ここで素泊まりもしくは幕営する場合は、富士見平小屋で受付をするようですが、ここを利用する人はいるのでしょうか?小屋の中を偵察すると、一応布団が用意されているものの、数匹のコウモリが飛び交っていました。近くの水場も「飲めるのか?」というレベルでした。
ここから先は、鎖やロープ、ゴツゴツした歩きにくい道となっていきます。これらを超えて、大日岩に到着。登れるのかな?と思っていたら、上の方に歩いている方がいらっしゃいました。どこから登るのだろう?まぁ、登る気はないので先に進みます。
森林限界となる砂払いノ頭まで、結構面倒でした。面倒というより、これくらいが登山なのでしょうが、少し金峰山をナメていたような気がします。いつか実施してみたい奥多摩までの縦走は厳しそうだな…。金峰山にごめんなさいをしながら歩いていました。
砂払いノ頭から山頂までは、ゴツゴツした道を歩くことになります。滑落等の危険箇所は特にありませんが、慎重に進むと、大きな岩がデーンと聳えています。あれが乾徳山から見えた五丈岩か…。そして、金峰山山頂に到着。
曇り空とガスのために眺望は拝めなかったものの、ここで昼食にする方が多くて結構な人混みでした。五丈岩には若い男性が数名登っています。ふむふむ、中腹辺りが少し力技で登る必要があるけれど、登れないことはなさそう。
鳳凰三山のオベリスクに挑戦しなかったこともあるし、kazuruさんが「下から写真を撮ってあげるから登ってきなよ」と仰っているので、本気で登ろうかと思っていると、登っていた男性が下りる際に足を滑らせて少し転落。すると「危ないからやめて!」とkazuruさんに止められました。何かあって迷惑をおかけするわけにはいかないので、断念しました。
下の方に見える金峰山小屋には日差しが当たっていたので、小屋まで下って昼食にしました。小さめの可愛らしい小屋でした。ここの食事は、ワインが出てくることで有名ですね。トイレを済ませて下山です。
下りが苦手なkazuruさん。白馬岳の時の下りに少し似ているので大丈夫かな?と気にしながら下ります。でも、あの時のようにお泊りセットを背負っていないので、順調に下ることができたようです。
結構遅い時間になってしまったので、鷹見岩は諦めました。富士見平小屋に到着すると、朝よりもテントの数が増えていて安心しました。明日の天気予報が悪ければ、きっと下山してしまうでしょうから。
少し休憩して夕食の準備に取り掛かると、あっという間に暗くなってしまいました。kazuruさんも私も事務職でほとんど外に出ないため、何時に暗くなるのかをあまり把握していなかったことが原因です。ライトで照らしながらの食事には限界があったので、テントの中で食べることにしました。
あまり標高の高いところではないので、夜は賑やかかな?と思っていましたが、予想通りでした。また、こちらもそんなに疲れていなかったので、いつもは19時くらいに寝てしまうのですが今日は眠くならず、たくさん山のお話をすることができました。
周りの皆さんと同様に、ルール上の21時までお話をして就寝です。おやすみなさい…Zzz。
※いつも下山するまで携帯電話の電源を切っており、この日の18時頃に身内から「明日は大雨」との連絡が入っているとは知りませんでした…。これを知っていたら…。
10/5
明け方4時頃に、雨の音で目が覚めました。あれ?台風の進路が変わって雨の降り出しが早まったのかな?
少し待てば弱まるか上がるかも…と期待して待ちましたが、雨は強さを増すばかり。
それでも、どうせ下山時にはレインウェアを着るのだから、瑞牆山まで行ってこようと思いましたが、kazuruさんの体調が優れないとのこと。お留守番をお願いするわけにはいかないしなぁと考えていると、そのうち小屋の方が「台風の影響でバスの運行中止が決定している。ここまでバスと車のどちらで来たのか」と確認して回りだす始末。単独行とは異なり、自由気ままに行動できないのも勉強のうち。今回は瑞牆山を断念することにしました。
雨の中の撤収はそれなりに慣れたものですが、今回はフライシートやグラウンドシートに落ち葉等がたくさん張りつていて、厄介でした。1泊2日だし、どうせ帰宅後に庭で洗うからいいいや、とそのままクルクル丸めてザックへ収納。
足下が滑りやすくなっている分、ゆっくりと下山しました。途中でkazuruさんが足を滑らせてしまいましたが、大事には至らず。無事に駐車場に到着した時には、他に車は停まっておらず、私たちが最後だった模様。
このような天気の時には、何かあった際に周りに誰もいないのはまずいので、他に人がいるうちの行動を心がけようと思います。
前回・今回とゆるゆる登山であったため、身体が鈍ってしまいそう。体力の維持のためにも、どこかでガツンと使っておきたいものです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する