10年ぶりに全通の大杉谷を遡上して大台ケ原へ
- GPS
- 08:50
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 2,261m
- 下り
- 997m
コースタイム
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:30
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 6:20
-13:55千尋滝14:00-14:40シシ淵14:50-15:00ニコニコ滝15:05
-15:45平等-15:45桃の木山の家(泊)
10/12 桃の木山の家6:35-6:55七ツ釜滝-7:35崩壊地-7:45沢胡桃の木の洲7:50
-7:55光滝-8:30堂倉滝-9:40堂倉避難小屋10:30-11:35シャクナゲ平
-12:10日出ヶ岳12:20-12:55大台ケ原駐車場
天候 | 10/11 曇 10/12 曇ときどき雨、山頂はガスガス |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
近鉄を4本乗り継ぎ松坂へ、さらにJR2本乗り継ぎ三瀬谷下車。 道の駅おおだいから大杉峡登山バスに乗り換え第一乗船場着いたのが12:00。 帰路は、14:30に大台ケ原をバスで出て、 大和上市から近鉄を4本乗り継ぎ19:00帰宅。 歩いた時間と電車・バスに揺られた時間とどっちが長かったんでしょう。 いつもと違う疲れ方です(笑) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から桃の木山の家までは標高図では平坦そうに見えますが、 実際にはアップダウンの繰り返しです。 道もよく整備されていますが、高度感のあるところもあり、注意が必要です。 登山バスの運転手さんから、この夏、大日瑤播祥郢爐あったと聞きました。 危険箇所にはクサリが張られていますが、充分に気をつけたいものです。 七ツ釜滝から堂倉滝までは、河岸の岩をへつった道を登ります。 朝露や降り始めた霧雨に濡れた岩が滑りやすくやや緊張しました。 堂倉滝から先は渓谷を離れ、針葉樹林、広葉樹林の中を登ります。 道は明瞭で、目印や標識もたくさんあり、安心して歩けます。 シャクナゲの木も多く、花の季節は楽しめそうです。 日出ヶ岳からは東大台のハイキングコースを下ればすぐに駐車場です。 |
写真
感想
2004年の21号台風禍から復旧し、10年ぶりに全通した大杉谷に、
山岳会同期の6人で行ってきました。
あいにく台風19号が近づいており、
行くか延期するか、前日まで逡巡しましたが、
11日は曇、12日も午前中はもちそうという予報を信じて決行です。
朝6:20に家を出て、近鉄を4本、JRを2本、それから登山バスを乗り継ぎ、
宮川ダムの乗船場(終点)に着いたのが12:00。
5時間半の長旅でした(^^;
一昨年部分開通した年に訪れて2年ぶりですが、
大日瑤ら見下ろす真っ青な渕に、今回もいきなり魅入られてしまいます。
森の上から降ってくる千尋滝。
シシ淵の青とその向こうに糸を引くニコニコ滝の白。
平等瑤梁膣篳匹箸修料阿鵬佑る平等吊橋。
桃の木吊橋を渡りながら眺める山の家。
みんな美しくて、懐かしい。
桃の木山の家の部屋割は、偶然にも前回と同じ部屋の同じ場所。
窓から吊橋が正面に見えて最高のロケーションです。
しかも、普通の蒲団を横に6枚並べて、間に50儷間があるという贅沢。
窓の下のテーブルで歓談しているグループの中に見たような顔が。。。
何度も山行をともにしたOMさんです。
OMさんも、所属する会の方達と大台ケ原から下ってくるとは聞いていましたが、
無事先着されていたようです。
で、廊下を挟んで、あちらに5人、こちらに6人、
同じ部屋に部屋割されていました。
すごい偶然。
たっぷり飲んで、ぐっすり眠り、心地よく目覚めた翌朝。
下っていくOMさん達と分かれ、七ツ釜滝を目指して出発です。
残念ながら曇天ですが、日本の滝百選の七ツ釜滝は優美に流れ落ちています。
この先は今年開通したばかり。yos達には未知のルートです。
七ツ釜滝を斜め下に見ながら岩壁のへつり道を登ります。
七ツ釜吊橋を渡り、
水量の多い渓流に沿って岩の上の滑りやすい道をしばらく行くと、
谷をふさぐ岩の重なりが見えてきます。
2004年の台風で岩壁が崩壊し、昨年まで10年間、人を寄せ付けなかったのですが、
岩の上や間を縫ってルートがつけられ、あっけなく乗り越えていけます。
重機などとても入りそうにない深い山の奥でどんな苦労があったのか、
知る由もありませんが、ただ感謝。
降り始めた小雨にザックカバーを掛け、
再び急峻になった峡谷を登るとすぐに光滝が豪快に落ちています。
隠滝吊橋からは青い淵と隠滝を見下ろします。
堂倉吊橋を渡り、
堂倉滝吊橋から振り返ると、堂倉滝が青く大きな釜に弾けるように落ちています。
大杉谷とはここで別れ、森の中の山登りに変わります。
ガスのかかる暗い森の中の登りに飽きてきたころ、堂倉避難小屋に到着。
体も冷えてきた(季節感のない男yosとトミーさんは半袖Tシャツ1枚ですが)し、
早めに昼食をとることにします。
こういう時、避難小屋って本当にありがたい。
しっかり温まり再び、ガスに曇る森の中を登って行きます。
シャクナゲ坂やシャクナゲ平の地名でわかるように、シャクナゲの木が目立ち始め、
初夏には贅沢な花見ができそうです。
標高が1,300mを越えるあたりから色づき始めた木が見られますが、
紅葉はもう少し先のようです。
最後に笹原を登ると日出ヶ岳の山頂です。
ガスで真っ白、霧雨も降っていて何も見えません。
大杉谷と思しきあたりを振り返ってみるのは、
次にここに来る時までとっておくしかなさそうです。
さすがは大台ケ原。
こんな天候でも続々登ってくる登山者や観光客とすれ違いながら下ります。
バスの出る14:30までの1時間半は村営のレストハウスで飲み食い放談タイム。
ご迷惑かけました(笑)
満席のバスは和佐又山登山口にも寄り、さらに乗客を乗せ、
定刻どおり16:21大和上市着。
ここから4本乗り継いだ電車の中でも賑やかにやりながら、
18時前西大寺駅で解散。
予測より台風も遅れたようで、大杉谷を堪能できました。
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