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Yamareco

記録ID: 5259771
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

尾出山から不動岳へ 安蘇の春に

2023年03月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:21
距離
14.4km
登り
1,209m
下り
1,204m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:20
休憩
1:02
合計
7:22
距離 14.4km 登り 1,210m 下り 1,215m
11:53
12:02
26
12:28
12:46
20
13:06
13:07
14
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17
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13:39
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14:01
14:13
54
15:07
15:09
39
15:48
16:01
21
16:22
16:28
54
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往き:栃木インターより
帰り:羽生インターより(渋滞解消待ちのための時間調整でのんびり一般道走行)

駐車場:与洲みちの休憩所 整備された駐車場でトイレあります
道に大きな看板が出ている訳ではないので、車からは判りづらいです。(一度気づかずに通過してしまいました…)
コース状況/
危険箇所等
★注意して進めば、大きな危険は無いと思いますが、注意点としては、尾出山登山口から先の沢沿いの道は、落ち葉に埋まって足の置き場が判りづらいことと、急傾斜の下降が時々現れるので、バランスを崩すと大変です。
◆与洲みちの休憩所〜尾出山
まずは車道をしばらく進み、尾出山を示す標識から未舗装の林道へと左折します。沢沿いに進んでいきますが、らくルートの林道終点の表示からもさらに林道は続き、傾斜も少々急になっていきます。林道が終わり、尾出山登山口の標識に従って沢に沿った道に入ると、沢の左岸につけられた細いトラバース道。これを越えると伐採地に出て視界が大きく開けました。伐採地の中の広い作業道を辿りながら谷底に沿って上の稜線を目指し、登りついたところが嶽ノ越。この伐採地の中は、下りにとると、少しわかりづらいかなと思いました。ポイントは谷底を目指すということでしょうか。嶽ノ越から標高差200m弱の急坂を登って尾出山山頂です。
◆尾出山〜塩沢峠
急坂を嶽ノ越まで下り、そのまま次のピークを目指して尾根を登って行きます。それほどの急登ではなく、登りついたところが山田山。背後の樹間越しに尾出山が高く聳えているのが見えます。山田山から大久保の頭までは緩やかな広い稜線が続き、開放的な稜線漫歩が楽しめます。大久保の頭からはロープにつかまりながら急斜面を下って高原山を目指して登って行きます。途中、現在進行中の伐採地を通過するところで、氷室山から南に延びる尾根の方向に展望が開けます。
高原山から下ると鉄塔を通過、その先から植林地に入り、尾根は右寄りに下ります。ここは要注意です。その先緩やかなアップダウンが続きますが、伐採が進行中で、広い尾根道の横をブル道が並走します。登りに転じると自然林になって緩やかに登ったところがP642。尾根を忠実に辿って次の640mのピークに進みます。このピークから塩沢峠に下る訳ですが、ピークからは右寄りに進みます。ここもちょっと悩むところです。最後は急下降になって、お地蔵さんのある塩沢峠に降り立ちます。
◆塩沢峠〜与洲みちの休憩所
塩沢峠から不動岳までは、雑木林の道をピークをいくつもアップダウンしながら進みます。今でこそ冬枯れですが、新緑やツツジの季節はいい雰囲気になるのではないかと思いました。不動岳山頂は分岐から右に数メートル入ったあたりの狭いところです。元の道に戻って、雷電山へ一つピークを越えて登っていきます。樹林に囲まれた山頂で、石の祠があります。雷電山からの下りは、前半は石のゴロゴロした激下りで、ロープもたくさん設置されています。ここは最後の締めという事で、注意して下りたいところです。後半になると傾斜が緩み、歩きやすくなってきます。時折見える里の景色が近くなってくると、登山口の尾出山神社はもうすぐです。
山里の車道をしばらく辿っていくと、尾出山への標識がありました。ここを左折して未舗装の林道に向かいます。
2023年03月11日 10:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 10:20
山里の車道をしばらく辿っていくと、尾出山への標識がありました。ここを左折して未舗装の林道に向かいます。
林道の入り口にはバンガローのような雰囲気の建物がありますが、山里はあちこちで梅の開花を迎えていました。
2023年03月11日 10:21撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 10:21
林道の入り口にはバンガローのような雰囲気の建物がありますが、山里はあちこちで梅の開花を迎えていました。
いかにもという感じの林道です。道はずっと左側に流れる沢に沿っていきます。
2023年03月11日 10:27撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 10:27
いかにもという感じの林道です。道はずっと左側に流れる沢に沿っていきます。
途中に、高原山と尾出山の分岐の標識があります。ここまでは車で登って来れそうですし、広いスペースもあるので、周回には便利かもしれません。高原山への道の状態は不明です。
2023年03月11日 10:46撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 10:46
途中に、高原山と尾出山の分岐の標識があります。ここまでは車で登って来れそうですし、広いスペースもあるので、周回には便利かもしれません。高原山への道の状態は不明です。
林道が終わるあたりで、左に沢に沿った登山道に入ります。ここに尾出山登山口という標識があります。
2023年03月11日 11:23撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 11:23
林道が終わるあたりで、左に沢に沿った登山道に入ります。ここに尾出山登山口という標識があります。
沢沿いの左岸の道は落ち葉に埋まっています。急斜面のトラバースを過ぎたあたりで、少し沢は広くなっています。
2023年03月11日 11:34撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 11:34
沢沿いの左岸の道は落ち葉に埋まっています。急斜面のトラバースを過ぎたあたりで、少し沢は広くなっています。
伐採地にでると視界が広がります。前方の稜線を目指して、伐採の作業道などを利用しながら詰めていきます。
2023年03月11日 11:39撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 11:39
伐採地にでると視界が広がります。前方の稜線を目指して、伐採の作業道などを利用しながら詰めていきます。
伐採地を登りきると、尾出山と山田山の鞍部にあたる嶽ノ越に到着しました。休憩にはいいところです。
2023年03月11日 11:53撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 11:53
伐採地を登りきると、尾出山と山田山の鞍部にあたる嶽ノ越に到着しました。休憩にはいいところです。
嶽ノ越からは開かれた東方向の安蘇の山の展望が広がります。
2023年03月11日 12:03撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 12:03
嶽ノ越からは開かれた東方向の安蘇の山の展望が広がります。
しっかりと登って行く急登を終えて、尾出山に着きました。周囲は灌木に覆われ樹間から日光の白い山々が僅かに見えていました。勝道上人の石碑があります。
2023年03月11日 12:46撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 12:46
しっかりと登って行く急登を終えて、尾出山に着きました。周囲は灌木に覆われ樹間から日光の白い山々が僅かに見えていました。勝道上人の石碑があります。
山田山への登りから振り返る尾出山はひときわ高く見えます。下には嶽ノ越の平地が見えています。
2023年03月11日 13:08撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 13:08
山田山への登りから振り返る尾出山はひときわ高く見えます。下には嶽ノ越の平地が見えています。
下から読んでも山田山です。
2023年03月11日 13:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 13:20
下から読んでも山田山です。
山田山の山頂は、広いのんびりした場所です。
2023年03月11日 13:21撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 13:21
山田山の山頂は、広いのんびりした場所です。
山田山から大久保ノ頭に向けては、広い伸びやかな尾根道になります。気分のいい稜線漫歩です。
2023年03月11日 13:26撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 13:26
山田山から大久保ノ頭に向けては、広い伸びやかな尾根道になります。気分のいい稜線漫歩です。
その稜線の南端が大久保の頭になります。
2023年03月11日 13:38撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 13:38
その稜線の南端が大久保の頭になります。
大久保の頭の山頂部です。
2023年03月11日 13:38撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 13:38
大久保の頭の山頂部です。
大久保の頭から高原山への途中で、進行中の新しい伐採地を通過。氷室山から南に延びる尾根が見えているのではないかと思います。
2023年03月11日 13:49撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 13:49
大久保の頭から高原山への途中で、進行中の新しい伐採地を通過。氷室山から南に延びる尾根が見えているのではないかと思います。
高原山も灌木の生い茂った山頂でした。壊れた石祠がありました。
2023年03月11日 13:58撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 13:58
高原山も灌木の生い茂った山頂でした。壊れた石祠がありました。
高原山から下って鉄塔を通過しました。
2023年03月11日 14:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 14:20
高原山から下って鉄塔を通過しました。
P642に着きました。塩沢峠を示す古い道標がかかっていました。崩れた小さい石祠が放置されていました。
2023年03月11日 14:36撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 14:36
P642に着きました。塩沢峠を示す古い道標がかかっていました。崩れた小さい石祠が放置されていました。
ちょっとのんびりした感じの塩沢峠です。ここから下山もできますが、今日は不動岳へと進みます。
2023年03月11日 15:03撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 15:03
ちょっとのんびりした感じの塩沢峠です。ここから下山もできますが、今日は不動岳へと進みます。
不動岳への道も冬枯れの自然林の尾根が続きます。新緑やツツジの季節は美しいのではないかと思います。
2023年03月11日 15:18撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 15:18
不動岳への道も冬枯れの自然林の尾根が続きます。新緑やツツジの季節は美しいのではないかと思います。
不動岳の山頂です。縦走路から少し飛び出したところにある狭いピークです。
2023年03月11日 15:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 15:48
不動岳の山頂です。縦走路から少し飛び出したところにある狭いピークです。
こんな感じです。
2023年03月11日 16:00撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 16:00
こんな感じです。
今日の最後のピークは雷電山。樹林に囲まれた石祠のある山頂です。ここから里に向けて急下降に入ります。
2023年03月11日 16:22撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 16:22
今日の最後のピークは雷電山。樹林に囲まれた石祠のある山頂です。ここから里に向けて急下降に入ります。
急下降は夕日を浴びて慎重に下っていきました。途中で西の稜線に陽が沈んでいきました。
2023年03月11日 16:49撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 16:49
急下降は夕日を浴びて慎重に下っていきました。途中で西の稜線に陽が沈んでいきました。
登山口に降り立ちました。登山口はお寺の横にあります。
2023年03月11日 17:11撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 17:11
登山口に降り立ちました。登山口はお寺の横にあります。
登山口の付近は梅の花盛りです。
2023年03月11日 17:12撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 17:12
登山口の付近は梅の花盛りです。
このお寺の左側が登山口になっています。
2023年03月11日 17:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 17:13
このお寺の左側が登山口になっています。
登山口の近くには尾出山神社。あとはゆっくりと夕暮れの山里を戻っていきました。
2023年03月11日 17:15撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/11 17:15
登山口の近くには尾出山神社。あとはゆっくりと夕暮れの山里を戻っていきました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 携帯 時計 地図 コンパス 計画書 カメラ チェーンスパイク 熊鈴

感想

先週、氷室山あたりに行ったので、赤線がついた地図を見ていると、どうやら安蘇山塊の真ん中らへんが空白地になっている様子に気付きました。どんな山があるかなと調べてみたのが尾出山で、不動岳とあわせて周回コースが採れるようなので行ってみました。といっても久しぶりの標高差1000m越えで、冬の間体力を使うところに行って無かったなぁと思いつつ、夏に向けて少し長めのコースの練習です。

ゆっくり家を出たので渋滞にはまり、登山口は10時出発。日没ギリギリは覚悟です。どちらから周回するかですが、せっかくの尾出山にしっかり登ってみたいし、一日の最後に尾出山の登りが来るのは精神的にも疲れそうなので、先に尾出山に参ります。出だしはポカポカ陽気の安蘇の山里から。梅の花が咲く田園風景でした。安蘇の山は車で山奥まで行ってしまうことが多いので、春の安蘇の山里の雰囲気を楽しむのも久しぶりかもしれません。のんびりした、いい雰囲気です。

尾出山への登りは200m弱の急登で、しっかりした登りを楽しむことができました。あとは、山田山から大久保の頭までの稜線や、塩沢峠から不動岳に向けての稜線も雰囲気が良かったと思います。塩沢峠はお地蔵さんのある静かな峠ですが、昨年の夏にハイカーがこのあたりで熊に襲われたことを思い出しました。まだ季節では無いとは思いますが、出るなよ〜という感じです。最後の噂の激下りは大変厳しいものでした。夕日に照らされて下り、途中で陽は稜線に落ちてしまいました。それでも、ずいぶん陽が長くなったと感じます。

道中は伐採が進行中で、かなり殺風景な風景も目にすることとなりますが、冬枯れのしっかりアップダウンしていく稜線は歩きがいもあり、新緑の季節はまた違う雰囲気になるのだろうなと思います。小さな蝶や虫にも出会いましたので、もう季節が変わったのだなと思いました。そうなると、このあたりは暑くなり、藪も茂り歩きづらくなってくるので、そうなればまた別の楽しみもあるのですが、今が一番ストレスなく歩けるかなと思いました。

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