戸隠山・高妻山
- GPS
- 10:28
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,858m
- 下り
- 1,867m
コースタイム
- 山行
- 8:57
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 10:24
天候 | 快晴 無風〜微風 気温高し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場-戸隠神社奥社:真っ直ぐな参道。距離は長いが普通の砂利道。神社に近付くと標高が少し上がる。 ・戸隠神社-百間長屋:急坂の登山道だが、高妻山直下に比べれば楽。ストックは百間長屋で仕舞って八方睨から利用するとよい。 ・百間長屋-八方睨:八方睨みまでは鎖場の連続。最初は鎖がなくても登っていける程度の岩場だが、徐々に傾斜がきつくなり、鎖がないと登るのが難しい斜面があらわれる。八方睨直下にナイフリッジがあり、鎖で巻き道が一部設定してあるが、ナイフリッジを歩かなければならない箇所もある。ナイフリッジは高度感があり恐怖感もあるが、距離は短いので慎重に行動すれば特に問題はないと思われる。 ・八方睨-戸隠山-一不動避難小屋:ヤセ尾根歩きが続くので油断できない。アップダウンが延々続くが、登りは息が切れるほど続かず、下りも膝通が出るほど長くない。 ・一不動避難小屋-六弥勒分岐:右手側に戸隠牧場や飯綱山などがよく見える。六弥勒の分岐で弥勒新道を利用できる。 ・六弥勒分岐-高妻山山頂:九勢至付近から登り一辺倒で、高妻山山頂の直下はかなりの急坂。登山者が多い時間帯はすれ違いが難しい場合もある。 ・弥勒新道:最近整備されたようだが、整備状況は良く使用に問題はない。急坂だが距離は短い。 ・全般に、戸隠山付近は登山者少なく自分のペースで歩けるが、高妻山付近は登山者が非常に多い。 |
写真
感想
台風が近付いているのと下界で事情のため、テント泊山行は取り止めて日帰り山行に。戸隠エリアは初訪問だったが歩き甲斐があった。
早朝暗いうちに戸隠神社付近までは到着するも、リサーチ不足により駐車場の場所が分からずにウロウロ。30分ほどロスしてようやく奥社の駐車場に到着。ヘッドライト付けて歩き始めるつもりでいたが既に外は明るくなり始めていた。朝食と準備をして歩き始める頃にはすっかり夜は明けていた。予定より30分遅れで出発。
最初は神社の参道を歩く。気温は一桁で寒い思いをしたが、神社に到着する頃にはウォームアップも完了。神社までの道には人も多かったが大きなカメラと三脚を持った人が多かった。神社からは本格的な登山道。10月に入ったので少し暖かめの格好をしてきたのだがこれは大失敗だった。日が出てからは気温が上がり、日差しも強くて急傾斜の続く登山道を歩くと大粒の汗をかくようになった。あまりにも暑いので途中で一枚脱いで調節し半袖Tシャツ一枚で歩き始めるがそれでちょうどよいくらいだった。百間長屋の手前で小休止し鎖場のエリアに突入。初めの数カ所は傾斜も緩く、岩の窪みやホールドも無数にあって余裕で先に進めたが、徐々に難しくと言うか、傾斜が急な斜面があらわれ、登る際慎重さが求められるようになった。ストックは初めのほうでしまっておいて正解だった。鎖場で標高を上げ八方睨の近くまでくると今度は両側がすっぱり切れ落ちたナイフリッジがあらわれる。最初はこの上を歩くのかと思ったが、鎖が危険箇所を巻くように設置してあり、そちらを歩く分には特に危険は感じなかった。が、最後に八方睨へ上がるところのナイフリッジは鎖が設置していないので、慎重に、落ちないように歩くしかなかった。無事通過して八方睨到着。風は少し吹いているが寒さを感じるほどではなかった。好天のため周囲の山々がよく見渡せた。
八方睨まで上がると一不動避難小屋まではアップダウンを繰り返しながらも下り基調の登山道に入る。アップダウンは続くものの、延々登ったり下ったりはないので快調なペースで歩ける。この区間はヤセ尾根歩きなので所々は慎重にこなさなければならないが、それでもだいぶ早いペースで避難小屋に到着。ここで大休止していると沢沿いの登山道を続々と登って来る。高妻山を目指す人達だった。ここまでは登山者の数は大変少なくて、すれ違いなどもほとんどなかったが、この先は多くの登山者をみかけるようになった。五、六、七、、、と過ぎるが大きく標高を稼ぐことはなく、九勢至まで出ると後は登り一辺倒になる。初めは普通の登りだが、山頂に近い区間はとにかく急な区間。登りは時間をかけてゆっくり登しかなく、その間に多くの登山者が下ってくるのですれ違いを何度も繰り返しながら山頂に近付く。百名山クラスでこんなに急な坂がある山はなかった。急坂を登り切ると標高差のない平坦なエリアに出るが岩場なので最後まで気を抜かずに歩いて高妻山山頂到着。正午頃のため大変人は多い。ここで自分も大休止して下りに備える。
ここまで朝から暑くて水の消費も増えていたが、10月なので水も飲まないと思って持参した水が元より少量だった。残り1リットル程度で下山開始。登りで大変苦労した山頂直下の急坂は下りでも難儀だったが、これから登る登山者は多くなかったのでその点は楽ができた。1時間強で六弥勒の分岐に到着。水はセーブしているのでこのまま弥勒新道を下っても問題なさそうな程度に残っていた。弥勒新道は、自分の登山地図にはまだ掲載がなかったが、国土地理院の2.5万分の1地形図には既に掲載されていたし、ネットで調べても普通に歩けるようだったので、下りのルートとして利用した。相変わらず傾斜が急で、膝通が少し出始めたが何とか乗り切って戸隠牧場に到着。牧場までくればあとは消化試合のようなものだが、ここから駐車場までが案外長かった。牧場を歩き、オートキャンプ場を抜け、川沿いの遊歩道を2kmほど歩いてようやく駐車場まで戻る。早朝はガラガラで人は登山者程度しか見られなかった神社だったが、夕方の時間帯は人であふれていた。三連休だし、天気も良いしとくれば、観光地が混雑するのは避けられないか。
帰りは高速道路は案外空いていたものの、戸隠から長野市内を経て長野ICへ行くまでがひどい渋滞。連休なので仕方ないとして諦めたが、長野市街地の渋滞はかなりひどかった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する