裏剱-仙人池、神様に出会った

2014年10月07日(火) ~ 2014年10月12日(日)

• GPS: 128:00
• 距離: 35.5km
• 登り: 4,077m
• 下り: 4,075m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:50

13:40 みくりが池
14:30 宿泊地

2日目

• 山行: 8:05
• 休憩: 1:05
• 合計: 9:10

5:10 剱沢キャンプ場
6:35 6:50 剱澤小屋
7:30 7:50 真砂沢ロッジ
10:00 10:10 三ノ沢
11:25 11:45 二股
14:20 仙人峠

3日目

• 山行: 0:35
• 休憩: 2:45
• 合計: 3:20

6:25 仙人池ヒュッテ
7:00 9:45 池の平小屋
9:45 仙人池ヒュッテ

4日目

• 山行: 6:35
• 休憩: 0:45
• 合計: 7:20

6:25 仙人峠
8:25 8:45 二股
10:05 10:30 真砂沢ロッジ
13:45 剱沢キャンプ場

5日目

• 山行: 7:30
• 休憩: 1:40
• 合計: 9:10

5:20 剱沢キャンプ場
5:50 6:05 剣山荘
7:10 7:15 前剱
8:30 8:50 剱岳
9:45 9:45 前剱
10:50 11:45 剣山荘
13:20 13:25 剱御前小舎
14:30 雷鳥沢キャンプ場

6日目

• 山行: 1:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:50

6:20 雷鳥沢キャンプ場
6:20 6:20 立山室堂山荘
8:10 室堂バスターミナル

天候

7日：室堂午後　くもりのち晴れ
8日：室堂〜仙人池　晴れ
9日：仙人池、池の平　晴れ
10日：朝仙人池―にわか雨　仙人〜剱沢ー晴れ
11日：剱岳〜室堂　晴れ
12日：室堂〜富山市内　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

横浜〜信濃大町ー電車
信濃大町〜室堂―バス、ロープウェイ、バス(アルペンルート）
室堂〜立山駅ーバス、ケーブルカー
立山駅〜富山駅ー友人車
富山駅〜横浜―電車

コース状況／危険箇所等

・室堂(雷鳥沢キャンプ場)〜剱沢小屋　安全明瞭　新雪あり。
・剱沢〜真砂沢ロッジ　雪渓歩行あり。要アイゼン。雪渓の取り付きは日に日に変化、小屋などで確認。ザレて滑落危険個所多数。
・真砂沢ロッジ〜二俣　大体明瞭安全。河原から斜面部の取り付き見逃し注意。岩場も少しある。
・二俣〜仙人池　明瞭、2か所ほどザレた斜面のトラバース注意。ロープあり。
・仙人池〜池の平　明瞭安全　
・池の平〜池の平山　明瞭大体安全。急斜面の登下は注意。
・剱岳登頂は岩稜通行。鎖場、ザレ場、鎖無し岩場多数。道は大体明瞭
・剣山荘〜御前小屋　安全明瞭　足場不安定化所はある。

写真

信濃大町駅に到着

扇沢

黒部湖

ロープウェイ乗り場から立山。
絶好の紅葉日です。

室堂に到着
玉殿の霊水を飲んで、hitujiの黒いお腹を浄化します。

立山も顔を出してきました。
初冠雪だそうです。
室堂も新雪ありました。

雪だるま
立山伝説的には雪阿弥陀如来さまか。

雷鳥沢

雷鳥沢テンバ。広大です。
色とりどり、緑はhitujiの

立山

テンバ最寄りの温泉。
雷鳥沢ヒュッテ。
日帰り入浴600円、18時まで。

暮れなずむ立山

月明かりの立山

2日目
雷鳥沢を後にします。

浄土山にご来光が射す。
なんて神々しい。
ありがたや、ありがたや。

剱御前小舎前
剱さまおはようございます。

ひつじといっしょに。

紅葉チングルマ。穂綿も残ってます。

いよいよ剱沢雪渓を下ります。

この辺から紅葉盛り。

平蔵谷

長次郎谷

真砂沢ロッジ前

真砂沢ロッジ前
剱沢

内蔵助平、黒部ダム方面。

河原沿いの道も時には危ない。

二俣の吊り橋

二俣から仙人方面の尾根と三ノ窓雪渓

仙人新道の入口
ここがある意味登山口。
ここからの急登のしんどいこと。

三ノ窓雪渓

金色の登山路
きれいだけど、しんどいわ。

なが〜い急登の末やっと仙人池ヒュッテが見えました。
近年最大のしんどさでした。

これよ、これこれ。
仙人池に到着。ヒュッテの真ん前です。

紅葉ハンターの聖地です。
紅葉ピークは結構先に来てしまったそうです。
逆さ山ハンターとしての聖地でもあるので、大感激。

紅葉はピークは過ぎても終わってません。

夕方
なんと、ダイヤモンド剱(八ッ峰）！

神様？仏様？

小屋の食堂から剱

星剱

3日目
月剱

夜明けです。
モルゲンロート剱

もちろん池にも映えてます。

感動を共にした同志方々

池の平へハイキング

池の平小屋

池の平
神様のお庭です。

ここも紅葉と逆さの聖地です。

池の平山へ上がってみます。

ハイジな草原と岩稜のギャップが面白い。

左が池の平山頂上

頂上

白馬岳

剱

また池の平

池の平
小屋の前から

池の平別角度

剣と池の平

どうだひつじ君。

小屋の裏から

小屋の裏から

仙人池ヒュッテはこんな感じ

4日目
雲が出てますが、朝日が岩壁を照らす。

テレビの撮影が入ってました。

すっかり晴れ上がりました。

剱沢方面へ帰ります。

三ノ窓雪渓

二俣から

真砂沢ロッジ前

真砂沢ロッジ前

剱沢雪渓を登り返します。

雪の上に川が出来てます。
これは珍しい。たぶん。

雄大な剱。
これでも前剱。本峰はこれの奥。

過酷な登りの末、やっと剱沢テンバに到着。
明日剱を目指します。
ついでです。っていっぺんゆーてみたかった。

暮れなずむ剱

剱御前に映える茜雲。

5日目
夜が明けます。

雷鳥さんのお通りです。
おはよう雷鳥さん。
おはようhitujiさん。

剱の頂を目指します。
一服剱より。
これでもまだ前剱。

前剱の門

こんな感じの鎖場。
まだ序の口です。

登ったのに次は降りる。

これからが本峰
核心部へ。
カニの縦ばい、横ばいがあります。
小さくてわからない。

縦ばい

縦ばいの上

山頂です。
よくやった、hituji。
ビビりっぱなしの初登頂から10年ぶり。
剱さま、hitujiは少しは成長しました。
下界では、うだつの上がらない生活をしてますが。

立山
奥にうっすらと槍が出てます。

北方稜線

三角点
日本一有名な三角点ですかね。

これをまた帰ります。

結構な岩稜ですな。

カニの横ばいへ。

カニの横ばい。
何がどうなってるのか良く分かりませんね。

横ばいを降りた所

剱を後にします。

御前小屋までの登りがしんどいのなんの。
5日も歩いてますからね。

御前小屋前。
やっと室堂、雷鳥沢キャンプ場。
まだ遠いな。

雷鳥沢キャンプ場でおまけの最終泊。
温泉へ駆け込む。
いや駈けられない、ヨタヨタとだし。

暮れなずむテンバ

6日目
大日さまに日が差します。

さよならテンバ

みくりが池
逆さ立山。

ダイヤモンド立山。

玉殿の岩屋
立山伝説発祥の地。
阿弥陀様の代わりにお地蔵様がいらっしゃります。
今回の安全と好天を感謝します。

立山ケーブル
いつの間にか新車になってました。

称名滝
立山駅に旧友が来てくれました。
車でドライブです。

布橋
立山信仰では天界と下界の境界。

橋から立山を振り返る。
奥にうっすらと立山が見えます。

布橋の入口には閻魔堂があります。

アルペン村のそばにメーメーと声がする。
あ、ひつじか？やぎでした。

感想

hitujigumo

夏から9月一杯は仕事の都合上まとまった休みが取れず。
代わりに10月に休みが取れました。
これは仙人池に呼ばれてるかもしれない。
というのは、紅葉の仙人池と剱八ッ峰が映った池を見るのは登山最大の憧れだったのです。

登って降りてまた登り、へろへろになりながらも着きました。
紅葉ピークは間に合わず。それでも池に映る剱（八つ峰）は神を見てるよう。
いや、神様、仏様です。
ここは紅葉と逆さ剱の聖地だ。
しかもこの好天、やっぱり呼ばれてたんです。

帰りも室堂へ。
ついでに剱岳登った。。。っていっぺんゆーてみたかった。
hitujiには岩稜鎖地帯のデビュー地で、2回目です。
1回目は相当ビビッてましたが、今回はさくさく行けるまで成長しました。

下山後は旧友と云年ぶりの再会。
若かれし頃富山で過ごし、この山がアルプスデビュー地なのです。
友人も共も登った相棒ですね。
友人に車で称名滝と立山博物館へ。
立山信仰について興味がありまして。
今山行の成功に感謝するためには、立山信仰を学ぶのがhitujiの義務な気がするんです。
というと怪しいですが、青春を過ごした山についての自然から信仰などの文化を学んでみたいのです。

コメント

Tiny_spoon

ええやん！
岩ちゃん、写真全部拝見しましたよ！良かったです。＾＾
おらにとっても剱岳は思い入れの深い山で北方稜線も歩いたし、先々月には源次郎尾根も登ったし、剣沢も数回スキーで滑ったことがあるので楽しめました！池の平山は登ってみたい山ですう。

hitujigumo

Re: ええやん！
やぁTinyさん。
見てくれてありがたいっす。
今度はぜひ池の平まで行ってみてください。