赤ゾレ山、国見山、明神平|残雪の霧氷ロード
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- GPS
- 06:34
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 926m
- 下り
- 920m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・20台程度駐車可(路肩縦列含む) ・8時半でほぼ満車 ・トイレなし ・無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
感想
▼概要
・霧氷シーズン(1-2月)は車が止められないほど大人気。
・稜線にはブナ林が広がり、気持ちの良い山域。
・駐車場(林道終点)から赤ゾレ山までは、植林帯の急登が続く。道はしっかりしているが、展望が効かず下山には使いたくない。
・赤ゾレ山はアセビの低木が点在し、南〜西が展望広大。
・赤ゾレ山〜国見山はブナ林の美しい道。
・国見山は展望なし。
・国見山の南面には、隠れ家的な好展望台あり。岩壁の上に位置し、大峰山脈〜吉野川を見渡せる。休憩はここですべし。
・明神平周辺はテント泊に適した平地が多い。
▼日記
先週の伯母子岳で15年ぶりくらいに花粉症を発症してしまい、日常生活にも支障が出た。
そろそろスギ花粉が落ち着き始めているが、行き先に悩む。母が近場の岩湧山はどうかと言うが、父子そろって乗り気ではなかった。
さて、予報サイトを見ると2月第1日曜に続いて、(日曜日として)今年2番目の絶好の快晴に恵まれそうだった。
天然林の比率が高い山域と言えば、台高山脈が候補に上がった。未踏の薊岳に登って、明神平をぐるりと回ろう。
6時前に自宅を出発。気温は6度。
途中の京奈和自動車道では、低く霧が立ち込めて雲海の上を走っているようだったらしい。寝ていたので知らなかった。五條から私が運転したが、吉野川畔も霧と朝日で幻想的な風景が続いた。
8時半前に大又林道終点に到着。気温は2度。
駐車場は程なく満車になった。
あまりに天気が良さそうなので、薊岳よりも大展望が期待できる赤ゾレ山に変更。
スズメバチの働きバチは冬になると死滅するため、問題の橋も安心して渡れた。すぐに植林帯の急登が続くが、道は明瞭でしっかりしていた。途中、薊岳から明神平へかけての稜線が霧氷で白く輝いているのが見えた。あちらにしておけば良かったとがっかり。
急登が続くので、途中でサンドイッチ休憩。力が湧いてきて、一気に稜線まで乗り上げた。ずっと続いた植林帯は終わり、天然林となった。ところが、霧氷はない。振り返ると谷を挟んだ薊岳は白く輝いている。これは失敗した。薊岳にしておくべきだったか。
赤ゾレ山に着くと、大峰〜金剛・葛城方面の大展望が広がっていた。いつ来ても人静かで素晴らしい。そして、国見山への稜線が真っ白に。良かった、まだ残っていた。
残りのサンドイッチをいただいて、先へ進む。
融けた霜柱が滑りやすい斜面を下り、ハート池を抜ける。
馬駈ヶ辻から国見山へかけて、霧氷ロードが続いていた。白い氷は、強い日射を浴びてカラカラと音を立てて崩れ落ちる。春の陽気に氷のシャワーを受けながら、ゆったりとした気分で歩みを進めた。
国見山は展望なく、静かな天然林の山頂だった。角が欠けて丸くなった二等三角点が中央に鎮座していた。昼食はもう少し展望が良いところをと思い、明神平方面へ進む。途中にあった道脇の踏み跡が気になり少し覗いてみると大展望が開けていた。先へ進む両親を呼び戻し、ここで昼食休憩。
ちょうど岩壁の上にある小さなテラスといった雰囲気で、絶好の眺めだった。正面に大峰山脈(大普賢〜八経ヶ岳〜山上ヶ岳)が広がり、左奥には独立した山塊が認められた。父があれは仏生嶽だと言うので、AR山ナビで確かめると果たして本当だった。
眼下には明神谷と薊岳〜明神平の稜線が広がり、野鳥の声がこだましていた。風も穏やかで日差しが心地よかった。
このあと、最後のピークである水無山を越えて明神平へ。
コーヒータイムとした。先週に続いて、スティックタイプのインスタントコーヒーだが、これも悪くはない。ドリップタイプと比べると格段に準備が楽である。
下りの明神谷沿いのコースはやはり美しかった。渓流沿いは癒される。
帰りにモンベル五條店に立ち寄って、母のレインウェアを買った。喜んでいた。
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