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Yamareco

記録ID: 5315358
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

9歳児とゆく激登りと美しい滝とカモシカ登場の大岳山【日本二百名山】

2023年03月30日(木) [日帰り]
 - 拍手
子連れ登山 シューP その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:30
距離
9.8km
登り
1,089m
下り
1,084m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:08
休憩
1:20
合計
7:28
距離 9.8km 登り 1,094m 下り 1,085m
9:19
49
10:08
10:29
23
10:51
10:59
44
11:43
11:44
2
11:45
11:46
37
12:23
12:32
19
12:51
12:59
1
12:59
13:00
52
13:51
14:26
25
14:51
14:52
115
16:46
1
16:48
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
千足バス停そばの私設駐車場
1000円/日
コース状況/
危険箇所等
千足〜天狗滝〜綾滝〜尾根(千足分岐):基本的にほとんどがえらい急登、綾滝から尾根までは本気の超急登。関東ふれあいの道ゆえ整備はゆきとどいている

尾根〜山頂下:関東ふれあいの道、整備の行き届いた登山道

山頂下〜山頂:手を使うレベルのド急登。短いけどなかなか

白倉分岐〜白倉:古道らしく無理な急坂がいっさいない。下から尾根に上がる道といしてはこのルートは優秀かも
その他周辺情報 瀬音の湯
キャンプシーズンはちょい混みだけどきれいでとてもいいお湯
千足バス停近くにある駐車場からスタート
地主さんにお金を払いに行きます
2023年03月30日 09:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:18
千足バス停近くにある駐車場からスタート
地主さんにお金を払いに行きます
登山口までしばし舗装道路
早くもうんざりな息子さん
ツツジがきれい
2023年03月30日 09:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:25
登山口までしばし舗装道路
早くもうんざりな息子さん
ツツジがきれい
きれいな公衆トイレがある
ここで準備を整えていこう
2023年03月30日 09:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:31
きれいな公衆トイレがある
ここで準備を整えていこう
車が来れるのはここまで
まだちょっと舗装道路が続くよ
2023年03月30日 09:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:39
車が来れるのはここまで
まだちょっと舗装道路が続くよ
出たばっかりのマムシグサ
2023年03月30日 09:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:40
出たばっかりのマムシグサ
オオアラセイトウがきれい
2023年03月30日 09:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:42
オオアラセイトウがきれい
キケマンいっぱい
2023年03月30日 09:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:42
キケマンいっぱい
スミレもかわいい
2023年03月30日 09:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:43
スミレもかわいい
キブシも満開
2023年03月30日 09:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:46
キブシも満開
やる気を失う息子さん
がんばれ
2023年03月30日 09:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:51
やる気を失う息子さん
がんばれ
あーやっと登山道
2023年03月30日 09:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:54
あーやっと登山道
派手にクラッシュした看板
2023年03月30日 09:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:54
派手にクラッシュした看板
スケール大きめの渡渉
しかし余裕そうな息子さん
2023年03月30日 09:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:54
スケール大きめの渡渉
しかし余裕そうな息子さん
んー、分かれ道?
どっちも綾滝?
天狗滝経由にしよう
2023年03月30日 09:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:55
んー、分かれ道?
どっちも綾滝?
天狗滝経由にしよう
こっちハードだな!
2023年03月30日 09:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 9:57
こっちハードだな!
わ! カモシカさん!!
はじめてお目にかかります!!
2023年03月30日 10:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:04
わ! カモシカさん!!
はじめてお目にかかります!!
ニリンソウがかわいい
2023年03月30日 10:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:07
ニリンソウがかわいい
渡渉
見た目涼しげで気持ちいいね
2023年03月30日 10:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:07
渡渉
見た目涼しげで気持ちいいね
小天狗滝
2023年03月30日 10:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:08
小天狗滝
天狗滝だ
ちょいと急なところを降りる
2023年03月30日 10:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:14
天狗滝だ
ちょいと急なところを降りる
いい滝だねー
2023年03月30日 10:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:14
いい滝だねー
モミジイチゴが満開
2023年03月30日 10:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:15
モミジイチゴが満開
滝とオレ
2023年03月30日 10:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:16
滝とオレ
滝から急登
2023年03月30日 10:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:17
滝から急登
どうやらさっき分かれたルートと合流
あっちはゆるいのかな
2023年03月30日 10:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:24
どうやらさっき分かれたルートと合流
あっちはゆるいのかな
気持ちいい林に来た
いわが苔むして
2023年03月30日 10:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:31
気持ちいい林に来た
いわが苔むして
丸太で渡渉
意外と大丈夫なもんだね
2023年03月30日 10:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:49
丸太で渡渉
意外と大丈夫なもんだね
クレソンな気がする
2023年03月30日 10:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:50
クレソンな気がする
おお、あれが綾滝
秘境っぽいね
2023年03月30日 10:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:51
おお、あれが綾滝
秘境っぽいね
お見事! まさしく綾だね
そして綾とは何かと息子に聞かれる
2023年03月30日 10:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:53
お見事! まさしく綾だね
そして綾とは何かと息子に聞かれる
いい滝だ
2023年03月30日 10:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 10:55
いい滝だ
そんなこと書かれても困る!
でも大したことはなかった
2023年03月30日 11:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 11:05
そんなこと書かれても困る!
でも大したことはなかった
壁みたいな急登
そうとうキツい
2023年03月30日 11:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 11:22
壁みたいな急登
そうとうキツい
やっと尾根道に出た
ここからはラクだといいね
2023年03月30日 11:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 11:44
やっと尾根道に出た
ここからはラクだといいね
尾根道はいい雰囲気
2023年03月30日 11:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 11:45
尾根道はいい雰囲気
ここは関東ふれあいの道っぽさがある
2023年03月30日 11:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 11:52
ここは関東ふれあいの道っぽさがある
見上げると立派な岩
クライミングの名所らしい
2023年03月30日 11:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 11:56
見上げると立派な岩
クライミングの名所らしい
また出た「道悪し」
でもちょっと岩っぽい程度
2023年03月30日 11:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 11:57
また出た「道悪し」
でもちょっと岩っぽい程度
おっ階段だ
2023年03月30日 12:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 12:01
おっ階段だ
こんな岩もあるんだ
2023年03月30日 12:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 12:17
こんな岩もあるんだ
大岳山はあれか
まだちょっと遠いね
2023年03月30日 12:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 12:18
大岳山はあれか
まだちょっと遠いね
なんだか頂上っぽいぞ
2023年03月30日 12:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 12:19
なんだか頂上っぽいぞ
富士見台、別名大怒田山に到着
今日は富士山ざんねん
2023年03月30日 12:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 12:21
富士見台、別名大怒田山に到着
今日は富士山ざんねん
テーブルがあるからひとやすみ
グミいただきます
2023年03月30日 12:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 12:26
テーブルがあるからひとやすみ
グミいただきます
岩っぽいとこがまだあった
2023年03月30日 12:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 12:40
岩っぽいとこがまだあった
あっちは笹尾根かな
なかなかの見晴らし
2023年03月30日 12:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 12:42
あっちは笹尾根かな
なかなかの見晴らし
右におりると
3年前に行った鍾乳洞
2023年03月30日 12:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 12:50
右におりると
3年前に行った鍾乳洞
3月だけど暑い!
いい雰囲気の道をゆく
2023年03月30日 13:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 13:01
3月だけど暑い!
いい雰囲気の道をゆく
さあ最後のなべぶたのところ
巻道が分岐してる
2023年03月30日 13:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 13:14
さあ最後のなべぶたのところ
巻道が分岐してる
道しるべはないけどここから上がります
2023年03月30日 13:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 13:17
道しるべはないけどここから上がります
めちゃくちゃな急登
でもここだけだから頑張ろう
2023年03月30日 13:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 13:31
めちゃくちゃな急登
でもここだけだから頑張ろう
おっ
ついたぞ
2023年03月30日 13:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 13:36
おっ
ついたぞ
大岳山に登ったよ
2023年03月30日 13:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 13:36
大岳山に登ったよ
頂上でやる一杯はうめーなー
2023年03月30日 13:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 13:43
頂上でやる一杯はうめーなー
アセビがいいにおいだよ
2023年03月30日 13:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 13:50
アセビがいいにおいだよ
アセビ満開
2023年03月30日 13:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 13:50
アセビ満開
今日のランチはカップヌードルBBQ
めちゃくちゃウマいけど最後飽きる味とのこと
2023年03月30日 14:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 14:01
今日のランチはカップヌードルBBQ
めちゃくちゃウマいけど最後飽きる味とのこと
山頂はこんな感じ
天気のいい日は富士山が見えるって
高校の山岳部の先生らしい方が教えてくれた
2023年03月30日 14:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 14:20
山頂はこんな感じ
天気のいい日は富士山が見えるって
高校の山岳部の先生らしい方が教えてくれた
さておりるか
2023年03月30日 14:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 14:20
さておりるか
山頂直下はほんとすごい坂
2023年03月30日 14:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 14:21
山頂直下はほんとすごい坂
巻道との合流
このへんは道しるべがない
2023年03月30日 14:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 14:32
巻道との合流
このへんは道しるべがない
尾根のビューポイント
春の空はまあこんなもんだね
2023年03月30日 14:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 14:46
尾根のビューポイント
春の空はまあこんなもんだね
息子大喜び
緑ジャージで逆立ちする人
2023年03月30日 14:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 14:49
息子大喜び
緑ジャージで逆立ちする人
ここから里におります
2023年03月30日 14:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 14:50
ここから里におります
急な坂をジグザグにおりてく
こっちの道は歩きやすい
2023年03月30日 15:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 15:05
急な坂をジグザグにおりてく
こっちの道は歩きやすい
古い「十七丁」
昔からの登山道なのかな
2023年03月30日 15:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 15:11
古い「十七丁」
昔からの登山道なのかな
展望地
東京都だって信じられないよね
2023年03月30日 15:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 15:22
展望地
東京都だって信じられないよね
なんだかいい雰囲気
2023年03月30日 15:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 15:30
なんだかいい雰囲気
モミジイチゴが花盛り
2023年03月30日 15:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 15:37
モミジイチゴが花盛り
里の道みたいになった
こうして掘れてる道は古い道だったりする
2023年03月30日 15:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 15:41
里の道みたいになった
こうして掘れてる道は古い道だったりする
かわゆいきのこ
2023年03月30日 15:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 15:45
かわゆいきのこ
何かな? 東屋かな?
父はトイレだろうと思ったけれど
おじぞうさまのお堂でした超失礼しました
2023年03月30日 16:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 16:03
何かな? 東屋かな?
父はトイレだろうと思ったけれど
おじぞうさまのお堂でした超失礼しました
あら林道
2023年03月30日 16:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 16:06
あら林道
林道は横切ってさらにおりる
2023年03月30日 16:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 16:10
林道は横切ってさらにおりる
かわいいスミレ
春だねえ
2023年03月30日 16:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 16:17
かわいいスミレ
春だねえ
神社があって
ちょっと参道っぽくなった
2023年03月30日 16:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 16:18
神社があって
ちょっと参道っぽくなった
里に出ました
大岳神社におまいりしてこう
2023年03月30日 16:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 16:19
里に出ました
大岳神社におまいりしてこう
おりてきたよ
あとは駐車場までのんびり歩き
2023年03月30日 16:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 16:39
おりてきたよ
あとは駐車場までのんびり歩き
おサルがいました
2023年03月30日 16:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 16:41
おサルがいました
ヤマザクラはまだきれい
2023年03月30日 16:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 16:43
ヤマザクラはまだきれい
おつかれさまでした!
2023年03月30日 16:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/30 16:47
おつかれさまでした!

感想

多摩三山のひとつ、大岳山。息子と山登りを始めたころ、何度か目指そうとしたことがあった。

まだ5歳の息子と、瀬音の湯の裏から馬頭刈尾根を歩いた。「まずかり山」だが、その頃は「ばとうがりやま」と読んでいた。このときはあわよくば大岳山まで?と思ったもののとうてい無理で鶴脚山で終了、千足尾根をおりてきた。途中息子が転んで坂道を転がってしまい「死ぬかと思った」そうで、それは今でもときどき思い出すらしい。

今回はそのときおりてきた千足から、大岳山を目指すことにした。ただ千足尾根を登っては距離が伸びてしまうので、天狗滝経由で。

千足には駐車場がある。どうやら私有地のようで、坂の上にある農家さんに利用料1000円を払う。そのお礼にとジュースがもらえた。

そこからアスファルトの道をしばらく上がる。途中にちょっときれいなトイレがあってありがたかった。息子が舗装道にうんざりし始めたあたりで登山道が始まった。

ここは「関東ふれあいの道」の一部らしく、整備は行き届いている。登山道に入ってすぐに分岐があるが、道しるべが、
「←天狗滝・綾滝 綾滝・つづら岩→」
となっていてよくわからない。天狗滝経由でつづら岩に行きたいんだけどどっちも綾滝通るならいけるってこと?

天狗滝方面に進むと、なかなかワイルドで急な道になった。「関ふれ」でこれはちょっとすごいな。と、息子が「わっ!」と声をあげる。びっくりして振り向くと、そこには

カモシカさん!!!!
逢いに来てくれたんだね!!

しばらく見つめ合ったあと颯爽と去るカモシカさん。谷底についてからも我々をまた見上げていた。息子も自分も、人生初カモシカだった。

少し登って小天狗の滝、さらに登って天狗の滝。なかなか見事な滝、登山道が滝つぼの横を通るので見上げて見ることができる。迫力!

滝からしばらく登ると、斜度がかなりゆるやかに。苔むした岩の転がる静かな森になった。のんびり歩いて視界が開けたところに、綾滝。

岩肌を幾筋もの水がつたう、「綾とは何か」という息子の疑問に一発回答するような美しい滝。お不動さまが横におはした。お参りしてしばらく滝の美しさを見る。

ここから先が、ものすごい斜度の登りだった。馬頭刈尾根に真横から上がるルートゆえキツい部分があるのは承知の上だけど、ちょっとこれはすさまじい。登ってきた後ろを見るとほとんどガケ、ふつうに怖い。落ちそうな感じではないけれど、転んだらヤバそうな気もする。

そんなヤバい登りが続いたらどうしようと思ったけれどほどなくして道しるべが登場、尾根道に着いたことを知る(合流点は尾根っぽくないところ)。ここからはそう壮絶でもないだろう。この辺りには「つづら岩」という眺望ポイント(かつクライミングの名所)があるようだけれど、先を急ぐ。

「悪路」の看板を気にすることなく進むと、岩にハシゴがあったりとふつうの尾根道よりは変化のある道になった。やがて富士見台に到着、あずまやとベンチがあるのでひと休みして息子はグミを食べる。たぶんここからは富士山が見えるんだろうけど、曇りなので特に何も見えない。

そこからしばらくはほぼ平坦な道、のんびり行くと鍾乳洞方面からの道、ついで白倉からの道との分岐。帰りはこの白倉方面に降りる予定だ。そういえば4年前にも鍾乳洞方面から登ろうとしたことがあった。その時は暑くて無理だと息子と妻が途中で引き返すことに決め、モミジイチゴとりに変更したのだった。そこからしばらく山梨ばかりに行っていたから、このあたりはちょっとなつかしい。

ほとんど平坦な道を進んで、大岳山の山頂を巻く道との分岐に到着。さあ、最後の「鍋の取っ手」だ。

まずは大岳山荘のほうに進む。すると道しるべのない獣道のような分岐が山側にあるのでこれを登る。しだいに傾斜がきつくなり、手を使わなければ登れないようになってふざけんな、と思ったあたりで人々の姿が見えた。いきなり、山頂。

大岳山に登ったよ!

今日は曇りなので、向かいの笹尾根から先は真っ白である。親切な方が「天気がいいとこっちに富士山が見えるんですよ」と教えてくれた。どうやらどこかの高校の山岳部らしい、そしてこの方は先生のようだ。

山頂はそこそこの広さがある広場になっている。今日のお昼はカップ麺、息子はカップヌードルBBQ味。猛烈な勢いで食べていたものの最後は少し残した。「すごくおいしい味だけどものすごく飽きる」とのこと。

アセビの木が満開で、鼻をつっこんで匂いをかぐ息子さん。真似してやってみる。とてもいいにおいがする。

さて、おりようか。まずはガケのような急降下、でも後から考えたら別のほうにおりえ大岳山荘を通ってもよかったな。ついでごくゆるい下り坂、笹尾根を見渡しながら気持ちよく歩いて白倉分岐に到着。ここからおりる。

上部の急な馬頭刈尾根、それをうまくつづら折りで歩きやすい道にしてある。古い石に「十七丁」と目安が書かれている。茅堯覆やくら)尾根といい、どうやら古くから歩かれているらしい。途中に展望台らしきところがあり、笹尾根がよく見えた。ベンチがあるのでちょいとひと休み。

再び急坂を大きなつづら折りでくだる。おりきったところにモミジイチゴたちが白い花を咲かせていた。ここからはまっすぐのゆるやかな道、少し掘れているので古い道だとわかる。

ふと見ると、道から少し上がったところに小さな木造の建物があった。息子はあずまやかなあと言い、トイレじゃない?と返したところ、果たしてこれはお地蔵さまのおうちであった。失礼すぎるwwwwwと笑い転げる息子。ばちなど当たりませんように!

林道を横切ってさらに行くと、しっかりしたお社と鳥居があった。「一丁」の石もある。なるほど、この道は信仰の道でもあったのだろう。

お社で道は直角に折れ、ほどなくして里に出た。そこに大嶽神社があった。お社と道はつまり大岳山を御神体とする大嶽神社との関係か。無事に下山できたことを感謝しにお詣りする。

あとで調べたところ、この大嶽神社は西暦747年に開かれたのだという。奈良からやってきた橘高安さんが吉野金峯山から神様を勧請したとのこと。奈良時代!

さて、あとはのんびりアスファルトの道をおりていこう。しばらく行くと都道205号線に合流。ここで息子さんがウンチョスを訴えるも、どう考えても無理。道路の向かい側にサルがいるのを見たりしてなんとかごまかしてもらい、駐車場に到着。おつかれさまでした、息子のおなかがもつうちに瀬音の湯に急ごう!

山登りをさかんにするようになる前、保育園の同級生たちとこの辺りでよくデイキャンプなどをしていて、瀬音の湯も何度となく来た。最後に来たのは馬頭刈尾根を登った4年前かもしれない。とてもなつかしいお湯だった。

そのあと、福生でアメリカンステーキを食べ、この時息子がハマっていた「ねこねこ日本史」の曲をエンドレスリピートしながら帰路についた。

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ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
千足〜大岳山〜白倉
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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