川苔山・有間山・蕨山(奥多摩&奥武蔵)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,553m
- 下り
- 1,540m
コースタイム
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 11:30
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(帰り)名郷19:18→(国際興業バス)→20:10頃飯能駅20:26→(西武池袋線)→21:05保谷駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(1)鳩ノ巣駅から川苔山 メジャーコースで、整備が行き届いていて歩きやすいです。 (2)川苔山から日向沢ノ峰(ひなたさわのうら) 概ね歩きやすいのですが、一部道が狭く、路肩が緩い箇所があるので、足元注意。踊平から日向沢ノ峰へはかなりの急登で、やや踏み跡が不明瞭なところがあります。途中で巻道と尾根筋の道と分かれるところがありますが、巻道へ進むと日向沢ノ峰はスルーしてしまうのでご注意を! (3)日向沢ノ峰から有間峠 日向沢ノ峰山頂から5分も歩かずに右に棒の嶺への都県境尾根を分け、さらに蕎麦粒山方面へすすむと右側に有間山方面への入口があります。指導標はあるのですが、有間山を記載した標識が小さく目立たないため、うっかりすると見落としてしまうかもしれません。 有間峠へは、途中で林道を歩いても行けますし、尾根伝いに仁田山を越えても行けます。山と高原地図では、途中の仁田山をスルーしているようでしたので時間の都合上、私は、仁田山をスルーしました。 (4)有間峠からタタラノ頭 林道からタタラノ頭への登り口が(指導標もないので)わかりずらかったです。尾根に登るまでがかなりの急登で滑りやすい。 尾根上は、一部尾根筋が広いところがあり、踏み跡が不明瞭な箇所がありましたが、尾根を大きくはずさなければ大丈夫です。タタラノ峰にたどり着くまで、何回か”ニセピーク”に騙されました。 (5)タタラノ頭から橋小屋ノ頭、逆川乗越を経て、蕨山 踏み跡は明瞭で迷うところはありません。橋小屋ノ頭から逆川乗越へは約200メートル下るのですが、傾斜が強く、足場もやや悪いのでご注意ください。 (6)蕨山から名郷 距離にして3.5キロメートルで標高差700メートルを下ります。メジャーコースで迷うところはないのですが、かなり急傾斜の岩場があり、気が抜けません。 |
写真
熊よけ鈴はしっかりと装着して登山に臨んだのですが・・・
川苔山への途中で、紛失するというアクシデントがありました。これから熊が生息する山へ行くというのに・・・一瞬途方にくれましたが、さそがに引き返そうとは考えず、同じ方向へ向かうソロの男性が熊鈴なしで平気で歩いているのを見て「まあいいか」と開き直ってそのまま進むことにしました。
今後は予備の熊鈴か、ラジオの持参も検討します。
出会い頭の衝突だけは絶対に避けねば・・・
遠くに見えるのは日光連山(中心にドンと鎮座するのが男体山。右に女峰山、左に太郎山が寄り添うように聳えています)
名郷到着18時35分。途中道を見失ったり、沢沿いの濡れた木橋を渡るときに転倒したりして標準コースタイムをだいぶオーバーしてしまいました。しかし、無事に下山できて何よりでした。
感想
久しぶりに奥多摩の川苔山に登りました。今回で4回目となります。
川苔山は登山を開始してから1年目の2009年に3回登りました。
1回目は、5月のGWに、奥多摩駅→大安場尾根→本仁田山→大ダワ→(トラバース道)→舟井戸→川苔山→舟井戸→大根の山の神→鳩ノ巣駅
2回目が5月の後半に、川乗橋→細倉橋→百尋の滝→川苔山→赤杭尾根→古里駅
3回目が11月の初めに、鳩ノ巣駅→大根の山の神→大ダワ→鋸尾根→舟井戸→川苔山→踊平→獅子口小屋跡→奥茶屋→清東橋→上日向→川井駅
1363メートルの標高の割には地形が複雑で、山が深く、いろいろな登山コースがあるのが魅力の山です。山を始めたばかりの頃、この山の魅力にハマりました。
また、今回の山行では時間の都合上通過しなかったのですが、大ダワから舟井戸へ行くには鋸尾根という尾根伝いに行く方法と、鋸尾根の山腹をトラバースして、途中で大根の山の神からの登山道と合流して舟井戸に向かう方法の2つあります。
どちらも道幅がせまく高度感のある個所(片側が崖で切れ落ちているようなところ)を通過するので、非常にこわい思いをした記憶があります。
奥武蔵の蕨山も同じ年(2008年)の4月に、名郷→蕨山→藤棚山→大ヨケの頭→小ヨケの頭→金毘羅山→さわらびの湯、と歩きました。名郷から蕨山までの登りがとにかく急でけわしく、途中で下山する人とすれ違ったときは、よくこんなところを降りられるもんだと感心したものでした。
川苔山と蕨山はともに山登りを開始して間もない私に強く印象に残った山です。
有間山(タタラノ頭)の方は、昨年11月16日に初めて足を運びました。
コースは、名郷→鳥首峠→滝ノ入頭→ヤシンタイノ頭→橋小屋ノ頭(タタラノ頭往復)→逆川乗越→蕨山→名郷ですが、すでにこの時期、標高1213メートルのタタラノ頭山頂付近は、紅葉の時期は終わり、冬枯れの時期となっていました。今回は紅葉真っ盛りの時期に訪問できたのでよかったと思っています。
今回は、そのタタラノ頭と長沢背稜の日向沢ノ峰までの未踏破の稜線を歩こうと思い、計画しました。日向沢ノ峰までは、“轡料祓悗ら川苔山経由、東日原から一杯水経由、川井駅から大丹波林道経由、に瀬領罎ら都県境尾根経由、ダ郛莇兇ら林道経由、の5通り考えましたが、長い林道歩きのとイ呂泙砂外し、い盪間がかかり過ぎるので除外、△亙未竜_颪砲箸辰討くとして最終的に,鯀択しました。
下山コースも、鳥首峠経由で名郷に下山の選択肢もあったのですが、橋小屋ノ頭から名郷までの直線距離は蕨山経由が短いこと、また昨年の11月に使ったコースでもあるので、途中で日が暮れることを考えると安心だと考え、蕨山経由としました。
結果として、奥多摩と奥武蔵の代表的な人気の2つの山を結んで歩くことになりました。標準コースタイムが9時間以上だったので、公共の交通機関を利用した場合の鳩ノ巣駅の出発時間は早くても7時、この時期に歩く以上は下山途中で日が暮れることも念頭に置きました。
しかし正直なところ、足元が不確かなコースのナイトハイクには抵抗がありました。
逆川乗越から延々と林道を歩いて名栗湖畔まで下山ということも選択肢にあったのですが、たまたま、日向沢ノ頭の山頂でであったソロの男性が「これから武甲山まで縦走します。下山が夜になると思います」といいながら足早に立ち去った後姿をみて、背中を押された気持ちになった次第です。
また、同じく日向沢ノ峰の山頂で出会った(名栗湖から棒ノ嶺、県境尾根、日向沢、蕎麦粒山、有間山稜、蕨山と経由し再び名栗湖へと周回の)トレランの青年は有間峠で私がタタラノ頭への登山口がわからずにいたところ、わかりにくい登山口を教えてくれました。彼がいなかったら入口がわからず、林道をそのまま下っていたかもしれません。
川苔山山頂で思いもかけず、富士山の絶景に接したこと。遠く日光連山や尾瀬の燧ケ岳まで遠望できたことで、11時間半の労苦?は報われたと思っています。
最後にナイトハイクとなり、”すってんころりん”のおまけがつき、右の額にかすり傷を負いましたが、なにはともあれ無事に下山できて何よりでした。
(追記)
蕨山から名郷への下山途中、日没を迎え、ナイトハイクとなりました。
切れ落ちた崖に面した痩せ尾根や、急峻な岩場の通過がありましたが、ヘッドランプでしっかりと足元を照らして慎重に歩けば問題はなかったです。問題なのは尾根筋を離れ、沢筋まで下った時。名郷を指し示している標識の方向に足を踏み出そうとしたら突如行く手が沢で遮られ、道が消失?していたので、焦りました。しかし落ち着いて周りの地形を観察すると、2つの沢が合流するところであり、行く手の沢の対岸をヘッデンて照らしてみると登山道らしきものが確認できたので事なきを得ました。
また、登山道から林道(蕨入林道)に出る手前に沢を木製の滑りやすい橋で渡る箇所があります。さあこれで林道に出られるという安心感から油断したのか、その橋に足を乗せ、ダブルストックで不用意に重心をかけたところバランスを崩し、転倒してしまいました。その木橋が50センチくらいの高さで下が砂地だたので、頭から落ちたものの額のかすり傷くらいですんだのは不幸中の幸いでした。木橋がもっと高い位置にあって、下が岩場だったら無事では済まなかったでしょう・・・最後の最後まで油断はしてはいけないと肝に銘じた次第です。
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