ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 537771
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

【日光白根山】美しい五色沼に感動!…でもいろいろ大反省の山行

2014年10月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.0km
登り
1,440m
下り
1,428m

コースタイム

日帰り
山行
8:10
休憩
1:15
合計
9:25
8:35
0:00
85
堰堤
10:00
10:05
20
10:25
0:00
25
10:50
10:55
30
11:25
11:30
65
12:35
13:30
50
14:20
14:25
45
15:10
0:00
25
15:35
0:00
110
17:25
湯元温泉バス停
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯元温泉駐車場(無料)
コース状況/
危険箇所等
五色山ー湯元温泉 笹が深く足元が見えない上に道もえぐれていて、1m近い段差を降りたりしなければならず、かなり歩きにくい道です。
その上滑りやすいので、雨の日や暗くなってからでは通りたくない道でした。
湯元温泉駐車場。
紅葉が綺麗ですね!
2014年10月26日 08:01撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
10/26 8:01
湯元温泉駐車場。
紅葉が綺麗ですね!
登山口はスキー場のゲレンデの先にあります。
すばらしい秋晴れですが、予報では午後は天気が崩れるとか…
2014年10月26日 08:04撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 8:04
登山口はスキー場のゲレンデの先にあります。
すばらしい秋晴れですが、予報では午後は天気が崩れるとか…
登山届のポストあります。
2014年10月26日 08:08撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 8:08
登山届のポストあります。
キャンプ場もあります。
2014年10月26日 08:09撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 8:09
キャンプ場もあります。
登山口はこの先。
2014年10月26日 08:09撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 8:09
登山口はこの先。
ゲレンデを通り抜けて。
2014年10月26日 08:09撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 8:09
ゲレンデを通り抜けて。
それにしても良い天気。
本当に午後から崩れるのかな?
2014年10月26日 08:09撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 8:09
それにしても良い天気。
本当に午後から崩れるのかな?
30分程歩いて登山口へ。
2014年10月26日 08:37撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 8:37
30分程歩いて登山口へ。
ここからが意外と急登でした。
2014年10月26日 08:50撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 8:50
ここからが意外と急登でした。
道もすごく歩きづらい!
2014年10月26日 09:59撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 9:59
道もすごく歩きづらい!
急登を終えて、やっと稜線にでました。
…つらかった。
2014年10月26日 10:02撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 10:02
急登を終えて、やっと稜線にでました。
…つらかった。
ここから天狗平まではゆるやかな登りでホッとします。
2014年10月26日 10:14撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 10:14
ここから天狗平まではゆるやかな登りでホッとします。
天狗平。
山の地名に多いですよね。
2014年10月26日 10:27撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 10:27
天狗平。
山の地名に多いですよね。
霜柱〜♪
2014年10月26日 10:32撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 10:32
霜柱〜♪
先程までの登りと違って、歩きやすい道。
2014年10月26日 10:34撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 10:34
先程までの登りと違って、歩きやすい道。
奥白根山が見えました!
手前の稜線も良い感じです。
2014年10月26日 10:42撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
10/26 10:42
奥白根山が見えました!
手前の稜線も良い感じです。
前白根山到着!
まだ天気は大丈夫そう。
2014年10月26日 10:51撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5
10/26 10:51
前白根山到着!
まだ天気は大丈夫そう。
前白根山頂で休憩する人達。
寒くもなく暑くもなく、とても気持ちの良い天気です。
2014年10月26日 10:51撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 10:51
前白根山頂で休憩する人達。
寒くもなく暑くもなく、とても気持ちの良い天気です。
振り向くと湯ノ湖が見えました。
2014年10月26日 10:52撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 10:52
振り向くと湯ノ湖が見えました。
雲の流れる速度が速いです。
雲が掛かってしまう前に奥白根山の山頂へ!
2014年10月26日 10:55撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 10:55
雲の流れる速度が速いです。
雲が掛かってしまう前に奥白根山の山頂へ!
気持ちの良い稜線歩きが出来そうでワクワクしますが、奥白根山頂への道がかなり急登に見えて、ヘタレな私は少々不安。
2014年10月26日 10:55撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 10:55
気持ちの良い稜線歩きが出来そうでワクワクしますが、奥白根山頂への道がかなり急登に見えて、ヘタレな私は少々不安。
しかし、五色沼が見えてテンションアップ!
2014年10月26日 10:56撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5
10/26 10:56
しかし、五色沼が見えてテンションアップ!
写真で見るより、実際はもっと綺麗。
2014年10月26日 10:57撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4
10/26 10:57
写真で見るより、実際はもっと綺麗。
奥白根山と五色沼。
晴れている間に見られて良かった!
2014年10月26日 11:01撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
7
10/26 11:01
奥白根山と五色沼。
晴れている間に見られて良かった!
避難小屋まで下りて来ました。
ここから山頂まで登り返します。
…はぁ。
2014年10月26日 11:24撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 11:24
避難小屋まで下りて来ました。
ここから山頂まで登り返します。
…はぁ。
小屋の中。
置いてあったノートのコメントが色々面白かったです。
2014年10月26日 11:25撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 11:25
小屋の中。
置いてあったノートのコメントが色々面白かったです。
ここから気合を入れて登るぞー!
2014年10月26日 11:47撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 11:47
ここから気合を入れて登るぞー!
かなりグダグダなペースでなんとか登りきり、やっと山頂が見えた!
2014年10月26日 12:25撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 12:25
かなりグダグダなペースでなんとか登りきり、やっと山頂が見えた!
山頂には人がいっぱい。
2014年10月26日 12:25撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 12:25
山頂には人がいっぱい。
奥白根神社。
山頂の手前にあります。
2014年10月26日 12:33撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 12:33
奥白根神社。
山頂の手前にあります。
奥白根山山頂。
景色は良いのですが、風が強く寒いので写真を撮って退散です。
2014年10月26日 12:39撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5
10/26 12:39
奥白根山山頂。
景色は良いのですが、風が強く寒いので写真を撮って退散です。
一緒に登ったkenboさんと。
逆光で暗い(笑)
2014年10月26日 12:41撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
7
10/26 12:41
一緒に登ったkenboさんと。
逆光で暗い(笑)
山頂から少し下った所からの景色。
紅葉は終わってしまっているけれど、素晴らしい眺めです!
2014年10月26日 12:48撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
10/26 12:48
山頂から少し下った所からの景色。
紅葉は終わってしまっているけれど、素晴らしい眺めです!
奥白根山からの五色沼。
2014年10月26日 12:49撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
10/26 12:49
奥白根山からの五色沼。
風が避けられそうな所でお昼ご飯にします。
2014年10月26日 12:50撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
10/26 12:50
風が避けられそうな所でお昼ご飯にします。
お昼を食べたら弥陀ヶ池まで下ります。
2014年10月26日 13:34撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 13:34
お昼を食べたら弥陀ヶ池まで下ります。
下ってきました。
こちらもかなりの急斜面。
…1回転びました。
2014年10月26日 14:22撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 14:22
下ってきました。
こちらもかなりの急斜面。
…1回転びました。
弥陀ヶ池。
時間が心配なので先を急ぎます。
2014年10月26日 14:23撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 14:23
弥陀ヶ池。
時間が心配なので先を急ぎます。
五色山への分岐。
日が翳ってきました。
2014年10月26日 14:32撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 14:32
五色山への分岐。
日が翳ってきました。
五色山。
見る見るうちに雲が出てきて、あたりは真っ白に。
2014年10月26日 15:11撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 15:11
五色山。
見る見るうちに雲が出てきて、あたりは真っ白に。
国境平。
看板に湯元の文字が見えてホッとしましたが、ガスがどんどん出てきて視界が悪くなります。
さらにここからは笹薮の急斜面を下ることになり、日暮れとの時間の戦いに…
2014年10月26日 15:35撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 15:35
国境平。
看板に湯元の文字が見えてホッとしましたが、ガスがどんどん出てきて視界が悪くなります。
さらにここからは笹薮の急斜面を下ることになり、日暮れとの時間の戦いに…
こんな笹薮を下ります。
どこが道やらわからない!
2014年10月26日 16:01撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 16:01
こんな笹薮を下ります。
どこが道やらわからない!
駐車場に着いた時には真っ暗になっていました。
…今回はいろいろ反省。
2014年10月26日 17:28撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/26 17:28
駐車場に着いた時には真っ暗になっていました。
…今回はいろいろ反省。
でもやっぱり温泉には入ります。
2014年10月26日 17:41撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/26 17:41
でもやっぱり温泉には入ります。

感想

今回は晩秋の日光白根山に登りました。
最近山登りに付き合っていただいているkenboさんが、雑誌で見て「行ってみたい」とおっしゃっていたので、私も便乗することに。
雄大な景色とエメラルドグリーンの沼の風景を期待して、秋晴れの空の下晩秋の日光白根山を楽しむ周回ルートを歩くことにしました。

しかし、この日は最初から予定外のことが重なってしまい、私にとってはかなり反省しなければいけない山行となってしまったのでした。

まず、登山開始の時間が予定より遅れてしまったこと。
これは日光の紅葉渋滞を甘くみてしまったせいです。
このルートを8時に登山開始は、鈍足の私にとっては遅かったと思います。
加えて季節は秋。日暮れも早いし、午後から天気が崩れる予報なのはわかっていました。
もう一つは私の体調が良くなかったこと。
たぶん寝不足と昨夜夕ご飯を抜いてしまったせいだと思うのですが、少し貧血気味で登りが続くとめまいがして息が上がって凄くつらい…。
kenboさんがしきりに「体調が悪いなら下山しよう」と言ってくれたのですが、「登りが終われば大丈夫。」と無理をしてしまいました。
本当はここで下山するか、ルートの変更をお願いすれば良かったと思います。
結局ペースが上がらないまま登り続け、結果としては下山時間が遅れてしまい、挙句の果てにはkenboさんに荷物を持ってもらうという大失態になってしまいました。

日光白根山の湯元温泉からの登山道は意外と急登で、体調万全であっても私だったらゆっくりゆっくりペースで登らないときつかったと思います。
木の根が張り出していて歩きづらいし、段差が大きく足に負担が掛かります。
外山鞍部に到着したら、緩やかな道になったので少しホッとしたのですが、前白根山から避難小屋への下り、奥白根山への登り返しがまた大変でした。
下山も天気と日暮れとの戦いで、暗くなる前になんとか下りたいと思いましたが、結局駐車場に着く頃には真っ暗になってしまっていました。
しかも頼りのヘッドランプは、電池が残り少なく明るさが足りない…
電池の残量のチェックを怠っていたのが原因です。
本当に準備不足、体調管理不足で反省しきりです。

それでも初めて登った日光白根山は、雄大な山容と点在する美しい沼の風景で、疲れた心と体を癒してくれました。
特に前白根から五色沼を眺めながらの稜線歩きは素晴らしかったです。
紅葉はもう終わってしまっていましたが、山頂から眺める景色も最高でした。
本当はもう少し余裕を持って歩ければ、もっともっと楽しめたんだろうなぁと自分の体力のなさが悔しいです。

こんなヘタレな私に毎回付き合ってくれるkenboさん、本当にありがとうございます。
荷物を持たせてしまってすみませんでした。
今度はこんなことのないよう、体力作りと体調管理をちゃんとしようと心に誓いました。

骨折明けで、近場の日帰り登山でリハビリしていた当時、憧れであった北アルプス特集が組まれていた山と渓谷の7月号を購入し、熟読していました。同号の訪れたい山風景という連載で日光白根山が紹介されており、五色沼界隈の綺麗な風景を実際に見てみたいと思っていたのでした。

先月に乾徳山に登った際に、kazuruさんに日光白根山のことをお話してみるととても乗り気だったので、一緒に登っていただくことになりました。

10/22〜25は台湾出張で、食事が美味しい上に全然身体を動かせなかったこともあり、ちょいと肥えてしまいました。また、帰国後に帰宅してから慌てて準備をしたため、自宅を出発するのが予定より遅い5時となってしまいました。

肥えた身体と疲労が重なり、若干不安を抱きながら車を走らせると、この時間の割には東北自動車道を走る車の量が多く、不安感が増していきます。この時期は日光へ紅葉狩りをする方が多いのである程度覚悟はしていたものの、予想通り宇都宮JCTで日光宇都宮有料道路へ進む車が大半。清滝ICで下りると渋滞が発生しており、いろは坂の先にあるスタート地点の湯元に何時に到着できるか。あまりに渋滞がひどければ、予定変更も考えねば…。

結局、渋滞は明智平の展望台駐車場までがひどく、その先のT字路で華厳の滝へ向かうために右折する車も多く、左折した私はスイスイと車を走らせることができ、7時45分に湯元に到着。駐車場はまだ半分くらい空いていました。

出発前にトイレに行き、用を済ませて鏡の前で手を洗っていると…あれ!?ドライレイヤーの上にシャツを着ないまま、ウィンドブレーカーを羽織っていることに気が付きました。しまったぁ〜どうしよう?奥白根山の標高は2,600m弱。このままでは、身体を冷やしてしまう。頭を抱えながら車に戻ると、kazuruさんがかなり大きいサイズの服をゆったりと着ていたので、試着させてもらうと若干小さいけれど着れなくはない。デザイン的にも、男性が着ても大丈夫。恥ずかしながらお借りして、女性モノの服を着用してのスタートとなりました。

駐車場から登山道となる堰堤まで、スキー場のゲレンデの砂利道を歩きます。天気が良くて、暑くも寒くもない、絶好のハイキング日和。午後から大気の状況が不安定となる予報だったので、「五色沼が見える場所まで天気がもってほしいですね」などと話しながら歩いていました。

堰堤を超え、登山道になるとガレた急坂が続きます。台湾で肥えてしまった身体ではありますが、特に疲れることも汗をかくこともなく、身体の引き締めにちょうどいいや!と足を進めます。

一方、kazuruさんの様子は変でした。たいして暑くないのに、汗が噴き出しています。また、息を切らして足どりは重く、しばしば途中で立ち止まってしまいます。白馬岳の時より明らかにおかしかったので「大丈夫ですか?無理はしないでくださいね」と様子を見ながら進みます。依然としてkazuruさんの顔は険しいままなので「何かあっては遅いから、今日は諦めましょう」と下山を提案しますが、「外山鞍部まで行けば稜線歩きになるはずだから」とkazuruさん。「わかりました」とゆっくり進みます。

外山鞍部からの稜線歩きでkazuruさんが復活し、それでも心配なのでいつもよりゆっくり歩きます。天狗平から先には霜柱があり、北側の斜面はグチャグチャだろうな…と考えたりしながら、前白根山山頂に到着。

おぉ!あれが五色沼か…。エメラルドグリーンとまではいかずとも、後ろには雄大な奥白根山が聳えていて、とても素敵な風景でした。ただ、奥白根山へは、地図通りかなりの急登であることがわかります。不安がるkazuruさんに「大天井みたいなものですね。あれよりは楽かもしれませんね」と励まします。同時に、ここまでほぼCT通りであったため、下山時間が気になりました。

ここから避難小屋までは五色沼を眺めながらの気持ち良い稜線歩きで、ルンルン気分でした。避難小屋までかなり標高を下げてしまうため、もったいないなぁと考えながら避難小屋に到着。内部は布団が干されたかたちで用意されており、そこそこの整備状況でした。机の上に置いてあったノートをパラパラと捲ると、奥白根山の山頂でプロポーズした、されたという書き込みが多いのに驚きました。中には「プロポーズしようと考えている。ダメだったら五色沼で泳ぐ」という、笑うに笑えない書き込みもありました。

奥白根山はプロポーズのメッカなのでしょうか?私なら、特別の思い入れがある奥穂高岳を選んでしまいそうですが…。

避難小屋を出てしばらくすると、急登になります。kazuruさんはやはり辛そうで、励ましながらゆっくりと登りました。そして、目的地の奥白根山山頂に到着。途中で曇ってきてはいましたが、ガスが出ていなかったので五色沼を含めて綺麗に見え、癒されました。風が強かったので、風除けになりそうな場所を探して昼食にしました。

さて、下山です。CT的には、17時頃となる予定。この時間だともう暗いですし、天気予報通りに雨が降ることに備え、下りだから少し早歩きで時間を稼ごうかな。

弥陀ヶ池手前まで、歩きにくいゴツゴツした下りとなります。下りが苦手な上に体調が悪そうなkazuruさんが怪我しないように、ゆっくりと進みます。CTよりも遅れて弥陀ヶ池に到着。五色山までは登りが続くので、ここで呼吸を整えてから進みます。

ここでもやはりkazuruさんは辛そうでした。このままでは、下山時間が18時を過ぎてしまう。加えて、雨でも降られたら…。五色山と五色沼との分岐点で試しにkazuruさんのザックを持ってみると、5〜6kg程度な感じ。うん、これなら大丈夫。私の分と合わせても、お泊りセット持参時よりは軽いので余裕です。私が背負うことを提案しました。kazuruさんは拒否されましたが、私が無駄に体力をつけてしまっていることを承知されているからでしょうか、渋々ながらも応じていただけました。

ザックを私に預けても、登りが辛そうなkazuruさん。これまで私に遠慮して相当無理をしていたな?と思いながら、もっと早くザックを背負えば良かったと反省&後悔でした。何とか五色山に到着。ガスが出てきてしまい、眺望は楽しめず、先に進みます。

国境平に着く頃にはkazuruさんの歩く速度も徐々に早くなり始め、少し安心する一方で、それでも無理をしていないか?と思いながら進みます。

国境平から先は、地図に記載の通り厄介でした。「部分的にササが深く足元よくない」「きつい急坂」とあるように、背丈ほどの笹藪をかき分けたり、霜柱のせいで足元が一段と悪い中を転倒しないように進みます。CT1:30のうち、このように大変な場所は少しだけと思っていたのですが、公道に出る手前まで、ほぼ厄介な道が続きます。段差が大きい場所では、kazuruさんにザックを一度預けてから下り、ザックを受け取る…などを何度も繰り返し、全く時間を稼ぐことはできません。ようやく平坦な道に辿り着いた時には17時頃で、かろうじて先が見える明るさでした。

道迷いをしないようにプレートを探しながら慎重に進みますが、一箇所わかりにくいところがあり、「目印となりそうなこの大きな倒木を覚えていてくださいね」と進むと、やはり怪しい雰囲気に。ここで、ヘッドライトを出します。

先に出したkazuruさんが点灯すると「あれ?暗い。電池がないのかなぁ」とおっしゃるので、「私のものは大丈夫ですよ」とスイッチを押すと、灯りが点きません。「あれ?涸沢と富士見平小屋で少し使っただけなのに…。あの時は煌々と点いてたのに…」どうやら、何かのタイミングでスイッチが入ってしまい、電池が切れてしまったようです。

二人とも、事前に確認を怠っているどころか、予備の電池を持ち合わせておらず、これではまるでNGな山行のお手本です。反省している暇はないので、次回からはきちんと電池を確認することを心に誓いました。

kazuruさんのヘッドライトをお借りしてプレートを探し、正規ルートに復帰。転倒だけに気を付けてなんとか公道に出て、ゴールとなりました。

スタート時間が遅かったことやヘッドライトの電池等、反省すべき点がたくさんあり、とても勉強になりました。しかし、それよりも今回含めて5回一緒に登っていただいたkazuruさんは、私に遠慮していつも無理をされていたのかな?と思えてしまいました。kazuruさんのペースに合わせていたつもりが、いつの間にか私に合わせていただいていたのかと…。もしそうであれば、申し訳ございませんでした。以後、気を付けます。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1217人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら