しゃくなげ尾根・天ヶ岳・天ヶ森(ナッチョ)
- GPS
- 06:00
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 882m
- 下り
- 864m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●全体的によく整備されているコースです。しゃくなげ尾根から百井までは、通報ポイントの表示が一定間隔ごとにあり、安心して歩くことができます。 ●天ヶ岳への分岐のあと、幅の広い林道が3方向に向かっています。真ん中の林道に沿って進むのですが、初めてのときに、解りづらかった記憶があります。山頂がどこかも、ちょっとわかりにくいように思います。 ●百井峠からしばらくは、舗装路です。国道477号ですが、道幅が狭く歩道もありませんから注意が必要です。国道477号を離れてからは、かなり長い林道歩きです。何カ所か分岐があり、案内表示がないために、気を付けないと間違った方向に進んでしまいます。我々も1箇所間違えています。山頂直前の分岐の手前が、やや狭い斜面のトラバースです。滑りやすく、少し危険なところもありました。下りのルートは、やや急傾斜な所もあり、若干の倒木もありますが、問題ありません。 |
その他周辺情報 | ●自動車で移動の場合は、野村別れのコンビニが最後のコンビニです。 ●小出石の集落としゃくなげ尾根の登山口とナッチョの登山口にはトイレと自動販売機が見当たりませんでした。 ●百井の集落には、トイレと自動販売機が見当たりませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
レコでしゃくなげ尾根が満開で、当たり年だと目にしました。そういえば、Kumamotoが行って見たがっていたなと思い提案すると、その後すぐに分冊百科の「しゃくなげ」を熱心に見ていました。花の女王らしいです。
普段はあまり花に熱心でなく、「花より団子」ならぬ「花より鉄塔」の私です。しゃくなげ尾根を訪れたこともあり、過去のレコを見返すとしゃくなげの写真が。ところが、まったく記憶がありません。新鮮な気持ちで、訪れることができ、あまりのしゃくなげの多さと美しさに感動はしたものの、最後の方は、「なんだか多すぎて、飽きてきた」などと思ってしまいました。
天ヶ岳の山頂を後にして、近くの鉄塔下で食事の支度をしていると、ペンを片手にメモをしていらっしゃる方を目にしました。その様子がただ者ではないと感じ、話しかけるとヤマレコユーザーらしい。なんとvillage-greenさんでありました。京都西山などを、地図検索で少しマイナーなところを調べたときに、しばしば参考にさせていただいてました。まさに、芸能人に会って「本物だ」といったような気分でした。そのレコの丁寧さと同様に、とても物腰の柔らかい、落ち着いた方でした。しばらくお話をさせていただき、分かれた後で、もう一人のヤマレコユーザーの方を交えて、ナッチョで再会することとなりました。そのときも合わせて、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
しゃくなげ尾根のあとは、Kumamotoが大原の里10名山で未踏のナッチョを周回することに。これで残すは、焼杉山だけとなりました。こちらは、アクセスが容易ですので、近いうちに達成となることでしょう。
見逃し続けて三年。山の石楠花は、なかなか花の時季に出会うこと
がなかった。
住宅街の小庭から、色の濃い石楠花がいくつか顔を覗かせている。
2つ3つ咲いているだけでもこの存在感。これが咲き並ぶ山道を歩
けばさぞかし楽しかろう。その程度の認識で、低木のイメージを抱
いたまま訪れたしゃくなげ尾根。
山の石楠花は背が高く、花の顔は天を仰いでいた。首回りには大き
なひだ襟(西欧ルネサンス期のラフ)のように長細い葉が広がってお
り、花の色を半分隠している。
北側斜面に潜んでいた石楠花は、次第に沿道にも増えてきた。斜面
に寄って少し分け入れば、まるで迷路。枝葉の壁で行き止まると、
壁面の花たちが笑っている。
薄いピンク、濃いピンク。白い花房、色濃い蕾。濃淡のバリエー
ションが豊かで、薄桃色の花が、まだ咲ききらぬ濃い色の蕾を囲ん
で揺れる様もまた目に楽しい。
長い尾根の途中、鉄塔の辺りからはミツバツツジが増えてきた。と
きどきはヤマツツジの真っ赤な蕾。「まだあるよ」とばかりに石楠
花がときおり顔を見せた。
天ヶ岳山頂から、軽食休憩をすべく見晴らしの良い鉄塔下へ移動。
そこで思いがけずお目にかかれたのが village-greenさん。衒いのな
いカジュアルな出で立ちは、普段からあちこち歩き慣れている御仁
のそれで、名乗られた見覚えのあるお名前も、十分な納得をもって
腑に落ちた。
インスタントのキーマカレー飯をパクパクと口に運びながら、交わ
される有意義情報の向こうに眺める光景。鉄塔の列は、はるか花脊
の彼方へ続いている。
その後、一ヶ月のタイムトラベルでもしたかと思う百井の集落を抜
け、初めての天ヶ森(ナッチョ)へ。
山頂から琵琶湖が見える。枝越しに比叡山も見える。新録の時季を
経て木々が緑を湛えるようになれば、比叡山は隠れてしまうだろう。
尾根を渡る風は少し寒かったけれど、夏を迎える心の準備が一つ整っ
た本日、花の山行。
コメント
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先日はナッチョ山頂でvillageさんと共にお会い出来て光栄でした。
すぐに有名な方だと分かり恐縮してしまって挨拶もそこそこですいませんでした^^;
またお会いする機会があれば宜しくお願い致します!
有名な方って・・・・誰のことでしょう(笑)
まあ、鉄塔とかマニアックなところのレコをあげているので、
そういう意味では有名かも知れませんね。
土日はレコをあげていない日も含めて、ほぼ山を歩いていますので、
どこかで見かけましたら、気軽に声をかけて下さいね。
こちらからもコメントさせてもらうつもりだったのだけど、28日から旅行で準備なども含めて余裕がなく、帰宅後もあれこれとあって今に至ってしまいました。
改めて写真を見ても、今年のシャクナゲ尾根のシャクナゲは大当たりだったと思わせられます。
全体としてはピークを過ぎていたけど、標高が高くなると見頃のも多くて、楽しませてもらいました。
その頃には、sayup18さんは飽きつつあったようですが?
当日は声をかけていただき、色々とお話しできて良かったなと思います。
他にも話しておくべき事があったようにも思われるけど、それはまたの機会に。
日々の活動が充実すればするほど、それらを記録する時間が限られてくるのが
悩ましいものですね。
「お庭の石楠花」しか知らなかった私は、今回が石楠花群生の初体験でしたので、
とにかく楽しく春と夏の狭間を満喫しました。が、あれでもピークを過ぎていた
状態だと、village-greenさんのレコで知って驚いていました。
山に慣れた方との情報交換は、山歩きの次元が広がるのがいいですね。
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