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Yamareco

記録ID: 5400650
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山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬鑓ヶ岳

2023年04月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
13:38
距離
28.0km
登り
2,650m
下り
2,635m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:20
休憩
1:18
合計
13:38
1:19
1:20
3
1:23
1:44
14
1:58
1:58
30
2:28
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13
2:41
2:42
69
3:51
4:03
115
5:58
5:59
111
7:50
7:55
59
8:54
9:00
35
9:35
9:48
22
10:10
10:10
60
11:10
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9
11:19
11:19
79
12:38
12:43
14
12:57
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5
13:02
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23
13:25
13:25
7
13:32
13:45
0
13:45
13:45
16
天候 晴れ
鑓沢内は微風、稜線上は強風
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
二股〜猿倉は自転車
コース状況/
危険箇所等
■二股〜猿倉(県道白馬岳線)
全区間除雪済みで、路面の枝や落石も掃除されていた。

■猿倉〜小日向のコル
駐車場から上がってすぐの林道上に雪崩跡があり、途中雪切れもあるので、スキーを脱ぐ必要があった。
小日向のコル手前の急斜面では、早朝で雪が硬かったのでアイゼンで登った。

■小日向のコル〜鑓温泉
小日向のコルからの下りは、早朝のガリガリに凍った斜面を慎重に滑った。湯ノ入沢方面に若干滑り込みすぎたので、最後は鑓沢に向けてトラバース気味に進むのが良さそう。
鑓沢はデブリがあるもののシールとクトーで直登しやすい斜度。

■鑓温泉〜鑓温泉分岐
気温が低く雪が硬かったので、斜度がきつくなる手前でアイゼンに切り替えて、そのまま稜線まで登った。
途中の急斜面の上方にガレ場があり、そこからビー玉大の落石が風切り音を立てながら3個ほど横を通り過ぎたので、上方に注意が必要だと思った。途中、深さ1mはありそうなクラックがあり、表面は雪で隠れていたが、長さは20mぐらいありそうだったので、登行や滑降時に落ちないように迂回した。

■鑓温泉分岐〜鑓ヶ岳
稜線に出た途端に爆風だったので、ゴーグルがあれば目が楽だと思った。
ガレ場の夏道に若干雪が残っていたが、アイゼンは不要だった。

■鑓沢の滑走
稜線上の雪は強風でカチカチだったため、アイゼンで少し下った大岩の下でスキーを履いた。
雪質はやや緩んだザラメで良かったが、雪面に太い縦溝が入っており滑りにくかった。
鑓沢の下部はデブリが堆積していたが、緩んだ雪質のため問題なかった。
落石も少なく石を踏むことはなかった。
駐車場すぐ上の林道に雪崩跡。板を脱いで歩いて超える。
駐車場すぐ上の林道に雪崩跡。板を脱いで歩いて超える。
林道は雪切れあり。
林道は雪切れあり。
鑓温泉への尾根の取り付きは雪なし。
鑓温泉への尾根の取り付きは雪なし。
雪が出てきたので、ここで板を履いた。枝や倒木を避けながら登る。
雪が出てきたので、ここで板を履いた。枝や倒木を避けながら登る。
平坦な台地に乗り上げる。方向を間違えそうになるので、こまめに位置を確認。
平坦な台地に乗り上げる。方向を間違えそうになるので、こまめに位置を確認。
雪が硬かったので、小日向のコル手前の急斜面でアイゼンに切り替え。
雪が硬かったので、小日向のコル手前の急斜面でアイゼンに切り替え。
小日向のコルから湯ノ入沢方面に少し下りすぎた。
小日向のコルから湯ノ入沢方面に少し下りすぎた。
鑓沢下部。両側にデブリが堆積した不思議な光景。
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鑓沢下部。両側にデブリが堆積した不思議な光景。
振り返ると日の出。遠くに高妻山。
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振り返ると日の出。遠くに高妻山。
鑓温泉のお湯が流れている。硫黄の臭いが漂う。
鑓温泉のお湯が流れている。硫黄の臭いが漂う。
右手に曲がって、右の岩の背後を進む。
右手に曲がって、右の岩の背後を進む。
振り返り。
アイゼンに切り替え。トレースのおかげで楽に登れた。
アイゼンに切り替え。トレースのおかげで楽に登れた。
クラックあり
縦溝が多い。
大出原。左側のコルに向かって雪をたどって登った。
大出原。左側のコルに向かって雪をたどって登った。
振り返り。
右側のコル直下の夏道は雪がないガレ場。
アイゼンだったのでそのままコルに向けて登っても良さそう。
右側のコル直下の夏道は雪がないガレ場。
アイゼンだったのでそのままコルに向けて登っても良さそう。
鑓ヶ岳が見えた。ここから右手のコル方面にトラバースした。
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鑓ヶ岳が見えた。ここから右手のコル方面にトラバースした。
鑓ヶ岳。長野側からだとゴツゴツとした急峻な山に見えるが、富山側からだと別の山のよう。
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鑓ヶ岳。長野側からだとゴツゴツとした急峻な山に見えるが、富山側からだと別の山のよう。
鑓温泉分岐。
振り返り。
九十九折りの夏道はアイゼンなしで登れた。
九十九折りの夏道はアイゼンなしで登れた。
杓子岳、白馬岳方面。右側だけスパッと切れ落ちていて、非対称山陵がよく分かる。
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杓子岳、白馬岳方面。右側だけスパッと切れ落ちていて、非対称山陵がよく分かる。
西側には立山連峰。剱岳(左)、毛勝三山(右)
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西側には立山連峰。剱岳(左)、毛勝三山(右)
杓子沢方面を覗き込む。写真では伝わりにくいが壁のような急斜面。
杓子沢方面を覗き込む。写真では伝わりにくいが壁のような急斜面。
緩んだザラメだったが、太い縦溝が走っており滑りにくかった。
緩んだザラメだったが、太い縦溝が走っており滑りにくかった。
鑓沢の下部はデブリが堆積したグサグサの雪で滑りにくい。
鑓沢の下部はデブリが堆積したグサグサの雪で滑りにくい。
小日向のコルに向かって緩んだザラメ雪を登り返し。
小日向のコルに向かって緩んだザラメ雪を登り返し。
滑ってきた鑓沢と右手に鑓ヶ岳。
滑ってきた鑓沢と右手に鑓ヶ岳。
小日向のコルにある双子岩。
小日向のコルにある双子岩。
振り返って杓子沢。
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振り返って杓子沢。
小日向のコルからの緩んだザラメを滑る。
小日向のコルからの緩んだザラメを滑る。
駐車場すぐ上の林道のブロック雪崩跡
駐車場すぐ上の林道のブロック雪崩跡
道路は綺麗に除雪、掃除されていた。
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道路は綺麗に除雪、掃除されていた。

感想

4月27日に猿倉までの県道が開通予定ですが、久しぶりの好天予報の週末だったので、前回途中で引き返した白馬鑓ヶ岳に行ってきました。
天気は晴れでしたが、気温が低く雪が硬かったため、鑓沢の登りではアイゼンでもズボズボ沈むことはありませんでした。またトレースのおかげでとても楽に登れました。
鑓沢は標高差1000m以上ある大斜面で、北アルプスのスケールの大きさを実感できました。
昨年行った白馬大雪渓に比べると、落石やデブリが少なく、そのうえ斜度も急で、滑走向きの斜面だと思いました。
また鑓温泉や小日向のコルの登り返しなど、変化に富んだ楽しい山だと思いました。

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