針ノ木雪渓スキー
- GPS
- 08:40
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,571m
- 下り
- 1,605m
コースタイム
天候 | 快晴、一時薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤマクボのコルから山頂にかけて、一時的に雪壁状態の横断あり。 ピッケルがあれば、いやらしいが危険ではない程度。 |
写真
感想
針ノ木岳は滑ったことがなかったので、マヤクボ沢を本命とし、その後に蓮華岳大沢右俣が滑れたらいいな、という気持ちで行ってみた。
出だしはしばらく長靴でシートラ。アイゼンをつけるタイミングでスキー靴に履き替えたいと思っていたが、ザラメっぽくなっている雪をうまく繋いでいくとどこまでも歩いていけそうで、結局1900mぐらいまで長靴で行ってしまった。ここでアイゼンに切り替えてシートラを続ける。結局この山行ではシールは使わなかった。
2550mの平坦地で小休止した時、針ノ木岳ダイレクトルンゼを下から眺めると、なんだか滑れそうな気がした。そこで、雪が緩むまで待ってからダイレクトルンゼを滑り、その後余裕があればマヤクボ沢を登り返して少し滑る、という予定に変更した。
コルから山頂までは少しやらしいトラバースもあったが、そんなに時間はかからずすんなり着いた。ドロップポイントから少しクライムダウンして雪質をチェックすると、表面10cmザラメ、その下ちょっとクラスト、という感じだった。スキーヤーズレフトのほうが日射の影響を受けて緩んでいたので、なるべく左に寄って滑る方針でドロップ。出だしはまあまあ良かったが、すぐに雪面が荒れてきてジャンプターンの連続。あまり楽しくはなかった。(『中部山岳スティープスキー』によると、雪面が荒れている場合は稜線をもう一段降りた場所でドロップすると良いらしい。見に行かなかったので真相は不明)
ルンゼを抜けてからは、ザラメを求めてひたすらマヤクボ沢側へトラバース。2550mの平坦地まで数ターン楽しめた。
ルンゼ滑走でけっこう疲れたのでもう帰っても良い気もしたが、これだけだと消化不良なので、マヤクボ沢をもう一度詰めて滑り直す。2550mまでは素晴らしいザラメで、会心の滑走ができて満足。
2550mから下は小さいデブリが多かったが、緩んでいるのでそんなに問題ではない。板にちゃんと乗ることを意識してなるべく縦に落としていく。雪崩走路の壁を使ってジャンプしたりして遊んだりしたらなんだかんだ楽しかった。デブリが多くなってきたところから右岸をトラバースして進む。
上から2個目の堰堤を超えたあたりでスキーを脱いで、あとはシートラで扇沢へ戻る。今年はここ数年で一番コンディションが悪かったとよその人から聞いたが、それでも楽しかった。もっと良い年にもう一度来たいと思った。
1ヵ月は早いという今年の融雪、ならば例年6月まで滑られる場所に行けばいいじゃない、ということで針ノ木雪渓へ。
朝一は雪が硬く、稜線までずっとアイゼントラーゲン。
山頂からのルンゼは硬いジャガイモ畑で修行だったが、登り返して滑ったマヤクボ沢上部は最高のソフトザラメ雪だった。下部はデブリが多いものの、左右に逃げ場があり辛くはない。サッと滑って下山。時間的にも、体力的にもちょうどよい分量で、気持ちの良い山行だった。
ランドレ(land-raider)と申します。
長老とヒゲ面ペアのヒゲの方です。
ドロップ写真ありがたく記念にダウンロードさせて下さい。
我々二人はせっかちな性分で、「もう行けるっしょ!」と滑り出しましたが、やはり緩んでおらず、もう少し待てば良かったなとw
特にノド過ぎてスキーヤーズライトに振ったら、斜面が僅かに北に向いているだけなのに、マヤクボ斜面と大違いのカチカチ山でした。
また、どこかでお会いする事あれば宜しくお願いします。
こんにちは、ドロップ写真ぜひご自由にお使いください。
我々も30分待ったぐらいでは全然緩んでなかったです(苦笑)。あの日のルンゼは一日中硬いままだったようですね。登りでおっしゃっていた、日射の影響がモロにでたのでしょう。
またお会いする機会はあるでしょうから、その時は宜しくお願いします。
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