春を探しに★中越・前編(坂戸山&六万騎山のカタクリは終っても)
- GPS
- 06:01
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 711m
- 下り
- 699m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 6:40
天候 | 晴れ 夏の暑さ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(六日町駅‐五日町駅 電車利用 200円 6分) - 六万騎山 - G 五日町駅 このあと長岡駅のビジネスホテルに宿泊 後編(八石山脈縦走)に続く |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇坂戸山 今回のコースは遊歩道として完璧に整備されている。ただ、登りの薬師尾根コースは長い階段が続く。 花は下りの城坂コースの草地に多い。カタクリの群落は山頂付近から麓まであちこちにあった。 なお、裏板戸コースは途中まで歩いた限りでは、登山道っぽかった。 〇六万騎山 公園道という感じで、距離もないのでさくっと歩ける。 山じゅうがカタクリだらけ。 |
写真
感想
前週の下越に続き今回も2泊の新潟遠征。より雪が深い中越である。下越と同様のパターンで、初日に軽い2時間コース2本(正確には3時間コース+1時間コース)とし、2日目に少しだけハードそうな縦走(八石山)という行程を組んだ。2日目は、中越・後編とし、本記録は初日の前編である。
坂戸山と六万騎山は、登山というより山城(坂戸城とその支城の六万騎山城)として有名だ。上杉景勝と直江兼続が坂戸城下で生誕したということで、昭和10年代に地元で直江兼続を顕彰する動きが始まったという。NHK大河ドラマの「天地人」(直江兼続が主人公)では大いに盛り上がったらしい。町には、直江兼続関係の資料館や史跡がいろいろあるようだった。
もっとも直江兼続のファンではない私は、この両山のことはカタクリの大群生地ということで知った。今回の本命の八石山のついでに足を延ばしてみたというが正直なところ。
例年だったら、カタクリが全盛の時期に計画したが、今年は遅すぎということはわかっていた。しかし、この春はいろんな山旅計画を詰め込み過ぎてしまったので、動かしようがなかった。
案の定、カタクリはほぼ終わっていた。坂戸山の北側には辛うじて残っていたが、六万騎山は全滅。しかし、両山とも、カタクリの大群生地があちこちにあることは確認できた。特に、六万騎山は山じゅうがカタクリだらけだった。開花期に来ていたらさぞかし凄いことになっていたことだろう。
しかし、カタクリが全盛期だったら、これだけカタクリだらけだと、ただカタクリを見ただけで終わっていたかもしれない。カタクリが咲いてないからこその楽しみ方もあった。
坂戸山は、適度な標高差があり、展望も素晴らしく、登ったという実感が得られる。特徴的なのは、下りに使った城坂コースにある広大な草原の存在だと思う。ここでは、さまざまな野に咲く花が咲いていた。春から秋にかけてさまざまな花が楽しめるのではないか。
この日も地元の方や、遠征で来られたと思しき方ともども大勢の方が楽しまれていた。
一方、六万騎山は小さな裏山という感じで、1時間で往復できてしまうのでハイキングにしても、ここだけでは物足りないだろう。ただ、今回は行かなかったが、奥に長森山への登山道が続いているようなので、それを合わせれば半日コースとなる。
花は、カタクリ以外は坂戸山に比べるとそうは咲いていなかったが、あくまで比較の話なので、珍しい花も咲くかもしれない。現に、シロバナノスミレサイシンとおぼしき花(珍しいとされる)を見つけたのはこちらの山だ。
この日の自分としての収穫は、さまざまなスミレに出会えたことだ。みんな同じに見えて同定なんかできないとおもっていたが、すぐそばに違うスミレが咲いていると、なるほど違うものだ、と少しだけ慣れてきた感じだ。図鑑をいくら見ても実物にはかなわない。
特にスミレは、太平洋側と日本海側とで棲み分けている種が多いので、関東では見ることが出来ないスミレを見つけるのが楽しかった。
棲み分けと言えば、この日だけではないが、この新潟シリーズではツバキがヤブツバキとユキツバキの違いに注目した。村上の沿岸の能化山ではヤブツバキで、今回の六万騎山ではユキツバキだった。この両種は棲み分けというより、雪への適応で、能化山は積雪が少ないからなのかもしれない。(ブナも同様に積雪地域とそうでない地域で違いがあるそうだが、そこまではわからなかった)。遠征というのは、これだから楽しい。もっとも、関東でも咲いている花も多かったけど。
翌日は、八石山を縦走した。天気は急変して、夏の晴天から寒い雨混じりの日となったが、なぜ積雪の多い山に花が多いのか、その一端に触れることができたように思う。後編に続きます。
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