谷川岳
- GPS
- 07:50
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,657m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 7:49
天候 | 晴天のち曇り&強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
通常道&雪道ミックス |
その他周辺情報 | グンマー最高の温泉施設という見解のよしおか温泉 |
写真
感想
積雪期の谷川岳を100%人力で踏破する。
今シーズン、ずっと目標にしていました。
今シーズン最後のチャンスに三度目の正直のつもりで谷川岳西黒尾根を歩いてきました。
結論としては失敗ですが、それ以上の収穫がありました。
先月末に田尻尾根から登って雪崩を見かけて危険を悟り下山する悔し涙を流しました。
二週間前に積雪期(というより残雪期)の西黒尾根に挑戦してホワイトアウトに遭遇して泣く泣く下山。
たぶん今シーズン最後の挑戦。
四時間ちょいの睡眠だけど、登りなれた山だから大丈夫だろうと、高を括る。
ダメだろ。
天候よし、情報を確認して必勝のつもりで谷川岳西黒尾根登山口に立ちました。
上半身は春秋モノ、トレッキングパンツは冬モノというアンバランスなコーディネートで、登山前半はビショビショのムレムレです。
身体が火照ってオーバーヒート気味。
普段、バグっているオツムに拍車がかかる。
ラクダのコルあたりで若者と鉢合わせ、世間話をする。
装備品と登山経験を聞くと大丈夫か、と思いつつ登山を継続。
いやぁ、シンドいですわ。
雪道を一歩一歩進む度に両足に吊りそうな感覚。
これ、肉離れするんじゃね?
振り返ると恐怖を感じるほどの高度感。
いつの間にか若者を追い抜きました。
後続の若者を省みると、引き返すのが正解と思います。
だけど、万が一のことを考え、彼が登りやすい様に雪原をくり貫くように足場をつくりながら進む。
さらに進んで振り返ると登ってきているではないか!
見所あるじゃない。
難所を越え地形が落ち着いた所でチェーンスパイクを持っていたのを思いだし貸してあげる。
もっと早く思い出せよ、というお話。
そして一緒に行動することに。
頂上にたどり着くと、晴天が一転し雲が低くくなって曇り気味。
強風が吹き付ける。
計画した時間もかなり押し迫っているのでいつも楽しみにしている頂上ランチは諦めて、風避けができる肩の小屋まで降りて軽食を済ませて下山することに。
肩の小屋から懺悔岩の急坂は、初心者にはキツイかなと思っていたのですが、案の定、軽い滑落をしていました。
愛用のピッケルを貸して万が一の滑落したときの対処法(我流)をレクチャーして下山しました。
ボク自身が蓄積疲労により何度かスッ転んだり、ヒヤリとする場面がありましたが無事に天神平ロープウェイ駅までたどり着く。
田尻尾根の下山は一時間あればできる自身があるけど、心身の疲労状況を考えるとち少し悩む。
「助けていただいたお礼に食事をおごらせてください!」
いやいや、生命の恩人なんて大袈裟な。
この好青年とそのまま別れるのは名残惜しい(ボクはノンケです)のでお言葉に甘える。
ロープウェイ駅のレストランで少し話し込む。
聞けば富士山を今年弾丸で登るらしい。
持っている情報を提供して健闘を祈る。
そして、ヤマレコ会員に勧誘成功しました。
ユーザーを増やすなんて、貢献してるなぁw
うん、友達ができるという最高の成果です。
そして、某アプリを確認すると西黒尾根から登って田尻尾根を下った一行の記録をみかけました。
足跡を見ると頂上付近で西黒尾根を下ろうとするおっちゃんに話しかけられて、長めの立ち話をしていたときに追い抜かれたらしい。
ちなみにそのおっちゃんは栃木県で登山指導をする豪の者なんで、たぶん無事に下山したんじゃね?
友達ができるという良い出会いがあったけど。
やっぱりちょっと悔しい。
来シーズンに課題持ち越し。
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