記録的な雪の少なさで助かった 鳳凰三山
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- GPS
- 12:51
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 1,975m
- 下り
- 1,964m
コースタイム
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 7:09
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
4月30日〜5月1日の計画だったが、4月30日の天気予報が暴風雨だったので1日ずらした。そのせいで一人行けなくなってしまったが、天気としては大正解だった。南御室小屋と薬師岳小屋の小屋番さんによると、30日は小屋から一歩も出られないような暴風雨だったそうだ。
同行者は久しぶりの大学のワンダーフォーゲル部の後輩。
そしてこの山は、当時、第二次新人養成合宿と称したシゴキ合宿の場所。
いろいろと懐かしい山行だ。
薬師岳小屋がしばらくは素泊まり営業のみとのことで、食糧等々、少し多めの荷物を背負った。雪もあるだろうから、標高差1400m(累積標高差1550mくらい)の登りに耐えられるか心配だったが、なんとか無事に薬師岳小屋にたどり着いた。
ただ、今年の雪の量は有史来最も少ない(は言い過ぎかもしれないが、数十年に一度の少なさ)とのことで、例年であれば薬師岳小屋は1階が雪に埋まっているほどとのことで、無事にたどり着けたのは異常に雪が少なかったおかげで、実は無謀な企画だったかもしれない。
体力的に不安があったので、荷物は極力軽くした。三脚、酒とつまみは持って行かなかった。
素泊まりのみの営業だが、売店は普通に営業されていたので、まずはビールを買った。500mlは定価800円だが、賞味期限が近いとのことで400円と超お買い得。当然、2本目も購入。
前回利用した時から小屋は改築されていて、とてもきれいで立派になっていた。コロナ対策もあって、簡易的だが基本的に個室化されていて、とても良かった。
元気な小屋番さんは昔のままだった。薬師岳小屋の小屋番さんも、通過する人のほとんど人に「(心配して)今日はどちらまで」と声をかけていた南御室小屋の小屋番さんも、(自分の年齢からすると)若いのに、しっかりしていて素晴らしい。
逆に言うと、無謀登山者が増えているらしい。
朝3時に(外)トイレへ。
夜、雪が降ったらしく、外のベンチ等が白くなっていたが、空は満天の星空。自分の目が悪くなったので人工衛星は見えないが、天の川はしっかり見えている。好天だ!
観音岳で日の出を見ることを目標に4時15分に出発。
残念ながら観音岳直前で日が昇ってきてしまったが、ちょうど風が遮れる良い場所だった。そこでひとしきり写真を撮った後、観音岳で再び写真撮影。もちろん、こちらの方が甲斐駒や地蔵岳などまで一望できる良い場所だが、いかんせん風が強い。吹き飛ばされそうになった。寒くて長くは居られない。
白峰三山は当然迫力があるが、「主稜線と、その向こうに浮かぶ富士山の絵面」が好きだ。しかも今回は雪の主稜線。すばらしい。
小屋に戻って朝食をとり、帰路に就く。
この日は(観音岳ピストンを含めると)累積標高差1800mを超える下り。初日同様、体力的に不安があったが、無事に下山。
苺平を過ぎたあたりで雪が無くなったが、やはり土の道は雪の道と比べて断然歩きやすく感じた。もっと雪が多かったら、もっと体力を消耗したと思われる。
良い山行だった。が、運が良かっただけかもしれない。
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