登山口の土小屋にある石鎚神社に登頂祈願をして出発。
ツ「よろしく!」
茶「今度こそ最高峰を踏めますように!」
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登山口の土小屋にある石鎚神社に登頂祈願をして出発。
ツ「よろしく!」
茶「今度こそ最高峰を踏めますように!」
今回は念のためヘルメットを持参してきている。
言うまでもなく鎖場に挑むためだ。
我々の他にもヘルメットを持っている人をちらほら見かけた。
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今回は念のためヘルメットを持参してきている。
言うまでもなく鎖場に挑むためだ。
我々の他にもヘルメットを持っている人をちらほら見かけた。
最初はほぼ水平な遊歩道。
多少のアップダウンはあるが、これが二の鎖下まで続く。
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最初はほぼ水平な遊歩道。
多少のアップダウンはあるが、これが二の鎖下まで続く。
おお、尖っておるなぁ。
青空に屹立するのは石槌山最高峰の天狗岳。
石槌山は見る角度によって実に様々な姿を見せてくれる山だ。
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おお、尖っておるなぁ。
青空に屹立するのは石槌山最高峰の天狗岳。
石槌山は見る角度によって実に様々な姿を見せてくれる山だ。
遊歩道沿いには要所要所に休憩所がある。
石槌山には参拝のために登ってくる人も多い。
山を歩きなれていない人にとってはありがたい設備だろう。
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遊歩道沿いには要所要所に休憩所がある。
石槌山には参拝のために登ってくる人も多い。
山を歩きなれていない人にとってはありがたい設備だろう。
道中には桟道が多数設置されている。
これが無ければ、かなり険しい道程になるはず。
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道中には桟道が多数設置されている。
これが無ければ、かなり険しい道程になるはず。
立木が途切れると昨日登った瓶ヶ森が見えた。
ツ「景色の良い山だったっぺ」
茶「楽に登れるのもありがたいよね」
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立木が途切れると昨日登った瓶ヶ森が見えた。
ツ「景色の良い山だったっぺ」
茶「楽に登れるのもありがたいよね」
行く手の地形が一段と険しくなる。
いよいよ山頂直下をトラバースする区間に突入だ。
頭上では山頂付近の岩場が覆いかぶさるようにしてこちらを威圧していた。
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行く手の地形が一段と険しくなる。
いよいよ山頂直下をトラバースする区間に突入だ。
頭上では山頂付近の岩場が覆いかぶさるようにしてこちらを威圧していた。
いよいよ桟道だらけになってきた。
急峻な斜面には道を通せる余地のない場所も多く、足場はこの桟道頼みとなってくる。
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いよいよ桟道だらけになってきた。
急峻な斜面には道を通せる余地のない場所も多く、足場はこの桟道頼みとなってくる。
現在進行系で崩れている場所もあり落石に注意が必要。
観光地と侮ってはならないだろう。
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現在進行系で崩れている場所もあり落石に注意が必要。
観光地と侮ってはならないだろう。
二の鎖の下で成就方面からの道と合流した。
実に14年ぶりの訪問だ。
景色を見た途端、曖昧だった記憶が鮮明に輪郭を結ぶ。そうだ、こんな感じの場所だった。
ツ「そうだっけ??? ツートンはキレイサッパリ忘れただす」
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二の鎖の下で成就方面からの道と合流した。
実に14年ぶりの訪問だ。
景色を見た途端、曖昧だった記憶が鮮明に輪郭を結ぶ。そうだ、こんな感じの場所だった。
ツ「そうだっけ??? ツートンはキレイサッパリ忘れただす」
14年前は巻き道に逃げたが、今回は鎖場に挑んでこの斜面を直登する。
ツ「前は試しの鎖で心がベキベキにへし折られたんだった…」
茶「今回は大丈夫! あの頃の我々とは違うのだ!」
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14年前は巻き道に逃げたが、今回は鎖場に挑んでこの斜面を直登する。
ツ「前は試しの鎖で心がベキベキにへし折られたんだった…」
茶「今回は大丈夫! あの頃の我々とは違うのだ!」
茶「そして、怖くて行けなかった最高峰天狗岳を極めるのだ!」
ツ「行くぜ!」
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茶「そして、怖くて行けなかった最高峰天狗岳を極めるのだ!」
ツ「行くぜ!」
穂高や剱岳をも極めた我々、半分観光地の鎖場なんて余裕でしょと思って取り着いたのだが…
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穂高や剱岳をも極めた我々、半分観光地の鎖場なんて余裕でしょと思って取り着いたのだが…
うおお! なんか怖い!!
足場が鎖しか無いような場所がたくさんあって思いの外難易度が高い。そういう場所には鐙が設置されているのだが、これがまたぷらぷらと揺れて心もとないのだ。
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うおお! なんか怖い!!
足場が鎖しか無いような場所がたくさんあって思いの外難易度が高い。そういう場所には鐙が設置されているのだが、これがまたぷらぷらと揺れて心もとないのだ。
…終わっ…た?
二の鎖を登り終えた頃には、変な汗で全身が濡れていた…。
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…終わっ…た?
二の鎖を登り終えた頃には、変な汗で全身が濡れていた…。
ツ「まだ三の鎖がありますけど…行く?」
茶「…ここで逃げるのも癪だしね…」
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ツ「まだ三の鎖がありますけど…行く?」
茶「…ここで逃げるのも癪だしね…」
さっきよりは短いかなぁ…。
クラックの間を通るから足がかりも豊富そうだし…。
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さっきよりは短いかなぁ…。
クラックの間を通るから足がかりも豊富そうだし…。
よっしゃ! 行くぞ!!
萎えそうな気持ちを奮い立たせて再び鎖場に挑む!
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よっしゃ! 行くぞ!!
萎えそうな気持ちを奮い立たせて再び鎖場に挑む!
うぉぉぉ! やっぱ怖ぇぇ!!
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うぉぉぉ! やっぱ怖ぇぇ!!
ハァハァ…着いた…(涙目
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ハァハァ…着いた…(涙目
空と海が青いなぁ…。
しばし放心状態に陥った。
ツ「大丈夫だっぺ?」
茶「…いや、一瞬腕だけで鎖にぶら下がってしまった瞬間があったんだよ…。墜ちたかと思った…」
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空と海が青いなぁ…。
しばし放心状態に陥った。
ツ「大丈夫だっぺ?」
茶「…いや、一瞬腕だけで鎖にぶら下がってしまった瞬間があったんだよ…。墜ちたかと思った…」
さて、気を取り直して最高峰天狗岳に向かうぞ。
ツ「天狗岳リベンジ!」
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さて、気を取り直して最高峰天狗岳に向かうぞ。
ツ「天狗岳リベンジ!」
気合を入れて天狗岳への道へ踏み出したのだが…なんか渋滞している…。
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気合を入れて天狗岳への道へ踏み出したのだが…なんか渋滞している…。
ああ…うん、ここの最初の一歩が怖いね。
向こう側見えないし。
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ああ…うん、ここの最初の一歩が怖いね。
向こう側見えないし。
最初の鎖場の下りを終えると、今度は龍の背のような岩場が行く手に現れた。
今日は風が無くてよかった。
横風が吹いていたら怖いだろうな。
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最初の鎖場の下りを終えると、今度は龍の背のような岩場が行く手に現れた。
今日は風が無くてよかった。
横風が吹いていたら怖いだろうな。
先へ行くほど細る足場。
それほど怖い感じはしないが、この狭い場所に多くの登山者が集中する。
ぶつかったりしたら事なので慎重に進もう。
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先へ行くほど細る足場。
それほど怖い感じはしないが、この狭い場所に多くの登山者が集中する。
ぶつかったりしたら事なので慎重に進もう。
石鎚山天狗岳、登頂!
ツ「登ったぁ!」
茶「14年越しの悲願達成!」
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石鎚山天狗岳、登頂!
ツ「登ったぁ!」
茶「14年越しの悲願達成!」
山頂は狭いのですぐに場所を譲る。
でも立ち去り難く、少し離れた場所でしばし山頂の空気を堪能した。
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山頂は狭いのですぐに場所を譲る。
でも立ち去り難く、少し離れた場所でしばし山頂の空気を堪能した。
ま、足元を見てしまうと怖くてくつろげないんだけど…。
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ま、足元を見てしまうと怖くてくつろげないんだけど…。
さて、念願の最高峰を踏めたけれども、もちろん帰り道も足元に注意が必要だ。
ツ「浮かれて落ちる…とか、やらかしそうだもんね」
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さて、念願の最高峰を踏めたけれども、もちろん帰り道も足元に注意が必要だ。
ツ「浮かれて落ちる…とか、やらかしそうだもんね」
そして今日はこれで終わりじゃないのよ。
奥に見えている二ノ森まで行くよ。
ツ「まじすか…」
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そして今日はこれで終わりじゃないのよ。
奥に見えている二ノ森まで行くよ。
ツ「まじすか…」
まずは安全に弥山まで戻ろう。
やっぱりここが渋滞中。
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まずは安全に弥山まで戻ろう。
やっぱりここが渋滞中。
14年前、この看板の前で記念写真撮った記憶が蘇る。
ツ「ここを本日の山頂とする!…とか言ってたね」
茶「まぁね、一応アプリでも登頂認定されるし…」
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14年前、この看板の前で記念写真撮った記憶が蘇る。
ツ「ここを本日の山頂とする!…とか言ってたね」
茶「まぁね、一応アプリでも登頂認定されるし…」
下りはさすがに鎖は使わず巻き道で降りる。
巻き道とはいえ、なかなかの高度感がある。
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下りはさすがに鎖は使わず巻き道で降りる。
巻き道とはいえ、なかなかの高度感がある。
途中から脇道に逸れる。
「あの人達、どこに行くの?」という声が背後から聞こえてきた。
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途中から脇道に逸れる。
「あの人達、どこに行くの?」という声が背後から聞こえてきた。
なるほど、たしかにメインルートから見ると細い踏み跡かなんかのように見えるのかもしれない。
ただし道の状態は悪くないので歩くのに支障はない。
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なるほど、たしかにメインルートから見ると細い踏み跡かなんかのように見えるのかもしれない。
ただし道の状態は悪くないので歩くのに支障はない。
道標もしっかりしているようで安心した。
ちなみにこの分岐は右へ。
間違うと面河渓に降りてしまう。
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道標もしっかりしているようで安心した。
ちなみにこの分岐は右へ。
間違うと面河渓に降りてしまう。
樹林帯を抜けると一面の笹原と長く延びる稜線が目に飛び込んできた。
わお、これまた天空回廊じゃないのー。
ツ「で、二ノ森はどこだっぺ?」
茶「一番奥のピーク…かな?」
ツ「…まぢすか…」
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樹林帯を抜けると一面の笹原と長く延びる稜線が目に飛び込んできた。
わお、これまた天空回廊じゃないのー。
ツ「で、二ノ森はどこだっぺ?」
茶「一番奥のピーク…かな?」
ツ「…まぢすか…」
足元の笹が多少うるさいが道は悪くない。
気持ちの良い景色が続く。
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足元の笹が多少うるさいが道は悪くない。
気持ちの良い景色が続く。
ミニ石鎚のような西ノ冠岳が間近にせまってきた。
これを越えていくのならばひと仕事だが…。
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ミニ石鎚のような西ノ冠岳が間近にせまってきた。
これを越えていくのならばひと仕事だが…。
ここは頂を踏むこと無く足元をトラバース。
桟道などは無いが地形を巧みに利用した道がつけられている。
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ここは頂を踏むこと無く足元をトラバース。
桟道などは無いが地形を巧みに利用した道がつけられている。
西ノ冠岳をかわせば、目指す二ノ森が見えてくる。
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西ノ冠岳をかわせば、目指す二ノ森が見えてくる。
尾根筋を右に行ったり左に出たりしながら進む。
途中まではサクサク進んできたのだが、二ノ森を目の前にしてアップダウンが増えてペースが鈍化、なかなか着かない。
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尾根筋を右に行ったり左に出たりしながら進む。
途中まではサクサク進んできたのだが、二ノ森を目の前にしてアップダウンが増えてペースが鈍化、なかなか着かない。
しかし歩き続ければ、いつかはゴールに辿り着くものだ。
ツ「二ノ森着いた〜♪」
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しかし歩き続ければ、いつかはゴールに辿り着くものだ。
ツ「二ノ森着いた〜♪」
ここは一等三角点百名山の一座。
だもんで、当然三角点た〜っち!
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ここは一等三角点百名山の一座。
だもんで、当然三角点た〜っち!
この角度からの石鎚って、あんまり見たことないよね?
観光パンフレットなどに載っているのは、だいたい成就側から撮ったものか弥山から天狗岳を撮ったものだ。
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この角度からの石鎚って、あんまり見たことないよね?
観光パンフレットなどに載っているのは、だいたい成就側から撮ったものか弥山から天狗岳を撮ったものだ。
望遠レンズで石鎚の山頂を撮ってみた。
うわー、人いっぱい。
さすが人気の山。
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望遠レンズで石鎚の山頂を撮ってみた。
うわー、人いっぱい。
さすが人気の山。
さて、帰りますか。
帰るといいつつ再び石鎚に向かって行くのは、なんだかちょっと違和感があるが…。
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さて、帰りますか。
帰るといいつつ再び石鎚に向かって行くのは、なんだかちょっと違和感があるが…。
なんだかんだで1時間半ほどで石鎚山の足元まで戻ってきた。
風に乗って微かに登山者の喧騒が聞こえてくる。
時刻はそろそろ14時を回ろうとしているが、石鎚山はまだまだ賑わっているようだ。
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なんだかんだで1時間半ほどで石鎚山の足元まで戻ってきた。
風に乗って微かに登山者の喧騒が聞こえてくる。
時刻はそろそろ14時を回ろうとしているが、石鎚山はまだまだ賑わっているようだ。
安全なはずの巻き道も、こうして下から見ると怖いな…。
下にいると階段がギシギシいう音が聞こえてくる。
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安全なはずの巻き道も、こうして下から見ると怖いな…。
下にいると階段がギシギシいう音が聞こえてくる。
無事に分岐点まで帰ってきました。
警察の方に、もう時間も時間だから速やかに下山するように促されたけど…まだまだガンガン登ってきてるんですが???
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無事に分岐点まで帰ってきました。
警察の方に、もう時間も時間だから速やかに下山するように促されたけど…まだまだガンガン登ってきてるんですが???
さよなら、石鎚。
もう君に思い残すことはないかなぁ。
ツ「山バッチ買わねば!」
茶「せやった!!」
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さよなら、石鎚。
もう君に思い残すことはないかなぁ。
ツ「山バッチ買わねば!」
茶「せやった!!」
成就へ続く道だ。懐かしいね。
時間と体力に余裕があったら試しの鎖にリベンジしようかと思っていたけど…時間切れだ。
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成就へ続く道だ。懐かしいね。
時間と体力に余裕があったら試しの鎖にリベンジしようかと思っていたけど…時間切れだ。
あとは土小屋に向けて戻るだけ。
ほとんど水平移動だから楽なものだ。
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あとは土小屋に向けて戻るだけ。
ほとんど水平移動だから楽なものだ。
国民宿舎が見えてきたらゴールは近い。
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国民宿舎が見えてきたらゴールは近い。
無事下山。
ツ「お疲れ様でした!」
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無事下山。
ツ「お疲れ様でした!」
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