クラシックルートから目指す燕岳(徳本峠〜大滝山〜燕岳)

2023年05月01日(月) ~ 2023年05月04日(木)

• GPS: 32:41
• 距離: 52.1km
• 登り: 4,638m
• 下り: 3,938m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:32
• 休憩: 0:38
• 合計: 9:10

7:00 第１ゲート
7:20 7:20 奥樽沢渓流入口
7:56 7:56 小嵩沢出合
8:27 8:27 二俣
8:39 8:39 行き橋
8:53 8:54 戻り橋
9:51 9:51 島々谷川南沢
10:01 10:02 瀬戸上橋
10:44 11:01 岩魚留小屋
13:20 13:30 力水
14:26 14:29 徳本峠
15:24 15:30 障子沢ノ頭
16:10 明神見晴台

2日目

• 山行: 7:15
• 休憩: 0:27
• 合計: 7:42

6:30 明神見晴台
7:39 7:46 大滝槍見台
11:16 11:17 大滝山
11:21 11:21 大滝山荘
11:26 11:26 大滝山
11:32 11:35 大滝山荘
11:38 11:40 大滝山北峰
11:57 11:58 鍋冠山・小倉分岐
12:35 12:35 崩沢山
13:38 13:40 大滝山分岐
13:46 13:46 蝶ヶ岳
14:00 14:07 蝶ヶ池
14:07 14:11 蝶ヶ岳ヒュッテ
14:12 蝶ヶ池

3日目

• 山行: 7:56
• 休憩: 0:31
• 合計: 8:27

4:37 蝶ヶ池
4:39 4:39 蝶ヶ岳ヒュッテ
5:03 5:04 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
5:09 5:10 蝶ヶ岳三角点
5:14 5:15 蝶槍
6:06 6:12 2592ピーク
8:21 8:21 常念岳
8:25 8:25 三股への分岐点
9:28 9:39 常念小屋
10:46 10:57 横通岳
11:59 11:59 東天井岳
13:04 大天荘

4日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 0:37
• 合計: 6:47

2:50 大天荘
3:08 3:14 大天井岳
3:39 3:43 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
3:48 3:49 小林喜作レリーフ
5:42 5:42 大下りの頭
6:06 6:06 蛙岩
6:40 6:40 燕山荘
6:45 6:45 いるか岩
6:57 6:58 めがね岩
7:03 7:04 燕岳
7:08 7:09 めがね岩
7:18 7:18 いるか岩
7:24 7:34 燕山荘
7:43 7:43 ベンチ
7:53 7:54 合戦山
7:58 7:58 合戦小屋
8:09 8:11 富士見ベンチ
8:31 8:32 第３ベンチ
8:52 9:01 第２ベンチ
9:15 9:15 第１ベンチ
9:37 中房温泉登山口

天候

ほぼ晴れ！

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 自転車

最初の計画では常念で一ノ沢に下山だったので、自転車をデポ
実際は燕岳まで延ばしたので、中房温泉からバスで穂高駅→松本駅。
そこから高山行の高速バスで安曇支社前まで戻りました。

コース状況／危険箇所等

日中はザクザクに雪溶けるのでチェーンスパイクより爪の長いアイゼン方がよいと思います。
長いコースなので途中あやふやですが、危険だと思った箇所は2か所。

・東大天井の肩のとこは、慣れない人だと前爪アイゼンがあったほうが良いと思います。シリセードした馬鹿にステップ潰されてツルッツルになってました。

・大天井岳側から見ると降り切って燕岳への尾根に乗り換える箇所(喜作レリーフ)へ
トラバースする箇所があり、途中2メートルくらい何も掴めない区間があります。
そこはアイゼンつけといた方がよいと思いました。

写真

5/1 7:02

いざスタート

5/1 7:51

自己責任で通ってねって読めなくもない

5/1 8:17

噂の崩落地が見えてきた

5/1 8:18

踏み跡が出来ているので通行しやすくなっています

5/1 8:45

道は続いてるのに、ここから先には行かせない感な倒木達

5/1 8:45

右側見ると、ここを巻けってってことか？

5/1 8:46

倒木処理されているので多分こっち通れってことなんだ

5/1 8:47

1095登山道整備隊が整備してくれているみたいです。
この時は知らなかったけど、後でググって知った。

5/1 8:48

完全に崩落してる橋
ここの迂回路でした

5/1 9:04

丸太橋をかけてくれています。
ステップや手すりまで設置してくれて
ありがてぇありがてぇ

5/1 9:05

崩落地を横切る箇所

5/1 9:06

ロープ切れてた
繋ごうと思ったけど届かなかったので、通行される方は気を付けて下さい

5/1 9:43

割と頻繁に川渡りあります
がんばってジャンプ

5/1 10:45

岩魚留小屋
もう復旧することはないんだろうか

5/1 12:24

天気の良い川沿い歩きは最高だな。

5/1 12:26

って思ったら対岸に熊発見。
しかもでかい、雄の成獣だと思う。
笛鳴らしまくったらこっち気づいて、「ちっうっせーな」って感じでゆっくり去っていった。
熊鈴鳴らしてたけど川沿いだから聞こえてなかったみたい。
毎回熊に合うのは川沿いです。川沿い最低だな！

5/1 12:40

ここも橋がない

5/1 12:49

右足を犠牲にして渡り切った。
ネオプレン靴下だからセーフ。

5/1 13:18

いよいよ徳本峠を登り詰めていく。

5/1 14:19

最後の方雪出てきた

5/1 14:26

徳本峠小屋に到着

5/1 14:27

はるばるきたぜ徳本峠

5/1 14:32

じゃあ大滝山に向かう

5/1 14:56

少し登った所でアイゼン装着

5/1 16:11

穂高さんこんにちは

5/1 17:01

南アルプスみたいなだだっ広い樹林帯が続く。
今年の冬はこんなとこばっか歩いてるな・・・。

5/1 16:30

適当な地点で道をそれておうち設置。

5/1 17:14

夕方、一時的に雨みたいなみぞれ振ってきてテント濡れて最悪。

5/1 17:52

昔、たまたま見つけて買ったOh！ポーク
スパムですが脂が美味しかった。
ゴミも少なく良いのですが、その辺では売ってないのが難点。

5/2 5:00

2日目の朝

5/2 5:21

日清オシャーメシ トマトのスープごはんに餅を入れた
美味しいけどこれカロリー少ないんだよな

5/2 7:30

大滝槍見台まで登ってきた

5/2 7:32

穂高と槍

5/2 7:33

東鎌尾根
本当はここ通りたかったんだよなぁ

5/2 10:35

快晴予報だったけどガスが押し寄せてきた

5/2 11:25

大滝山に到着。2500峰139座目

5/2 11:33

大滝山荘

5/2 11:40

山と高原地図だとこの辺に北峰があるはずなんけどとグルグル

5/2 11:42

全然違う個所にあった

5/2 12:11

じゃあ次は蝶ヶ岳目指しますか

5/2 13:20

まぁまぁしんどい

5/2 13:40

来た道を振り返る

5/2 13:49

蝶ヶ岳に到着

5/2 14:06

蝶ヶ岳ヒュッテ

5/2 14:06

テント場

5/2 14:25

おうち設置して、天気よいのでシュラフを干す

5/2 14:26

やっぱここ眺めいいな

5/2 14:42

水は小屋で200円/リットルで売ってるけど、時間もガスも余ってるので水作り

5/2 14:49

テントからは常念岳さん

5/2 14:49

槍さん見えます

5/2 16:06

これはいつもの。

5/2 16:40

これもいつもの自家製アルファ化米雑炊

5/2 17:03

どこかで落としたと思った手袋を拾ってくれた方がいた！
どなたか知りませんがありがとうございます！

5/2 17:05

外トイレ

5/2 17:25

中は綺麗だし、天井から採光してるので明るい！
トイレって基本真っ暗だからこれにはびっくり。
500円をチップしたレベルで良かった。

5/2 18:36

2日目が終わる。
ほんとは明日、一ノ沢に下山予定だったけど、
まだ天気良いみたいだから1日追加して燕岳目指そう。

5/3 4:37

3日目がはじまった。

5/3 4:54

朝日が昇る。

5/3 4:54

槍ヶ岳も染まる。

5/3 4:56

穂高も染まる。

5/3 5:41

蝶ヶ岳から常念岳区間はこんな感じでそこそこアップダウンあります。

5/3 6:10

遠くに富士山。

5/3 7:21

手前の岩がシャチっぽい。

5/3 8:13

常念岳に到着。前来たときは冬の東尾根からでした。

5/3 9:28

常念小屋は雪に覆われてます。

5/3 9:28

雪の中からこんにちは。入口。

5/3 9:32

テント用外トイレ。

5/3 10:02

テン場広いし電波も良好。
泊まってみたいけど機会はなさそう。

5/3 10:27

横通岳への分岐。
ここをつなげるためにやってきた。

5/3 10:46

横通岳山頂。夏に燕岳からここまで縦走してたので、
これで燕岳から島々までつながったぞ！
でもせっかくなのでまた燕岳まで行くけどね。

5/3 11:52

来た道を振り返る。

5/3 12:01

東大天井岳の肩、急登部分でシリセードしてトレース潰してツルッツルにした馬鹿がいました。
谷底まで滑り落ちればいいのにと思います。

5/3 12:16

涸沢カールかな？

5/3 13:01

大天荘に到着。営業はしてないので、テント場を借ります。

5/3 14:05

今日も水作り。

5/3 14:38

沸かさずに飲む分は浄水器にかけてます。
プラティパスのクイックドローお勧め。

5/3 14:06

ネオプレン靴下、靴の中が汗で濡れないのは素晴らしいけど臭いがやばい。
このテント内にカナリアが迷い込んだら墜落すると思う。

5/3 15:03

冬期小屋
シャッターを上に上げて入ります。
蝶ヶ岳の方式より入りやすい。

5/3 15:06

内部は綺麗。

5/3 15:40

実は今日下山予定でした。
でもまだ天気いいみたいだし、燕岳までつなぐ計画に変更。
予備食料としてカモシカのヤマメシ、サラミ、棒ラーメン、スープ2袋。ギリ1日は大丈夫でしょ。

5/3 15:43

サラミ半分を薄く切って。

5/3 15:52

トマトスープに入れてタンパク質補給。

5/3 16:15

カモシカのヤマメシ、予備食として結構好きなんですが、毎回そのままポリポリ食べてました。
この前Kgcmさんが水入れて食べてたので真似してみる。

5/3 15:59

テント内めっちゃ温かい。

5/3 16:41

なんだかんだ人増えた。
福岡から来た人と新潟から来た人と談笑。
48時間ぶりに人としゃべった。

5/3 16:51

東鎌尾根。本当は槍までつなぎたかったけど、
自分の技量と体力では島々からつなぐのは無理だと判断。
中房か一ノ沢からなら行けるか・・・？

5/3 18:33

3日目終了。いよいよ最終日。

5/4 1:39

昨日の残りのサラミを棒ラーメンに入れる。

5/4 3:02

大天井岳に到着。

5/4 3:44

ここが一番危なかった。
大天井から降りて喜作レリーフに向かう前のトラバース。
最初、右手側に掴む物あったのでアイゼンつけてなかったけど、
途中2メートルくらい何もない空間があってマジでビビった。

5/4 3:45

無事通過。
朝だから凍ってるのもあってめっちゃ怖かった。

5/4 3:47

急降下もちょっとだけあります。

5/4 3:47

ウィペット先輩がとても頼りになった。

5/4 4:25

遠くに燕山荘の明かりが見えた。

5/4 4:38

白い鳥の羽。雷鳥のかな？

5/4 4:48

今年挑戦する硫黄岳。
待ってろ！(お手柔らかにお願いします)

5/4 4:51

夜明け

5/4 4:56

今日も槍が染まる

5/4 4:59

この岩場の下り方がわからず10分くらいうろうろしてました。

5/4 5:09

雪面側が夏道みたいだけど、アイゼンつけて降りるのが正解だったんだろうか。

5/4 6:05

蛙岩はギリくぐれた

5/4 6:25

すれ違う人の半分くらいにアイゼン装着ポイントを聞かれたので最後の方は割と流ちょうに言えるようになってしまった。
最後の最後に会ったのが知り合いでビビった。
餓鬼岳から蝶を目指してる若い子もいて、おっさんももうちょっと頑張って餓鬼岳までつなげばよかったなと思った。

5/4 6:40

燕山荘に到着。大賑わいでした。

5/4 6:57

小屋でデポするもんかとザック背負ってきたけど、最後の最後にデポってしまった。

5/4 7:03

燕岳に到着。島々から一筆でつないでやったぜ。

5/4 7:13

真新しいアイゼン履いてる人多かったけど小屋でレンタルしてるのかな？
夏道が穴だらけになってました。

5/4 7:34

ここも泊まってみたいけど、多分泊まることないだろうなぁ。

5/4 7:44

0930オープンの中房温泉に入って1045のバスに間に合うべく、急いで下山開始。

5/4 7:58

合戦小屋まで30分かかんなかった。

5/4 8:59

赤いザックで合戦尾根を駆け下りてたおっさん。
4日目なので通常の3倍臭いらしい。
道譲って下さった方達ありがとうございました！

5/4 9:33

ようやく終わりが見えてきた。
シャバだシャバ！

5/4 9:36

無事下山。4日間がんばったぜ！

5/4 9:36

朝から風呂に入って4日間の汚れを落として多少綺麗になった。
この後、中房→穂高駅までバスで移動。

5/4 11:45

電車待ちの間、駅でチョコミントアイスを食べる。
チョコミントアイスなんて歯磨き粉味だろっていう人いるけど、
こちとら4日間、リアルに歯磨き粉飲んでたんじゃい

5/4 12:03

穂高駅から大滝山〜蝶ヶ岳を眺める。これで旅が終わると思ったけど、この後バスに車のカギを忘れるという事件がおきて、結局帰路についたのが17時過ぎになった。

5/5 9:20

1095登山道整備隊さんお世話になりました！

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

装備

個人装備

終始ヘルメットでした

感想

yuin

折角のGWは長めの山行にしたかったので、
2500峰の1座である大滝山と、前から気になってたクラシックルートをつなげて、
更に未踏だった横通岳から常念岳をつなげるプランで出発。
一ノ沢で降りるつもりだったので自転車デポしてたけど、
快晴続きだったので結局通り過ぎて、燕岳まで行ってしまいました。

クラシックルートは台風による崩落で現在も通行止めになってます。
自己責任で！って言っても結局は怪我して動けなくなった救助要請しちゃうと思うので、
怪我することがないように最初からヘルメット装着で慎重に行動しました。
途中、熊に合ったのが一番危なかった。
登山道は有志の方達が復旧して下さってるようで、近いうちに正式に通行可能になるのかな？
今現在は、笊ヶ岳の登山道並みの難易度になってました。

コメント

Kgcm

yu-inさんこんにちは。
冷しヤマメシ、お試しいただきありがとうございます♪
今回も熊との遭遇や凍結トラバースにはハラハラ😦、絶景にはワクワク😙しながら読ませていただきました。
喜作レリーフの斜面、夏でもザレザレで慎重さを要する箇所ですもんね…
ロング山行お疲れ様でした！

yuin

Kgcmさんこんにちは
初めて水入れて食べてみましたが、もうちょい漬け時間長くして柔らかくすると
胃が疲れてる時に食べやすくなるなと思いました。
天気に恵まれて長めの山行できてよかったです。
人の多いパノラマ銀座とは逆に、あまり人のいないであろうエリアに挑戦されるKgcmさんの山行も勉強になりました！