蛭がいなくなったら蛭ヶ岳へ―津久井・青根(東野)〜主峰蛭ヶ岳往復
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- GPS
- --:--
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,549m
- 下り
- 1,538m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 6:20
天候 | 晴(冬晴れ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
子供のころからずっと眺めている丹沢山塊。
そして今も職場から毎日眺めている丹沢山塊。
丹沢には、大山、塔ノ岳、丹沢山には登っているが、その主峰蛭ヶ岳には7年前途中の黍殻避難小屋まで登ったものの時間が足りず引き返し、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-178820.html
そのままになってしまっている。
昨秋の黄昏時に職場から蛭ヶ岳を眺めていると、蛭ヶ岳山荘に夕陽が反射したのかその灯が見えたのか分からないが蛭ヶ岳山頂が光っているのが見え、蛭ヶ岳に行かねばと思ったのだが1年経ってしまった。
冬山はやらないので、蛭ヶ岳のシーズンは雪融けから初雪までになるわけだが、初夏から初秋までの丹沢には蛭がいる。
ヤマビルには一度千葉の清澄山で吸われたことがあるが、あんまり再会したくないので、11月に入りヤマビルさんの営業終了を待ってやっと蛭ヶ岳に行ける時が来たのである。
蛭ヶ岳には、塔ノ岳〜丹沢山を経て至る丹沢主脈縦走が一般的かもしれないが、それだとこの時期では日が暮れてしまう恐れがあるし、東京西部からだと秦野へ行くのが遠い。
そうすると道志川沿いの青根(東野バス停)から上がるのが手っ取り早いし、アクセスするにも近そうだが、この道志川沿いの公共交通機関が貧弱なのである。
一番近いのはJR中央線藤野駅からやまなみ温泉経由なのだが、このバスが平日限定。
後の手段は、JR相模湖駅から三ヶ木乗り換え、JR橋本駅から三ヶ木乗り換えになるが、三ヶ木〜東野(月夜野行)が、これも午前1本、午後1本しかない。
せっかく近いのに八王子付近を朝5時台の電車で出なくてはならないので、結局車で行くことにする。
東野バス停から入った登山口は「釜立沢登山口」というようなのだが、ここの駐車場に至る経路が少し分かりにくい。
ネットで調べていったのだが、調べていかないと辿り着きそうもない。
そして8:30過ぎに到着すると駐車場はほぼ満杯。
なんとか駐車することはできたが、あと30分も遅かったら停められなかったかもしれない。
電車なら5時台に出なくてはならないところを、7時過ぎに出てきたのはちょっと遅すぎた。
行きは釜立沢の林道を登っていく。
作業車などもけっこう入っていて、林道自体もすごく整備されていて登りやすい。
登山道に入ってから尾根までは一気に高度を稼ぐが、その分時間もかからない。
尾根に出ると、今日は強い冬型だったため北西の季節風が冷たかった。
寒さが嫌いなので、精神的にこの高度は今月で終わりかなと思う。
前に冬至近くの年末にヤビツ峠〜塔ノ岳〜丹沢山〜丹沢三峰を経て宮ヶ瀬湖を歩いた時は、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-175506.html
最後の宮ヶ瀬湖畔の1時間弱の歩きで寒さと暗さでかなり精神的にまいった経験がある。
ただ、尾根を少し進むと登山道は尾根の南東側に付くようになり、そうなると今度は初冬の(晩秋だが今日は初冬という感じだった。)暖かい陽射しが今度はすごく心地よい。
姫次に着くともうここで、富士山の眺めが素晴らしい。
そして北西風も遮られる場所で陽射しも暖かく、いい場所だった。
ここから一度下りそして蛭ヶ岳へは登り返すのだが、コースタイムは片道4時間余りだったので暗くならない内に帰りたいなと思っていたのだが、結局3時間で蛭ヶ岳山頂に到着。
これなら今度は津久井・青根(東野)から秦野・大倉へ抜ける丹沢主脈縦走もできそうだが、ここで忘れていたのがヤマビルさん。
長距離を歩くのはやはり初夏〜晩夏までが好きなのだが、ヤマビルさんの営業期間と重なるのでやはり丹沢主脈縦走は自分にとっては敷居が高い。
蛭ヶ岳山頂からは、相模湾に浮かぶ大島や真鶴半島伊豆半島、その伊豆半島の大室山、箱根山、愛鷹山、富士山はもちろん、丹沢の大室山(八王子付近からは富士隠しとして有名)、御正体山、三ッ峠山、大菩薩連嶺など馴染みの山々が一望できものすごく楽しい。
反対側には相変わらずスモッグに覆われているものの、関東平野のゴミゴミした街並みも見渡せる。
いつもはこの蛭ヶ岳を眺めている場所を見下ろすのは爽快感抜群だ。
ただ、冬型の季節風で寒かったので1時間弱で山頂を切り上げ、下ることにする。
帰りは釜立沢沿いの林道ではなく945m峰脇を通過するコースを採ったが、こちらは林道コースに比べると、浮石も少々あり時間はかかるかなという気がした。
ただ、尾根に沿って下るので最後まで西日が当たっていたのですでに暗くなった沢沿いの林道を下るよりは、陽に当たる晩秋の最後の紅葉を楽しめてこれはこれで良かった。
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