記録ID: 5485182
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山滑走
槍・穂高・乗鞍
乗鞍岳(高天ヶ原)の奥まで
2023年05月10日(水) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 11:07
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,335m
- 下り
- 1,318m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 11:01
距離 16.6km
登り 1,336m
下り 1,336m
17:59
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ、自販機使用できます。車中泊禁止の看板あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・かもしかゲレンデ:雪が無いのでシートラ登山。 ゲレンデトップはまだ草はうるさくない(登りやすい)。 ゲレンデトップから眺めるツアーコースは笹天国です。 標高2100mまでの最初の急登は踏み跡を辿る。道を外すと笹との格闘で難儀します。 今回は左手の尾根の雪が繋がるか探ってみた。雪はあるが小枝が多く勾配が急になり諦める(ツアーコースへ戻るのに藪漕ぎとなりシートラでは大変でした)。 ツアーコースの急坂は、右手の尾根の取付きに切り株があるので、これを目印に小さな谷間を上がると雪が繋がり登りやすい。ちなみにスキーで滑ってくるところは泥斜面になっていて上部は笹で覆われている。 ・急坂を抜けても暫く雪のないゲレンデを歩く。踏み跡あり。草と低木が出ていて歩きにくい。また、雪解け水で泥濘もあり。 標高2200m辺りから雪が目立つが繋がらず。標高2300m越えでようやく雪が繋がる(スキーを履く)。だいたい予想通り。 標高2350mを超えると雪は増えどこでも歩ける状態に。 位ヶ原手前の坂は雪が緩みシールが良く効いて登り上げる。 ・今回は高天ヶ原のコルを超えるのでツアーコースから左手に進路を取る。 急速な雪融けによりハイマツ帯が顔を出し行く手を遮る。 少なさそうなところを突破するのが手間がかかる。また、行けると思って登っていくと濃いハイマツ帯に遮られる。結局、乗鞍岳の尾根近くまで直登してトラバース気味にハイマツ帯の上部を通過する(標高2580m)。エコーラインの除雪はこの辺りまで進んでいた。 ・高天ヶ原の谷まで剣ヶ峰からの尾根をトラバース。固い雪の上にザラメ雪で気が抜けない。谷間に到着して一安心。コルまで落石に注意しながら緩い斜面を登る。 高天ヶ原のコルはすでに雪が無く短い距離だが板を持って歩く。 すぐに剣ヶ峰と大日岳の鞍部に続く雪渓に到る。 スキーを履いて横断する。この先はハイマツを横切ること数回、また雪切れ箇所もあり。雪はまとまってこないのでシールは付けたまま。 大日岳を回り込んだところで滑れそうになってきたのでシールを外して南西斜面に滑走。しかし、その奥でハイマツに遮られる。少し登り返して先に進むがハイマツが濃い。標高2750m地点で雪が散在し、ハイマツ帯が多い状況を確認する。 目的地は奥千町避難小屋であったが、ハイマツ帯で苦労しそうなので戻る判断を下す。 ・戻りは、来るときにハイマツの状況が分かっていたので、薄いところを進んで突破。コルを歩いて渡り、空身で高天ヶ原に寄る。 風が強まり上着とグローブ交換。 コルからの滑りは上部はカリカリだが標高を落とすとザラメとなり快適ターン。 位ヶ原までハイマツ帯の上部を通過してツアーコースへ合流。 日が傾き出して新鮮な山々の風景を写真に収める。 除雪されたエコーラインを通りツアーコースで下山、カリカリになり出した斜面を滑って板を脱ぐ。帰りもシートラ下山となり手間がかかった。おまけに急坂の笹薮の通過では踏み跡を外す。 足元が不安定だったり笹で滑ったり大変であったが短い距離で助かった。 |
写真
撮影機器:
感想
今回は、スキーで千町尾根まで行って奥千町避難小屋に泊まる予定でスタートしたものの、雪解けでハイマツ帯が復活していく手を遮ったり、迷路の構図が待ってました。
こんな時は無理は禁物、リターンして正解でした。
ハイマツ帯は下手に突っ込むと体力の消耗が激しい。スキーがあると尚更だ。
自由なコース取りが出来ての山スキーだが、いろいろと障害も出てきてそれを乗り越えるのも山スキー。
これからも経験値をあげていく必要があるのだろう。
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