捻挫のリハビリstep3、娘と大菩薩を歩いてみる
- GPS
- 06:36
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 526m
- 下り
- 518m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝9時ということでほぼ満車。バイクの誘導員さんに従って駐車しました。 下山時3時半過ぎには車はほぼすべて無くなっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
福ちゃん荘〜雷岩までの唐松尾根はぬかるみで滑りやすい箇所が多い道です。不安定な石も転がっており、下りの場合はスリップに注意が必要です。 今回は足首捻挫のMiz、山初心者のまんまるちゃんという面子を考慮して唐松尾根を登りに使いました。 それ以外は特筆するべき危険箇所はありません。 全般的に厳しい傾斜もなく、初心者さんでも楽しく歩ける道です。 |
その他周辺情報 | 大菩薩の湯 http://eiwa-kotsu.com/daibosatu/ |
写真
感想
[img]http://www.yamareco.com/uploads/photos/2945.gif[/img] [color=ff8c00]なんだかんだ言って“山”には登ってない[/color]
まんまるちゃんを連れて山へ。
いまだ捻挫の足が本調子ではないこともあって、今週も軽めの山行である。
最初は霧ヶ峰に行こうと計画していたのだが、雪が降ったようなので変更して大菩薩峠へ。
道中、嫌な雲が広がっていたので、
(こりゃガスって何も見えないかなァ〜)
と心配していたのだが、着いてみればそこそこの青空が広がっていて、富士山もバッチリ拝めた。
大菩薩峠は簡単に登れる割に景色が良いので、まんまるちゃんも満足してくれたようである。
さすがに2000メートル級の山なので紅葉シーズンはもう終わり、大混雑とまでは行かない程度の賑わいだった。
前にテン泊したゴールデンウィークよりも空いていたように思う。
それでも前回の地味山歩きに比べれば大盛況と言っていい人の数である。
普段であれば人の多さにテンションダウン、というところであろうが、今回はまんまるちゃんがいたお陰で素直に大菩薩を楽しむことができた。
いろいろな山に登りいろいろな景色を見ると、もっとスゴイ山!もっとスゴイ景色を!という気持ちが沸いてくるものだが、その反面で、普通の山の景色を見ても、
「ナニこの地味な山」
みたいな無感動に陥ってしまうこともある。
相対的にしか物事を計れないのは止むを得ないことではあるが、大菩薩の景色を見て素直に感動したり喜んだりするまんまるちゃんを見ると、
「大菩薩って、やっぱり良い山なんだな」
と逆に教えられる思いがする。
道中で出会ったバイカーさんも素直に大菩薩を楽しんでいた。
「俺はもっとスゴイ景色を見ているんだぞ」
なんて変な虚栄心に邪魔されず、そのとき目の前にしている景色に感動できる素直な心を持っていたいものだ。
ところで、実は今回の山行ではどこの山頂も踏んでいないようだ。
ということは厳密には“山登り”をしていないということになるのだが、妙に“山登り”をした感覚があるのは何だか不思議な感じがする。
[img]http://f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wicket/20140720/20140720165100.jpg[/img][b][color=228B22]ぼっちでは味わえない満足感[/color][/b]
予定していたお山に雪が降った為行先を大菩薩へ変更。
自分でPlanB大菩薩を提案しつつも混んでいるんだろうなぁ…と気分が全然のらないまま出発。
福ちゃん荘に着くまでに娘がお腹が冷えちゃったのかぽんぽんぺいん。
「スタートに戻るのと次のポイントに向かうのどっちがいいだろ?」
とピンチに陥る・・・。
『こりゃ上までいけないかもなぁ』
と諦めムードが漂ったけれど無事福ちゃん荘に到着。
一安心。
唐松尾根を歩き始めるとゆっくりペースながらも調子が出てきた娘。
最初の富士山が見えるポイントに着くと友達に画像送ってあげると張り切る。
仲良しの友達は自然や山登りが好きな子なのだけれど身体が弱い子で
今では学校に通えなくなり退学し自宅療養しているのです。
登れば登るほど景色も良くなり富士山も綺麗に見えるので送る画像の為にも頑張って歩きました。
普段あまり話す事がない父と娘が話せるようにと途中先に歩いて行って2人と距離をあけてみたりしてみたり。
大丈夫かなと心配して声を掛けると
「とても楽しんでいる(*´∀`)」
とご機嫌であった。
雷岩で休憩後景色を楽しみながら介山荘を目指す。
賽の河原で石を積んだり、大きな岩があれば腰をかけて
「ここで昼寝したら気持ちがいいに違いない」
と楽しそうにしていた。
Mizと2人だったらとっとと歩いて下りちまおうという感じになっていたかもしれないけれど、娘が心から楽しんでいてくれたので自分も楽しい気持ちになれた。
普通の子よりもかなり体重オーバーしている子なのでぬるぬるな大菩薩でも彼女的には大変な道のりだったと思う。
大変だったけれど山歩きの考えが変わったようだ。
途中で出会った山歴2ヶ月のおじさんが山にハマった話をしていたのだけれど
「おじさんの気持ちが判るよ〜」
と言っていた。
それを聞けただけで充分満足な山行になった。
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