立山パラグライダー訓練・登山


- GPS
- 12:19
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,174m
- 下り
- 1,161m
コースタイム
- 山行
- 0:37
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 0:38
- 山行
- 4:04
- 休憩
- 5:20
- 合計
- 9:24
天候 | 5/12 晴れのち曇り。雷鳥沢は微風 5/13 曇り、午後から雪/みぞれ/雨。稜線上は弱風。雷鳥沢は夜から強風。 5/14 曇り時々雪。強風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
復路: 室堂から富山まで黒部立山アルペンルート、富山から東京まで新幹線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
往路の黒部立山アルペンルート立山駅発のケーブルカーは立山駅到着後次の便が満員ということで無駄に一本分待たされた。これにより後段のバスも一本遅いやつになった。ウェブで事前にチケットを予約しておくべきだったらしい。 山は残雪がしっかりあって気持ちよかった。アイゼンは不要。 |
写真
1日目のツエルト設営では竹ペグの中心に張り綱を結んで全体を完全に雪に埋めるという標準的な方式にしたが、これだと翌日掘り出すのが面倒だった(スコップが壊れてピッケルで掘ったのも原因だろうが)。
そこで2日目は竹ペグの端に張り綱を結んで写真のように埋めたところ翌日楽に掘れた。強風(9m/sくらい)でツエルトがバッサバッサいっていたが抜けることはなく強度も十分だった。
装備
個人装備 |
ザック
サブザック
ザックカバー
ヘッドライト
予備ヘッドライト
予備電池
スマホ
iPad
カメラ
モバイルバッテリー
パラグライダー一式(翼
ハーネス
緊急パラシュート
vario)
ツエルト
ハンモック
張り綱
竹ペグ
スコップ
トレッキングポール
シュラフ
シュラフカバー
ピッケル
ヘルメット
ゴーグル
予備スリング
予備カラビナ
インナーシャツ
セーター
Tシャツ
ダウンジャケット
パーカー
タイツ
インナーパンツ
アウターズボン
靴下
登山靴
手袋
食料(食パン・ピーナッツバター・カントリーマーム・フルグラ・スポーツドリンク)
レスキューシート
ビバークセット
|
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備考 | 合計26kg強。 アイゼン、ガス/コンロは省略。 |
感想
パラグライダーの訓練をしに立山へ行ってきました。
1日目(5/12)
室堂から入山し雷鳥沢キャンプ場にツエルト設営後、雷鳥沢でパラグライダーの低空飛行訓練。真砂岳へ向かう登山道を少し登ったところから離陸して200m程度飛ぶことの繰り返し。リフトなしでスキー練習をやるようなものでかなり疲れるが、邪魔が入らず下地が雪で機体や体に優しいため過去最高の練習環境だった。
ハンモック泊をするつもりでスコップを持参したが穴を掘り始めてすぐに壊れたため普通にツエルトを張ることになった。
2日目(5/13)
予定ではこの日に立山稜線上のどこかから飛んで下山するはずだった。プラントして
/榛蹴戮泙燭亙婿海ら離陸して大日岳の稜線沿いに飛んで富山電鉄立山駅付近に着陸
∧婿格佞蠅ら離陸して劔岳方面に行き早月尾根沿いを飛んでなるべく富山市街地に近いところに着陸
の2つを考えていた。もっとも立山黒部アルペンルートにエスケープできる点で,里曚Δ安心感があるし、△呂修發修蘯分の技量や機体性能、天候的に無理なんじゃないかという気はしていた。
ツエルトを回収し荷物を全て持って雷鳥沢キャンプ場から真砂岳に上がった。道中は山頂付近を除いて全て雪で気持ちよく歩けた。山頂付近に離陸適地があったが剣沢と劔岳を見ておきたかったこと、別山山頂付近にもっと良さそうな離陸ポイントがありそうだったことから別山まで歩くことにした。
別山に着いたときには天気が良かったが、離陸準備中に急速に天候が悪化しあとは離陸するだけという段階でホワイトアウトした。少し待っても視界が回復せず雪が降り始めたため離陸を断念し、剱御前小舎経由で下山することにした。剱御前小舎に向かう道中で一時的に雪が止んでガスが晴れるタイミングがあったので待っていれば再度天候が回復するタイミングがありそうだと思い、剱御前小舎周辺で離陸適地を探しつつ天候回復を待って離陸することにした。とはいえ山域全体で天気が悪いことは確かなので遠くは目指さず室堂を目標とすることにした。
その後剱御前小舎周辺をうろちょろしながら「天候回復 → 離陸準備 → 準備中に再び視界悪化・降雪開始」を繰り返すハメ技を食らって時間を浪費することになった。また雪で機体が濡れて安全に離陸することが難しくなった。さらに休憩中に立山黒部アルペンルートの時刻表を確認したところ室堂発の最終便に間に合いそうもなくなっていたことからその日中の帰京を断念して雷鳥沢キャンプ場でもう一泊することにした。
キャンプ場へは徒歩で下っても大して時間はかからないし天気が相変わらず悪かったので徒歩で下山を開始した。しかし最近飛べずに終わる山行があまりにも多すぎるので「今回も何の成果も得られませんでした」は流石にないなと思い、多少ガスっていて少し雪が降ってはいたがせめてキャンプ場までパラグライダーで降りることにし、傾斜の緩くなっている地点から離陸を強行した。
離陸地点とキャンプ場の高度差はかなり余裕があったので適当にターンで高度を下げながらキャンプ場まで飛んだ。
3日目(5/14)
出発前からこの日は強風の予報で予備日と考えていた。実際当日(厳密には前日夜から)雷鳥沢でも非常に強い風が吹いていたため、素直に室堂からアルペンルートで下山することにした。しかし室堂からアルペンルートの先にある市街地を見たときに「あそこまで公共交通機関で降りるのはやっぱり違うよな」と思ってしまい、往生際悪くダメ元で浄土山に登って飛べるか確認することにした。そのためまず室堂の味覚コーナーでソフトクリームと牛肉スープで腹ごしらえをしてから外へ出ると雪がかなり降っていたので諦めてアルペンルートで下山することにした。
反省
今回長距離飛行ができなかったのは天気予報が外れたせいで自分の大きなミスはなかったと思うが強いてあげるとすると
・雪が降ってきたら機体が濡れないようにすぐに丸めてシートをかけるなどの対策をすべきだった。
・視界が悪く多少雪が降っていても離陸を強行してよかった(よくないが)。ホワイトアウトした際に山域全体がガスっているような錯覚をしてしまったが実際には恐らく自分のいる周辺に雲がかかっているだけだったのでしばらく飛べば視界は回復したと思う。また当時は視界不良の状態で飛行することが何らかの法令違反になるのではという心理的な抵抗が働いてしまった(たしかドローンはそういった要件があるため)ので事前に十分に法律を確認しておくべきだった。山岳地帯でパラグライダーをやるなら普通より多くのリスクを取らざるを得ないがその覚悟が十分ではなかった。結局最終的に濡れた機体で飛ぶことになったので最初からそうしておけばよかった。
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