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記録ID: 5497059
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ハイキング
九州・沖縄

城山 トンネル東口〜二ノ丸のサクラツツジを探訪

2023年05月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:13
距離
18.8km
登り
712m
下り
704m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:52
休憩
0:21
合計
6:13
距離 18.8km 登り 721m 下り 713m
9:40
194
スタート地点
12:54
13:15
158
15:53
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
コース状況/
危険箇所等
一部、登山道から外れて歩いたところは、急斜面あり危険
自転車でアクセス中に群石山=鏡城跡を眺める。こぢんまりした所謂双耳峰😁。2つのピークの右側(東側)が三角点だ。
若山砦跡が鳥栖富士だとすれば、鏡城跡はさしづめ鳥栖谷川か。
2023年05月14日 09:53撮影 by  SOG05, Sony
5/14 9:53
自転車でアクセス中に群石山=鏡城跡を眺める。こぢんまりした所謂双耳峰😁。2つのピークの右側(東側)が三角点だ。
若山砦跡が鳥栖富士だとすれば、鏡城跡はさしづめ鳥栖谷川か。
あぜの若々しい緑色が麦秋を感じさせる。
2023年05月14日 09:55撮影 by  SOG05, Sony
5/14 9:55
あぜの若々しい緑色が麦秋を感じさせる。
駐車場に自転車を停めてスタート。今日は車は7台。サクラツツジの花期が終わり、登山というより除草作業の車かもしれない。
2023年05月14日 10:21撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 10:21
駐車場に自転車を停めてスタート。今日は車は7台。サクラツツジの花期が終わり、登山というより除草作業の車かもしれない。
朱塗りのお堂の脇から山に入る
2023年05月14日 10:25撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 10:25
朱塗りのお堂の脇から山に入る
足元にギンリョウソウ。城山の随所で見れる
2023年05月14日 10:28撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 10:28
足元にギンリョウソウ。城山の随所で見れる
十三仏。雨上がりで滝の水量は多目だ
2023年05月14日 10:34撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 10:34
十三仏。雨上がりで滝の水量は多目だ
十三仏上のサクラツツジ。花が一輪だけ残っていた。
十三仏上のサクラツツジ。花が一輪だけ残っていた。
鉄塔跡下。こちらはまだそこそこ咲いているが、枯れてしまった花も多い。
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鉄塔跡下。こちらはまだそこそこ咲いているが、枯れてしまった花も多い。
鉄塔跡横。あれだけたくさん咲いていた花は、今はもう一輪も残っていない。一番早く咲いたからね、お疲れさま。
鉄塔跡横。あれだけたくさん咲いていた花は、今はもう一輪も残っていない。一番早く咲いたからね、お疲れさま。
鉄塔跡横。柔らかな葉が伸びている。車状に枝が分岐しているところからして、コノバミツバツツジが少々交配しているのかもしれない。
鉄塔跡横。柔らかな葉が伸びている。車状に枝が分岐しているところからして、コノバミツバツツジが少々交配しているのかもしれない。
花が枯れて種を成し、新たな命に繋がってほしいもの
花が枯れて種を成し、新たな命に繋がってほしいもの
トンネル東口そばの大岩へ
2023年05月14日 11:13撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 11:13
トンネル東口そばの大岩へ
大岩上。花はもう終わっていた。
2023年05月14日 11:16撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 11:16
大岩上。花はもう終わっていた。
更に奥の大岩。私の推測では、この奥に群生地があるはずと睨み、斜面へイザ
2023年05月14日 11:20撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 11:20
更に奥の大岩。私の推測では、この奥に群生地があるはずと睨み、斜面へイザ
右はサクラツツジ。左は別の種類のツツジ。同じ株から違う性質の葉が生えている??
右はサクラツツジ。左は別の種類のツツジ。同じ株から違う性質の葉が生えている??
岩ばった急斜面を更に登る
2023年05月14日 11:39撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 11:39
岩ばった急斜面を更に登る
この先は、植林となり、シダが密生。
このようなところは、大きな群生地は期待できないと思うので引き返す。
2023年05月14日 11:43撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 11:43
この先は、植林となり、シダが密生。
このようなところは、大きな群生地は期待できないと思うので引き返す。
先程歩いたところより、若干標高の高いところをトラバースしつつ探索。十本レベルの群生地は多く点在。上を見るとサクラツツジのツートンの影絵。
先程歩いたところより、若干標高の高いところをトラバースしつつ探索。十本レベルの群生地は多く点在。上を見るとサクラツツジのツートンの影絵。
傘が2つ😆
2023年05月14日 11:59撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 11:59
傘が2つ😆
花も咲いている
もう終わりがけのようだ。間に合ってよかった。
もう終わりがけのようだ。間に合ってよかった。
浅い谷筋。写真では分かりにくいが、かなりの斜度だ
浅い谷筋。写真では分かりにくいが、かなりの斜度だ
谷筋を登り進むと、大振りのサクラツツジが密生。濃色、淡色ツートンの緑は、全てサクラツツジだ
谷筋を登り進むと、大振りのサクラツツジが密生。濃色、淡色ツートンの緑は、全てサクラツツジだ
花もたくさん咲いていて感動
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花もたくさん咲いていて感動
萎れていない花びらもあり
萎れていない花びらもあり
急峻な地形ゆえ、なかなか近づいて撮ることができない。
急峻な地形ゆえ、なかなか近づいて撮ることができない。
雨上がりの美人さん
雨上がりの美人さん
岩にへばりつくように根を張るサクラツツジ。他の植物が適応できない環境でも、根気強く生きていけるのだろう
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岩にへばりつくように根を張るサクラツツジ。他の植物が適応できない環境でも、根気強く生きていけるのだろう
二ノ丸櫓まで登ってきた
2023年05月14日 12:41撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
5/14 12:41
二ノ丸櫓まで登ってきた
稜線にサクラツツジは見られない
2023年05月14日 12:44撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
5/14 12:44
稜線にサクラツツジは見られない
もうすぐ山頂。雨上がりの日差しが、夏の熱気を帯びてきた
2023年05月14日 12:54撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
5/14 12:54
もうすぐ山頂。雨上がりの日差しが、夏の熱気を帯びてきた
山頂の主郭跡
2023年05月14日 13:01撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
5/14 13:01
山頂の主郭跡
山頂北の群生地。株の数は多いが、若木ばかりだ。
その中で、花をつけた個体がひとつ。
山頂北の群生地。株の数は多いが、若木ばかりだ。
その中で、花をつけた個体がひとつ。
三角点近くには、数種のツツジがおそらく人為的に植えられている。
公園化するのも良いが、無用な交雑を避けるために、ヨソから植物を持ち込むのは止めるほうが良いと思う。
2023年05月14日 13:09撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
5/14 13:09
三角点近くには、数種のツツジがおそらく人為的に植えられている。
公園化するのも良いが、無用な交雑を避けるために、ヨソから植物を持ち込むのは止めるほうが良いと思う。
三角点近くからの展望。鳥栖市内と耳納の山々
2023年05月14日 13:10撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
5/14 13:10
三角点近くからの展望。鳥栖市内と耳納の山々
先週の荒天で枯れ木が登山道に倒れていた。まあ、通行には問題ない
2023年05月14日 13:31撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
5/14 13:31
先週の荒天で枯れ木が登山道に倒れていた。まあ、通行には問題ない
登山道からすこし降りた斜面に存在感のある岩あり。アニメ映画のカオナシを思い出させる
2023年05月14日 13:37撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
5/14 13:37
登山道からすこし降りた斜面に存在感のある岩あり。アニメ映画のカオナシを思い出させる
西尾根林道上の群生地。花がまだすこし残っていた。
西尾根林道上の群生地。花がまだすこし残っていた。
たくさん花を咲かせてくれた一本。花は既に全て落ちていた。英気を養って、また来年たくさん咲かせてほしい
たくさん花を咲かせてくれた一本。花は既に全て落ちていた。英気を養って、また来年たくさん咲かせてほしい
登山道の跡か?階段の跡あり
2023年05月14日 13:57撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 13:57
登山道の跡か?階段の跡あり
階段跡から林道を横切って斜面を下る踏み跡あり。ここを降りて沢コースへ
2023年05月14日 13:58撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 13:58
階段跡から林道を横切って斜面を下る踏み跡あり。ここを降りて沢コースへ
途中、東側は険しい岩崖。サクラツツジが生えていそうな地形だが、双眼鏡で探しても見当たらなかった。
上から俯瞰するほうが良いのかな
2023年05月14日 14:02撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 14:02
途中、東側は険しい岩崖。サクラツツジが生えていそうな地形だが、双眼鏡で探しても見当たらなかった。
上から俯瞰するほうが良いのかな
西側も岩崖。ツツジらしきも見えたが、サクラツツジではなさそうだった
2023年05月14日 14:07撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 14:07
西側も岩崖。ツツジらしきも見えたが、サクラツツジではなさそうだった
沢筋を降りていく
2023年05月14日 14:12撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 14:12
沢筋を降りていく
道の跡らしきもあり。このあとすぐに、沢コースに合流
2023年05月14日 14:15撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 14:15
道の跡らしきもあり。このあとすぐに、沢コースに合流
エゴノキの道
2023年05月14日 14:17撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
5/14 14:17
エゴノキの道
花が咲く前はミツバツツジかと思っていたが、こんなに濃色?何の品種だろう?
2023年05月14日 14:18撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 14:18
花が咲く前はミツバツツジかと思っていたが、こんなに濃色?何の品種だろう?
今日は暑い。沢の音が心地いい季節になった
2023年05月14日 14:26撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 14:26
今日は暑い。沢の音が心地いい季節になった
昨日の雨のせいか、道が所々で沢になっている
2023年05月14日 14:27撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 14:27
昨日の雨のせいか、道が所々で沢になっている
渡渉して沢ルートから外れて左手に進む。道のような跡あり
2023年05月14日 14:33撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 14:33
渡渉して沢ルートから外れて左手に進む。道のような跡あり
辺りを探してみたが、手入れの良い植林で、サクラツツジはなさそう。諦めて、先日も歩いた東側の斜面へ
2023年05月14日 14:37撮影 by  COOLPIX A, NIKON CORPORATION
5/14 14:37
辺りを探してみたが、手入れの良い植林で、サクラツツジはなさそう。諦めて、先日も歩いた東側の斜面へ
ここにもかなりの規模の群生。花も残っていた
ここにもかなりの規模の群生。花も残っていた
高い所にたくさん咲いている
2023年05月14日 14:47撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
5/14 14:47
高い所にたくさん咲いている
若い花達にも出会えて嬉しい
若い花達にも出会えて嬉しい
かなりの急斜面を用心して降りる。途中、山桜のように木いっぱいに咲いている個体に出会う。盛りの時期であれば、もっと美しかっただろう。
かなりの急斜面を用心して降りる。途中、山桜のように木いっぱいに咲いている個体に出会う。盛りの時期であれば、もっと美しかっただろう。
あと数日早く見てみたかった…来年の楽しみにしておこう。
あと数日早く見てみたかった…来年の楽しみにしておこう。

感想

これまでの探訪で、サクラツツジがどんな場所を好むのか、なんとなく分かったように思う。

【サクラツツジが群生する場所】
・沢の近くや斜面上の廃道など水が流れる場所の近く
 (湿潤な雰囲気だが、水が停留しない所)
・大岩近傍、凹凸地形、浅い谷筋、急峻な斜面
 (岩盤の上に土が浅く乗っているような所)
・既知の群生地の上流、下流域
 (種子の可動域)

地形図や航空写真、現場の状況を顧みると、群生エリアをほぼ見当つけることが出来る。その中でまだ未踏のエリアが数ヵ所残っているので、花期はもう終盤だが、観察眼力が高い今のうちに探訪することにした。

結果、規模の大きな群生エリア2箇所に辿り着けた。特に勝尾トンネル東口から北に伸びる谷筋の東側斜面は十本レベルの群生が数ヵ所、数十本レベルが少なくとも2箇所点在していて、浅い谷筋いっぱいに大振りのサクラツツジが密生する様は圧巻だった。花も割と多く残っていたのも嬉しい誤算。

群生エリアは、城山山域を探せばまだまたあると思うし、他の山域でも可能性なきにしもあらず。先週に探索完了宣言をしたばかりだが、撤回する。これからもマメに探し回りたい。

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コメント

東側エリアの探索は、素晴らしい。
私も数年前探したが、見つけられず残念でした。
城山は、やはり自生の北限地と確信しました。
レポが、今後かなり参考になり楽しみが増えました。ありがとうございます😊
2023/5/17 18:17
こんばんは。コメントありがとうございます。
そうですね。群生地は予想よりも遥かに広大でしたから。人が趣味で植えたレベルでなく、自生しているのだと私も確信しました。
群生地はどこまで広がっているのか?なぜこの地で生き残ったのか🤔?興味は尽きません。
これからも探索を続けますので、情報交換宜しくお願いします。
2023/5/17 22:32
プロフィール画像
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