快晴の三周ヶ岳（岐阜県・福井県の県境の山）

2014年11月22日(土) [日帰り]

• GPS: 09:25
• 距離: 22.9km
• 登り: 1,144m
• 下り: 1,129m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:15
• 休憩: 1:10
• 合計: 9:25

7:05 林道ゲート前
8:35 8:40 夜叉ヶ池登山口
10:15 0:00 夜叉ヶ池
11:50 12:40 三周ヶ岳
13:45 13:55 夜叉ヶ池
15:00 15:05 夜叉ヶ池登山口
16:30 林道ゲート前

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東海環状自動車道「大垣西IC」降車
国道417号線を北上し、国道303号線を道なりに行きます
「坂内川上」集落を抜けたら右折、林道池ノ又線に入り
「神岳ダム」横を通り過ぎ、道なりに行きます
途中でゲートが設けられていて、登山口駐車場まで行けず
ゲート前の道脇に駐車しました

コース状況／危険箇所等

林道が冬季閉鎖されていた為
夜叉ヶ池登山口まで約7km、平坦な舗装道を歩きました

登山口から一旦下り、渡渉後の登り以降は
等高線に沿う緩やかな巻き道です
「幽玄の滝」を過ぎ、対岸に渡渉した後の巻き道は
日影で降った雪が凍結している箇所があり
滑落に注意が必要です（軽アイゼンを携行した方が良いでしょう）

夜叉ヶ池まで500mの標識に出会うとまもなく
壁のように立ちはだかる岩場が現れます
ロープが張られていますが、足場はしっかりしています

稜線上に出ると、夜叉ヶ池が福井県側に見下ろせます
ここからの登りは短いですがきつく、岩場もあります
また、登山道脇の藪が茂り出し、歩きにくくなっています
前日降った雪で笹藪が倒れ、登山道を覆っていて
道が分からなくなることもしばしばでした
広い尾根ではどこを歩いても大丈夫ですが
急斜面、痩せ尾根では、滑落に注意が必要かと思います

山頂からの雪を戴いた白山、能郷白山の眺めが素晴らしく
360度の大パノラマが開けています

その他周辺情報

前日「小津権現山」に登り、
林道池ノ又線入口の「夜叉姫の館」という宿泊施設に宿泊しました
一泊二食付き一人6,000円で、リーズナブルです
http://www.yashahime.nksv.net/

写真

11/22 7:05

わあおっ！これから先通行止めだったとは(*_*;

11/22 7:09

川に沿って平坦な道を約7km、ひたすら歩かなくてはなりません(;_;)

11/22 7:09

まだ少し残っている黄葉が綺麗♪

11/22 7:10

低い尾根

11/22 7:17

陽を受けて輝いてきた稜線

11/22 7:32

ひっそりと可愛い滝が流れ落ちています

11/22 7:33

堰堤滝

11/22 7:34

眩しい朝の訪れに、太陽の強烈なエネルギーを感じます

11/22 7:40

山の影は対照的にまだ黒々と暗黒が支配

11/22 7:41

白樺の幹が陽を浴びて一層白く映えますね

11/22 7:48

ごうごうと音が谷に鳴り響く、二段重ねの堰堤滝

11/22 7:57

僅かな間に谷の周囲が随分明るくなってきました

11/22 8:09

光と影のコントラストが鮮やか

11/22 8:10

やれやれ、後2km(-_-;)

11/22 8:29

道路脇の小さな滝
車ですっと通り過ぎてしまいそうな控え目な滝ですが、近付いてみると一枚岩でなかなか見応えがあります

11/22 8:29

鳥居が見えて来ました！

11/22 8:30

道路の真ん中に建っているように見えましたが、道脇です

11/22 8:30

奥の稜線を行くのでしょうか？

11/22 8:31

トイレ完備の駐車場

11/22 8:35

駐車場の奥の登山口に案内板がありますが、夜叉ヶ池までの案内です

11/22 8:37

登山口
いったん下り、小さな沢を渡渉

11/22 8:45

木橋を渡ります

11/22 8:49

また木橋

11/22 9:10

大岸壁(*_*;
登山道はどうつけられているのでしょう？わくわくして来ます(^。^)

11/22 9:10

ブナと青空が綺麗♪

11/22 9:14

緩やかな巻道が続きます

11/22 9:20

小さな渡渉

11/22 9:33

頭上に近づく岩壁

11/22 9:34

どんな滝でしょう？

11/22 9:36

滝のいわれ

11/22 9:37

三段の滝だそうですが、二段しか見えません

11/22 9:56

垂壁です(*_*)

11/22 9:56

垂壁の下をずっと行くのではなく、対岸を行く巻き道が見えました

11/22 9:57

大岩塔アップ！

11/22 9:58

渡渉して左の巻き道へ。雪の積もり具合が気になります。

11/22 9:59

溶けている場所もありますが、凍結箇所もあり、慎重に通過

11/22 9:59

岩壁の下に歩いて来た道

11/22 10:01

流れ落ちる筋のような滝

11/22 10:01

夜叉ヶ池まで500m
この先ロープの付いた岩場があります

11/22 10:02

もう少しで日向

11/22 10:03

この辺りは雪が融けずに凍結。滑ったら滑落の危険があります。これからの季節、軽アイゼンが欲しい場所になるでしょう。

11/22 10:03

ロープの付いた岩場の始まり

11/22 10:04

なるべくなら、ロープに頼らずに登った方が良いようですね

11/22 10:04

写真では急峻ですが、岩のホールドがあちこちにあり、三点支持で行けば大丈夫です

11/22 10:05

滝アップ！

11/22 10:06

稜線まで後僅か

11/22 10:08

三周ヶ岳へ向かう尾根方面の岩峰

11/22 10:11

三国岳へ向かう尾根方面の岩壁

11/22 10:17

稜線に着きました

11/22 10:18

夜叉ヶ池
帰りに寄ることにして、先を急ぎます

11/22 10:21

三国岳への登山道

11/22 10:24

登って来た道は山の襞を縫っています

11/22 10:25

右から三つ目の峰が山頂でしょうか？

11/22 10:26

気持ちの良い笹原

11/22 10:28

尾根の日向でも、こんなに雪が残っていました

11/22 10:34

福井県方面

11/22 10:34

振り返った尾根道

11/22 10:36

行く手に岩場
道はどんなふうについているのでしょう？

11/22 10:40

細かな凹凸のある岩なのですが、結構滑りました。雪で濡れていたせいもあると思います。

11/22 10:54

振り返った岩場
大展望でした♪

11/22 11:04

能郷白山

11/22 11:04

左端が山頂

11/22 11:04

笹が倒れて道を覆い隠し、道探しに手間取る場所もありました

11/22 11:11

小さく鳥居が見えます♪

11/22 11:29

白山!(^^)!

11/22 11:29

山頂は見えているのに遠く感じます

11/22 11:42

これだけ積もると、どこを歩いても良さそうですが、急斜面では注意が必要

11/22 11:51

山頂に到着
一等三角点でした(*^^)v

11/22 12:36

奥の中央に伊吹山？

11/22 12:39

山頂にあった唯一の山頂標識です。素晴らしい眺望を有難うございました。さようなら！

11/22 12:57

山頂はあっというまに遠ざかってしまいました

11/22 13:04

つけて来た踏み跡を忠実に辿ります

11/22 13:06

一番奥に見えているのが三国岳でしょうか？林道が閉鎖されていなければ、ついでに寄る予定だったのですが、残念！

11/22 13:12

舗装道が見えます

11/22 13:19

完璧な青空の下の尾根歩きは最高の気分(^^)/

11/22 13:21

夜叉ヶ池が近付いて来ました

11/22 13:29

気持ちの良い一面の笹原

11/22 13:31

振り返った三周ヶ岳山頂（左端）

11/22 13:42

夜叉ヶ池から三周ヶ岳の間で見た唯一の標識だった気がします

11/22 13:44

もうすぐ夜叉ヶ池

11/22 13:47

夜叉ヶ池にちょっと寄って行きます

11/22 13:49

湖面は青空を映し、静まり返っていました

11/22 13:51

左の岸辺にはゆっくり池を眺められるベンチもあります。シーズンは観光客で賑わうのでしょうね。

11/22 13:53

さようなら
稜線と別れて山腹を下ります

11/22 13:56

これから下る谷間に午後の影が濃くなってきました

11/22 14:18

幽玄の滝

11/22 14:20

振り返った岩壁

11/22 14:29

まだまだ蒼空

11/22 15:00

登山口に戻りました。陽も傾き、日の短さに追われる様に再び林道歩き開始。

11/22 15:07

登山口の広い駐車場

11/22 15:11

奥に見えるあの尾根をやっぱり歩いていたのですね！

11/22 15:52

駐車場所まで後3km(;_;)

11/22 16:32

舗装道路の往復三時間で、足が棒のようです。予想外の長い山行になりましたが、晴天に恵まれ、変化に富んだ歩きの楽しめる山でした。

撮影機器：

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

宿泊した宿は、国道303号線脇で、池ノ又林道入口すぐ近く。
ゆっくりスタートする予定でしたが
せっかくなので三国岳にも行ってみたいという事になり、
朝食時刻を早めていただき、予定より早く出発しました。

ところが、林道の途中でまさかの車両通行止め！
ゲートには、鎖に鍵まで掛けられた状態です。
まだ冬季閉鎖には間があるだろうと、考えもしなかっただけに
唖然としましたが、気を取り直し、長い林道歩きを開始。

およそ一時間半、舗装の平坦道を歩くと疲れが出て
登山口でしばし休憩、呼吸を整えて登山道に入りました。
葉の落ちたブナ林に覆われた南斜面は、
昇って来た日に照らされ、明るく、歩き易い道。
「幽玄の滝」までは散歩気分でした。

滝を過ぎると間もなく道は大きく向きを変え、
沢を渡渉して、対岸をトラバース気味に登る道は日陰。
前夜の雪が残り、凍結している箇所には緊張しました。
アイゼンは使わずに歩けましたが、もっと気温が下がると
アイゼンをつけた方が安全かと思います。
ロープの付いた岩場には、全く雪はありませんでした。

岩場を越え、草付きの斜面を上がると、左右に急坂を仰ぐ尾根、
足元に、水をたたえた夜叉ヶ池が眠るように静かに見えました。
分岐を左に行けば三国岳なのですが、もう行く時間はありません。
右の笹に覆われた急坂を急ぎ足で登ります。
夜叉ヶ池までの登山道は整備されていますが、
この先は藪が随分茂りだしていました。

笹原に覆われた尾根は、眺望ほしいままの大展望の歩きが楽しめます。
福井県と岐阜県を見渡す、県境の快適な空中散歩♪
次第に雪が深くなり、刈られていない笹が倒れて周囲を覆い隠し
道を見失うこともしばしばでしたが、常に山頂が尾根越しに見えていて
滑りやすい笹の急斜面に注意し、幾つもの峰を越え、山頂に到達。

雪の中に立つ三角点は一等三角点でした。
この時期の雪原歩きも意外でしたけれど、山頂の大展望に大満足。
昨日と同様に白山と能郷白山が遥かに望め
何にもまして、二日間も晴天続きの今回の山行が嬉しくなります。
ゆっくり休憩をした後、又あの長い林道歩きを思うと
ちょっと憂鬱になりましたが、
再び忠実に尾根の足跡を辿って帰途に着きました。

コメント

ゲスト

舗装路6kmの道のりお疲れ様でした。
はじめまして。oyamanoといいます。
最近山に復帰しはじめてまだ間もないんですが、何十年ぶりに先ずは近場から手始めに夜叉が池にでも行っててみようかなと思い、11月8日にたまたま近くでお祭りがあったので通りがかった時に下見に寄ったら閉鎖時期が意外に早く閉じるもんだなぁ〜っと思いつつ、日程的に夜叉が池をあきらめて横蔵〜妙法ヶ岳〜谷汲に変更しました。この時期マイナーな山は11月頃から道路閉鎖が結構ありますので事前に下調べして出掛ける必要がありますね。本当にご苦労様でした。まあこれも経験ですから。

kyom4

Re: 舗装路6kmの道のりお疲れ様でした。
oymanoさん　コメント有難うございます

復帰し始めてとのことですが、この辺の山は以前あちこち行かれているのでしょうか
これからも、教えていただけると嬉しいです
まさか林道が途中で閉鎖されているとは思いもよらず
愕然としましたが、前泊して三周ヶ岳を目指す予定でしたので
観念して歩きましたが、アスファルト歩きが足に応えました

おっしゃる通り、事前に林道の状況を確認すべきでした。
でも、大展望の尾根歩きが楽しめましたので
また、機会があったら三国岳にも行ってみたい思います
アドバイス有難うございました。