伊豆下田 高根山(標高343.3m)・寝姿山(標高200.07m)
- GPS
- 04:10
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 618m
- 下り
- 604m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
静岡県下田市伊豆急行線蓮台寺駅前から線路沿いに北方向へ進みました。稲沢川に架かる大きなな橋を通り過ぎて左側に自販機が二台設置されシャッターが降りたお店屋さんの前にある細い十字路を、右に折れて進みました。十字路には白地の板に、「高根山」と表示された小さい道標があり郵便ポストも奥に見えました。 伊豆急行線の踏切を渡り山道に入り、まもなくすると砂防ダムをあり越えると大日如来の石碑と三体の石仏があり、石仏には文政七年と刻んでありました。二つの砂防ダムが続けてあり、二つ目の砂防ダムは新しく、平成21年に完成とコンクリートの壁面に記載してありました。右側は孟宗竹が混じった林の中の歩道を、進むと「高根山分岐右山道左高根道」としるした石柱がありました。何丁目かとしるした石柱もありました。倒木が歩道をふさぎ、荒れた道を登って十二丁目の上空を見上げると、高圧線が通っていました。十四丁目からは沢筋から離れ、昔開墾したと思われる石積みが残っていました。十五丁目からは勾配が急な尾根道になり、十七丁目少し手前には石の祠があり平坦な道に変わりました。ほどなく高根地蔵堂に着きました。中にはたくさんの石仏が安置されていました。 すぐに電波塔がある高根山山頂(標高343.3m)に着きました。三等三角点の横に石仏と山名表示杭がありました。海側を見ると眼下に白浜海岸見え、はるかかなたには伊豆七島が霞んで見えました。山側の木は展望を得る為にか、一部が伐採されていて松崎町の長九郎山が見えました。北方向には富士山も見えるようですが雲がかかり確認できませんでした。いろいろな形をした電波塔の横を進み、急勾配の防火帯を設置された太いロープにつかまりながら下がりました。白浜から蓮台寺を結ぶ横道に降りると、古い木製のベンチと道標がありました。山腹を巻くように平坦な歩道を進み、蓮台寺への分岐点を通り過ぎて展望の無い歩道を淡々と進みました。みかんが成った木が雑木林の中にあり、上空には高圧線が通っていました。広い平坦な所に出て林道をさがると鉄製のゲートがあり、通り抜けると旧下田街道にぶつかりました。 白浜側に約20m程進み、ウバメカシがある山道に入りました。20分程進むと桜の木が植えれた公園になりました。周囲にツワブキが群生した平坦な丘状態の所には、寝姿山山頂の表示と三等三角点がありました。車座になり昼食を採りました。 朱色をした愛染堂周辺を散策すると展望も良く、下田市街地や下田港が見渡せました。山頂駅(寝姿山駅)から下田ロープウェイに乗り山麓駅(新下田駅) に着きました。 |
写真
感想
下田市街地の稲沢川沿いから見上げると、仰向けになった女性の寝姿に見える寝姿山があります。北側にある高根山へ登り、南下し寝姿山を経て下山することにしました。伊豆下田の蓮台寺駅から高根山へのルートは、地形図には載っていませんが古くから使用されていたようです。砂防ダムの上部にある大日如来の石碑や石仏には文政七年と刻まれてありました。丁目を印した石柱もあり、
一丁目は向陽院から始まって高根山山頂まで十八あり山中の所々で確認できました。高根山は古くから海の守り神として、漁師など海にかかわる人達に信仰されていた山だと登ってみてわかりました。山頂手前には高根地蔵堂があり、堂内には高根地蔵尊がまつられていました。説明板には高根地蔵尊は船頭さんの守り神として、全国から多くの信者が参拝して海上の安全や大漁祈願のために、お地蔵様がたくさん奉納され安置されました。毎年1月24日は高根地蔵尊のお祭りです。
寝姿山山頂は公園として整備されていました。桜の花や黄色のツワブキの花が咲く頃に訪れてみたいです。愛染堂付近からは一般の観光地です。展望も良く幕末の黒船の時代の監視所などもあり、下田港を見下ろしいると当時を偲ぶことができそうです。花もたくさん植えてあり海の展望と共に楽しめます。
片道600円のロープウェイに乗り、下田駅に下がりました。市内のなまこ壁と宝福寺を散策してから、河内温泉の老舗金谷旅館の千人風呂に入浴しました。
下田市街から稲生沢川の上流へ約三Km程の山あいに蓮台寺温泉と河内温泉があります。その河内温泉の一軒宿として、金谷山を背景にする緑に囲まれた二千坪の敷地の中、江戸の末より百三十余年、金谷旅館は今も静かに時を刻んでいます。
伊豆一の木造大浴場「千人風呂」と、木造の女湯としては国内最大の「万葉の湯」、何れも泳げる程の広さと深さがあり、その大きな浴槽に自家源泉の豊富な湯があふれています。男女別の露天風呂には打たせ湯や泡風呂があり、「一(いっ)銭湯(せんゆ)」という家族風呂も2箇所あって、温泉三昧には事欠きません。入浴料1,000円
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