今年も立山・真砂 〜青空に架かる白い稜線〜

2023年05月24日(水) [日帰り]

• GPS: 06:09
• 距離: 8.2km
• 登り: 843m
• 下り: 847m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:01
• 休憩: 1:03
• 合計: 6:04

距離 8.2km 登り 845m 下り 850m

9:40 室堂
9:48 立山室堂山荘
10:24 10:33 一の越山荘
11:29 11:49 雄山
12:13 12:20 立山
12:20 大汝休憩所
12:38 12:40 富士ノ折立
13:13 13:22 真砂岳
14:48 14:53 雷鳥沢キャンプ場
14:59 15:00 雷鳥沢ヒュッテ
15:10 15:18 雷鳥荘
15:32 15:33 みくりが池温泉
15:36 15:37 みくりが池
15:44 ホテル立山

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

扇沢からアルペンルート
アルペンルートは近年まれに見た混雑。数千人レベル。
その98%が室堂周辺までが目的地の外国人ツアー客。
登山者は周囲の山も含めても30人くらい？

コース状況／危険箇所等

凍結、クレバスあり。

写真

朝の浅間。かっこいい！

出発！今朝まで降雪。

意外とイイ雪が降った模様。

5月末とは思えない雪質と季節相応の陽射し、そして少し冷たい風。

室堂は外国人でごった返していたけど、入山しているのはほぼ日本人で30人ぐらいだろうか。

間も無く一ノ腰

スキーヤーも多い。

ここからはアイゼン装着

北アルプス南部も見えてきた。

ライチョウ。

北アルプス南部

ライチョウ離陸の瞬間！
このあと50mくらい飛んだ！初めて見た。

この季節は参拝料無し。

登頂！

室堂。

大汝行きましょう！

ガスに見え隠れする剱岳。

後立山。

ホントいい天気。

大汝山が見えてきた。

大汝山登頂！

この辺はモフモフの雪。5月末にもなって新雪を歩けるとは思わなかった。

またまたライチョウ。

見えてきた真砂の稜線。
あの稜線は絶対気持ちいい。

そそり立つ富士の折立。

雷鳥沢の辺りってすごく盆地になっている。夏だとあまり目立たない地形だけど。

誰もいない稜線。
(足跡は自分の同行者が付けたもの)

こんなにいい場所なのに前にも後にも誰もいない。

真砂までもう少し。

歩いてきた稜線を振り返る。

後立山連峰くっきり見える。

青の上が真砂。

そう思って登り詰めると・・・

真砂はもう一個先。
でも全然苦にならない。いやむしろいつまでもこの稜線歩きが続いて欲しいとさえ思う。

巻道に入らないように注意！ピークはあの右手前。

真砂登頂！背景は後立。

ここまで来ると剱がだいぶ近い。

少し戻って大走りで雷鳥沢へ下りる。

吹きあがってくる風が気持ち良すぎる。

お楽しみだったヒップスライド。

このクレバスどんどん巨大化していく。

注意！崩れそうで怖い。

かなりの斜度。バックステップの蹴り込みで下りる。

ここまで来ると安心感がある。

雷鳥沢のテント場が見えてきた。

立山を振り返る。

歩いてきた峰々を振り返る。

黄色い。硫黄成分だろうか。

テントの人も多い。

ここでアイゼンと靴に硫化水素臭が付き、帰宅後もなかなか取れなかった。

地獄谷。

遊歩道は全く雪なし。

みくりが池。溶け始めている。

ケーブルカーのメンテナンス用の車両。
これが何するものか分かりますか？
私は使っている機材から何をする機械か判断できました。

山行終了。

感想

Beloved Sky

予定より一か月遅れで室堂から周回。
未明まで降雪していた直後の入山。
雄山から雷鳥沢まで先行者無し。
年に1回くらいあるこのパターン。
100〜400mmの新雪の下はクラスト面に当たるのがストックレベルでも確認でき神経使った。

時おり新しい踏み跡が一人分あったがライン取りに一貫性が無く怪しい感じ。

1時間後方に2名?続いているのは見えたが雄山から雷鳥沢まで誰一人会わず、巨大な山塊を独占。
強い日差しの中に吹く冷たい風が最高に心地良かった。

大走り2500mH→2350mHに底の見えないクレバスが口開けています。
上部からくぼみができているのでよく見ていれば分かります。
2550mH辺りからハイマツに寄ったほうが良いです。
谷側も嫌な雰囲気なので広い尾根に見えてもハイマツすれすれの僅かな幅しか使えません。

余談ですがアルペンルートは外国人率98%
もっとアルペンルートは値上げするべきだ。
往復25000円くらいにすればだいぶ好きそう。