有明山 ↑表参道↓裏参道 シャクナゲ満開
- GPS
- 08:43
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,533m
- 下り
- 1,022m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:39
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
表参道登山口には広めの駐車スペースあり |
写真
感想
台風一過の翌日、二百名山の有明山へ。せっかくなのでメジャーな裏参道ではなく表参道から。
午前4時過ぎに登山口に行くとクルマはいない。3人でそそくさと準備して出発する。最初は林道歩きだが台風の影響か道なのか川になっている。
10分ほど歩いて登山口に着くが先頭のka_oriiiが早速ルートミスして尾根道へ入ってしまう。気付いて引返したが10分ほどロスした。
改めて黒川沢沿いの表参道に入る。登山道は整備されているものの歩きにくい道が続く。渡渉も多く慎重なルート取りが必要だがマーキングが多いので見逃さなければ迷わなかった。沢登りの経験がないyuzuafloは大変そうだ。1時間半かけて妙見の滝。思ったよりも大きく、立派だった。
本番はここからだ。まず巨大なチョックストーンがある滝を巻く。鎖は使わなくても登れるが岩がヌメる。その先はナメ滝。急なところは高巻いて緩くなったら沢床を歩く。沢登りの気分を十分に味わえる。
さらに沢沿いを高巻き気味に登ると白河滝に出る。これもスケールの大きな滝だった。沢床へ降りると虹が出ていた。黒川沢とはここで分かれて支尾根へ登り上げる。岩場でもないのに三点支持が必要なレベルの急登が続く。一般登山道でこんな所は初めてだ。
急登をひいこら言いながら登っていくとシャクナゲのお花畑に入る。ものすごい量だ。これだけのお花畑なのに先行も後続もいない。まあ我々も登るだけで精一杯でなかなか花にまで注意を払えない。それでも何とか石門に出る。
石の穴を抜けると急登は少しおさまり合戦尾根くらいの緩い登りになる。だからと言って歩きやすい訳ではない。北アルプス三大急登とはいったい何なのかと小一時間問い詰めたくなりながらようやく落合で稜線に上がる。安曇野の町がよく見えた。
稜線に出ても急登は続く。満開のシャクナゲも続く。わずかな距離に1時間半もかけてようやく北岳の鳥居が見えた。
ここから先は裏参道と合流するので数人の登山者とすれ違った。表参道では全く誰にも会わず貸切だった。最高地点の中岳、最奥の南岳まで行く。最後まで歩きやすい道はなかった。山頂からは燕岳や後立山の山々がよく見えた。
満足したらいよいよ下山。裏参道から下りるがこちらもかなりキツいルートだ。表参道に比べれば遥かに楽だが、疲れも出ているので慎重に降りた。シャクナゲはこちらも多かった。北岳から2時間以上かけてようやく有明荘に下山。温泉に直行して汗を流したらちょうど登山口へ戻るバスが来る時間だった。バスの運転手さんによると今年はシャクナゲの花が特に多いとのこと。登山口に戻るとクルマは増えておらず、どうも今日表参道を登ったのは我々3人だけだったようだ。
なかなかのハードコースだったが天気はよかったし、波乱万丈のルートとスケールの大きな滝と満開のシャクナゲを満喫できるいい山行だった。十分すぎるほど満足して帰路についた。
日本二百名山の有明山へ。燕岳に登ると目の前によく見えていつか登ってみたいと思っていました。
表参道コースは過去に自分が歩いた中では一番じゃないかと思える難易度の高いコースでした。
ルートは長いですが変化に富んでいて、滝あり急登ありお花ありでとても楽しめるコースでした。ロープや鎖がたくさんありましたが、整備されていて、とてもありがたかったです。
山頂からは燕山荘や燕岳、後立山方面、反対側も浅間山や富士山など、遠くの山々までよく見えてとてもよかったです。
薄いピンクや濃いピンクのシャクナゲもたくさん咲いていて、とても楽しめました。ですが、基本急登なので、よそ見はできない感じです。
下山に使った裏参道もなかなかの斜度の道が続き、最後は脚を使い果たしてヘロヘロになりながら降りました。
北アルプス三大急登、日本三大急登とは果たして何なのだろうか?と考えさせられました。とても達成感があり、よい思い出になりました。
下山後の有明荘での日帰り入浴は、大好きな硫黄の温泉で、ハードな登山の疲れを癒してくれました。
台風一過に久しぶり北アルプスエリアへ!
楽しい沢沿いを登り、過去一の数のシャクナゲに囲まれながら四つん這いで這い上がり、山頂では残雪でまだら模様の北アルプスを眺めることができて楽しい山行でした。
初っ端の舗装路終点から道を間違えて2コマくらい戻りましたが、その後は沢沿いの第1ステージを渡渉したり高巻いたりしながら快適に進めました。普段日帰りはトレランシューズなのですが、この日は防水のアプローチシューズにしたためぬかるみや増水した沢の渡渉も気を使わなくてよかったです。
虹がかかっている白河滝から先は第2ステージ。
滝右側の壁に取り付いてふむふむ高巻きねと思いつつ這い上がるもののなかなか終わらない…なんとその後そのまま四つん這いでの登りが高低差200mちょっと続きましたw 夏山でこんなに長いこと壁みたいな山道にへばりついたのは初めてでちょっと笑ってしまいました。
そしてこの這い登りコース以降はシャクナゲがピーク!!一生分のシャクナゲを見たのではと思うくらい延々とシャクナゲの花に囲まれながらの登りました。
山頂からは北アルプスはもちろん、水がたっぷりはいった田植え後の田んぼが広がる安曇野の眺めもよかったです。
登りで脚が売り切れてしまってヒーヒー言いながら下山し入った有明荘の温泉は露天風呂も広々で天国でした。
簡単ではありませんが変化に富んでいて、人気がない中をシャクナゲを満喫しながら登れるおすすめのコースでした。
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