【神宮川桧尾根〜大岩山北西尾根〜雨乞岳西尾根〜ヴィレッジ白州】

2023年06月05日(月) [日帰り]

• GPS: 09:16
• 距離: 29.2km
• 登り: 2,778m
• 下り: 2,776m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:30
• 休憩: 0:45
• 合計: 9:15

4:46 スタート地点
7:37 7:38 中ノ尾根分岐
8:00 8:17 大岩山
8:35 8:41 鬼の窓
12:33 12:56 雨乞岳
13:13 13:13 水場
13:32 13:33 ヴィレッジ白州登山口
13:48 13:48 民家
13:56 13:56 雨乞岳登山口 石尊神社口
14:02 ゴール地点

天候

◎晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

◎神宮川林道入り口の駐車スペース

◎前日ヴィレッジ白州にMTBをデポ

コース状況／危険箇所等

◎神宮川〜桧尾根
神宮川ゲートから林道を進むと巨大堰堤があり、ここで林道は終点となり、堰堤を左岸から巻くと自然と桧尾根に乗ります。
しばらくはマーキング、踏み跡があり平和です。
事前にここだけ通過出来れば、、、と思っていた1400mから斜面をトラバースしつつの急坂が予想通り悪かったです。
ここに来る方はそういう方だと思いますが、花崗岩特有のザレ斜面は足元から崩れます。
落ちると登山続行が難しいトラバースになるのでチェーンスパイクはつけた方が良いでしょう。
その後1615〜1787までは平和ですが、コルから再び岩場が始まります。
この悪場が終わると2144まで難所はありません。

◎大岩山北西尾根
それなりに踏み跡があります。
鬼ノ窓を越え、地形図の「荒地」は伐採跡地でシラビソの幼木藪となっています。
釜無川への下降路は1442から北西に伸びている尾根を予定していましたが、今回は増水で渡渉出来ない恐れがあったので地形図の破線で記されている林道を使いました。

◎雨乞岳西尾根
取り付きは石小屋の堰堤上部にある橋を渡り、真正面のルンゼから登りました。
かなりの急斜面なのでスリリングです。
ここを登り少しだけ岩場を登ると、あとは快適な道になり雨乞岳へと続きます。

◎雨乞岳北東尾根（一般ルート）
めちゃくちゃ走りやすいです。

※DIYさんの記録を参考にさせていただきました！

写真

6/5 4:46

予定より15分遅れでスタート。
ゲートまで車で行った方が良かったかも。

6/5 4:57

遠くに大岩山あたりの山が見えてきました。

6/5 5:14

巨大堰堤。右岸へ渡渉して高巻きます。

6/5 5:18

踏み跡明瞭で簡単に尾根に乗れました。

6/5 5:21

尾根に乗ると平和。

6/5 5:34

直下まで林道が伸びているので予想はしていましたがマーキングが豊富です。

6/5 5:39

この辺りの尾根は岩が絡む事が多い。

6/5 5:42

平和。

6/5 5:51

事前に目星をつけてたヤバそうなエリア。
なんと水場発見。

6/5 5:55

大岩左を巻きます。

6/5 6:02

マーキングが落ちていました。
随分スパルタで帰ろうか迷った。ここが一番易しいのか？

6/5 6:04

斜度が伝わらない写真。

6/5 6:08

抜けると平和が戻ってきました。

6/5 6:14

笹が出てきました。

6/5 6:26

北には水晶ナギ。

6/5 6:28

シャクナゲ藪。大した事ありませんでした。

6/5 6:31

危険地帯にはマーキング無かったのに再び復活。

6/5 6:37

1615から見る1787

6/5 6:40

コル。下れば水が取れそう。

6/5 6:44

1787への登りは再びスリリング。

6/5 7:12

抜けると平和が戻ってきます。

6/5 7:20

この山域の変な尾根に必ずある『開』
甲斐とかけているのかな？
ちなみに設置した人を私は知っている。

6/5 7:24

中尾根2144に到着。
もうお腹いっぱい。大岩岳は止めて、そのまま雨乞岳へ行って帰ろうかと思いました。
ここから踏み跡明瞭（藪尾根としては）

6/5 7:24

マーキングも有ります。

6/5 7:38

日向八丁尾根に合流。ここから大岩山まではほぼ一般ルートなので軽く走ります。

6/5 7:42

駒薙ノ頭www

6/5 8:00

本日のメインピークの1つ大岩山に到着。
ここは展望ないんですよねー

6/5 8:03

木の間から強引に甲斐駒ヶ岳。

6/5 8:07

妻が用意してくれたおにぎり。

6/5 8:17

北西尾根を下ります。

6/5 8:34

ここが鬼ノ窓。獣の踏み跡が良い仕事している。
順調に進みます。

6/5 8:35

西に下ると鬼ノ窓沢で中川へ落ちている。

6/5 8:38

鬼ノ窓からの登り返し。

6/5 8:46

シラビソ藪突入地点から水晶ナギ。

6/5 8:46

国土地理院地図の荒地マークは登山では藪マーク（幼木藪）と言っても過言ではないだろう。

6/5 8:58

やっぱり出てきたワイヤー。

6/5 9:03

落ち着いてきました。

6/5 9:04

尾根にはヤマツツジが多く咲いていました。

6/5 9:10

展望地から鋸岳。
このアングルはこの場所でしか見れないだろ。
1番右の編笠山が鋸岳の一部に見える。

6/5 9:12

右には白岩岳。

6/5 9:22

ゴジラの背みたいな岩場。右を簡単に巻けます。

6/5 9:26

イワカガミちゃんの大群生地。

6/5 9:49

地形図の破線へと下ると堰堤が連続していた。
この流域は規模は様々だが本当に堰堤が多い。

6/5 9:53

林道に出ました。
ここからはRUNの練習。

6/5 9:57

現役の林道のようです。

6/5 9:59

地面は硬めなので脚にダメージが溜ります。

6/5 10:09

釜無川、中川出合まで降りてきました。渡渉不可。
当初は林道を使わず黒川出合まで降りる予定でしたがチキン野郎な性格で良かった。
黒川出合に行っていたら渡渉出来ず登り返す羽目になっていた。

6/5 10:12

いつも自転車をデポする地点で小休止。

6/5 10:34

黒川出合下の橋を渡り釜無川右岸へ。
正面の尾根が雨乞岳西尾根。

6/5 10:35

めっちゃ急！
日帰り装備で良かった。

6/5 10:42

普通の人は登ろうと思わんだろうな。

6/5 10:48

ルンゼを登ると少し岩っぽい急斜面。
滑落の危険性は少ないので気持ち的には楽。

6/5 10:54

落ち着いてきました。

6/5 11:05

オブジェのような木。

6/5 11:11

鋸岳〜大岩山。

6/5 11:12

キジ？
雛を連れてました。可愛い！

6/5 11:12

お邪魔してごめんね。

6/5 11:15

伐採跡が見られる。

6/5 11:17

再び鋸岳がよく見える展望台。

6/5 11:18

西には白岩岳。

6/5 11:23

この辺りも林業の手が入っています。

6/5 11:28

あとはこんな感じの登りをひたすら。

6/5 12:17

2000mを越えた辺り。

6/5 12:17

八ヶ岳が見えます。

6/5 12:19

気持ちの良い草地。

6/5 12:30

山頂まではあと少し。

6/5 12:34

山頂に到着。
ダウンヒルの方がいました。

6/5 12:36

少しだけお話ししながら休憩。

6/5 12:45

美味しいスコーン。

6/5 12:56

良い景色。

6/5 13:32

40分ほどで下山。
走りやすい道でした。

6/5 13:34

昨晩、MTBをデポした時には大賑わいだったヴィレッジ白州。

6/5 13:40

デポしたMTBでスタート地点まで戻ります。

6/5 14:01

スタート地点の神宮川。
今度は沢登りで来てみたい。

6/5 14:24

週末は激混みの尾白の湯も平日昼間はガラガラ。
ラッキー！

撮影機器：

iPhone 12 mini 128GB au Apple

感想

kaikairei

台風2号の影響で南アルプス〜深南部は豪雨に見舞われました。
林道やアプローチに使う道の被害も少しづつ発表されていますが、特に深南部水窪川側〜南アルプス伊那山域は厳しい状況だと思われます。可能な限り早い復旧を願うばかりです。

東海地方も梅雨入りして、なかなか登山日和に山に行けず悶々としていましたが、本日は梅雨の合間の登山が楽しめました！

行き先は迷いましたが、台風の影響が少なかった山梨県側に。
コースは以前からターゲットにしていた未踏の藪尾根3本と一般ルート1本。
スタートの神宮川の水位が心配でしたが、渡渉は問題なく尾根に乗れました。

今回はソロなので、あまり危ない事はしたく有りませんでしたが桧尾根はスリリングでした。
資料の無い尾根は確実に行けるという保証が無いので心理的プレッシャーが付き纏いまずが、これが確実に行ける！と分かっている尾根だと楽しみは半減するので安全面を考慮しつつ悩ましいところです。

大岩山北西尾根、雨乞岳西尾根は樹林帯なので基本的には展望のない尾根ですが、数カ所ある展望地からの景色は甲斐駒ヶ岳〜鋸岳〜編笠山が普段見られないアングルで、この景色を見られてとても興奮しました！

今回は白州まで来たのである程度歩きたかったので、晴天の中藪尾根3本を景色を見ながらの大満足の山行となりました。

コメント

sunatomo

行きたかったけど、記録を読んで行かなくてよかったような・・・ｗ
やっぱりいい天気でしたねー！この展望見ながら語りたかったです。

kaikairei

sunatomoさん、今回はご一緒出来ず残念でした（泣）
南アルプスの尾根ハンターを趣味にしていると、当然ながら資料の無い尾根に巡り合う事があり、最初は怖いと思っていたけど今となればパウダースノーのようで贅沢に感じるようになりました。
ただ、資料の無い尾根はsunatomoさんがガンガン行っちゃうんですよねー。これはこれで、めっちゃ助かってるんですけどね！
今回の桧尾根は短い区間スリリングでしたが、今まで散々変な尾根歩いてるsunatomoさんならなんら問題ありません！

DIY

こんにちわ！
この距離を日帰りですか？！　　凄いな！
それもピーク2つとは、、、私なら釜無川出たところで絶対力尽きます、、（泣
神宮川桧尾根！　何やら楽しそうな？恐ろしそうな？　
いい情報いただきましたので、どこかの尾根とつないで周回検討したいと思います（1泊で！）
今後も参考にさせていただきます

kaikairei

DIYさん、おひさしぶりです！
雨乞岳と大岩山の尾根は他に記録が無いのでDIYさんの記録を何度も読み返し、以前からコース難易度の評価を信頼しているので、とても参考になりました！ありがとうございます。
桧尾根の土壁はなかなかの斜度でしたが、嫦娥岳や離山に比べたら全然平和な部類なので拍子抜けかもしれません（笑）
機会があったら是非歩いてみてくださいね。