芦ヶ久保駅〜大野峠〜丸山〜札所四番金昌寺〜西武秩父駅
- GPS
- 06:01
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 912m
- 下り
- 971m
コースタイム
天候 | 晴れ。気温-2℃〜10℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
【復路】西武秩父駅 13:38発⇒HOME |
コース状況/ 危険箇所等 |
トイレは芦ヶ久保駅、県民の森の事務棟脇にあるユニット・トイレ1台、金昌寺のみです。県民の森は冬季間(12月〜2月)閉鎖されるための措置のようです。唯一(?)使用可能なユニット・トイレは汲み取り式なので、貴重品を落としたら大変な事に成ってしまいます。使用にあたってはくれぐれもご注意ください。 ◆コース概況◆ 【芦ヶ久保駅〜大野峠】 赤谷集落までは舗装道路歩きですが、歩道が有るのでダンプの排気ガスとバイクの爆音さえ我慢すれば安心して歩けます。赤谷集落から大野峠までは明瞭な峠道で迷う心配は一切有りません。 【大野峠〜丸山】 しっかりした道が付いていますが、丸山頂上の500mほど手前で伐採作業がかなり進んでおり、新しく作られたブルドーザー用の道の他に元々の防火帯のハイキングコースへもブルドーザーが進入して、ブルドーザーの轍が交錯して以前より大分わかりづらく成っています。 【丸山〜札所四番金昌寺】 県民の森より一度車道へ出て、再び山道に入れば落葉広葉樹の中の道が続き、踏み跡が雨でU字状に抉られた中に落ち葉がかなり重なって、足を置く場所の状態が全く見えません。私はU字状の底の石が見えずに、足の置場が悪くて何度か足首を捻りそうに成りました。落ち葉の山道とは聞こえはロマンチックですが、まだ雪で隠れている道の方が歩き易いと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25,000地形図 1 秩父・正丸峠
昭文社 山と高原地図 1 奥武蔵・秩父(2014年)
方位磁石 1 シルバコンパス
トレッキングポール 1 収納袋共
雨具 1 レインスーツ
緊急シート 1 寝袋タイプ
携帯電話 1 SOFTBANK
単眼鏡 1
カメラ 1
メモ帳 筆記用具共
携行食 カロリーメイト、飴等
救急セット カットバン等
健康保険証 運転免許証共
着替え スタッフバッグ共
タオル
ゴミ袋
飲料水 0.5リットル
ツールナイフ 1
ヘッドライト 1
アマチュア無線機 1 144、430Mhz
予備電池 1 ヘッドライト用
GPSナビ 1 ヤマナビ2.5
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感想
07:24芦ヶ久保駅着の電車から降りた乗客はハイカーが3人だけ。他の2人のハイカーは日向山経由で丸山に向かうのか、駅から西側へ向かったようだ。1人だけで駅前売店東側の階段を降りて、横断道路を渡って299号線を東へ向かう。気温計を見たらマイナス2℃を指しているのに、登校中の小中学生は誰一人として外套を着用していない。こちらはポリエステルの厚手シャツの上にダウンベストを来て、そのまた上にマウンテンパーカを来ても寒いと言うのに…
寒いので早歩きで子供たちの脇を通り過ぎる度に、「おはようございます」と元気に挨拶される。さすがに中学生は挨拶をしないが、小学生の児童は間違いなく元気に挨拶をしてくるので、丁寧に挨拶をお返ししなければならない。しかし学校は駅の直ぐ近くなので、あっと言う間に静かな1人歩きに戻る。
赤谷集落から299号線に別れを告げてようやく一安心。早歩きで多少は身体が温まったので、あとはゆっくりと峠道を登って行くだけ。峠道を歩いているうちに段々と身体が熱く成って来て、標高を稼いでは1枚づつ衣類を脱ぎはじめて、大野峠の直下ではTシャツ一枚だけに成っていた。しかし大野峠の東屋で小休止したら直ぐに身体が冷えてきたので、慌てて脱いだシャツを着て登高を再開する。
大野峠から木製階段を登り切った所にあるパラグライダー離陸場に着いたら、川木沢ノ頭越しに日光連山と日光白根山が見える。この眺望を見ただけで丸山からの大展望に期待が膨らむ。気持ちの良い防火帯の山道を進んでいたら、遠くからチェーンソーの音が聞こえて来た。丸山に近づいたら頂上の500mほど手前で伐採作業が行われていた。今朝、芦ヶ久保駅で同じ電車で降りたうちの1人とその場ですれ違い、その方が「あれぇ?こんなに木が切られて有りませんでしたっけ?」と、私に向かってボヤきながら大野峠の方へ歩いて行かれた。そこから直ぐに丸山頂上にある立派な展望台に到着。
展望台は貸切状態だったので、10分以上写真撮影と単眼鏡での山座同定をして楽しむ。もう少し空気が澄んでいたら日本アルプスも見えたかも知れないと思うと、今の時期より空気が冷え込んで乾燥する、2月の快晴日に又来てみたいと思った。展望を満足するまで楽しんでから県民の森へ向かう。
途中、県民の森でトイレを借りようとしたら、全てのトイレが頑丈に閉鎖されていた。金昌寺へ向かう出口手前にある事務棟脇のユニット・トイレが、唯一閉鎖されていなかったので、無断だったがやむを得ずお借りしてホッとする。
県民の森から金昌寺へ向かう途中で、大棚山と言うピークが「山と高原地図」に記載されているので、行き掛けの駄賃では無いが頂上に寄ってみたくなった。地図では頂上がルートから外れているので、地図上で717.9mPの250m東側から、木ノ子茶屋へ南下するルートがあり、そのルートが尾根を越える場所から尾根筋を西へ向かえば辿り着ける。しかし、ようやくその近辺に辿り着いてから、10分ほど三角点埋設柱もしくは山名札を探し回ったが見つからない。仕方ないので頂上とおぼしき場所の写真を撮影して尾根をそのまま西へ下った。(写真参照)
そこからは単調な下り道だが、ルート南側にトラロープで立入禁止表示をしており、何かの大きなモニュメントが有る場所、小さな愛宕神社、獣害防止網の扉などを通り過ぎて、札所四番金昌寺の裏手の墓地最上部へ出た。札所四番の観音堂で安全ハイクの御礼をしてからバス停に着いて、バス時刻表を見たら西武秩父駅行きのバスは出たばかり。仕方なく約4kmの舗装道路を歩いて西武秩父駅へ向かった。ようやく駅の改札前にある電光掲示板前に到着したら、飯能行き普通電車の出発まであと3分しか無い。
普通であれば家族へのお土産の「秩父餅」や「しゃくしな漬け」等と一緒に、電車内で一人打ち上げをするためのビールや地酒ワンカップを仲見世通りで買うのだが、時間が無いので何も買い物をせずに、改札を抜けてから走って電車に駆け込み、電車の中で自宅から持参した缶ビールを飲んで一人打ち上げをする。前回に引き続き自宅から缶ビールを持参して大正解であった。少なくとも冬季間は必ず缶ビールだけは持参しようと、自らに固く誓って本日のハイクはおしまいとなった。
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